水上都市ゼー・メルーズ。  
その一角にある酒場に一人の青年が訪れていた。  
”CLOSED”と書かれているプレートを無視し、青年は酒場の中へと入って行く。  
カランカランとドアに備えてある鐘の音が店内へと鳴り響いた。  
「あ、来てくれたのね。エッジくん」  
中へ入ると一人の女性が青年−エッジを迎え入れた。  
「名指しでクエストを依頼されれば、来ない訳には行かないだろ」  
「ふふ。ごめんなさいね。どうしてもあなただけにしか頼めない仕事だから」  
そう言って女性−エバは自分が座っているテーブルへエッジを招いた。  
「それは構わないのだが、何故俺一人だけなんだ?」  
「言ったでしょう?あなただけにしか頼めない仕事なの」  
エバはくすっと笑うと、エッジの顔を見つめた。  
どこかいつもと違うエバの雰囲気に、エッジは軽い悪寒を感じた。  
「それで、イリスちゃんとネルちゃんはどうしてるの?」  
エバはじっと見つめたまま問い掛ける。  
「あ、ああ。別のクエストをやってもらっている」  
その視線に耐え切れず、エバから視線をそらしつつ答えるエッジ。  
「あら。二人だけで大丈夫なの?」  
「その点に関しては心配ない。以前に一度達成しているクエストだし、二人の能力も十分に高い」  
「うふふ。それなら気兼ねなく依頼出来るわねぇ」  
エバの異様な雰囲気が3割増しとなり、エッジの感じる悪寒も3割増しとなるのであった。  
「そ、それでエバ。俺にしか出来ないクエストとは一体なんだ?」  
嫌な予感を感じつつ、エッジはクエスト内容を問う。  
「そんなに急いでるものじゃないから、ご飯でも食べながらゆっくり話さない?お昼ご飯、まだでしょ?」  
「あ、ああ…」  
エッジのその返事を聞き、満足そうに笑顔を浮かべながら、エバは奥へと消えていった。  
 
奥から戻ってきたエバが並べたものは、魚のソテー、サラダ、スープ等のごく一般的昼食だった。  
見た限りでは至って問題無い。  
と言う事はクエスト内容は”新種生物の毒見”や”新商品の味見”ではなさそうだ。  
美味しそうな料理を目の前にして、エッジのお腹がくぅとなる。  
「さ、食べましょ」  
笑顔でそう言い、エバはスープへ口を付ける。  
それを見て、中身にも問題無いと判断したエッジは料理を口に運び出した。  
その瞬間にエバが口の端をニヤリと持ち上げた事を知らずに。  
 
「味の方はどうだったかしら?」  
一頻り食べ終えたエッジへ感想を求めるエバ。  
「ああ、おいしかった。ご馳走様」  
「良かった。うれしいわ」  
コロコロと笑うエバ。  
「それで、クエストの話なんだが…」  
昼食を食べ、少し落ち着いたのかエッジはいつもの様に話始める。  
「今回の依頼はね、私、デザートが食べたくなったの」  
「…デザート?」  
「ええ。ねっとりとして、苦くて、濃ゆ〜いミルクを…ね」  
三度悪寒が駆け巡る。  
「ミ、ミルクは甘いものしかないと思うが…」  
「うふふ。ここからぁ搾取するのよぉ」  
そう言ってエッジの股間へと触れる。  
「うあ!エバ何を……う、動けない…!」  
「効いてきたみたいね…特性のお薬が」  
「ま、まさか、俺の食事にだけ…」  
「ご明察〜♪私が先に食べたから、警戒心も緩くなるなっていたみたいね。もう、逃げられないわよ?」  
 
じゅぷ……じゅる……  
「はぁ……ん……」  
誰も居ない酒場でエバがエッジの股間に顔を埋めている。  
股間から飛び出したものを愛おしげに口に含んでいた。  
「ん……はあ、おいひぃ…」  
「くあ…!エバ、やめろ…」  
指先一つさえ動かすことが出来ないエッジは、唯一動かせる口で抵抗の意を示す。  
「ダメよ…こんなモノを見せられちゃったら、もう止められないわ」  
男根の根元から先まで、スーッと舌を這わせる。  
「うあ!」  
「それに、まだミルクを飲ませてもらっていないわ」  
先端を口に含み、カリ周辺を舌先でくすぐる。  
「ああ…エッジくんの感じてる顔、素敵よぉ。もっと、もっと見せてぇ」  
エッジの先走りをなめ取り、一気に頬張る。  
「くああ!」  
激しいピストン運動にエッジから一層大きい声が上がる。  
「んふ…ん…ん…」  
ぐじゅ…じゅぷ…じゅぽ…  
エバももう何も喋らず、ただ一心不乱に男根を貪る。  
「やば…!エバ、出る…!出ちまう!」  
「ん…!ん…!」  
そのエッジの言葉は、エバの動きを激しくする為のものでしかなかった。  
「もう…ダメ…だ…!うあああ!」  
「んんんん!」  
絶頂を迎えたエッジから放たれる精の塊。  
エバは恍惚な表情でその全てを飲み干した。  
 
「んく…んく…ぷはぁ。やっぱり見越したとおり、エッジくんの精子は最高ね♪」  
「はあ…はあ…」  
射精感と自分が襲われたのだという事実により、ぐったりとなるエッジ。  
「で・も・まだまだ終わりじゃないわよ?もちろん分かってるわよね?」  
「ク、クエストは終了だろ…!もう、いいじゃないか」  
「うふふ。下のお口にはまだミルクを貰ってないわ」  
「!! そ、それはマズイだろ!」  
「安全日よ。心配しないで」  
「そ、そういう問題じゃない!」  
「もう我慢できないの…エッジくんもまだまだ元気みたいだし、いくわよ〜♪」  
「う、うわああああ!!」  
 
数時間後、見事にクエストを達成したエッジは、  
合流したイリスとネルが本気で心配する程、疲れきっていましたとさ。  
おしまい。  
 
 
「エバ…あなた、またヤったでしょ?」  
「だって、彼見てたら我慢出来なかったんだもの」  
「もう!だからソレする時には私も呼んでって言ったじゃない!」  
「うふふ。ごめんなさいね。でもノエイラ、また機会はあるわ。必ず…ね」  
「しょうがないわね。それまで、一人で我慢するわ」  
「彼、すごかったわよ」  
「…ゴクリ。楽しみだわ…うふふふふ」  
 

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