「ねえ、エリー・・・」  
アイゼルは顔を赤くしてエリーを見つめた・・・。  
「ど、どうしたの?」  
エリーが返すと、アイゼルははにかみながら言った。  
「私、ノルディスのことが・・・好きなの!」  
こう言ったアイゼルの顔に緊張の色が走る。もしかして、エリーも同じだったのだろうか・・・?  
だとしたら、これを言ってしまったら、今のエリーとの関係にひびが入ってしまうかもしれない・・・  
でも、アイゼルは言ってしまった。不安な表情でエリーを窺う・・・  
エリーはにこっと微笑んだ。  
「やっぱりそうだったんだね!がんばって、あたし、応援するよ!」  
「エ、エリー・・・」  
緊張の糸が解けたのか、アイゼルの瞳から、一筋の涙が頬に伝わる・・・。  
「ありがとう・・・、ほんとにありがとう・・・」  
アイゼルはエリーの胸の中で泣きだしてしまった・・・  
「さあ、そうと決まったら、さっそく実行だよ!」  
エリーは立ちあがってドアのほうに歩き出す・・・  
「エ、エリー?」  
半ば呆けたようにアイゼルはエリーを見つめる・・・  
「何ぼーっとしてんの!恋する乙女は、実行あるのみよ!」  
「な、何をするの?」  
「決まってんじゃない!今からノルディスを呼んでくるから、そこで待っててね!」  
エリーはドアを開けて外に出た・・・。  
 
「こんにちは、ノルディス。」  
「やあ、エリー。どうしたんだい?」  
エリーはアカデミーに行く途中でノルディスに会った。  
「あのね、実は・・・。アイゼルが、どうしてもノルディスにあげたい物があるから、ノルディスを  
呼んでくるように言われたんだ。」  
「えっ、アイゼルが・・・?何だろう・・・?」  
ノルディスの頬がわずかに赤く染まった・・・。  
(やだっ、ノルディスもまんざらではないんじゃない・・・うふふ♪)  
「それで、今アイゼルはどこに?」  
「あたしの工房にいるよ♪」  
エリーはノルディスの袖を引っ張った。  
「さあ、早く、早く〜っ!」  
「わ、わかったから、そんなに引っ張らないで!」  
 
「じゃあノルディス、あたし達はちょっと準備があるから、ちょっといすに座って待っててくれる?」  
エリーは工房の1階のいすにノルディスを座らせると、2階に上がった。  
ノルディスの耳に、やがて二人の言葉のやり取りが聞こえた・・・  
(え〜っ!そ、そんな!・・・恥ずかしいよう・・・)  
(何言ってんのよっ!恋する乙女なら、実行あるのみよ!さあ、がんばって!)  
(で、でも、この格好・・・)  
(うふふ♪すごく綺麗よ、アイゼルv)  
やがてエリーの呼ぶ声がした。  
「ノルディス、上がってきて。」  
ノルディスはやや緊張の面持ちで階段を上っていった・・・  
 
「ノ、ノルディス・・・」  
アイゼルは黒くて長いマントを身に着けていた。  
「見せたいものって・・・?」  
ノルディスが緊張の面持ちでアイゼルを見つめた・・・。  
「あ、あの・・・」  
もじもじして言葉が続かないアイゼルを、エリーが促した。  
「さあ、ノルディス!しっかりと見てね!」  
エリーは勢いよくアイゼルのマントをはぎ取った。  
「きゃあっ!」  
アイゼルが思わず悲鳴をあげる・・・。  
「うわわっ!」  
ノルディスも思わずのけぞった・・・。  
ノルディスの目の前には、年頃の少女の美しき裸体・・・。  
アイゼルの身体を隠すものは、もはや何もなかった・・・  
「・・・・・・恥ずかしいよう・・・・・・」  
アイゼルは顔を真っ赤にしてうつむいた・・・  
「ア、アイゼル!何でこんなことを?」  
ノルディスの口調に思わず反論したのは、アイゼルではなく、エリーだった。  
「何を言ってるの!アイゼルはね、今日のこの時のために、一生懸命美をみがいてきたんだよっ!  
それこそノルディスのことをひたすら想い続けながらね!」  
「ア、アイゼル・・・。そこまで僕のことを・・・。」  
やがて、アイゼルの口から、ようやく言葉が出た・・・  
「ノルディス・・・、これが、今の私の・・・すべてです・・・」  
ノルディスはゆっくりとアイゼルに歩み寄った・・・。そして、真っ赤に火照るアイゼルの頬を  
両手で優しく撫でると、そのまま唇を重ね合わせた・・・。  
「あ・・・」  
「アイゼル・・・すごく・・・綺麗だよ・・・」  
「ノルディス・・・うれしい・・・」  
 
アイゼルの頬に涙が伝わる・・・  
ノルディスはそのまま、アイゼルを抱きしめた・・・  
そして、不意にエリーのほうを向いて言った。  
「エリー、部屋を借りるよ。」  
「もっちろん!そのために、ここに連れてきたんだから。じゃあ、がんばって!」  
 
アイゼルがベッドに横になると、ノルディスもゆっくりと身体を並べた。  
そして首筋を強く抱き寄せると、アイゼルの顔に口づけする・・・  
「アイゼル・・・すごく・・・美しい・・・」  
ノルディスの言葉に、アイゼルは思わずため息を漏らす・・・  
「あん・・・」  
まるで熟れた果実のように、ノルディスの腕の中でアイゼルが満開になる・・・  
そのやわらかい両胸に、ノルディスの手が包まれていく・・・  
「やわらかい・・・これがアイゼルの・・・女の子の身体なんだね・・・」  
手のひらが動くと、アイゼルの身体はますます熱くなる。  
「ああん・・・ああ・・・あああん・・・」  
アイゼルの鳴き声が部屋中にこだました・・・  
「す、すごいわ・・・」  
いすに座って眺めていたエリーも、無意識に自分の胸を触っていた・・・  
 
アイゼルの両胸に咲く二つの赤い花・・・  
ノルディスが口に含むと、濃厚な汗の香りを放ちながら、固くふくれあがる・・・  
「この花は、僕のために咲いてくれたの?」  
ノルディスの質問に、アイゼルは、まっすぐな瞳でノルディスを見つめた・・・  
「そこだけじゃないわ。私の、私のすべてが、あなたのものよ・・・」  
瞳を潤ませながらアイゼルがつぶやくと、ノルディスの身体がいきなりアイゼルに馬乗りになった。  
「アイゼル、僕は、僕は!君をめちゃくちゃにしたい!」  
「して!私を、めちゃくちゃにしてっ!」  
ノルディスはそのまま服をすべて脱ぎ捨てた。そして、エリーのほうを向いた。  
「エリー、たたんどいて。」  
「はいはい♪」  
ノルディスのやや無礼な頼みにも、エリーは快く応じた。  
(こんなすごいシーンを見れるんだから、このくらいお安い御用よ。)  
 
ノルディスがアイゼルの両足を持って広げると、その中央部に、芳醇な蜜を放つ花が咲いている・・・。  
「このすべてが、僕のもの・・・」  
ノルディスは口をつけてアイゼルの蜜を吸い始めた・・・  
「ああ、ああ〜!」  
ノルディスの舌が踊るたびに、アイゼルの花びらから、濃厚な蜜が止め処もなくあふれる・・・  
「んああっ!あああっ!ふあああっ!」  
アイゼルは人目もはばからず鳴き続けた・・・  
 
突然、アイゼルの花びらに固いものが当たる・・・  
「な、何?」  
アイゼルが見ると、ノルディスの大きなシンボルが今まさにアイゼルの花びらを突き破らんとしている・・・  
「ぐぐぐ・・・!」  
ノルディスは思いっきり力を込める・・・  
その後ろから、エリーが覗きこんでいた。  
「がんばってアイゼル!あと少しだよ!」  
エリーの声援を背にして、ノルディスのシンボルがゆっくりとアイゼルを貫いてゆく・・・  
ぶちぶちぶち・・・!  
花びらがまるで種を飛ばすかのように弾けた。  
「くああああああああっ!」  
アイゼルが獣のような悲鳴をあげた。  
そしてノルディスはついに根元までアイゼルに入りこんだ・・・  
わずかな血とともに、大量の蜜が熱を放ちながらノルディスのシンボルを包み込んでいる・・・  
ぐいぐい。  
ノルディスが動くたびに、アイゼルが悲鳴をあげる・・・  
「ひいいいいいいいっ!ひあああああああああああっ!」  
アイゼルの瞳から涙がこぼれる・・・  
「ごめん。痛かった?」  
「うん、でもいいの。私、ノルディスのことが大好きだからっ!!!」  
そのままアイゼルはノルディスの首の後ろに両腕を回して抱きしめた・・・  
「動いていいよ」  
「アイゼル・・・わかった。」  
ノルディスのシンボルが、アイゼルに包まれたまま、激しく動き出す・・・!  
 
ぱん、ぱん、ぱん・・・  
ノルディスの腰が激しく動くたびに、アイゼルの悲鳴が響く・・・  
「す、凄すぎるわ・・・」  
そばで見ているエリーも、思わず自分の股間をまさぐる・・・  
 
その一突き一突きに、蜜を噴き出すアイゼルの花びら・・・  
「くああああっ!くあああああっ!ふあああああああっ!」  
いつの間にか、アイゼルの声は快楽の叫びに変わっていた・・・  
「くっ・・・!す、すごいよアイゼル・・・!」  
「ああっ!ノルディス!愛してる!愛してるーっ!!!」  
「アイゼル!僕、もう・・・!」  
「わ、私も・・・!」  
ノルディスがシンボルを抜こうとすると、突然、エリーが立ちあがり、ノルディスの後ろについた。  
そして、ノルディスの腰を思いっきり押さえつける・・・  
「エ、エリー!?」  
「二人ともがんばって!もうすぐよっ!!!」  
「ああああああああああああああいいいいいいいいいいいいいいいっっ!!!」  
アイゼルの絶叫が響いた。  
そして、ノルディスはシンボルを抜くことができないまま、彼女の奥深くに大量の精を注ぎこんだ・・・  
 
「ねえノルディス。」  
「何、アイゼル?」  
「ノルディスは気持ちよかった?」  
「うん、すっごく!アイゼルは?」  
アイゼルはくすっと微笑んだ。  
「私も。ねえノルディス、私達って、相性ばっちりだったのね。」  
「うん、僕も、そう思う。」  
ノルディスとアイゼルは寝転がったまま、互いの手をずっと握りしめていた・・・  
 
 
数ヵ月後・・・  
 
ザールブルグの町外れに、二人はいた。  
「アイゼル、どうしたの?こんなところに呼び出して・・・」  
アイゼルが不安そうな眼差しでノルディスを見つめている・・・  
「あ、あのね、ノルディス・・・」  
ノルディスは真剣な表情でアイゼルを見ている・・・  
「じ、実は・・・」  
「どうしたんだい?はっきり言ってごらん。」  
ノルディスが促すと、アイゼルは話し始めた・・・  
「私のお腹の中に、赤ちゃんがいるみたいなの・・・」  
「えっ!?・・・それって・・・」  
「できちゃったみたいなの・・・」  
ノルディスは何も言えずに立ち尽くしていた・・・  
「ノルディスが嫌なら、私、この子のことはあきらめるわ。でも、どうか、私のことは捨てないで!」  
アイゼルの瞳から涙がこぼれた・・・  
ノルディスはそっと涙をぬぐうと、アイゼルの耳元にささやいた。  
「心配ないよ、僕達の愛の証なんだから。大事に育てていこうよ。」  
ノルディスは優しくアイゼルのお腹を撫でた。  
「ここに、新しい命が宿っているんだね。僕と、アイゼルの・・・」  
「ノルディス!」  
アイゼルはノルディスの胸にすがりついて泣きはじめた・・・  
「アイゼル!」  
ノルディスは優しくアイゼルを抱きしめる・・・いつしか、ノルディスの瞳からも涙がこぼれている・・・  
「アイゼル・・・、結婚しよう・・・」  
「ノルディス・・・ノルディス・・・」  
二人はその場で、誓いの口づけを交わした・・・  
 
「わあ、かわいい♪」  
クラスメートに囲まれたアイゼルの腕の中で、すやすやと眠る赤ん坊・・・  
 
この異例の事態に、アカデミーは騒然となったが、ドルニエ校長の特別な措置により、  
二人ともアカデミーに残ることが許された。  
「まったく、困ったもんだわ。」  
イングリドがふうっとため息をつくと、ヘルミーナがそれをせせら笑う。  
「イングリドは知らないでしょうけど、これが生命の輝きなのよ・・・ふふっ・・・」  
「そのぐらいわかります!でも、動物じゃないんだから、ちゃんと分をわきまえないと・・・」  
ヘルミーナはイングリドを無視して、アイゼルのほうに歩いていく・・・  
「アイゼル。」  
「は、はい、先生!」  
「ちょっと抱かせてもらえるかしら。」  
「えっ、あっ、はい!」  
ヘルミーナがアイゼルから赤ん坊を受け取ると、赤ん坊はにこっと笑った。  
「おーよしよし。」  
アイゼルはじめその場にいたクラスメート達も驚いている。  
ヘルミーナが初めて見せる満面の笑み・・・  
まるで我が子を慈しむようにおだやかな表情・・・  
(これが、ヘルミーナ先生の本性だったのね・・・)  
アイゼルは意外に思った。  
 
「おーい!」  
声のしたほうを見ると、ノルディスが走ってきた。  
「ほら坊や、お父さんよ♪」  
ヘルミーナは赤ん坊をそっとノルディスに手渡した。  
その直後・・・  
「ほぎゃああああっ!ほぎゃあああああっ!」  
「あら、泣いちゃったわね・・・」  
「やれやれ、まいったなあ・・・ははは・・・」  
ノルディスは照れ臭そうに頭をポリポリ掻いた。  
 
おしまい  
 

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