パチ…パチ…
リリー、イルマ、テオの三人は最終を終え焚き火を囲んで食事をとっていた
「今日も大量だったな」
「そうねー、いつもこうだといいんだけれどね…」
「大丈夫よ、明日の運勢はかなりいいみたいよ」
タロットカードを繰りながら言うイルマ、
「そうなんだ、嬉しいな」
にこにこ微笑むリリーに思わず見とれるテオ、
「あれ、どうしたのテオ」
「な、何でも無いよ!」
顔を真っ赤にして慌てて横を向くテオ、
「ねぇ、リリーもうミルクいいんじゃない?」
「あ、そうね」
火からポットをおろし各々の湯呑に注ぐ、
テオの湯呑にはリリーは何かを入れた。
「あれ、姉さん、何を入れているんだい?」
「これはね、テオは甘いのが好きでしょう?
だから蜂蜜をいれたのよ」
憧れの女性の気遣いに感動するテオ、
嬉しそうに湯呑を傾けた。
「あ、甘くて美味しいよ、姉さん!」
「ふふふ、ありがとうテオ」
「あー、いいなーテオ」
そう言って笑う少女達は妖しい笑みを浮かべたような気がした、が、
嬉しそうにミルクを飲む少年が気づく訳がなかった。
夜もふけて草木も眠る時間の頃、テオは違和感を感じて目を覚ました。
「うーん…」
寝惚けたまま体を起こそうとする、
が、手足に根っこが生えたように体を起こす事は出来なかった。
「……!?」
一気に目が覚め、首を手のほうに向ける、
信じられない事にテオの両手首は頭上で結ばれ地面に張り付けてあった、
慌てて足も見るが足も同じようになっていた。
「な、何だよこれ!」
「あら、目が覚めたの」
「リリー、もう少し目を覚ますのは後じゃなかったの?」
「この位は個人差よ」
張り付けにあっている自分を見て全く動じない二人は明らかに変であった、
「姉さん、イルマ!
これはどういうことなんだよ、解いてくれよ!」
「それはだめよ」
悪ぶれる事も無くしれっと答えを返すリリー、
「何でだよ!?」
「それはね…」
横から熱っぽい目をしたイルマが続けた、
「テオが可愛いからつい悪戯をしたくなっちゃたのよ…」
イルマはテオの胸をはだけさせ指でなぞった、
「うっ…」
胸をなぞられる妖しい感覚にテオは思わず声をあげてしまった。
「ほら…、可愛いわ…」
「私達がこんな事をするのもテオが悪いんだからね?」
「何でだよ!なんで俺が悪いんだよ!?」
リリーの思いもよらぬ言葉に憤慨してしまうテオ、
「だって…、貴方、意気地なしなんだもの…」
唇に指を当て可愛らしく笑うリリー、
「何で俺が意気地なしなんだよ!?」
「こんなに可愛い女の子が二人も居るのに貴方何もしないんだもの…」
「それって女の子に失礼だよねー、自信無くしちゃうよ」
「本当よね」
ねー、と声をそろえる二人、その隙に必死に抜け出そうとするテオ、
「駄目よ、その縄は切れないわよ、
でもイルマ、テオっていつも私の胸を見ているんだよ」
「そうなんだー」
「よくちらちら見るんだよ」
「リリーの胸大きいからねー、
ね、テオ、もっと自分に正直になろうよ?」
「姉さん!いいから離してくれよ!
それに正直って何の事だよ!!」
「そうね…、例えば私が昨日水浴びをしていたときかな?」
「…!」
「最初は…、ストルデル川で水浴びをした時ね」
「そ…、それがどうしたって言うんだよ!?」
「テオってば、それ以降私が水浴びする時必ず覗きに来ていたわよね?」
「そ、それは…」
「駄目って言っているわけじゃないのよ?
テオだってお年頃の男の子だもんねー、
女の子の体に興味あるのは当然の事だよ」
「それにね…、あなた覗いているとき一人でシテいたでしょう?」
「う…」
「昨日私とイルマが水浴びしていている時ふざけあったとき
いつもより激しかったわね…」
気付かれていないと思っていた覗きがばれていた、
それどころか秘密の行為すら全てばれていたのか、
と思うと顔から火が出るような思いだった。
「だ・か・ら、待っていたら何時になるかわからないから
私達が手伝ってあげようと思って、
もう!魔人も倒したからもっと自分に自信持って良いのに…、
せっかくだから私達が全てやってあげるわ…、
ね?イルマ」
「そうよ、テオはじっとしていればいいの…、
全て私達がやってあげるから…」
リリーはテオに軽くキスをして下着を脱ぎテオの口に押し込んだ。
「静かにしていてね?」
ズボンをずらすと完全に大きくなったモノがそそり立っていた。
「あら…、もう大きくなっているのね、期待していたの?」
小悪魔的な笑顔でそれを見つめるリリー、
見つめられて耳まで真っ赤になるテオ、
「わー…、可愛い顔なのにこっちは立派なんだね…」
驚いたようにちょん、とモノをイルマは突付いた、
「ムグ…」
その感覚に身悶えするテオ、
「でもやっぱりテオのだけあって可愛いな」
そう言いながら二人は服を脱ぎ全裸になった、
「どうかしら?綺麗?」
「こっそりでなく、よく見ていいからねー」
ほっそりとしているが出る所はしっかりと出ていてバランスの取れた身体のリリー、
南方特有の均等の取れた色っぽいスタイルのイルマ、
心では駄目だと思いつつ裸体に釘付けになる目線、
いつもは遠くからこっそり覗きこむのでよくは見えなかったものが
テオの前で惜しげも無くさらされた。
「ね、リリー、先にいい?」
「うん、いいわよ」
「…?」
「じゃあ、いただきまーす」
ぞくり、と、テオのモノに生暖かい舌が絡み付いた、
「ん、ん…、おいしいわ…」
丹念にテオを舐め回すイルマ、その舌の這う感覚に早くも達してしまった、
大量の精液がイルマに降り注ぎ全身を汚す
「ん!早いなぁ…、でもテオのミルクおいしいわ…」
うっとりとした顔で手に付いた精子を舐め取る、
「あ…、本当においしいわね…、濃くってとてもいいわ…」
イルマの胸に付いた精液を舐め取るリリー、
「ン…!乳首は弱いんだから駄目だよ…」
その言葉を無視して舌を尖らせ尖り出した乳首を突付き続ける、
「ああ…、駄目だってリリー…」
突付くだけでなく舐めたり、歯を立てたりする、
イルマはその責めをじっと耐えたが限界が来たようだ、
「だ、だめ…、あああああー!」
弱点を攻められ続け果ててしまうイルマ、
「ハァ、ハァ、リリー…」
恨めしそうだが満足げな視線を投げかける。
「ごめんね…、どろどろになったイルマ可愛かったんだもん
それでね…、つい襲っちゃったのよ」
そう言いつつキスをする、
少女の痴態を見てテオのモノは再びはちきれんばかりになっていた。
「ふふふ…今度は私の番ね…」
大きくなったテオのモノを見てリリーは妖しい笑みを浮かべた。
「行くよ…、テオ…」
リリーはテオの上に跨り一気に腰を落とした、
「んぐぅ!」
初めて入る女性の中の感覚に驚き思わずうめき声を上げてしまう、
自分でするのより良いのは言うまでもなく、
予想していた感覚、いや、快感とは比べ物にならないものだった、
動いてもいないのに熱く絡みつき、搾り取るような感触、
今まで拒んでいた気持ちなど最初から無かったかのように消え去った。
リリーはテオの口から下着を抜き取り首に手を回し
軽くキスした後に妖しく微笑みながら耳元で問い掛けた、
「ね、自分でするのと私の中、どっちがいい?」
「あ…? あ…、姉さんの方が…」
凄まじい快感を与えられているせいか、ろくに舌も回らずたどたどしく答えるテオ、
完全に自分に酔っているのを見て嬉しそうに言った、
「ありがと、テオ、お礼にもっと気持ちよくしてあげるわ」
ぐっ、と腰に力をこめる、
「ああうっ!」
締め付けが強くなり悲鳴にも似た歓声を上げる、
「どう…?」
快感のあまり答えるのももどかしいのか首を必死に縦に振る、
絞り上げるような快感にテオはもう限界だった、
「ああぅっ!!」
予告も無くリリーの中に放ってしまった。
「きゃっ!…ってもういっちゃったの?」
「姉さんの中、凄く…」
息も絶え絶えにテオは呟いた。
「ふふっ、じゃあこれから動くね」
嬉しそうに微笑みテオに告げた、
テオはこれから起こるであろう快感に身を震わせた。