「ユカリンち」  
 
「ユズヒコ、悪いんだけどユカリンちにお見舞いに行って来てくれない?」  
「何でオレが行かなきゃなんねえんだよ〜。姉ちゃんの友達なんだから姉ちゃんが行けばいいだろ?」  
「ユカリンはね、あんたに来て欲しいんだって。ねっ、お姉ちゃん達を助けると思って。」  
「わかったよ。…じゃあ行ってくる。」  
「ありがとうユズ〜。はいこれ、ユカリンへのお見舞いね。」  
 
みかんの友達のユカリンが風邪を引いた。本来ならばみかんがお見舞いに行くところだが、  
ユカリンの希望でユズヒコがみかんの代わりにお見舞いに行くことになった。  
途中、少し迷ったが、何とか地図を頼りにユズヒコはユカリンの家にたどり着くことができた。  
ピンポーン!  
「は〜〜い。」  
少し嗄れた声が聞こえた。出てきたのはパジャマ姿のユカリンだった。  
「あ、ユズヒコ君いらっしゃい。よく来てくれたわね。」  
「あの、…こんにちは、ユカリンさん。姉がいつもお世話になっています。」  
「いいのよ、堅苦しい挨拶は。ごめんね、あたしの勝手な頼みで来てもらって。」  
「あ、い、いえ、…いいんです。」  
ユズヒコはユカリンの古来伝統の日本家屋にあがった。  
「あたしの部屋は2階なんだ〜。案内するわね。」  
ユズヒコは、ユカリンに案内されて2階にあるユカリンの部屋に入った。  
ユカリンの部屋は、みかんの部屋とはまた少し雰囲気が違っていた。  
がさつな姉に対して、おとなしめのユカリンの部屋はきちんと整っていて、ほのかに芳しい香りが漂ってきた。  
「ユカリンさん。これ…姉からのお見舞いです。」  
ユズヒコは、みかんから手渡された袋をユカリンに手渡した。中身はプリンだった。  
「みかんたら、私が風邪を引いたときプリンを食べるってこと憶えてたのね。うれしい。  
ユズヒコ君、みかんにありがとうって言っておいてね。」  
「はい。姉にそう伝えておきます。」  
「それから、ユズヒコ君もこれを届けてくれてありがとう。ちょっと目を閉じていてね。」  
 
「あ、はい。」  
ユズヒコは目を閉じた。  
「開けていいって言うまで開けないでね。」  
「はい…」  
(やっぱりみかんの弟だわ。仕草までみかんそっくり。カ〜ワイ〜イ…)  
ユカリンは、目をつぶっていて何も見えないユズヒコにそっと近づいた。  
そして、次の瞬間ユズヒコを抱きしめて自分の唇をユズヒコの唇に重ね合わせた。  
「うぐっ…」  
いきなり何かに自分の唇をふさがれてびっくりしたユズヒコは思わず目を開けてしまった。  
そして、ユカリンが自分にキスをしていることに気づいた。  
ユカリンはユズヒコを更に強く抱きしめた。そして、ユズヒコの口の中に自分の舌を入れてきた。  
「くく…むむ…ぐむむ……」  
突然の出来事にユズヒコは何がなんだかわからなかった。ただ、ユカリンのなすがままにされるしかなかった。  
永遠とも思われる時間が過ぎた後、ユカリンは漸くユズヒコの唇から自分の唇を離した。  
「ユカリンさん、これは一体…」  
「だめじゃないのユズヒコ君、あたしが目を開けていいって言ってないのに開けて〜〜。」  
「あ…どうも……すみません………でも、いきなりびっくりしたんで、つい…。」  
「まあ、いいわ。ファーストキスってどんな味か確かめてみたくて。ファーストキスって、あんまり味がしないのね。クスッ」  
ユズヒコの顔はいつの間にか赤くなっていた。脈拍が急激に上昇していた。  
「あ、そろそろお薬の時間だわ。…ねえ、ユズヒコ君。あたりのお薬手伝ってくれる?」  
「はい。…あ、じゃあ水を持ってきます。」  
「それじゃああたしはお薬出しておくからお願いね。1階の居間にあるお湯のポットとコップのセットがあるから。」  
「わかりました。」  
ユズヒコは、ユカリンの部屋を出て行った。その間、ユカリンは薬を取り出した。  
(あたし、みかんの弟を好きになっちゃったみたい。いつもは自分でしてるのに…)  
5分くらいして、ユズヒコはユカリンの部屋に戻ってきた。  
「ユカリンさん、お湯を持ってきました。って…え?そ、それは何ですか?」  
「これ?お薬よ。」  
 
ユカリンの薬とは、なんと浣腸と座薬だった。  
「いつもは自分でしてるんだけど、やっぱり一人だとしづらいのよね。だから、ユズヒコ君、お願い。」  
「で、でも…」  
躊躇するユズヒコにユカリンは迫ってきた。  
「大丈夫よ、ユズヒコ君。ほら!」  
そう言ってユカリンはガウンをはだけた。そこには、みかんと同じくらいのかわいらしいペチャパイが覗けていた。  
実は、ユズヒコが部屋を出ている間にユカリンはパジャマや下着をすべて脱ぎ、ガウン一枚になっていたのだった。  
「ゆ、ユカリンさん。だめですよ、風邪悪くなっちゃいますよ!」  
「大丈夫よ。ユズヒコ君があたしのおっぱいを顔であっためてくれたら。」  
そう言ってユカリンはユズヒコの後頭部を両腕でつかみ、自分の剥き出しの胸に押し付けた。  
「うぷっ…」  
ユズヒコは、ユカリンのすべすべした柔らかな肌に顔から突っ込んでいく形となった。  
ユズヒコを自分の胸に押し当てながら、ユカリンはユズヒコに問いかけた。  
「ねえユズヒコ君。みかんから聞いたんだけど、ユズヒコ君て2歳過ぎてもまだおっぱい飲んでたんだって?この甘えん坊さん?」  
「むぐっ、んぐぐ…(畜生、アネキの奴。そんなくだらない事までベラベラと友達に喋りやがって〜〜!)」  
「あたしのおっぱいでよかったらいっぱい飲んでいいよ。…そうだ、試しに飲んでみてよ〜あたしのおっぱい〜。」  
そう言いながらユカリンはユズヒコを抱きしめる力を強くしていった。  
こうなっては、ユズヒコの選択肢はただひとつ。ユズヒコはユカリンの透き通るような白い肌に舌を這わせた。  
そして、ユカリンの乳首に顔をずらすと、徐に乳首を舌で転がし、唇にはさみ、そして吸い始めた。  
「ああ〜ん、ユズヒコ君。さすがはずぅっとおっぱい吸ってただけあるわ〜。気持ちいい〜〜?」  
なおもユカリンはユズヒコの顔を自分の胸にぐいぐいと寄せて、快楽の海を泳いでいた。  
「ねえ、ユズヒコ君。あたしのお尻に浣腸と座薬入れてくれる?もし入れてくれるんだったらあたしの乳首を軽く噛んでぇ〜〜」  
たとえここで拒絶しても、ユカリンにこうも拘束されている以上この状態から解放されるには承諾するしかないだろう。  
ユズヒコはユカリンの言うことを聞くしかなかった。ユズヒコはユカリンの乳首を歯で挟み、軽く擦った。  
 
「あはぁっ、そんなことまでしてくれるなんて、ユズヒコ君てサイコーっ!」  
ユカリンは漸くユズヒコの拘束を解いた。ユズヒコの頭の中は、既に錯乱状態に陥っていた。  
この人の強引さには勝てない。それならむしろ、自分から積極的に相手の手に乗ってみようと。  
それにユズヒコは、ユカリンの胸に、母の完熟した胸とはまた違った味わいを感じていた。  
ポチンとしたかわいらしい乳首、瑞々しい乳房、すべすべした柔肌…。  
「ユズヒコ君て、カワイイ顔して結構Hなのね。でも、そこがまたステキよ。」  
ユズヒコはただ肯くしかなかった。  
「それじゃあ、お願いね。あ、でもその前に、ワセリンを塗ってね?」  
そう言ってユカリンは白いお尻をユズヒコに突き出した。とその時、ユズヒコの頭に何かが閃いた。  
ユズヒコはユカリンの秘穴にワセリンを塗りながら言った。  
「ユカリンさんて、肌白くて綺麗ですよね。うちの姉ちゃんなんか、色黒で、おまけに毛深いし。」  
「あら、みかんは健康的な小麦色の肌でいいじゃない。あたしなんか、日に焼けるとすぐ赤くなっちゃってぇ、痛いだけなの。」  
「いえいえ、姉は逆に白い方がいいって言ってましたよ。」  
「へぇ〜、そうなんだ〜。でも、みかんと違ってユズヒコ君は色白いわよねぇ。あたしよりも白いんじゃない?」  
そんな会話を交わしながら、ユズヒコは『ある物』を数えていた。  
「でも、ユカリンさんのお尻の穴はちょっと黒っぽいですね。」  
「や〜だ〜、ユズヒコ君たらそんなトコ見てたのぉ〜?いいよぉ、そんなトコなんか見なくてぇ〜」  
「ユカリンさんのお尻があまりに綺麗だから、つい見とれていました。皺が21本ありましたよ。」  
「ウッソォ〜、あたしのお尻の穴の皺なんて数えてたのぉ?ユズヒコ君たら〜〜…」  
「じゃあ、入れますよ。」  
ドクッドクッドクッドクッドクッ…薬液がユカリンの直腸内に浸入していった。  
「あ……あ……う〜〜ん……」  
薬液をユカリンの腸内にすべて注入してまもなく、ユカリンは激しい便意を催した。  
「ユカリンさん、そろそろトイレに行ったほうが…」  
「まだだめよ。最低でも5分くらいは我慢しないと…腸は綺麗にならないのよ…」  
「でも、…ここで漏らしたら……まずいんじゃないですか?」  
おろおろするユズヒコに対し、ユカリンは苦しいながらも余裕の表情を見せた。  
 
「大丈夫よ……あたし…これでも慣れてるんだから……あと5〜6分は大丈夫よ…」  
そうこう話しているうちにユカリンの額に脂汗が流れ出てきた。  
「じゃあ、…そろそろあたしをトイレに連れてって…。お尻を押さえててね……」  
ユズヒコはユカリンをそっと立たせた。そして、ユカリンのお尻の穴に自分の指を入れてトイレに移動させた。  
そして、ユカリンはユズヒコの指を外させ、便座に座った。そして、ユカリンは笑いながらユズヒコに話しかけた。  
「あたしのするところ……見てもいいわよ〜?」  
「あ…い、いえ…結構です!…あ、あのボク…手を洗って先に部屋に戻ってますので…」  
ユズヒコはあわててトイレのドアを閉め、洗面所に向かった。そして、急いで手を洗った後、耳を塞いでユカリンの部屋へ駆け戻った。  
「クスッ、ユズヒコ君たら、冗談を真に受けるなんて、本当かわいい……」  
そう思いながら、ユカリンは自分の腸に溜り溜まっている老廃物を一挙に体外に排出した……  
数分後、ユカリンは自分の部屋に戻った。そこには、正座しているユズヒコの姿があった。  
「ユズヒコ君のおかげでおなかがすっきりしたわ。ありがとう。」  
そう言って、ユカリンは今度は体温計をユズヒコの前に掲げた。  
「今度はコレであたしの体温を測って。」  
「でも、体温だったら腋の下とか口の中に入れれば…」  
「ううん。それよりも正確な体温の場所があるの。…直腸温。」  
ユズヒコは、ユカリンに完全に弄ばれていた。ここまで来たら何でもやってやる。これがユズヒコの結論だった。  
ユズヒコは、先程まで自分を虜にしていた部分を再び見た。先程あの太い排泄物が出たところとはとても思えなかった。  
「じゃあ、測りますよ…」  
ユズヒコはユカリンの秘穴に体温計をゆっくり差し込んだ。そして、ある程度まで入れると手を離した。  
少し離れてみると、先程の浣腸を思い出す。端から見ると恥かしいことこの上ない格好だ。  
「こうやって見ると、まるでユカリンさんがまた浣腸されているみたいですね。」  
「何言ってんの。もう…」  
 
ピピッという測定終了音がした。ユズヒコは体温計を抜く。目盛は36.9℃を指していた。  
「だいぶ熱も下がりましたね。」  
「うん。昨日までは37.9℃あったのに。ユズヒコ君が来てくれたお蔭かな。」  
「いえ、そんな…」  
「じゃあ、今度は座薬ね。」  
こうして、ユズヒコは最後までユカリンの投薬を手伝うことになった…。  
 
先日、ユズヒコはユカリンのお見舞い(みかんの代役)をどうにか無事に終えた。  
しかし、あろうことか、今度はユズヒコが風邪を引いてしまったのだ。  
どうやら、慣れない「ユカリンの手伝い」をしたため体力の低下が著しく、ユカリンから風邪をうつされてしまったようである。  
ユズヒコが自分の部屋で寝ていると、ドアのチャイムが鳴った。みかんが出た。  
「は〜〜〜〜い。あ、ユカリンどうしたの?…ああ、ユズならいるよ。まああがってあがって。」  
「なぬ!?」  
今度はユカリンがユズヒコのお見舞いに来たのだ。  
しばらくして、みかんとユカリンがユズヒコの部屋に入ってきた。  
「ユズヒコ、ユカリンがあんたのお見舞いに来てくれたのよ。具合はどう?」  
「ユズヒコ君、この間は本当にありがとう。でも、今度はあなたが風邪を引いちゃったのね。私のせいで…」  
そう言いながら、ユカリンは次第に涙ぐみ、ついには泣いてしまった。  
「いや、大丈夫ですよ、ユカリンさん。ボクは…ゴホッゴホッ……」  
「あ〜こらユズ、無理しちゃだめよ。…そうだ。ユカリンがあんたに『サッポロ一番みそラーメン』を持ってきてくれたのよ。」  
「あ、ありがとうございます、ユカ…ゴホッゴホッ…ユカリンさん……」  
「そうだ。ユズヒコ、あんたお昼まだじゃない?だったらこのラーメン作ってあげようか?」  
「それならあたしが作るわ。ね。みかん、いいでしょ?」  
「サッポロ一番みそラーメンを持ってきてくれた上に、作ってくれるなんてどうもありがとう…ごほっ…ございます……」  
ユカリンの涙はおさまったようだった。そして、みかんとユカリンはラーメンを作りに、ユズヒコの部屋から出て行った。  
やがて、ユカリンがサッポロ一番みそラーメンを持ってユズヒコの部屋に再び入ってきた。  
みかんは、ユズヒコの風邪が自分にうつらないために、自分の部屋に戻っていた。  
 
「はいユズヒコ君、あ〜〜ん。」  
「あ、いやいいですよ。自分で食べられますから。」  
「いいのいいの。遠慮しないで。ほら、あ〜〜ん。」  
ユズヒコはユカリンにラーメンを食べさせてもらった。  
ユズヒコが食事を終えてラーメンの食器を片付けた後、ユカリンはユズヒコの側に近寄った。  
「ユズヒコ君。実は、もうひとつユズヒコ君の大好きなものを持ってきたんだ。」  
そう言ってユカリンは、自分のブラウスの前をはだけ、ブラも取り外した。  
「ユズヒコ君、あなたに風邪をうつす気はなかったの。ごめんね。お詫びにあたしのおっぱいあげるから。」  
「は………はい………」  
ユズヒコは、今や自分の好物と化したユカリンの胸をじっくりと堪能した。  
しばらくして、ユカリンは残りの衣服をすべて取り去った。  
そこには、一人の女子高生の透き通るような裸体があった。  
染みひとつない白く綺麗な肌。瑞々しい唇。そして、チャームポイントの二重瞼。  
「ユズヒコ君も裸になって。」  
ユズヒコの頭の中には、「抵抗」という2文字は完全に消滅し、ただただ美しい体を見たいという欲望のみが支配していた。  
ユズヒコの肌も、ユカリンに負けず劣らず白かった。そして、ユズヒコもユカリンも、首から下には産毛しか存在しなかった。  
「あ〜、ユズヒコ君まだ生えてなかったんだ〜。」  
「ユカリンさんも生えてないじゃないですか〜。アネキは腋の下も脱毛が面倒臭いって愚痴をこぼしてるのに。」  
既に、ユズヒコの股間には変化が生じていた。  
「あ〜、ユズヒコ君。あたしの裸見て感じたんでしょ〜。Hねぇ。…でも、あたしで感じてくれてうれしい〜。」  
「そういうユカリンさんだって…乳首が固くなってるのはどうしてですかぁ?」  
「お互い様ね〜。クスッ。生えていないもの同士で楽しみましょう。」  
ユズヒコとユカリンは布団の中で戯れ始めた。  
 
まず、お互いの唇と唇を絡め、互いに唾液を飲みあった。ねっとりとしたものがそれぞれの喉の奥に流れていった。  
次に、二人は互いの頭が相手の秘部に来るように位置を変えた。  
ユズヒコはユカリンの秘裂を、ユカリンはユズヒコの男根をそれぞれ口にした。  
初めての味わいに、二人とも最初は少し戸惑った。  
しかし、慣れていくにつれて、お互いがお互いの秘密の場所を愛し合うようになった。  
「ユカリンさん、ボク…もう……」  
「ユズヒコ君、あたしももう……」  
二人とも、自分で慰めることしか知らなかった日々が懐かしく思えるような感覚に陥って行った。  
「あああ〜〜っ!!」  
二人はほぼ同時に絶頂を迎えた。そして、ユズヒコは男の体液を、ユカリンは女の体液をそれぞれ互いの口内に迸らせた。  
「はあ…はあ…はあ……」  
再び、二人は顔を合わせた。それぞれの顔には、相手の体液でいっぱいだった。  
「ユカリンさんのって、変な味がしますね。ハハッ」  
「ユズヒコ君のこそ、変な味ィ〜。男の人のはイカの臭いって聞いたけど、外れてはいないわね。ハハハハ」  
次の瞬間、二人は最後の段階に到達しようとした。何も言わなくても、お互いそれは承知していた。  
ユズヒコは、既に十分過ぎるほど回復していた。そして、それをユカリンの大切なところへこれから入れようとしている。  
「じゃあ、ユカリンさん、入れますよ…」  
ユズヒコは、自分の屹立したものをユカリンの一本の縦線の間に捩じ込み始めた。  
「痛ッ…」  
ユカリンは、初めての挿入の痛みに、思わず声を挙げてしまった。  
「あ。抜きますか?」  
「ううん。いいの。そのまま続けて。あたしは我慢するから。」  
ユカリンは目をきつく閉じ、唇を噛んで痛みに耐えようとした。  
ユズヒコは、ユカリンがなるべく痛がらないように入れていった。  
ズプッ!  
こうしてユズヒコとユカリンは完全につながった。  
「ユカリンさん。ボクの方もちょっと痛いです…これでおあいこですね。」  
「そうだね。」  
ユカリンの方も、最初の激痛はなくなり、いまでは疼きに変わっていく模様であった。  
二人は、ゆっくりと、そして徐々に速く体を動かした。  
 
ユズヒコがユカリンの胸を吸ってきた。そして、ユカリンはユズヒコの頭を自分の胸に押し付けた。  
「ユズヒコ君、もうすっかりあたしのおっぱいが好きになっちゃったのねぇ。」  
「むぐ…はい……んぐ…」  
「これからも、たまにはあたしの家に来てね。あたしのおっぱいも好きなだけ飲んでいいから。」  
「はい…」  
ついに結合しあって初めての“波”が二人に押し寄せてきた。  
「あ、…ユカリンさん、…ボ、ボク……もうすぐ…」  
「うん…あたしも…じゃあね、ユズヒコ君が1、2、3て数えてね。あたしはそれに合わせられるから」  
「はい…あ、もう来ます…1、2、…3!!!」  
「あああああああああああああぁっ……」  
ビクンビクンビクンドクンドクンドクン…ビクビクッ…ドクッ………ドクッ…………ドク……………………  
こうして、ユズヒコとユカリンは、みかんの知らぬところでお互いの肉体を知ってしまったのだった。  
「ユズヒコ君。」  
「はい、ユカリンさん…」  
「ユズヒコ君の風邪が治ったら、今度二人きりでケーキのバイキングに行こうね?」  
「はい。是非、喜んで。」  
こうして、二人はまた唇を重ね合わせたのだった……  
 
「ユカリン、今日は弟のために見舞いに来てくれてありがとうね。何のお構いもできなくてゴメン。この埋め合わせはまた今度。ね。」  
「いいのよみかん。こちらこそ弟さんに風邪をうつしちゃってごめんね。そんな…埋め合わせだなんて…。」  
「じゃあ、また明日ね。」  
「うん。ユズヒコ君によろしく〜。」  
こうしてユカリンは、みかんの家を出発した。  
両胸にできた大量のキスマークと、未だ止まらぬ秘所の出血と疼きを手土産にして…。  
そして一方、ユズヒコは、自分のシーツが大量の血で汚れているのに気づいた。  
自分がどこか怪我をしたのか体中を見回したが、しばらくして自分がユカリンの初体験の相手であることを納得したのだった。  
 
(尾張)  
 

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