―正月、一家は旅館に泊まりに着ていた。
みかん「おかぁさぁーん、お風呂まだ行かないのー?」
みかん「…」
みかん「おかぁさぁーーーん。」
父が浴衣姿でトイレから出てくる
父「母さんならもうすぐ風呂から帰ってくるぞ」
みかん「へ!?お父さんもうお風呂入ったの?お母さんも!?」
父「お前らが1階の土産売り場から中々帰ってこないからな。もうこんな時間だぞ。」
みかん「だってあの後ゲーセンにいたもん。だからって子供おいてく?普通!」
父「はっは」
父は座ってテレビを見始めた。
みかん「まったくもぉー。ユズー、お風呂行こうよ」
ユズ「はぁい」
みかん「なんでホテルまで来てゲーム持ってきてんのよ。」
ユズ「ホテルじゃなくて旅館だろ?」
みかん「…うるさいなぁ!お風呂行くから早く用意して!!」
ユズ「はいよ」
父「風呂は混浴だぞ」
みかん&ユズ「…!」
ユズ「…じゃあ先姉ちゃんだけ行ってきなよ。」
みかん「なんでぇ!?あたしだけだと危ないじゃん!」
ユズ「いや、ありえないありえない。」
みかん「ありえるって。あ、ユズ恥ずかしがってる?ガキだな〜まったく( ̄∇ ̄」
みかん「お父さん?大浴場どこだっけ?」
父「北館。」
みかん「げ、違う館か。もういいじゃん、迷うしついてきてよユズ」
ユズ「わかったよーーー・・・・・・・・・・(げっそり)」
――2人は北館に行くために階段を降りていた。
みかん「あ、お母さん。」
母「あら、やっと帰ってきた?いつまでも来ないからお父さんと2人でお先したよ。」
母「ここ、混浴だったみたいね♪お母さんびっくりしちゃった♪」
みかん「知ってる。普通のはないの?」
母「さぁ?探せばあるんじゃないかい?混浴も入ってみれば悪くないよ。兄弟仲良くね♪♪」
ユズ「なんでこんな機嫌いいんだよ・・・意味わかんねー・・・」
みかん「あたしこの旅館の匂い好きなんだよね〜〜」
ユズ「早く行こうよ・・・」
――大浴場、脱衣場は男女別々だった。ユズは1人で服を脱ぎながら心の中でぼやいていた。
ユズ「なんで姉ちゃんは嫌がらないんだよ」
ユズ「この年になって兄弟で風呂とかそっちの方が子供じゃんかよ」
ガラガラガラ、ユズが風呂をあける音が浴場内に響く。
ユズ「結構広いね〜。色々あるじゃん。」
時間が遅いせいか人も少ない。
姉が見当たらない。とりあえず奥に進み、人のいなさそうな露天風呂に行った。
ユズ「ここだと誰も来そうじゃないな。やっぱ風呂は1人が落ち着くんだよな〜。ふぅ〜〜。」
「バタン!」
露天入口のドアをあけてみかんが全裸で小走りで入ってきた。
みかん「み〜つけた。こんなトコよく見つけたね〜!」
風呂につかっているユズはみかんの全裸をまのあたりにして不覚にも股間がぴくりと反応した。
ユズ「俺は端から攻める派なんだよ。ていうかタオルぐらい巻けば?」
「え゙。あはは、おっきいタオル置いてきちゃった。気にしない気にしない♪」
「。o(どうやったらズレ落ちないように巻けるか知らないなんて言えないね…( ̄∇ ̄;」
そう言って手で曖昧に隠された股間だが、みかんが動くたびに見え隠れする薄毛が逆にユズを興奮させた。
「さむ〜」
石枠をまたいで足をつける。
みかんはユズを見ていない。それを確認しつつみかんの股間をまじまじと見た。
「あちっ… ……ふぅ〜。」
ユズのあそこは完全に勃起していた。体育座りのように足をまげ、その上にタオルをかけて隠そうと努めた。
「やっぱ露天風呂はいいね〜〜♪」
目を閉じ口を空けながらスイスイと泳ぐようにユズの元に近づくみかん。
「別にこっちこなくていいだろ」
ユズは危機感を感じながら冷静を装った。水の中でみかんの肌色が徐々にはっきり目に映った。
「ガキが恥ずかしがってんじゃないの」
みかんはユズの真横についた。その行動に弟への好意さえ感じる。
みかんの横顔をチラと見ると、見た事もないほど頬を赤くしている。
女性は風呂で温まると体が真赤になる事は珍しくない。それを知らなかったユズは何故かもわからず興奮した。
「あっち〜」
1人で勝手にきまづい空気だと解釈したユズは紛らわすように言った。
みかんは目を閉じて黙っている。乳首がはっきりと見える。
意外に胸がある。硬くなったあそこがビクビクと反応した。タオルの上から自分の肉棒に手をあて上下させる。
ほぼ無意識に手が動いていた。姉の眼前でオナニーしている自分に気づき異様に興奮した。
「さてと!!」
みかんが突然目をあけ立ち上がろうとしたその時だった、みかんの手がモロにユズの棒に触れた。
体を持ち上げるためだったのでみかんの体重がかかり、ユズは相当な刺激を受ける。
「・・・・・。」
一瞬時間が止まった。気まずさが雪崩のようにおしよせてこようとしていた。
「ねえちゃん・・・!」
ユズの体がみかんにかぶさる。何をしてもこの気まずさからは逃れられないと一瞬で判断した。
欲に負けたというより、一番自然な流れに逃げたという感じだった。
「ちょっと・・・!」 みかんも動揺を見せたが、触ってしまった自分の責任を感じたのか、
同様にこれ以上時間が止まるのには堪えきれなかったのか、ユズの行動を半分受け入れながらの抵抗だった。
「ねえちゃん・・・」 頭が真っ白になり、とりあえずみかんの両足に手をあてて股を開こうとした。
肌色の中にほのかに黒が見えた瞬間、意識が戻った感じがした。今度は純粋に性欲が生まれた。
「ユズ・・・人きたら・・・」 そんな事を言われても途中でやめれるわけがなかった。
ユズは必死だった。とりあえず先に進まなければ…。 動きと止める事は許されなかった。
指をみかんの股間にあてる。毛の感触の次に、指は柔らかい壁にあたった。
「あ・・・」
みかんは反射的に股を閉じたが、ユズはすぐにこじあけた。そして再び指を、確実に陰部に入れようとしていた。
そんなに簡単に入る物ではないが、今はそうしようとする事だけに意味があった。
幸いみかんもこの状況に酔っていた。冷静になられるとマズかった。みかんは濡れていた。
中指が第一関節まで入る。親指でクリトリスを弄んだ。
「ユズ・・・・」 みかんはゆっくり腰をふり気持ち良さそうな顔をする。姉のそんな一面を生まれて初めてみた。
それはユズの指の動きを激しくさせた。
手があまってる事に気がついたユズは余った右手で乳首を触り始めた。
その瞬間乳首が勃起した。目に見えるほどの変化の早さだった。
ソレを見て、ユズの股間はどくどくと脈打ち、姉との合体を望んでいた。ユズは決心する。
「ユズ・・・」
ユズが何をしようとしているかわかった。しかし拒める空気ではなかった。
2人は幻想の中にいた。ここでこの幻想を打ち破ってしまえば、
2人はとてつもない気まずさに押しつぶされる事を知っていた。
ゆずの小さい棒がみかんの穴にはいってゆく…それでも強い締め付けを感じた。
「あっ…ぅん!」 もちろんみかんも初めてだった。
おもむろにユズの背中に手をまわし抱きついた。ユズは嬉しかった。
にゅるにゅるに締め付けられ、とてつもない快感に溺れながらユズは必死に腰を動かした。
みかんもまた異様な興奮の中で自分の中に入ってくる弟に感じていた。
「ぁ・・・はぁ・・はぁ」「ハァ・・・はぁ」
2人の息が荒くなる。10cm先にみかんの顔がある。口をあけて気持ち良さそうだ。顔はさっきより赤い。
姉は容赦なしに締め付けてくる。気持ちよくて今にも発射しそうだ。
「はぁ・・・ユズ・・・あぁ・・・・ん」
それは露天風呂の隅で兄弟が繰り広げる異様な光景だった。
お互いに全裸で、実質野外で行われているそれは、サルの交尾同然だった。
「ユズ・・・きもちいい・・・はやく」
ユズはさっきからイきそうだが、いつもの手ではないせいか、イクほど気持ちよくても中々射精しない。
腰のスピードがどんどんあがる。
「あっぁあ!ユズぅ…おねえちゃんきもちいっ」 みかんの小声の恥語だけが繰り返された。
はじめて味わった気持ちよさに完璧に我を忘れていた。
「あぁぁ・・・おまんこきもちぃぃ・・・!」快感に浸ろうとする意志が、みかんにどんどん恥語を吐かせた。
にゅぷにゅぷとしめつける姉の性器に、ユズの快感もついに限界まで上り詰めた。
そして次の瞬間 風呂の一部が白く染まった。
「あああああっっ!!!……ハァ・・・はぁ・・・・はぁ・・・・」