第一部(!?) はじまりの夜  
 
ドルニエは苦しんでいた。  
 
彼がザールブルグに移り住んだのは、3ヶ月前。  
卓越した知性を認められ、才能ある弟子のリリーと、  
神童と呼ばれる二人の少女、イングリドとヘルミーナを連れて、  
ここザールブルグに錬金術を広めに来たのだ。  
 
ケントニスでの権力争いをも含めた多忙な生活よりも、  
好きなだけ研究に没頭できる今の生活の方が彼の性には合っていた。  
リリーは工房の仕事を不足なくこなしてくれるし、  
イングリドとヘルミーナは、時々喧嘩をするが、  
40になるドルニエにとっては娘のような年齢で、文句なしに可愛かった。  
 
そんな彼の苦しみとは、彼がストイックな生活を送るには少々若すぎる点だけだった。  
ケントニスにいる時には、錬金術を理解し、彼に尊敬の念を抱く恋人がいた。  
もっとも、アカデミー時代の後輩だった彼女、サラが強引に迫り押しかけてきていただけで、  
ドルニエにとっては彼女よりも研究の方が重要だったのだが。  
それにしても男としての欲求はそれなりに満たされていたのだ。  
 
ザールブルグに来て3ヶ月の間、彼は女体に触れていない。  
ザールブルグにも娼館はあるのだが、客のほとんどが冒険者で  
雰囲気も荒々しかったし、何よりこれから高尚な学問を広めるための  
アカデミーを建設しようというときに、無用な噂が立つのは避けたかった。  
 
そんな苦悩を抱えつつ、煩悩を振り払うべく深夜まで研究を続けていた、  
ある夜。階下で何かが転がる音がしたので、読んでいた本を置き、  
様子を見にいくと、やはり深夜まで調合を続けていたリリーがソファで眠りこけていた。  
リリーの手から落ちたフラムが床を転がったのだった。  
彼がその、品質・効力共に最高ランクのフラムをテーブルに戻し、  
リリーを起こそうとして肩に手をかけようとした、その時、彼の動きが止まった。  
 
寒いのか自らの体を抱きかかえるようにして眠るリリーの胸元が露になっていたのだ。  
普段はキッチリと首元まである服を着ているのだが、  
火を使う調合を一日中繰り返していたから暑かったのであろう、  
いつにない薄着をしていたのだ。服の上からでもわかる豊かな胸が寄せられ、  
谷間を覗かせ、なめらかな肌色の丘は、うっすらと汗にまみれ、寝息に合わせて上下していた。  
 
ドルニエの脳裏に、かつての恋人サラとの情事が蘇った。  
興奮により、汗のヴェールをまとった肌は、手に吸い付くようで、彼は好きだった。  
彼の胸が高まり、体中が火照り、血液が下半身に流れ込むのを感じた。  
 
いけない。教え子に欲情するなんて、あってはならないことだ。  
彼は急いで目をそらし、暑いかとは思ったがそばにあったタオルをかけ、2階に上がった。  
ひんやりとした自室に戻って、彼がこよなく愛する錬金術の書籍に囲まれても、  
彼の火照りはまだ収まらなかった。禁欲生活を続けていた下半身の猛りが  
脈動となって彼の脳を刺激する。振り払おうとしても、  
先ほど垣間見たリリーの胸の膨らみと、サラの艶姿が交互に脳裏に浮かんだ。  
 
「あぁ・・・」  
 
耐え切れず、猛り狂うモノを手でつかみ、こすった。  
甘美な痺れが下半身に広がる。こうなってはもう手の止めようがなかった。  
 
ドルニエが階段を登る音で目が覚めたリリーは、自分の上にタオルがかかっているのを知った。  
 
「あーこのタオル、さっき中和剤こぼしたの拭いたんだよね〜。  
まぁいいか。たいしたことないでしょ・・・」  
 
ぶつぶつつぶやきながら、タオルをたたみ、テーブルの上を見ると、  
作ったばかりのフラムが置いてあった。何度見ても素晴らしい。  
今まで作ったフラムの中で最高の出来だ。充実感と共に、工房の後片付けをした。  
 
「さて、もう寝ようかなー。あ、ドルニエ先生まだ起きてるかなぁ。  
雑巾代わりにしていたタオルとはいえ、かけてくれたんだし、  
御礼にホットシャリオミルクでも持っていこうかな。」  
 
シャリオミルクを暖め、階段を登ってドルニエの部屋へ向かう。  
ドアは5センチくらい開いていて、光が廊下に漏れていた。  
いつもきちんとしているドルニエにしては、ドアが半開きなのはめずらしかった。  
怪訝に思って、隙間からのぞく。そこには、普段の厳格で知的なドルニエはいなかった。  
 
そそり立つ肉棒をさすりながら、低くうめく。  
その表情は見えないが、先走った汁で光る肉棒は赤黒く、怪物のようだった。  
小刻みに上下する音に混じって、ドルニエのうめきが聞こえた。  
 
「うぅ・・・何てことを・・・ああ、リリー・・・サラ・・・うっ・・・許してくれ・・・」  
 
快楽に上ずる声の中に、道徳を冒したうしろめたさが混じっていた。  
 
リリーは男のものを見たことがなかった。  
そればかりか、恋愛に興味を持ったのはザールブルグに来て、  
町の人や冒険者と親しく付き合うようになってからだった。  
師と仰いでいたドルニエの生々しい性の衝動を目の当たりにして、  
ミルクが冷めるのも忘れて固まっていた。  
 
はじめてみる肉棒はグロテスクで気持ち悪かった。  
嫌悪感を覚えつつも、動悸は激しく、顔が火照る。  
そして、下腹部も熱を持っていた。  
未だ誰にも触れられたことのない場所に熱く濡れたような感触が広がり、  
はっと我に返ったリリーは、ドルニエにミルクを届けるのを諦め、自室に戻った。  
 
ベッドに寝転がり、今目にした光景を反芻する。  
 
「先生・・・あれが先生??リリーって呼んでた・・・。  
私を求めているの??・・・そりゃ私だって、男と女が何するのかくらい、知ってるわ。  
アカデミーの先輩がしゃべってたもの。でも、私は先生の恋人じゃないのに・・・。」  
 
リリーの下半身はまだ火照っていたが、彼女は自分を慰めることを知らない。  
もじもじと足をすり合わせてみるが、火照りは収まらない。  
胸もまだドキドキしていて、正常な思考を妨げる。  
リリーは自分がどうしたいのかもわからないまま、立ち上がり、ドルニエの部屋に向かった。  
 
ひんやりした廊下に出ると、少し頭がはっきりする。  
 
「私、行ってどうしようというの?・・・そんなの無理、私は先生の恋人じゃない。  
でも・・・お世話になった先生が、私の名前を呼んであんなことを・・・。  
苦しんでいらっしゃるのに・・・。」  
 
自らの下半身の熱を冷ましたいという欲求からは目をそらし、  
師弟愛だと自らに言い聞かせ、半開きのドルニエの部屋のドアを静かに開けた。  
 
立て付けの悪いドアは、半分くらい開いたところで、キーッと細い音を立てる。その音がはじまりの音だった。  
 
「先生・・・」  
「リ、リリー・・・!!」  
 
ドルニエは、目の前に現れた弟子の姿に狼狽を隠せない。  
それもそうだろう、下半身は露で、絶頂を間近に控え、なお一層猛り勃つ一物を握りしめているのだ。  
 
「こ、これは・・・その・・・」  
「・・・いいんです、先生。先生さっき私の名前を呼んでいらっしゃったでしょ?  
私、先生が望まれるのなら・・・」  
「いや、それはいけない!そんな・・・そんなことは・・・」  
「先生、私先生が苦しんでいらっしゃること気がつかなくて。  
そうですよね、先生も男性なんだから、当然ですよね。だから、先生・・・。  
私、さっき先生の姿を見てから体が熱くて、変なんです。それで、先生のところに来てみたの。」  
 
薄着のリリーの胸元が、先ほどよりも汗ばんでいる。  
ドルニエは、だめだと思いつつも、リリーの申し出を拒否できない。  
リリーだって、年頃の娘だ。性欲もある。その辺の、ゲルハルトだのテオだのという  
冒険者風情と関係を持つよりは、責任を持って私が・・・。  
下半身に血が集結した男の思考は思いっきり自分勝手だ。  
発端も過程もあったものじゃない。わけのわからない理屈で、  
最後に残っていた倫理観と理性を捨て、ドルニエはリリーの手を取った。  
 
リリーがそっと目をつぶる。リリーはこんなときどうしていいのかなんて知らない。  
ドルニエに身を任せるのみだ。ドルニエの指が、頬をなで、首筋を愛撫する。  
くすぐったいような、心地いいような変な気分。  
胸のふくらみをそっと撫でられ、一瞬羞恥心と恐怖が襲ったが、  
いつのまにかはだけた胸の先端を転がされ、甘美なうずきに変わった。  
ドルニエの手が震えている。ドルニエの手がリリーの腰を抱き、  
ベッドに押し倒す。ためらいがちに先端を口に含み、舌で転がすと、  
リリーの息が上がった。  
 
「あぁ・・・んん・・・んふぅ・・・」  
 
甘い吐息に誘われて、スカートの中に手を伸ばす。  
誰にもさわられたことのないそこは、男を知らないとは思えないほど  
潤み煮えたぎっていた。  
すでにとがった秘豆を刺激すると、リリーから嬌声が上がった。  
 
「あぁっそこ、なにこれ・・・ああぁ!」  
 
たまらず、そこに口を付ける。あふれ出るものをすすりながら、  
敏感な豆にも舌を這わせると、  
 
「ひっ・・・あっあっだめっもう、変なの!  
私、変になっちゃう、先生っやめて・・・もっともっとそこ・・・」  
 
支離滅裂なことを口走りながら、無意識に腰を動かす。  
秘豆はますます充血し、小指の先ほどに大きくなっていた。  
それを口に含み、舐めあげると、まだ膜の張ったままの穴がひくひくと収縮した。  
そろそろ、限界だった。  
 
「せ、せんせっ何か、何かきます!  
あっだめだめだめ、あっあっあっ、あーーーーーーーーー!!!」  
 
ひときわ高く細い叫びがリリーから上がり、腰が跳ね上がった。  
大量の愛液がシーツを塗らす。  
初めての絶頂にリリーは荒い息を吐きながら眉根を寄せていた。  
 
「気持ち・・・いい・・・なにこれぇ・・・」  
「イッたんだよ、リリー」  
「イク・・・?イクって・・・気持ちいい・・・」  
 
とまどったような、満足そうな声を聞き、ドルニエの我慢も限界に近かった。  
「リリー、そろそろ、いいかな・・・」  
「え?」  
 
いくらアカデミーの先輩に聞いたって、そんなに詳しく教えてくれるわけがない。  
リリーは、結合することを知らなかった。  
不思議そうにうつろな目を向けるリリーを無視して、  
ドルニエはリリーの洪水のようなそこに、モノをあてがった。  
ゆっくりと腰を埋める。  
 
「いっ痛い、痛いです先生!!だめっやめてええ!」  
 
覚悟もないまま襲った激痛に、リリーは腕をつっぱり  
ドルニエを遠ざけようとするが、ドルニエももう止まらない。き  
つい膣内になんとかモノを収めようと一息に腰を沈めた。  
 
「あああああ!!い、痛い・・・」  
 
リリーの頬を、涙がつたう。それを見ても、ドルニエはやめられなかった。  
 
「リリー、リリー、大丈夫。すぐに痛くなくなる。」  
「うぅ・・・」  
 
容赦なく腰を動かし始める。  
 
「あぁ・・・だめ・・動かないで・・・痛い・・・」  
 
訴えるリリーを無視して、ドルニエは肉棒でリリーの中を探る。  
 
「あぅ・・・痛・・・?!」  
 
入り口近く、なにかがカリにひっかかる場所で、リリーが息を呑んだ。  
 
「リリー・・・ここかい・・・」  
 
その場所に狙いを定めて、思い切り突く。  
 
「ひぁん!!!そ、そこ、ヘン・・・・・あぁん!!」  
 
突くたびに、肉棒を絞るように襞が蠢き、刺激する。  
 
「うぅむ・・・素晴らしいよ、リリー」  
 
サラは生娘ではなかった。悦びを知っていた。  
リリーは当然テクニックはサラの比ではない。  
が、リリーの生娘ならではの初心な反応と、  
自分が発見したリリーの性感帯、自分が開発するリリーの  
若々しい肉体に、おぼれそうだった。  
 
巧みにリリーのポイントを突きながら、奥まで埋め込む。  
興奮が高まってきたのか、子宮の回りが  
やわらかく熱く包み込むように膨張している。  
 
「はぁん!先生・・・先生、気持ちいい・・・」  
 
甘いリリーの声に興奮が高まる。  
 
「うぅ・・・リリー・・・そろそろ・・・」  
「?せんせ・・・・ぁああ!」  
 
急に速度を上げて激しく突き上げるドルニエに、リリーは一層高い声を出した。  
 
「はぁん!ああっあん!ま、また・・・!ひっあぁぁぁぁぁぁん!!」  
 
2度目の絶頂の訪れに、リリーがドルニエを締め付ける。  
 
「リリー・・・そんなに締めては・・・うぅっ」  
「んあああ!イクっ!イクっ!先生、私イッちゃうぅぅぅぅ!」  
「うっ出すぞ、リリー・・・!」  
「先生!!はぅぅぅぅぅぅん!!!」  
 
激しすぎるほどの絶頂に、言葉もなく、二人は失神するかのように眠りに落ちた。  
 
そんな二人の営みが、隣室のまだ幼い二人の少女たちを  
開花させることになるとは、泥のように眠り込む彼らにわかるわけもなかった・・・。  
 
続く・・・のか?!  
 

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