こんな真夜中で部屋の電気も付いていないのに、リビングにあるテレビが、映像を映して光っていた。  
 「ぁん……ぁっ………」  
 イヤホンから聞こえる官能的な声……。  
 「あぁ…ヤッパリAVは最高だ………」  
 低く唸るように呟いた声の主は、男だった。  
 男「ハァ……ハァ……」  
 ……だが、男に悲劇が起きた。  
 
 カチッ………。  
 男「………んっ?」  
 イヤホン越しだが音が聞こえた。しばらくすると、電気が付いた。  
 男「………!!!!!!」  
 「お父さん!!!!!!」  
 ゆで卵のような、半魚人のような辛うじて人間の女が、後ろに立っていた。  
 母「ちょっと……なんで…え……AVなんて………!?」  
 父「…………」  
 AVが流れっぱなし……そして、耳にはイヤホン…。もちろん、声はテレビから出力されている。しかし、彼の耳には官能的な声さえ聞こえはしない。  
 父「セックスレスだからだ………」  
 母「……!?」  
 父「もう、ユズヒコが生まれてから……ずっとやってないじゃないか……」  
 父が、寂しそうな顔をした。  
 母「……それは…お父さんが生で入れるからじゃ………」  
 父「黙れ!!!それは……若さ故の過ちだろ!?……くそぅ……」  
 父はイヤホンを取った。そして、母に座るよう命じる。  
 父「これを見なさい!!マジで面白いから!!」  
 母「わかったわよ……」  
 母は、イヤホンを装着した。  
 
 AV女優「イクッ……イクよぉ…!!!!あぁぁあっ!!!」  
 一通り見終わった母はイヤホンを取った。  
 父「ど……どうだった?」  
 母「……感動したっ!」  
 父「小泉か!」  
 パチーン!!!!っと父が母に向かって頭を叩く。タカアンドトシもびっくりなツッコミが炸裂した瞬間であった。しかもワイドショーしか見ない主婦に向かってまさかの政治ネタとは……。  
 母「い……痛いわ………。…正直言うとね……濡れちゃったのよ……」  
 父「Maji!?」  
 マジがローマ字になるほど、驚きを隠せないようだ……。  
 母「……して…!」  
 父「……は?」  
 母「今すぐここで、私とやるのよ!!」  
 父「Majikayo〜〜〜!!!!!」  
   
 母「んっ……やぁだっ……お……お父さんっ………」  
 決して美乳ではない母の乳を愛撫する事が、何故かとても悲しく思えてきた。  
 ……トゥルルルリ〜ン!!!!  
 頭に、閃光が走った。父はひらめいた。  
 み……みかんだ…!!そうだ……何故もっと早く気付かなかったのだ!?  
 父「母さん、今日はやっぱり止めよう!」   
   
 
 説得1時間、寝るまで2分……。もう最悪だ……。  
 父は、みかんの部屋に急ぎ足で向かう…。  
 
 いつもはノックをしなくては入れないみかんの部屋……。  
 父は初めてみかんの部屋に入った。  
 物音を立てないようにそっとみかんの布団に近付く。  
   
 クチュッ………。  
 父は驚いた。水音が聞こえ、未だかつてない疑問が父を襲う。  
 みかん「あっ…………ダメっ………」  
 父「………!?」  
 「うわっ…濡れてる………姉ちゃんはエッチだなぁ」  
 (ユズ……!?)  
 父は確信に迫る。  
 ユズ「こんな所……父さんに見つかったら大変な事になるぞ……」  
 みかん「わかってるけど……あンっ……ユズッ……もっとしてっ……」  
 父の顔から血の気が引いた。  
 輪姦………この方法しかない。  
 だから、父はみかんとユズが被っている布団を剥いだ。  
 バサッ……!!!!  
 裸で抱き合っているみかんとユズが、目を見開いている。月明かりがとても眩しそうだ。けれど、二人は目を見開いていた。  
 
 ユズとみかん「と……父さん!!!!」  
 二人は怯えていた。もう逃げられない……この父からは……。  
 父「みかん……ちょっと来なさい!!!」  
 父が静かに怒鳴った。  
 
 父「……みかん………ウ…ハァ……いいよ……」  
 ユズヒコは、複雑な気持ちで父とみかんの行為を、ただじっと見ていた。  
 みかん「お……お父さん……そんなにしたら………あぁっ……!」  
 69の体勢になっている二人は、互いの秘所を舐め合っている。  
 ユズヒコの肉棒が、起立してきている。  
 父親の肉棒をくわえ込むみかんが、堪らなくいやらしい。  
 みかん「んあぁぁ………お父さんっ………」  
 まさかあんな厳格な父が、ユズヒコとみかんの関係を許してくれるとは……。しかも、条件付きに父も仲間に入れろだなんてありえない…。  
 父「みかん……尖端を舐めなさい……」  
 みかん「はむっ………チュパ………んっ……おいしい………」  
 肉棒の尖端にみかんの舌先がチロチロとうごめいている。  
 ユズヒコ「姉ちゃん……早くしろよ…」  
 ユズヒコは欲情にまみれた肉棒を擦り続けていた。  
 みかん「もうちょっとだから……んやぁっ……!」  
 父の舌が、みかんの膣口に入っていく。  
 みかん「あっ……お父さんっ!!んひぃぃっ………!!!」  
 みかんの腰がわなわなと震えた。  
 父の肉棒にお口で激しいピストン運動を送る。  
 
 
 

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