細かい事は面倒臭いので、省略する。チートがチートな方法で更にチートをする話なんぞ、思考回路の無駄遣いだからだ。  
そんなわけで、とある女子寮の一室がいきなり隔離空間に放り込まれた。  
更に調教道具を一式揃えた調教部屋に、対悪魔封印を施した環緒さんを縛り上げた。  
勿論一糸纏わぬ姿にした上で亀甲縛りを施し、更にアームバインダとボールギャグに足枷で完全に動きを封じる。  
その上でベットに放り出したら、意識を取り戻したようで矢継ぎ早に詰問してきた。最も……。  
「フモフフフン!?フガガガ、フガガガホンガガガ!」  
口枷が言葉の意味を奪い、意味も無く涎を垂らすだけに終ったが。  
こうしてみると、中々に扇情的な光景である。  
胸こそ不足しているものの、その分華奢な美しさを備える白い裸体。  
なけなしの胸を緊縛が縛り上げ、陰部に食い込む縄の色。  
可愛らしさと美しさを同居させた顔には怯えの色を浮かべ、だらしなく涎を垂らす事を強要させる。  
「なにを言ってるか分りませんよ、環緒さん。なに、大したことではないですよ。ただ少し、監禁させてもらうだけです」  
「ファンギガ!?」  
会話に意味は殆ど無いが、一応警告なので続ける。  
「そうそう、神無は使わない方が良い……」  
 
「ファンガ!?……ヒガアアアアアァァァァァ!?」  
存在消滅の必殺の弾丸神無に対しての対策を伝えようとした矢先に、これである。世界は違えど、操は操という事か。  
悪魔の魔力は拘束帯によって変換され、純度100%の魔力電流に変換される。  
当然、元の力が強ければ強いほどその効果は高まる。  
電流の洗礼を受けた言葉にならない絶叫を放ち、身をよじる事も許されずに涙と鼻水を流す。  
「あーあ。お姉ちゃん、トモの話は最後まで聞こうよ……ていうか、これが私と同じ存在だったって、恥ずかしいなもう」  
「ガ、ハガガ……」  
目に涙を浮かべながら、環緒は疑問符を表情に浮かべる。  
「では話す前に使ってしまいましたが、ペナルティです。ああ、プレゼントかな?」  
金属の丸まった鉤を鼻の穴に引っ掛け、軽く持ち上げて拘束具に追加固定する。  
「うっわっ、エロ!」  
整った顔を醜い豚鼻状に歪めた光景は、正に操が漏らした言葉どおりだった。  
なまじ整っている顔が強制的に醜くされ、涙と鼻水を垂らす姿は素晴らしくエロティックだ!  
「フガガッガガガガガ!?フガアアアアアァァァァァッ!」  
言葉にならない悲鳴も、心地良い。  
 
とはいえこのままでは話が進まないので、軽く鼻に指を入れる。当然、フックが粘膜を傷付けない程度で。  
鼻での呼吸が阻害されるので、強制的に静かになると言うわけだ。  
「別にレイプするわけではありません。ただ此方の都合で、アナルを軽く調教する程度です」  
「一応念の為に伝えておくけど、お尻の穴。ケツの穴を広げるってこと」  
環緒の口での呼吸が動揺を表して、荒くなる。零れる涎も、量を少し増やした。  
「一巡目の世界の事とか、全て分っています。そしてこれはその為に必要な行為で、仕方の無いことなんです」  
逃げ道を用意して顔色を確認するが、その目にあるのは少しの怯えと強烈な敵意。  
「んー、トモ。この様子じゃあ、協力してくれなさそうだけど……」  
「そうだな、じゃあ此方の目標にアナル拡張が追いつかなかったら更にペナルティ。操、今の身体を見せてやれ」  
提案に操は頷き、凶悪な笑顔を浮かべながら普段着のワンピースを消去した。  
そして現れる裸身、それは環緒のかつての姿をほぼ正確に写しておきながら股間一点が致命的に異なる。  
更に動揺が呼吸と涎に現れ、目から敵意の変わりに怯えが映し出される。  
「んー、でもこの身体って超気持ち良いよ?そりゃあ少し人とは変わるけどさ、気持ち良さは寧ろ御褒美になるんじゃない?」  
「さて、どうだろうな?」  
 
かつての自分の鏡の筈のもう一人の自分、その肉体が卑猥に改造されている。その精神が淫靡に変質している。  
これが快楽を知らぬ者にとってどれ程の恐怖か、快楽を知ったばかりの操には想像出来ないのだろう。  
「では、これが最後通告です。これから口枷も外しますが、ちゃんと質問に答えること。応えなかった場合、分りますね?」  
「な、なんで、どうして?二人とも、正気に戻ってよ!?」  
口枷を外した途端、いきなりヒステリックに叫ばれる。  
今の精神状態では無理もないが、それでも違反は違反である。  
此方からは妥協する気が無いことを身体に教え込む為、宙に指を走らせて操に実体を与える。  
「本当に!物分りが!悪いなぁ!あ、歯を立てたら!もっときつい事!するから!」  
操は嬉々としてその口の中に股間の一物を突っ込み、強制的に喉奥に突き込んでイマラチオを開始する。  
「がっ!げえっ!ぶえぇっ!ゴ!があ!グウ!」  
それから間も無く、環緒は調教の開始に同意させられるのだった。  
まず浣腸をして、腸内を強制洗浄する。ちなみにこれは毎日同じ時間、同じ回数を行う。  
しばらくそうして過ごせば身体が浣腸を自然な排便方法として受け入れ、自力では排便できなくなる。  
しかしその問題は自分がその手間も臭いも苦にならないので、直貴も同じと推測される。  
当然、無視する。  
 
「いやあああぁぁぁっ!」  
「そっか、操と違ってまず洗浄からなんだね」  
「うーん、やっぱりこの臭いだよなぁ。これがないと、どうも調子が出なくてな」  
次に舌を捻じ込み、舐め解す。  
「ふうっ!くはっ!」  
「んー、やっぱりこの苦味が大切だよなぁ」  
「むー、この身体じゃ味が付かないからなぁ。トモ、次の肉体改造期待してるからね!」  
そして初心者用のアナルバイブで、じっくりと拡張する。  
「はっ、あっ、やだぁ……」  
「あれ?なんか調教の進み具合が悪くない?操がやられた時は、もっと気持ち良かったけど?」  
「肉体があるから、思い込みでクリア出来ないんだよ。確かに遅れてるから、改造しないと駄目かな?」  
更にアナルビーズで感度を高める。  
「お腹、苦しいよ……うう、でも、改造はやだよぉ……」  
「そういえば玉緒さんはともかく、操の改造は今の状態の完成度が高くて無理かもな。アニアの匠の技での人体・精神体改造だし」  
「ええー!今ロリなんだっけ、アニアって人?……そういえば、ロリには手を出してないよね!」  
 
こうして先天肉体限界を克服し、なんとか目標期間ギリギリに肛門を拡張する事が出来た。  
なんとか余裕を持って時期を調整し、儀式を行って自分の望む状況にようやく持ち込めるようになった。  
「あ、ああ、み、みさおのぉ、くりちんぽがぁ、わたしのおひりにぃ……」  
「全く!我ながら!調教の遅さにも!肛門の具合にも!満足できないわね!」  
操が環緒さんにクリチンポでアナルセックスしながら、呼吸を荒げている。  
「それはまあ、仕方ないだろ。アナル拡張だけは、生来の才能で限界が決まる部分が大きい。不満なら、改造すれば良いしな」  
「やめてぇ、もうイッてる、イッてるのおおぉぉぉ!」  
環緒さんが限界を訴える。  
顔色や調教の進捗具合から、それが偽りでない事は間違いないだろう。  
だが、今のままでは終わる事は出来ない。目的を果たす為にはまだ、操のエクスタシーが足りないのだ。  
「だからっ!わたしがまだ!イってないでしょ!」  
当然、快楽の虜になった操が止まる筈も無いのもある。  
とはいえ、本当に壊れてしまっても本末転倒である。  
「操、本当にそろそろやばそうだ」  
「えー、まだまだ我慢出来るのにー」  
 
欲望が不完全燃焼で、不満げな表情を向けてくる。機巧魔神の中枢が操である以上、機嫌を損ねるのは得策ではないので妥協する。  
「仕方ない、処女を奪った後なら初日から奏を使わせてやる。けど、三点処女は譲らないからな」  
「あはっ!トモが夢中になる、女の子の身体かぁ。楽しみだなぁ。それじゃあ、イクよ!」  
操の絶頂と共に極大の魔法陣が発生し、俺達の野望の為に力を解放する。  
計画がようやく佳境に入った実感が、自然と哄笑を迸らせる。  
「クッ、クハハハハハハッ!もう直ぐ、もう直ぐだ、奏!」  
魔術を使って精液貯蔵の上限を無くした状態で、女体を前に我慢し続けるのは快楽制御技能をもってしても危ういものだった。  
厳重に魔術封印を行い、トランクスに収まりきらなくなった男根を確認して更に決意を固めるのだった。  
 
 

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