「そこーーーっ!」  
「あっまーーいっ!」  
「弱すぎーーっ!!」  
セラ島に巣くう魔物達を今日もバンバン倒していく私の声が洞窟に反響している…とってもいい気分  
「おいアニー、いい加減にもうやめねぇか?毎日毎日魔物狩り三昧で流石のオレも疲れちまったぜ…」  
せっかくのいい気分に水をさすキルベルトをムッと睨んでから私は魔物達を追うのを止めた  
「流石のオレも疲れちまったぜ…って、キルベルトはフラガラッハで追い払ってるだけじゃん」  
「オレくらいの冒険者になると無益な戦いは避けるんだぜ…切り捨て御免ってやつだ」  
得意顔でキルベルトはまたバカな事を言った  
いつもなら聞き流すんだけど……  
「切り捨て御免って、切ってるじゃん!全然違う意味だから……キルベルト、もうそうやっておバカキャラなふりするのれば?」  
アマリリスさんの前では普通に話してるくせに…  
「アニー…決め台詞に意味なんてもん求める時点で間違ってるぜ!男なら魂で感じろ!そうだろ?アニー」  
「私に同意を求めるなー!ていうか私は男じゃない!」  
「なんだよ…アニーは最近ノリ悪ぃなー」  
こんなやりとりいつもの事なのに、最近はずっと怒ってばかりだ…  
よく分かんないけど、あの二人で話していた所を見てから…  
あの自然なキルベルトを見てから、こっちのニセモノのキルベルトを見る度にムカムカしてしまう  
「アニーは怒ってばっかだなー、どうせ二人っきりの探索なんだからもっと楽しく行こうぜ?  
旅は芋づる世はなんたらって言うじゃねぇか」  
また……またそうやってキャラを作って話すキルベルトに私はすごい苛立ちを感じてしまい  
 
「そうやってキルベルトがバカな事言うから怒ってるんじゃない!  
そんなに楽しくないなら楽しめる人と行けばいいじゃん!アマリリスさんとかさ!だいたい今は…」  
「リリスは!……あの人は関係ねぇだろ」  
「――っ!?」  
自分の口から吐き出した思いと、自然に出てしまったアマリリスさんへの嫉妬に私は驚いた  
何より、さっきまで得意顔してたキルベルトが一瞬怒り、すぐ顔背けて辛そうな表情をしている事が私の胸を締め付けた…  
 
「……分かったよ」  
キルベルトはそう言って洞窟の出口へと行ってしまった  
残された私は足に力が入らなくなり、その場に座りこんでしまった  
 
女冒険者として生きていく事を決めた時  
カイルとビュウには止められ、  
フィズとリーズ姉さんには引かれ、  
ぺぺとハンスとには呆れられた私だけど…  
キルベルトだけは笑ってくれた  
 
「はぁ…キルベルトのバカ……」  
「おう、呼んだか?」  
「ふわぁっ!?」  
驚いて振向くと、そこにキルベルトは立っていた  
「なんでいんの!?」  
「今のアニーには鉄分が足りてねぇんだよ、だからミルクを持ってきてやったんだよ」  
そう言って私にミルク?が入った瓶を渡してきた  
こんな時まで間違えて…でもその単純さが少し嬉しかった  
「ふふっありがとキルベルト……んぐっんぐっ…」  
ミルクは実は苦手なんだけど、私渡されたミルクをすぐに口へと運び、ゴクゴクと飲んだ  
…キルベルトに何の疑いもなく  
「ん?なんかこのミルク変な味するんだけど…それにネバネバするし…もしかして腐ってる!?」  
「そんなわけねぇだろ、今搾って来たばっかなんだしよぉ」  
「へ?この辺りにそんな動物いたっけ?」  
「違うぜ、オレ様のミルクだ!と言ってもこの発達した大胸筋からじゃなくてここからだけど…」  
そう言いながらキルベルトは自分のおちんちんを取り出した  
「ぶほぁっ!!ゲホッゲホッ…な、なんてモノ飲ませんのよ!?つまりコレって…」  
「おおっと、ションベンじゃないぜ、精子だ…と言ってもお子様のアニーには分かんねぇか」  
「知ってるわよそれくらい!キルベルト最低っ!!」  
「意外に知ってたんだな…そう言えばジュリアと一つしか違わないんだっけ?」  
「話を逸らすなーー!こんなモノ飲ませて何考えてんのよ!キルベルトのバカバカバカー!!」  
口のなかにまだねっとりした感覚が残っていて、すぐに口を濯ぎたかった  
不思議なことに気持ち悪いと言うより恥ずかしいと言う気持ちの方が大きかった  
 
「でもカイルのやつが言うには、一部の地域ではせーしもミルクって…」  
「言うわけないじゃん!キルベルトの変態!」  
「そうか、まだ量が足りないから怒ってんのか…じゃあもうひと頑張りするか」  
そう言ってキルベルトはしゃがんでる私にどんどん近付いて来る…  
「ちょっと、何する気キルベルト…ちょ、ヤダヤダヤダ…」  
近付いて来るキルベルトを追い払いたいのに、体に力が入らず、私はキルベルトに押し倒されてしまった  
「アニー知ってるか?飲み薬より座薬の方が聞くんだぜ?」  
「そんなの絶対嘘だーー!ひゃっ!?」  
 
私はキルベルトにズボンを脱がされ、下着まで脱がされた…恥ずかしくて死にそうだよ…  
そして  
「ひゃぁあっ!?」  
いきなりお尻に冷たいモノが入ってくるのを感じ、ソレは液体の様な固体の様な…  
「ちょっとキルベルト、何入れたの!!」  
「前にリーズから貰った薬だけど?」  
「リーズ姉さんからっ!?は、早くとって…んあっ!」  
お尻の中に入ってきたその薬がどんどん体に浸透していくのを感じ、体がほてっていくのが分かった  
 
「あう…あっ……うぅ…あぅあっ……」  
言葉を上手く出せないほどに全身に何かを感じ、身近にあったキルベルトの腕を強く抱き締め  
自分の秘所を擦りつけなくちゃならないほど自分ではどうしようもなかった  
 
キルベルトは私のその様子をただ呆然と見てて、堪らなくなった私は口から言葉を搾り出し  
「…キルベルトぉ…っ、お願…い……もう、私がまん出来…ない…キルベルトの…ちょうだいっ…!」  
そのまま少し黙ってしまったキルベルトは、決心したかの様に生唾を飲み、  
私の性器へと反り立つキルベルトのモノを当てがい、少しずつゆっくりと侵入してきた  
ゆっくりと私の膣を引き裂いて入ってくる痛みは強烈だったけど  
それでも疼いた体を早く静めたくて、早く楽にして欲しくて、  
キルベルトを思いっきり抱き締めて奥に押し込めた  
 
「ふぐっ…あ゛ぁぁーーーっ!!…くぅっ…ふーふー…」  
破瓜の痛みは思っていたより痛かったけど、それ以上に全身に走る電流が私を痺れさせ  
「キルベルトぉ、お願い…動いて、激しく…もっと…私を壊してぇっ!」  
動く度に悶えながらも、私はその快楽を求め続けた  
キルベルトは私に気を使ってかあまり激しくは動かず、あくまでゆっくりだった  
でもその優しさが、もどかしく、苛立たく、…ちょっと嬉しくもあった  
しばらくすると痛みが薄らげ、感じやすくなってきて何かが込み上げてきた  
「キルベルト、私…何か……何か来ちゃう!」  
「アニー、オレももう限界だ!一緒にイクぞ!」  
「ふぁっ…あぁーーっ!!」  
私は全身のけ反るほどの電流が走り、痺れた頭はぼーっとし、  
意識を取り戻すと膣内に熱い精子を思いきり出されたのがやっと認識出来た  
 
「キルベルト…ごめんね……こんな相手させちゃって…」  
私がそう謝ると、キルベルトは私の頭にぽんと手を置き  
「オレはリリスじゃなくてアニーを守るって決めたからフラガラッハが抜けたんだ…」  
 
「だからアニー……比べるとかそう言うんじゃねぇけど、オレが好きなのは…あ、アニーだぜ…」  
「キルベルト……」  
 
 
 
 
 
「じゃあこの責任もちゃんととってくれるよね(^ω^♯)?」  
「へっ?あ、アニー…さん?」  
「元はと言えばキルベルトが変な薬使うからじゃない!  
しかも脱がした時点でやらしい事する気満々だったくせに何格好つけんてんだコラーーっ!!」  
「いやぁ、それはその…悪ふざけがすぎて…初志貫徹ってやつで…」  
「だから間違ってるって言ってんでしょうがー!」  
 
 
 
 
〜三日後〜  
 
カランカラン  
「おや、アニーもう戻ったのかい?」  
「マスター、シャリオミルク!」  
「うちは喫茶店じゃないんだけどねぇ…」  
「じゃあ、依頼でシャリオミルク今日中に三つ!」  
「何かあったのかい…?」  
「なんでもない!」  
「そう言えばキルベルトは…」  
「洞窟に縛り付けて置いて来ました、パルフューム二十個付けて!」  
「……何があったかは聞かないけど、早く仲直りしないよ?」  
「……キルベルトが帰って来られたなら…考えます」  
 
その後、私は急に世界れいこん水が作りたくなって洞窟へいそいそと向かった。  
 
〜fin〜  
 
 
 
 

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