もしヴィーゼがヤンデレ暴走娘だったら
〜フィーと出会う〜
「すまないが、こちらに女の人が来なかったか?」
「えっと…あっちに行きましたよ…?」
「ありがとう、フィー様〜…(ダッダッダッ)」
「すまないな、助けてもらって」
「あっ…いえいえ、そうださっきの人が諦めるまで私のテントで隠れてませんか?」
「…すまないな、そうさせてもらう」
〜テントへ移動〜
「ここなら見つかりませんよ」
「しかし、こんな中庭のど真ん中で見つからないわけが…」
「大丈夫です!このテントは錬金術で作った特製で防音バッチリですし、表には『着替え中』って札を貼って置きましたから」
「…それは凄いな、それにしても錬金術か…あいつを思い出すな…」
「あいつ…?」
「ああ、フェルトって言ってな、あいつも錬金術を使ってたな」
「え…ええ!フェルトを知ってるんですか?」
「ああ」
「(フェルトの手掛かり…やっと見つけた!でもこの女の人とはどんな関係なんだろ…
失礼だけど、お城の中をこんな格好で歩くなんて普通の人とは思えないし…)
失礼ですが、フェルトとはどんな関係ですか?」
「あいつは寝食を共にしたパートナーだ」
「ええっ!?し、寝食!?」
「そして共に革命を起こし、家族がいない私を支えてくれたかけがえのない仲間の一人だ…って聞いているのか?」
「(妄想中)」
「おい、大丈夫か?」
「へ?…あ、ああ!大丈夫ですよ!」
「本当か…?」
「(ジー)」
「ん、なんだ?そんなに私を見て」
「ブツブツ……分かったわ!全て分かったわ!」
「いきなりどうしたんだ?変な奴だな」
「な、何が変人よ!貴方こそ私の可愛く調きょ…じゃなくて教育してきたフェルトを誑かす娼婦のくせに!」
「は?お前何を言」
「よくも私のフェルトを…許さない…絶対許さないから…」
「お、おい私の話を」
「え〜いっ!(ヒュッ)」
「(ピシャッ)きゃっ!な、何をするんだ!」
「それは私特製の防御力と理性とか諸々を奪う薬よ!おまけに、これでどうだ!(シュルシュルシュル)」
「きゃっ!こ、これはなんら!」
「ふふっ、木のマナに貰った生きている縄よ」
「な、なり!早くこれをほろけ!」
「お薬がもう利いてきたみたいね…これからた〜っぷり御仕置だよ♪」
「や、やら〜はなへ〜」
fin