「ひっどーいデートじゃなかったんだ!」  
ヴィトスの用事に付き合わされたユーディーがむくれていた  
「まあそういうなよ。ああいうところは女性がいた方が事が運ぶんだから。でも君は借金でデートどころじゃないだろ?」  
ユーディーの部屋で帳面を付け終わるとヴィトスは眼鏡を外した  
痛いところを突かれてひるむユーディーの顎をさわりと指で撫でる  
「君次第で利子を減らすこともできるんだが…ただし僕が満足したらだけど」  
万年貧乏のユーディーには願ってもない申し出  
「わかんないけど、、やってみる」  
何もわかっていないユーディーをにやりと笑いながらヴィトスは見つめる  
「じゃあ始めようか」といきなりベッドに押し倒す  
一瞬理解できなかったが口づけをされてユーディーは我に返る  
それってこういうことだったの?  
今更気がついても遅かった  
一方的なキス、ヴィトスの舌が荒々しくユーディーの口内を貪る  
「っはぁ」  
ユーディーは息をするのも忘れて唇が離れると思いっきり息を吸う  
「じゃあ、とりあえず君には脱いでもらおうかな」  
ヴィトスは離れるとわざわざ壁にもたれかかっている  
《こっちに飛ばされてヴィトスがいなかったらわたしは野垂れ死にしていたかもしれない  
 
恩人だから?なによりヴィトスにキスされて嫌という気持ちにならなかった  
寧ろもっと…  
シュッと衣擦れの音の方に目をやるとユーディーは恐る恐る服を脱ぎ始める  
ブラとパンツだけになりいつも見えていたユーディーのへそ以外のものが見える  
覚悟を決めてブラとパンツをするりと脱ぎ捨てると、意外に大きいユーディーの胸と、少女のなめらかなクビレ、うっすら生えた恥毛が目に入る  
ユーディーは恥ずかしそうにうつむきちらりと上目遣いでヴィトスをみる  
ヴィトスは思わず見とれてしまったが我に返り  
両手でユーディーの頬をはさみ唇をよせる  
再びキスをするが、今度はユーディーがヴィトスのキスに応えるようにそっと舌に触れるとその舌は彼の舌に絡めとられる  
舌と舌唾液と唾液が混ざりあい、時折ユーディーのふっくらした唇を唇ではむ  
唇から首筋に移動し耳を甘噛みする  
「きゃっ」  
何ともいえない感触に声を上げ身悶えする  
耳が弱いと悟るとそこを執拗に攻める  
ユーディーの吐息が徐々に荒くなる  
 
ヴィトスはユーディーの胸を手で覆うと優しく揉みしだく同時に指で突起をつまみあげたり指の腹で擦ると  
桃色の乳首がつんと尖る「ぁ…」  
尖ったそれを舌でころがすと思わず声が漏れる  
「感じているのかい?ユーディー」  
覆い被さるヴィトスの長い髪が垂れ下がりユーディーの身体をくすぐる  
ユーディーは身体の中心がアツくなるのを感じた  
思わず閉じられた足にヴィトスは身体を割入れるとぬめっと光る中心に指を挿し入れた  
「んんっ!」  
自分すら入れたことのない場所で蠢いている指  
はじめは痛かったがだんだんと潤いが増しクチュクチュと淫靡な音が聞こえてくる  
ユーディーが敏感に反応するところをセめる  
時折クリトリスを指の腹で押すように撫でる  
「やぁ…なっ…んあぁああ」  
未知の刺激にユーディーは達してしまう  
ヴィトスは、はちきれんばかりにそそり立ったものを取り出すと  
「僕を満足させられるかい?」  
と、ユーディーの口元に持っていく  
恐る恐るヴィトスのソレを口に含むとチロチロと舐めてみる  
上目遣いにヴィトスの様子を見ながら、袋の方を舐めてみたり吸ってみると、わずかにぴくりとヴィトスが震えた  
うっすらと汗が浮かぶ  
 
さらにユーディーの刺激が続くとユーディーの口の中で放った  
ユーディーは噎せながら「あの…満足できたかな…?」  
おずおずと聞くが  
「イマイチだな」  
と、さっさと服を着てユーディーの顔を拭ってやった  
イマイチといわれたもののユーディーは笑顔だった  
「満足して借金減ったら…その分一緒にいる時間もなくなりそうだから…ね」  
「一応言っておくが僕も…そのつもりだ」  
ヴィトスはドアの方を向いたまま赤面していった  
 
 
 
おわり  
 

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