ヴィオ「はぁ…はぁ…。」
ロード「気持ちいい?ヴィオ。」
ヴィオ「き、気持ちいいよ、ううっ。」
ロード「強がりだね、ヴィオは…。」
ヴィオ「そ、そんなことないよっ、まだイける…。」
ロード「やっぱり生きてる縄を使うのはきつかったかな。」
ヴィオ「そんなことないよ…ほら、もうこんなに昇りつめてるもの。」
ロード「フフ、元気だね、ヴィオは。でもココからが本番だよ。」
ヴィオ「だ、大丈…夫、だよ…あぁっ!」
ロード「本当に大丈夫?ヴィオ。」
ヴィオ「痛い…縄がこすれて血が…」
ロード「辛かったらやめてもいいんだよ?」
ヴィオ「ココまで来てやめられないよ…あっ!」
ロード「大丈夫?最後まで耐えられる?」
ヴィオ「はぁっ、はぁ あ、ふ…ぅ」
ロード「さぁ、ラストスパートだ、行くよ!」
ぶつっ、 ぶちぶち…
ヴィオ「あっ、そんな、縄が、だめ、あっ、こ、こんなの初めて…ぇ、
うわ、だめ、私…私っ、堕ちちゃううっ〜〜!!」
ロード「大丈夫だ、ヴィオ、僕がしっかり抱いててあげるから…。」
ヴィオ「うっ、うわぁ、もう、だ…っめ…」
ロード「ヴィ、ヴィオ…そんなに動いたら、僕も…限界…うっ!」
ぶちん。
ひゅるるる〜どさっ!
ロード「イタタタタ…だから槍が峰を生きてる縄で登るなんてやめようって言ったのに…。ほら、手も縄ですりむいてこんなに血が出てる。」
ヴィオ「う〜ん、まさか途中で生きてる縄がちぎれて落ちるなんて、こんなこと初めて。」
ロード「大体、僕が支えようとしてるのにヴィオがあんなに暴れるから。」
ヴィオ「へへ、ごめーん、慌てちゃって…。でも、言ったとおり空気が気持ちよかったでしょ?」
ロード「ほんとに強がりなんだから、ヴィオは。」
ヴィオ「さぁ、もう一回チャレンジしようか!」
ロード「フライングボード作ってから出直そうよ…。」