ダグラスって可愛いと思う。
エルフィールこと私エリーはそう思う、
先日の事なんだけど、購買部で材料が安かったので大量につい買い込んでしまった、
ふらふらと街中を歩いていたら荷物が急に軽くなった、
何があったのかと思えばノルディスだった、
荷物を殆ど持ってくれていた、
私が「悪いよ」と言ったら、
「大丈夫、僕も最近採集とかで体力付いてるからこれくらい平気平気」
そう言って笑った、
ちょうどその時ダグラスが歩いてきた、
「お前ら何やってんだ…?」
そう不機嫌に言いながらノルディスをジロリと睨んだ。
でもノルディスはその視線を物ともせずに
「エリーが大変そうなので手伝ってあげているんですよ」
と返した、
「そうか…」
そう言いながら振り向き歩いていった、
その背中にノルディスは、
「お仕事頑張ってくださいねー!」
と声をかけた、
ダグラスはピタリと歩みを止めたけれど振り返らずに去っていった、
その背中には明らかに不機嫌なと言うか危険なオーラが漂っていた。
そして夜、町が眠りにつく頃にいつもどうりノックの音が響いた。
ダグラスだった、とても不機嫌そうな顔をしていた。
二階に上がり寝室に入る、
ダグラスは強引にベットに私を押し倒してきた、
そして強引な愛撫、そして…ゴニョゴニョ…(恥…)。
ダグラスは乱暴さが男らしさだと思っている、
そう、いつもこのときに乱暴なのは自分はノルディスより凄い、
とアピールしているのだ、
恐らく昼間のあの件だろう。
私がノルディスと一緒にいるのを見て嫉妬しているのだと思う、
ノルディスはただのお友達、彼はアイゼルと付き合っているのに、
それなのに不安みたいである、
こんな事しなくても私はダグラス一筋なのに、
本人に直接そう告げた事もあるのに、
やっぱり乱暴なのである。
必死なダグラスはとても可愛い、
だから今夜も私はなすがままにされる事にする。