あのウロボロスとの戦いから何日経っただろう。
ここはイリスの工場。夕日は沈み夜の静けさが町を覆う・・。
イシュタル大庭園の魔物を倒すクエストをこなし帰ってきたところだ。
負傷したネルの怪我をエッジが治療する。
「こらネル、動くんじゃない。」
「・・・うん。」
「ネルちゃん大丈夫。」
「・・・・・。」
治療の為とはいえエッジが自分の腕を掴んでいるのにドキドキしている自分がいる。
「今度からは気をつけろよ。」
「ありがと・・。」
何時からだろうエッジのことを好きになったのは・・。
その気持ちに気づいた時、自分の心に不安が広がったのはなぜだろう。
ウロボロスとの戦いでイリスが死んでエッジはかなり落ち込んでいたのを知っている。
そしてイリスが戻ってきたときの彼の喜びも・・。
「まったく・・・最近お前は戦闘中にもぼ〜としてることが多いぞ。」
「うん・・ごめん。」
「何かあったのか?」
「・・・・べつに」
「ネルちゃん・・悩みがあるのなら何時でも相談してね。」
「・・・・・。」
あの時・・イリスが死んだ時、ホッとしたのはなぜだろう・・。
これでエッジの隣は自分のもの・・・。
そしてそんなふうに思ってしまう自分が本当に最低だと思った。
「・・・エッジ。」
イリスと一緒に楽しそうに食事の用意をする彼の背中を見つめながら心が痛くなるのを堪える。
「ネルちゃん、もうすぐご飯出来るからね。」
「・・・・・。」
食事の時もエッジとイリスが楽しそうに話してるのを見ると心が痛くなる。
自分は元々この工場の人間じゃない・・。
エッジがうちの工場に来ないかと言ってくれたからこそ今自分はここに居られるのだ。
昔からエッジの傍に居たイリスにはやはり敵わないのかもしれないと思うとまた胸が痛む。
漆黒の闇が空を覆う夜。
いつもエッジを想い切なく過ごす時。
だが日々仲良くなっていくエッジとイリスの関係を見てきたネルはもう我慢出来なかった。
イリスのことをどう想っているのかはっきりさせたい。
エッジの部屋の扉を開けて中へ入る。
「ネル・・こんな夜遅くにどうしたんだ?」
彼はいつもどうりに武器の手入れをしていた。
「エッジ・・あの。」
「なにか俺に相談でもあるのか?」
優しく自分を心配してくれるエッジに自分の心が熱くなるのが判る。
だがますますはっきりさせたい思いが強くなり、思い切って聞いてみる。
「悩みがあるならなんでも言ってくれ。」
「エッジはイリスのこと・・・どう想ってるの?」
「・・・え?」
「エッジはイリスのこと・・・好きなの?」
「なッ!?・・・どうしてそんなことをッ!」
「好きなんだね・・。」
エッジの慌てぶりにすんなり彼の心を理解するネル。
予想していたこととはいえ瞳から涙が溢れてくる。
「ネル!?急にどうしたんだ!」
「・・・エッジ・・ッ・・」
急に泣き出したネルにわけが分からず混乱するエッジ。
「エッジ!あたしッ!」
「ネル!?」
急に抱きつかれてますます混乱するエッジ。
「あたしエッジが好きなの!!」
「ネル!?」
「エッジのこと好きなのッ!!」
「・・・・俺は。」
「えいッ!」
「うわッ!?」
ネルに勢いでベットに押し倒されるエッジ。
目を開けるとネルの顔がすぐ傍にあった。
「ネル・・・何をす・・ッ!?」
「んっ・・・」
急にネルにキスをされますます混乱するエッジ。
「ふはぁっ!」
「エッジもあたしのこと好きにしていいんだよ・・。」
「ネル・・ちょっとまて!」
「イリスよりあたしの胸のほうが大きいよ。」
「!?」
エッジの手を自分の胸に持っていき掴ませる。
一気にエッジは顔を真っ赤にする。
「ネ・・ネルッ!?」
「好きに揉んでいいよ・・。」
「ネル・・ちょっと・・・うぁッ!?」
「エッジのここ・・もう硬いよ。」
「これは・・違うッ!俺は・・。」
「無理しなくて良いよ・・感じてくれてるんだ・・嬉しいよ。」
「ネル・・。」
「今もっと気持ち良くしてあげるね。」
ネルは顔を真っ赤にして狼狽えるエッジのズボンを下ろし肉棒を口で扱き始める。
時には激しく時には優しく肉棒を舐めたり咥えたりする。
レロッ・・レロッ・・クチュ・・クチュ・・
「・・うぁっ!」
「エッジ・・・ふぁっ・・気持ちいい?」
「うわぁッ!!」
ドビュ!ドビュ!ドビュ!
「うぐぅッ!!」
ゴクッ・・・ゴクッゴクッ・・
一気にネルの喉に精液を噴射するエッジ。
それを全部必死に飲み込むネル。
しかし飲みきれずに口から漏れてしまう。
「けほっ・・けほっ・・」
「・・・ネル・・大丈夫か!?」
「大丈夫だよ・・。」
「ネル・・。」
とんでもないことをしてしまった・・そんな罪悪感がエッジを襲う。
「・・すまない。」
「いいよ。それよりエッジが気持ち良さそうでよかったよ。」
「・・・ネル。」
「それより続きしようよ。」
ネルは自分の陰部にエッジの肉棒を合わせて沈めていく。
「ネル!?・・うぁっ!」
「うっ・・!・・くぁッ!」
エッジの肉棒はネルの処女を貫いた。
自分の肉棒に突かれて初めての痛みに顔を歪ませるネル。
それでもネルは笑顔でエッジを見つめる。
そんなネルを見てここまで自分のことが好きなのかと想うエッジ。
「エッジ・・はぁ・・はぁ・・」
「ネル・・くはぁ・・うぁ・・」
「あたしの中は・・うぁっ・・気持ち・・いい。」
「ああ・・・気持ちいい。」
「あたしも・・ぁっ・・気持ちいいよッ!」
「ネル!」
「ふぁあッ!エッジィィ!」
ネルの胸を揉みまくりながら一気に腰を振り始めるエッジ。
「あんッあんッあんッ!」
「ネル!俺をもっと感じろ!」
「ふぁあ!うぁっ・・あんんッ!!」
「いくぞ!ネル!!」
「エッジ!エッジィィ!」
「くッ!!」
「はあぁっ!エッジィィ!!」
ドビュ!ドビュ!ドビュ!
ビクンッ!ビクンッ!
ネルの子宮に精液を大量に噴射して犯すエッジ。
快楽に溺れビクッビクッと痙攣するネルの体。
二人は同時に果ててそのまま深い眠りに付いた。
次の日
「エッジ、ネルちゃん、おはよう。」
「ああ。」
「イリス、おはよう。」
「今日は二人とも遅いね。どうしたの?」
「それは昨日・・むぐぅ!」
「い・・いやッ!べつになんでもないッ!」
「??」
咄嗟にネルの口を塞ぐエッジ。
「私、買い物いってくるね。」
「あ・・ああ!よろしく頼む。」
今日はクエストは休みだ。たまには休まなければ体がもたない。
「さ〜て今日は何にしようかな。」
「あ・・イリス。」
「マーナ。」
「今日は買い物?」
「うん。」
「ところでエッジさんとはどう?」
「えッ!?ど・・どうって。」
「もう打ち解けちゃった?」
「な・・何を言ってるの。マーナッ!」
「ごめんなさい。冗談よ。」
「・・・もうッ!」
「またね。」
「うん。またね。」
買い物を済ませ工場へ帰るイリスにふっとエッジの顔が浮かぶ。
いつも傍に居てくれるエッジにイリスも恋心を感じているのだ。
「エッジ・・・。」
頬を染めながら愛おしげに呼ぶ彼の名前・・。
今日はエッジと再会してから丁度一年だ。
いつも自分を見守ってくれている彼にこの思いを伝えたい。
イリスはエッジに自分の思いを込めたプレゼントを用意していた。
「エッジ・・受け取ってくれるかな・・。」
そんな不安を感じながらもプレゼントを大事に持って工場へ帰宅する。
「ただいま〜。」
「ああ。」
「おかえり〜。」
食材を置きプレゼントを持ってエッジのところへ行くと
楽しそうにネルと一緒に武器の手入れをするエッジが居た。
「あの・・エッジ。」
「イリス・・どうかしたのか?」
「どうしたの?」
「ちょっと話したいことがあるの。」
「なんだ?」
「なになに。」
ネルが居る前じゃ、さすがに云いたい事は言えない。
「エッジ、こっちに来て・・二人だけで話したいの。」
「ああ。わかった。」
「えーッ!なんであたしは駄目なの?」
「ごめんねネルちゃん、どうしてもエッジと二人で話したいの。」
「なんで!」
「ネルちゃんには関係のないことだから・・。」
「だめッ!関係なくないもん!だってあたし夕べは・・・」
「エッジのベットにいたんだからッ!!!!」
「!!??」
ドッサ!
イリスの手から滑り落ちるプレゼント・・。
今日は再会の日・・・。
完結!!