ある夜。
父と母は今出かけており、いるのはみかんとユズヒコのみである。きょうだいが些細なことで喧嘩をしているが、いつもどおりのことである。
「姉ちゃん、また俺のCD持って行っただろー!」みかんはいつもユズヒコのCDをかってに持って行き、全然返そうとしないので、こうやって定期的にユズヒコが怒ることになるのだ。
「うるさいなー、そのぐらいのことで文句言わないでよね!」みかんも、定期的に来るユズヒコの文句に対して、言い返す。
「大体姉ちゃんは、ずぼらすぎるんだよ!俺が迷惑してるってことわかってんのかよ!?」
「そんなの知らないよ。あんたが神経質すぎるだけでしょ」
「そうやって人の迷惑考えないから、いつまで経っても彼氏が出来ないんだ」
「なんですって…。あたしだってもう高校生なんだからね!」
そういうとみかんは、いきなりユズヒコの股間を揉み始めた。
「ちょっ…!何すんだよ…おい!」
「ほーら、ユズヒコくーん。あたしだって男を魅了することができるんだよー?」
「う…くそ……」(これはマジで気持ちいいぞ……抵抗できない)
どんどん硬くなっていくユズヒコの性器。みかんも勿論それに気づいていた。
「どうしたの?気持ちいいんでしょ。こんなに硬くなってるよー?」
ユズヒコが気持ちよすぎて抵抗できないのをいいことに、みかんはユズヒコを押し倒し、ズボンを脱がしてしまった。ユズヒコの性器があらわになる。初めて見る怒張した男性性器に、みかんは興味津々。
「うわあ…これがユズヒコの……」
「み…見るなよ!」
そう言うとユズヒコはすぐさまズボンを穿いて性器を隠してしまったが、みかんはまた無理やり脱がせ、今度はしっかりと性器を握った。
「つかまえたー♪」
「くっ…」
「にぎにぎしてあげよっか、にぎにぎ」
「姉ちゃん…ああ」
もう抵抗する声すら出ない。衣服の上からつかまれただけで抵抗できなかったのだから、直接手でつかまれるとなおさらである。
ユズヒコの性器を見ているうち、みかんは、友達が「男の人は女の人にアソコをしゃぶられるとすごく気持ちよさそうにする」と言っていたのを思い出して、自分もそれをやってみたいという衝動に駆られた。
「んっ」
「!!?…何やってんだよ姉ちゃん!?それじゃ変態…」
「んっんっんっ…んぐっ……」
「あ…あうっ」ついつい情けない声が出てしまう。
「気持ちいいんなら声出していいんだよ?ふふふ…」
しゃべるために性器から口を離したが、またしゃぶり始めた。しゃぶっている側も、エッチな行為をしていることで興奮し、息が荒くなってくる。
「だからやめろって…だんだんからだが熱…ぐふう」
次第に会話がなくなり、二人の荒い息と、しゃぶっている嫌らしい音のみが部屋に響き渡っていた。
「はあ……はあ……」もはやユズヒコの全神経は股間に集中している。
「ふう……ふう……」
「あっ…姉ちゃん……なんかやべ…」ユズヒコは自分のからだで何かただならぬことが起きようとしているのではないかと、本能的に感じ取った。「姉ちゃん…あああああっ!!ああっ!!」
「ん?うわっ!」
「お…おい、なんか白いオシッコがいっぱい出たぞっ!!」
ユズヒコはこれが初めての射精だったのである。みかんも射精のことまでは知らなかったので、びっくりしてしばらくは声も出なかった。
「これ……病気じゃないだろうな」
「し…知らないよ!あたしもう知らない…」
「自分で無理やり始めといてそれはないだろ!とりあえず飛び散ったのを拭いて、からだについたのも洗い流さないと……」
その後、2人は男性の射精というものを知るまで「病気ではないか」とびくびくしながら過ごしたのでした。めでたしめでたし。