「うわっ」  
 普通の人間になったヴェインが獣人の力に抵抗できるわけもなく、組み伏せられる。だが、  
(ちょっと、いい眺めかも)  
 ニケは既に全裸だ。愛撫のおかげでピンとたった乳首が鮮やかなピンク色で存在を主張している。  
こっちの視線に気づいたのか、顔も体も真赤にしながら、それでも無視することに決めたようだ。  
無言でてきぱきと服を脱がしていく。  
 上を全部脱がされ、腕が自由になった。ここまでくれば後はもうすぐで、ズボンはするりと一瞬で脱がされてしまう。  
「うわ……」  
 無言を貫いていたはずのニケも、初めてそれを目の当たりにして驚きを隠しきれないようだ。  
いつも使っているハンマーの柄位の太さと硬さ、そしてニケの顔くらいはある長さ。  
さすが、作られたマナだっただけはあって絵に描いたような巨根だった。  
父さんはなにかコンプレックスでもあったのだろうか。  
「こ……こんな、おおきいの……?」  
 呆然とニケがつぶやく。顔が引きつっている。そりゃそうだろう、とヴェインは思う。  
自分の体の中に受け入れるものを予告されているのだから。  
「大丈夫? ニケ。あんまり辛いようなら……」  
 こっちの言葉に我に帰ったニケが、大きくのどを鳴らしながらも、おずおずとそれをにぎる。  
「うん……大丈夫、大丈夫。ほら、慣れると大きい方が気持ちいいとか、聞くし……」  
 握ったまま手を上下させて、しごき立てる。ぎこちないその動きに、じんわりと下半身に快感が広がった。  
 ヴェインは手持ち無沙汰になって、上半身を起こした。またぐらには一生懸命こちらのものを凝視しながら  
しごくニケの姿がある。  
「ふふ……」  
 そっと手を伸ばして、頭を撫でてみる。さらさらとしたニケの髪の感触が心地よかった。  
「うー。なんかヴェインばっかり余裕で、ずるい」  
「そんなこと無いよ。僕も緊張してるよ。ほら……」  
 ニケの腕をぐい、と引いて、その小さな身体を抱きしめた。ちょうどニケの頭が胸の真ん中に来ている。  
「ん……ほんとだ。ヴェインの音、ドキドキしてるのが聞こえる」  
 この体勢になると自然、ヴェインの先がニケのみぞおちあたりに当たる。亀頭から伝わるすべすべしたニケの腹の感触に  
ヴェインは身震いした。  
 ふと、思いつく。  
「ね、ニケ……胸で、してみてくれないかな」  
「む……胸? あ……! うん……」  
 
 何をして欲しいか悟ったニケは、戸惑いながらそれを胸に挟んだ。  
「ニケ、胸でこういうことするの、知ってたんだ?」  
 少し意地悪に言ってやると真っ赤な顔をして睨んできた。  
「うちだって、こういうこと、勉強してるんだから……」  
 ほとんど聞こえないくらいのつぶやきに、ヴェインは胸が熱くなった。手をニケの胸に持っていく。  
「あっ、やっ……」  
 ニケの戸惑いを無視し、胸をはさむニケの手に重ねるように自分の手を置き、あまった親指で  
乳首を弄んだ。  
「ん、くぅんっ!」  
 強めの刺激に震えながら、脚をもじもじさせ始める。  
「ニケ……そのまま、ぼくの、舐めてくれないかな」  
 覚悟していたのか、ニケは特にためらいもなく目を閉じ、ヴェインの亀頭にくちづけた。  
小さなその唇が触れると、電撃のような快感が走る。じわじわと唇の感触が広がっていき、  
ニケの口の中へ導かれていく……  
 ねっとり、それでいてザラザラとした獣人特有の舌の感触が亀頭を這い回ると、ヴェインは  
たまらず声を出してしまった。  
 ニケが心配げにちゅぽん、と口を離し、  
「だ、大丈夫? なんか変なことしちゃった?」  
 ヴェインは、心配げなその頬を撫でた。  
「ううん。ニケの舌が、すごく、気持ちよかったから……」  
「そ、そう? えへへ……」  
 こんな時でもニケの笑みはまっすぐで、それ自体はいやらしさを感じさせない。  
そんな笑顔と自分のものを胸ではさみながらというギャップにめまいがして、ヴェインはつばを飲んだ。  
「じゃ、続けるね」  
 気持ちいいといわれて気をよくしたのか、ニケの動きは積極的になった。  
口をすぼめて亀頭に吸い付き、ざらざらの舌をからめ、こすり、くすぐってくる。  
快感に加え口を突き出して自分のものをすすっている表情のいやらしさに、急速にヴェインが高まっていく。  
 ニケは胸でするのはやめて、口に集中するようだ。あが、と大口を開けてヴェインのものをじわじわと飲み込んでいくと、  
半分も行かないうちに喉の奥の感触が来た。   
 ざらざらの舌でこすられながら、唇のリングに締め付けられると、何も考えられないくらいに気持ちよかった。  
「うあ、あぁっ!」  
 腰が抜けそうな快感と、何かを放出する感覚。ニケの口内に思い切りぶちまけていた。  
「ん゛っ! むう゛ーっ!」  
 ニケは、目を白黒させながらも、口から離そうとはしなかった。目をぎゅっと閉じ、  
唇の端から精液を滴らせながらも飲み下していく。  
「はぁ……はぁ……」  
 心臓が早鐘のように鳴っているのを感じながら、ヴェインはとろんとした表情でただニケを眺めていた。  
 やがてニケが精液を全て飲み下し、口を離して荒い息を吐く。抱き起こして、思い切りキスをした。  
自分の精液の味も気にならないくらいに、ニケが愛しかった。  
 抱きしめながら今度はヴェインが上になって押し倒す。ニケの股間に手を伸ばすと、  
くちゅり、と湿った音がする。唇を離して指を見ると、てらてらと濡れて光っていた。  
「やぁ……そんなの見せないでよぉ……」  
 愛液をそのまましゃぶると、口をへの字にして顔を背けてしまう。  
ヴェインはかまわず、乳首に吸い付きながらニケの愛液を自らのモノになすりつけ始めた。  
「ん、あぁっ! そ、それ、強すぎぃっ!」  
 恐らく今迄で一番の快感に、ニケが震える。だんだん性器を擦り付ける時に、ニケの方からも  
リズミカルに腰を動かし始めた。  
 そろそろかな……  
「ニケ……ぼく、もう……」  
 ヴェインもヴェインで、ぬるぬるとからみつくニケの秘唇にすり合わせているだけでまた射精しそうになっていた。  
 
「うん……」  
 ニケはしっかりと枕に頭を乗せ、腕を上げてぎゅっと掴む。緊張が隠せないようだ。  
そんなニケにキスをしてから、左手を使ってニケの穴に導いていく。にちゅ、という粘質な音を立てて  
秘部同士がキスすると、それだけで達してしまいそうだった。気持ちいいのはニケも同じだったようで、  
脚がピクンと震えている。  
 穴を探り出して、力をかけていくと、ずるずると飲み込まれてゆく。獣人だからなのか、十分ほぐれているからなのか。  
亀頭が埋まる前に先端に肉の感触がある。  
(これ……処女膜っていうやつかな……)  
 ニケと視線を合わせ、肯くのを待って、一気に力をかけると、みち、という肉のさける音が聞こえた気がした。  
 一番大きい部分が飲み込まれたとはいえ、ヴェインのものは大きく、ニケの中は狭い。  
ヴェインはニケの膣を蹂躙し押し広げながら奥へ奥へと腰を突き出していく。ニケは目をきつく閉じて耐えていた。  
ヴェインも、ニケに分け入っていく感触に射精しそうになるのを歯を食いしばって耐えている。  
 残り四分の一くらいのところで、ニケの一番奥に届く。  
「ニケ……ニケの奥まで入ったよ」  
「は……うん、ヴェインが、うちの、一番奥、触ってる……」  
 しばらく動かないでおこう、と思いニケを抱き寄せると、弾みでヴェインのものがさらに深く突き刺さった。  
「あんっ!」  
「ご、ごめん、ニケ。大丈夫?」  
「ううん……なんか、ちょっと気持ちよかったかも」  
 つながっている部分を見ると、ほんの少し血が出ていた。だがそれももう収まったようで、愛液で薄まっていく。  
「じゃあ、ちょっと動いてみるね……」  
「う、うん……」  
 腰を抱えて、ニケの中からずるりと引き出していく。カリの部分がこすれて、腰が震えそうだった。  
「は、あ……」  
 入り口近くまで引いて、また沈める。別の生き物のように絡みつき、締め付けてくる快感に、  
(こんなの、出し入れするどころじゃないよ……)  
 と弱音を漏らしつつ、奥まで突いて、子宮をさらに突き上げた。  
「おぁんっ♪」  
 ごりり、と子宮口にめり込ませると、ニケの締め付けがぐんときつくなる。さらにニケは  
両脚をヴェインの腰に絡めてきた。  
「や、やっぱりこれ、きもちいいかもぉ……♪」  
 とニケが言うので、腰を密着させたままグラインド。  
「うぁあ、これ、ひゅご、いぃっ!」  
 子宮から離れない程度に少し腰を引いて、また突き出す。子宮口をもみほぐすような、  
ヴェインの巨根ならではのピストンだった。  
「あ、あ、あ、あ、あ、お゛、お゛ー」  
 次第にニケの目の焦点が合わなくなっていく。あえぎ声も、動物じみた雌の本能むき出しのものに変わる。  
膣のうねりも激しくなり、ヴェインはあっという間に射精寸前に追い込まれた。  
「ヴェ、ヴェイン、もう、出して、出してぇ!」  
 加えて、ニケの方から激しく腰をくねらせられては、もうヴェインの我慢も限界だった。  
ニケの一番奥に思い切り精液を吐き出す。  
「お゛、あ゛ーーーー!」  
 射精に反応したかのようにニケも絶頂した。  
 二人はそのままくっつくように抱きしめあって、奥深くでの射精を味わう。長い長い射精だった。  
 
 
 その後、終わりを切り出せずにずるずると抜かず5発が終わった時点で既に深夜だった。  
「はー……疲れたあ」  
「うん……そうだね」  
 ニケはヴェインの腕枕で寝ている。ヴェインの顔を覗き込むように身を起こすと、少し笑った。  
「でも、これだけやれば絶対子供出来てるよね? うち、早くヴェインの子供産みたいな……」  
「僕も、早くニケの子供見たいよ。まあ、明日はとにかくのんびりしようか」  
「うん! ……ね、ヴェイン」  
「なに?」  
「明日も……しようね」  
 
FIN  
 

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