side_A 
 
ハンスの残念そうで拗ねたような顔を見てたら、少し可哀相になった。  
「んー…少しだけなら…。」  
ちょっとイジワル言ってみよう。  
「ハンスが脱がしてくれるならいいよ?」  
「えっ、えぇ!?」  
 
少しの間の後、ハンスが言った。  
「後悔するなよ?」  
ハンスがあたしの服に手をかける。  
セリフとは裏腹に手が震えて、ボタンをうまく外せないのが見えた。  
しかし、時間は掛かるものの一つ一つ外されていく。  
 
う〜〜〜……。思った以上に恥ずかしい。  
 
全てのボタンが外され、ハンスがあたしの上着を脱がせようとする。  
 
「ちょっ、ちょっと待ったぁ。や、やっぱり恥ずかしいからここで終了っ!」  
「ここまでしておきながら、止める事はできないな。」  
「でっ、でも・・・んんんっ」  
 
言いかけた言葉は、ハンスの口により中断され、  
その勢いのまま再び押し倒された。  
 
ハンスの舌があたしの中に入ってくる。  
応戦しようにもなんだか力が入らない。  
あたしの体が自分のモノじゃないみたい。  
 
あー…、ハンスがまたあたしの胸に触ってる。  
「……んあっ!」  
急に強い感覚が襲い、現実とリンクした。  
「そっ、そこっ。…さき…だめぇ……」  
 
反応が気に入ったのか、ハンスがあたしの乳首を摘む。  
「だ、だから、摘んじゃだめぇ」  
 
一瞬手が離れた後、暖かい感覚がした。  
「ふわわぁっ……、だからって口で…あぁっ」  
 
ハンスの舌が動くたびに、くすぐったいような、  
切ないような不思議な感覚に襲われる。  
「んんんんっ──」  
息がうまくできない。  
あたしの胸に与えられる刺激が邪魔して考えることも難しい。  
えーっと、あたしの胸…、ハンスが…ハンスが、ハンスが!  
 
恥ずかしさが再発して、頭の中が真っ白になる。  
 
「──────────っ!!……はぁ、はぁ、はぁ…」  
「アニー?」  
 
心配そうにハンスがあたしの顔を覗き込む。  
 
「ん〜〜〜〜〜…ハンスの…ばか…」  
あたしはぷいっと横を向いた。  
 
いつもと違うあたしの顔を見られたくなかった。  
 
「聞こえているぞ。『ばか』とはなんだ。」  
あたしの…まだ誰にも触られたことのない場所にハンスの手が入ってくる。  
「えっ、あ、そ、それは……んんんんん───」  
ふたたびハンスがあたしの口をふさぐ。  
 
…くちっ  
 
顔から火が出そう。  
まさか音が聞えるほど濡れていたなんて。  
 
そんなあたしの気持ちに気付くわけもなくハンスが軽く指を滑らす。  
 
くちっ…くちくち…くちゅっ……  
 
「あ……あ…、んっ……」  
 
もっと快感に身を委ねていたかったが、  
ハンスがショーツの中から手を抜き言った。  
 
「下も脱がすぞ?」  
「う…うん……」  
 
ショートパンツとショーツを丁寧に脱がす。  
あたしの下半身が空気に触れて冷たかった。  
 
「は…恥かしいから見ないでよ」  
「確認しないと…間違えるわけにはいかないからな。」  
「そ、それは困るかも…」  
 
どう間違えるのかはわからなかったが、  
聞いてはいけない気がした。  
 
「えーっと…まずここに…」  
「ふぁぁぁぁぁっ」  
 
突然今まで味わった事のない感覚が貫いた。  
 
「ハ、ハンスぅ…今、何したの…」  
「何って指を一本入れたんだが。」  
 
今まで一人でするときどこか恐ろしくて  
一度も入れたことがなかった場所にハンスの指が入り、  
しかも動いてる。  
そして、その動きに合わせて自然と声が出る。  
 
「あっ…ん……ぅんっ」  
 
「次は二本にしてみるか…」  
ハンスがあたしの中から指を抜き、再度入れようとした。  
「痛っ!」  
「じゃ、じゃあゆっくり入れるから…」  
 
多少の痛みを伴いながらあたしの中にハンスの指が入ってくる。  
 
「アニー。大丈夫か?」  
「うん。平気。」  
「少し動かすぞ?」  
「うん…。変な感じ…。……ん、あ…」  
「やっぱり痛いか?」  
 
ハンスが動きを止め聞く。  
 
「…そうじゃなくて……痛みはそれ程気にならなくなったかも…」  
「そうか。」  
 
再びハンスの指が動き出した。  
 
入り口の辺りの引っ張られる感じが気になるけど、  
中は気持ちいいかも…。  
 
なんて思っているとハンスが口を開いた。  
 
「アニー。入れてもいいか?」  
「…うん。」  
 
ついにこの時が来ちゃったよ。  
覚悟はしていたつもりだけど、心臓が激しくドキドキしてる…。  
 
「きゃっ」  
ハンスのがあたしに当たってる。  
柔らかいけど硬い…独特の感じがする。  
 
「もう後には引けないが…。後悔するなよ?」  
「うん。……ハンスだからいいの。」  
「行くぞ」  
 
ハンスのがあたしの中に入って…  
「っ…」  
裂けるような激痛が走る。  
あまりの痛さにあたしはハンスにしがみついた。  
 
「辛いなら辞めようか?」  
「ううん。大丈夫だから続けて…」  
 
大丈夫とは言ったものの、ハンスが少し動くだけで激痛が走る。  
 
「アニー。全部…入った…」  
「はぁはぁ……。しばらくこのままでお願い……動かなければ大丈夫だから…」  
「本当はすごく痛いんじゃ…」  
「…うん。でも今はハンスとひとつになれた事が不思議なくらい幸せに感じるの。  
 だから、もうしばらくこのままで…」  
 
あたしはハンスを再び強く抱きしめた。  
先程までの不安や恐怖はどこかに去り、  
心の中で足りなかった何かが埋まるような感じがした。  
そして徐々に痛みも薄らいでいった。  
 
「ハンス…。続きをお願い。」  
「…いいのか?」  
「痛みもさっきよりは引いてきたし、何よりも…  
 最後までして欲しいの。」  
「わ、わかった。」  
 
あたしに気を利かしてか最初はゆっくり動いていたハンスだが、  
呼吸が次第に荒くなり、動きが少しずつ速くなっていた。  
ハンスが動くたびに痛みが走り、背中に回した手に力が入ってしまう。  
 
「んっ……」  
「あまり痛いようならばここで止めるか?」  
「ううん。続けて。」  
「しかし…」  
「あたしの中でハンスが気持ちよくなってくれるのが、何よりも嬉しいの。」  
 
あたしが言い終わるや否やハンスが激しく動き始めた。  
 
「──────ッ!!」  
「アニーッ!もう止れないっ!!」  
 
あたしはハンスの背中に強くしがみ付いた。  
 
どのくらいの時が経っただろうか。  
ふいにハンスの動きが止り、先ほどまでの緊張感が消えた。  
 
終わったんだ……  
 
あたしは愛しくハンスを抱きしめた。  
 
 side_H 
 
もう少し触っていたかった…。  
いや、それよりもこの後どうすべきか。  
 
「んー…少しだけなら…。」  
アニーが頬を薄く染め、恥ずかしそうに言った。  
「ハンスが脱がしてくれるならいいよ?」  
「えっ、えぇ!?」  
 
アニーがそんな事を言うなんて予想していなかった。  
しかし、どうせ脱がすならば好都合ではないか?  
アニーが言うならば良いんだろう。  
ぼ、僕だって男だ。  
 
「後悔するなよ?」  
 
口ではそう言ったものの、僕は恐る恐るアニーの服に手をかけた。  
 
まずはこのボタンを外して…。  
お、おおおお、落ち着け僕。  
手が震えているじゃないか。  
……やっと一つ外れた。  
さて、次のボタン…。  
 
一つ一つがとても長く感じる。  
しかし、ボタンを外すだけという単純作業だ。  
その間にビュウの言葉を思い出した。  
 
『ハンスってば極度のアガリ症じゃん?  
 おエライさんや女の子に合わせようとするからダメなんじゃねえの?  
 相手のペースではなく、自分のペースならば何とかなるんじゃね?』  
 
そうかもしれない…。  
これは何とかして僕が主導を握らないといけないな。  
 
やっと全てのボタンが外れ、僕はアニーの上着を脱がせようとした。  
 
「ちょっ、ちょっと待ったぁ。や、やっぱり恥ずかしいからここで終了っ!」  
 
仕方ない…  
 
「ここまでしておきながら、止める事はできないな。」  
「でっ、でも・・・んんんっ」  
 
僕はアニーの口を封じる為、再び接吻をし、  
勢いに任せてアニーを押し倒した。  
 
僕は先程と同じようにアニーの口の中に舌を入れてみた。  
しかし、アニーの反応がない…というよりも、力がない気がする。  
僕は服の下に手を入れ、直接胸に触る事にした。  
まずは外側から…  
 
ふにふにふに  
 
柔らかい。  
アニーの胸を包み込むように手を変えたところ、手に硬いものがあたった。  
 
「……んあっ!」  
 
ん?  
僕は確認する為に指先を動かす。  
 
「そっ、そこっ。…さき…だめぇ……」  
 
ふむ。これか。  
 
「だ、だから、摘んじゃだめぇ」  
 
アニーが「だめ」と言うものを、僕は直接確認したくなり、  
服を胸の上まで捲り上げた。  
そこには硬くなった乳首が存在した。  
 
興味…いや、本能か?  
僕はアニーの乳首を口に含んだ。  
 
「ふわわぁっ……、だからって口で…あぁっ」  
 
舌で乳首を転がすたびにアニーが反応する。  
その様子がおもしろく、また愛しかった。  
 
「んんんんっ──」  
「──────────っ!!……はぁ、はぁ、はぁ…」  
「アニー?」  
 
様子が明らかに違うので僕はアニーの顔を覗き込んだ。  
 
「ん〜〜〜〜〜…ハンスの…ばか…」  
 
頬を赤くしたアニーが恥ずかしそうに横を向いた。  
 
か…可愛いかも。  
と、とにかく褒めるんだっけ。  
 
「聞こえているぞ。『ばか』とはなんだ。」  
 
ああああああぁぁぁぁぁ!!!  
気の利いた台詞なんて無理だっ!  
為るようになれ!  
 
僕はアニーのショートパンツの中に手を入れた。  
 
「えっ、あ、そ、それは……んんんんん───」  
 
アニーの口封じの為、今までに何度も効果があった接吻をする。  
これ以上、ペースを乱されては…。  
気を引き締めて行くぞ!  
 
…くちっ  
 
アニーの秘所は暖かく纏わりつくように湿っていた。  
僕はさらに指を動かした。  
 
くちっ…くちくち…くちゅっ……  
 
「あ……あ…、んっ……」  
 
ショートパンツの中の手を抜くと、  
僕の指と指の間にアニーの透明な液体が糸を引いていた。  
 
このくらい濡れていたらいいか…  
 
「下も脱がすぞ?」  
「う…うん……」  
 
僕はアニーのショートパンツとショーツを脱がしながらビュウの言葉を思い出していた。  
 
『とにかく焦っては駄目だ。いきなり入れるなよ?』  
『何を入れるんだ?』  
『おいおい……。まずは…』  
 
「は…恥かしいから見ないでよ」  
「確認しないと…間違えるわけにはいかないからな。」  
「そ、それは困るかも…」  
「えーっと…まずここに…」  
 
アニーの秘所に指を当て、押し込んだ。  
 
「ふぁぁぁぁぁっ」  
 
僕の指が侵入するのに合わせて、アニーが嬌声を上げた。  
 
「ハ、ハンスぅ…今、何したの…」  
「何って指を一本入れたんだが。」  
 
入り口は多少の抵抗があったが、アニーの肉壁が僕の指に柔らかくまとわりつく。  
僕が指を動かすたびにアニーが反応した。  
 
「あっ…ん……ぅんっ」  
 
一本は大丈夫そうだ。  
「次は二本にしてみるか…」  
 
僕はアニーの中から指を抜き、再度入れようとした。  
 
「痛っ!」  
「じゃ、じゃあゆっくり入れるから…」  
 
今度は流石にさっきのようにはいかないらしい。  
 
「アニー。大丈夫か?」  
「うん。平気。」  
「少し動かすぞ?」  
「うん…。変な感じ…。……ん、あ…」  
「やっぱり痛いか?」  
 
僕は動きを止め聞いた。  
 
「…そうじゃなくて……痛みはそれ程気にならなくなったかも…」  
「そうか。」  
 
再び僕は指を動かした。  
しかし、アニーの様子は先程より反応が薄い。  
それよりも、僕の下半身がやばい。  
 
「アニー。入れてもいいか?」  
「…うん。」  
 
僕はアニーの秘所に僕の分身を当てる。  
 
「きゃっ」  
アニーが驚くような声をあげた。  
 
先しかあたっていないが、熱く柔らかく僕自身を飲み込むような気がした。  
 
「もう後には引けないが…。後悔するなよ?」  
「うん。……ハンスだからいいの。」  
「行くぞ」  
 
キツイ…。  
 
「っ…」  
 
僕にしがみついたアニーの手に力が入る。  
この力の入り方からすると、かなり辛いに違いない。  
 
「辛いなら辞めようか?」  
「ううん。大丈夫だから続けて…」  
 
ここまでして僕も後に引けないし。  
僕はアニーに負担がなるべく掛からないように少しずつ進める。  
僕が動くたびに、アニーの爪が背中に食い込んだ。  
 
「アニー。全部…入った…」  
「はぁはぁ……。しばらくこのままでお願い……動かなければ大丈夫だから…」  
「本当はすごく痛いんじゃ…」  
「…うん。でも今はハンスとひとつになれた事が不思議なくらい幸せに感じるの。  
 だから、もうしばらくこのままで…」  
 
アニーが強く抱きつく。  
先程までの我慢するような抱きつき方ではなく、安堵のような。  
アニーに辛い思いをさせ、少し後悔もしたけれど、  
そんな考えこそ、アニーに対して失礼だったと思う。  
 
どのくらい二人で抱き合っていただろうか。  
アニーが口を開いた。  
 
「ハンス…。続きをお願い。」  
「…いいのか?」  
「痛みもさっきよりは引いてきたし、何よりも…  
 最後までして欲しいの。」  
「わ、わかった。」  
 
僕はゆっくりと動き始めた。  
動くたびにアニーの爪が食い込む。  
やはり痛いんだろうな…と思いつつも、  
僕の分身に与えられる快感は今までに味わった事がなく、  
さらなる快感を求めて次第に動きが速くなっていた。  
 
「んっ……」  
「あまり痛いようならばここで止めるか?」  
「ううん。続けて。」  
「しかし…」  
「あたしの中でハンスが気持ちよくなってくれるのが、何よりも嬉しいの。」  
 
アニーの言葉で僕の中の何かが外れ、  
僕はアニーに激しく腰を撃ち続けた。  
 
「──────ッ!!」  
「アニーッ!もう止れないっ!!」  
 
アニーが耐えるように僕にしがみ付く。  
僕は奥まで突き入れ、そのまま中に放った。  
 
 side_K 
 
「男だったのか…。」  
何を期待していたのか、少し落ち込んでいるようだった。  
 
 
 
 
「アニー。すまない。中に…」  
 
あたしは人差し指をハンスの口にあて、言葉をさえぎった。  
 
「多分、大丈夫だよ。根拠はないけど。」  
「ほんと何も考えてないんだな…」  
「そこがあたしの良い所でしょ?」  
「い、いや…、しかし、この場合は…」  
「さて、街に帰ろうっと!……いてて…!」  
 
あたしは立とうとしたが、まだ足が痛かった。  
 
「………ってやる。」  
「え?ごめん、聞えなかった。」  
「だから、街までおぶってやる。」  
「えっ……でも…。」  
「日が暮れたら、この辺りにも凶暴なモンスターが出る。  
 担当委員として、そんな場所にキミを放置しておくことはできない。」  
「じゃ、じゃあ…お言葉にあまえて。よいしょっと。」  
「もっとしっかりつかまれ。落ちても知らないぞ。」  
「う、うん。それじゃ、お願いします。  
 優しいところもあるんだね〜。」  
「重いぞ。少しダイエットしたらどうだ。」  
「なーっ!?これでも細い方だよっ!!」  
「ハンスこそ、力のない貧弱な身体してるから、  
 重く感じるんじゃないのー?」  
「落とすぞ?」  
「ごめんなさい、もう言いません。  
 でも、細いと思ってたのにハンスの背中、結構広いね。  
 やっぱり男の子だなぁ。」  
「あ、あたりまえだっ!!」  
「えへへ…。ありがとね、ハンスっ!」  
 
 

テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル