「最初から素直にそう言えば良かったザマス  
 聞き分けのいい娘には特別なプレゼントをさしあげるザマス!」  
最初からさもそうとりきめていたかのように婦人の言葉がとぎれると同時に、  
屈強な男がアニスの脚を抑え、ローブと下着を引き裂いていく。  
肉感のある一本の縦筋が露わになり、アニスの顔が恐怖に歪む。  
「や…止めて下さい……薬は飲みますから…」  
「もちろんちゃんと飲んでもらうぜ…こっちのおクチでなだ!」  
男は白く伸びた脚を大胆にひっくり返し、アニスのお尻が天井に向き合う。  
甲高い悲鳴に対し不快そうな表情をしたまま婦人はアニスの菊座に漏斗を差し込み、  
グラスから漏斗へと媚薬を流し込んでいく。  
「いやぁぁぁ!!止めてぇ!」  
彼女の悲痛な哀願も空しく媚薬は全て彼女の腸内へと染み渡り、  
アニスは肛門が熱く、ひどくむずむずする感覚に襲われ始めた。  
「この薬は腸内で吸収するのが一番効くんザマス  
 さて、あなたはどんな痴態を晒してしまうんザマショ」  
「いやあぁ……」  
 
男はアニスの脚の束縛を解き、蕩けきった顔をしたエリーに視線を向けた。  
「おい嬢ちゃん、弄って欲しいんだろ?こっちへ来な」  
「ひゃい…」  
股間に手を伸ばしたままふらふらと寄ってくるエリー。  
「嬢ちゃんだけ気持ちよくなるなんてずるいよなぁ?  
 だからこっちのちっこい嬢ちゃんのお尻の穴を気持ちよくしてやってくれ  
 そしたら弄ってやるよ」  
「エリーさん…お願い…」  
「ごめんね…アニス…ごめん…」  
徐にアニスの菊座に指を入れ、痛くないように優しく挿入を繰り返す。  
その間もう片方の手では自分の陰部をまさぐっている。  
「んっ……やぁ……」  
「ハッハッハ!自分の快楽のために可愛い後輩を売っちゃったか!」  
男達の罵りが良心に痛く突き刺さる。  
アニスが痛くないようにすることがせめてもの優しさだった。  
その気持ちを察したのか、次第に肛門の抵抗も緩くなり挿入もスムーズになる。  
アニスは自分の呼吸が粗いのを自覚する余裕がでてきた。  
「アニス…四つん這いになって……もっと気持ちよくしてあげるから…」  
「え…」  
拒否の意思が一瞬表面に浮かぶ。  
しかし、彼女の中で渦巻く沈黙の葛藤の後、臀部をエリーの方へと差し出した。  
エリーの手がアニスのほどよく肉付いた尻をかきわけ、中断された愛撫の続きを待つ菊座に舌を伸ばした。  
ぱくぱくした肛門が彼女の舌を受け入れる。  
「いっ…ひゃめ…ェ…」  
 
「よーし、ちゃんと後輩をかわいがってるご褒美だ」  
じっと二人の痴態を眺めていた男がそそり立った一物をエリーの陰部に押しつける。  
「あぁっ……!!きて…来てぇ!!!」  
「そんなに欲しかったのか…このスキモノが………ほらよ!」  
「あっひいいいいぃぃぃん!」  
剛直がエリーの膣内を一気に貫く。  
ピストンのたびに結合部からは愛液が溢れ、床に液溜まりを作る。  
刺激に満たされて顔を恍惚に染めるエリー。  
一方、アニスは満たされぬ気持ちで頭がいっぱいになり、意図せずに胸の先と菊口に手を伸ばした。  
可憐な指先がくちくちとはしたない水音を立てる。  
「お嬢ちゃんもすっかりお尻が大好きになったのかい?」  
アニスは自分が快感に飲まれつつあることを男の一言で気づかされた。  
ほんの少し恥ずかしさが疼きを上回り、目からは涙があふれ出た。  
「何も泣くことは無い、すぐにアンタもあの二人みたくこれナシじゃいらんなくなるぜ」  
下品にニヤついた男はアニスの頬に体液に塗れたペニスを押しつけた。  
(いやぁ………気持ち悪い……でも…でもぉ……)  
「お嬢ちゃん、まだ処女だろう?お尻の処女を先に散らすなんて滅多にできない経験なんだぜ?」  
痙攣を繰り返して止まないアナルが視覚から男を誘惑していた。  
「そんじゃ、お嬢ちゃんの初めてをいただくぜ…」  
(ダメ………ダメェェェェ………)  
じょわぁ…  
痛みと快楽と異物感から来る絶頂。  
一度に味わうには複雑すぎるその感覚にまだ汚されてない花からは尿と見まがうほどの蜜を吹き出した。  
 
室内に充満する栗の臭いと肉がぶつかる音。  
横一列に並べられた三人は性の匂いを纏い、延々と打ち付けられる欲望をただただ受け入れるしかなかった。  
「おい、もっとしっかりしゃぶれよ!!」  
「ひゃっ……ひゃってぇ………あそこが気持ちよすぎるのぉ!!!」  
「うるせぇ!口答えすんじゃねぇ!」  
後ろからは周期的に快感の波が押し寄せ、前では口での奉仕を強制されるエリー。  
パツン!  
「ぁひん!」  
後ろの男が奉仕を疎かにしないように尻を叩いて催促するが、  
エリーが奉仕を始めるとピストンを早めて集中をかき乱す。  
この循環が幾度となく繰り返され、エリーのお尻には赤みが差してきていた。  
「そろそろ出すぜ……」  
「お、オレもイくッ!」  
顔面と膣内に白濁がまき散らされ、彼女を卑猥に飾った。  
「よし、また勃ってきたしまたこいつと一発するかな」  
「俺はこっちのオッパイのおっきい姉ちゃんとさせてもらおうか」  
男の目線はマリーの方へと向けられた。  
 
「あぁ……この柔乳がたまんねぇっ……!!!」  
マリーの二つの房が男のペニスを包み込みしごきあげる。  
辛うじて出ている亀頭をマリーの舌がはいずり回る。  
男は乳をやや乱暴につかみ、ぐにぐにと変形させて自分自身を刺激する。  
そうしている間にも下半身では性器同士が擦れ合い、官能を高めている。  
「んん……」  
頬を赤く染め、獣のような呼吸をするマリー。  
「今の恥ずかしい顔をさっきのおまえに見せてやりたいもんだぜ」  
「そんなこと……言わないでぇ…」  
かすかに残った羞恥が微かな抵抗を試みるが、  
その抵抗を崩さんとばかりに男が腰を打ち付ける。  
「やっ!いひぃぃ……」  
「少し腰振っただけでこんなスケベ顔しちゃうんだもんな」  
前後運動が激しさを増し、マリーの喘ぎ声が甲高く響く。  
子宮から快感が神経を駆けめぐっていき、マリーを絶頂へと導いていく。  
「イッ……イックゥゥウ…………ッッ!!!!」  
ビュクッ!!ドクッ…ドクッ……  
マリーの髪が舞い、男とマリーの絶頂がシンクロする。  
「おい、零れてるじゃねーか」  
口から頬へとかかった精液をすくい取った指をマリーにしゃぶらせる。  
ちゅぽんと口が指を離れた様子がまたなんともいやらしいものだった。  
 
「ひぐぅ…………いいいいい!!」  
Mの字に脚を開いたまま床に寝た男と背後の男にはさまれたアニス。  
先ほど開発されたばかりの菊座と、その開発で十分に濡れきっていた性器で同時に性交をしているアニス。  
初めての性交渉で行うにしては度がはずれた行為に彼女は心身共に一番激しい陵辱を受けていた。  
体質が合わなかったのか、薬は彼女の精神を完全に蝕んだわけではないようで三人の中では最も羞恥心が残されていた。  
「お願いします……痛くて苦しいんです……もう止めてください……」  
酷使しすぎたという自覚があるのか、射精を堪能した男達はペニスを引き抜いてアニスを解放した。  
「流石にちょっといじめすぎちゃったかな?」  
どこからか雇われた錬金術師らしい男は不快感をそそる表情でアニスに寄ってきた。  
「こいつらならアニスちゃんも先輩達みたいに気持ちよくなれると思うよ」  
それは蛇のような動きでアニスに絡みつき、アニスが驚く間もなく猿ぐつわの機能を果たした。  
「生きてるナワとおとなのくすりを俺みたいにちゃんと調合するとこんなものが作れるんだぜ?」  
「むうううううううううう!!!!」  
大人の玩具として作られたそれはアニスの身体を這い回り、彼女の肉感を強調するように締め上げた。  
余った縄が触手のように蠢いてアニスの性感帯に襲いかかる。  
「どうです?こういった休憩中のショーは」  
「ハハハハ!さっきより辛いんじゃねーかこれは!」  
天井から吊り下げられ、マリーとエリーに向かって陰部をさらけ出している。  
陰部から尻尾が生えた状態を先輩に見られるのはアニスには耐え難い苦痛だった。  
彼女の口を塞ぐ縄には唾液と涙がしみこんでいく。  
「マリー先輩とエリー先輩に自分がどうなってるか見てもらえて嬉しいのかな?」  
「マリー先輩はもうチンポ以外興味無いみたいだけどな」  
「エリー先輩の方はもう動いてもいないぜ」  
先輩二人はもはやアニスを気にする余裕などなかった。  
しかし、自分の醜態をさらけ出している惨めさが官能と共に高まり、  
水っぽい音と共に縄端が膣内から零れ落ちた瞬間、アニスは絶頂感を味わいつつ床に黄色い液溜まりを広げた…  
 
長く続いた乱交の中で男達の間にはとあるルールのようなものができていた。  
性行為を楽しみたい場合は比較的体力のあるマリーとするというものだ。  
せっかくの状況を長く楽しむためのルールである。  
マリーはもはや惰性で目の前にあるペニスに吸い付いていた。  
自分が誘わなくても誰かが勝手に腰を打ち付けていく。  
長く続いた媚薬の効果が切れた彼女が考えていたのは早く自分たちを解放してもらうことで、  
そのためには抵抗せずに男達の欲求にただ従い、精を出し切らせるほかはない。  
媚薬の副作用なのか、これ以上の打開策を考える力が彼女には欠けていた。  
 
一方、わかめ酒や縄による陵辱など、贅沢な性玩具としての扱いを受けているアニス。  
彼女をオカズにした男達が射精の感覚が近くなったとき、気絶しているエリーの方へ射精するという流れができあがっていた。  
「ここまでザーメン塗れになっちまったらもう弄る気もおきねぇなー………ううっ!」  
噎せ返るほどの精液臭を全身に帯びてもエリーは起きる気配は無かった。  
(私達…そんなに悪いことしてたのかな…)  
快感すら麻痺しきったアニスの頭の中で微かな思考が走った。  
それを最後に、彼女から理性が消えた。  
 
(もうみんな疲れ果ててる……あと少し…)  
そこらじゅうで横たわる男達がマリーの視界に映る。  
しかし…先ほどまでこの醜劇を主催したあの夫人の姿がない。  
先に帰ってしまい、あとは男達に全てを委ねるということなのだろうか。  
そのようなことを考えていた矢先、外気が差し込んできた。  
「夫人の話は本当だったのか……」  
「良かったなボウズ、あこがれのエリーさんがしてくれるなんてよ」  
戸の方を見ると、外から噂をききつけてきたらしい男達が入ってきた。  
「今日はみんな好きにしていいって話らしいな」  
「もうアニスちゃんできあがってんじゃんか…もっと早く来たかったぜ」  
(そんな…そんな……)  
この新しい状況にアニスはこの街にはもう居られないことを悟った。  
目が覚めたエリーの前にまだ皮の被ったペニスを晒す少年が立つ。  
「エリーさんにこんなことをしてもらえるなんて……すごく嬉しいです…」  
三人の眼にはもう、光は残っていない……  
 
 

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