「あの〜、トモ?凄い陰謀に立ち向かって後一歩の所で不覚を取ったみたいに話してるけど、二人とも人として最悪だからね?」  
「黙れ、貧乳」  
意識だけ過去に戻り、自我を覚醒させた時には既に幽霊な幼馴染に捕り憑かれて昔の自室にいた。  
それは放置して慌てて日付の確認を行い、現状で思い出せる限りの情報を纏め始めた。  
そんな自分の様子を不審に思った付属物に耳元で騒がれ、余りにも鬱陶しいので仕方なくまず説明をする事にしたのだ。  
未来の栄光を失わない為の努力に水を注され、思わず口から暴言が出た自分を誰が責めれられるだろうか。  
「トモが今、譲れない一言を言った!あんなの、単なる脂肪の塊じゃない!ぜんっぜん、羨ましくなんかないんだからっ!」  
弱者の理論である。あの素晴らしい感触や巧みな性技を実現する、必要不可欠な要素が無駄であろう筈がない。  
「馬鹿め。あの柔らかい感触、感じる母性に匂い立つ色香、射精量を増やす性技に子供に与える安心感、極めて重要な女性の魅力だ!」  
紳士の心得として勿論まな板だろうが起つが、大は小を兼ねるのである。無知な発言に、嘲笑した。  
「むっかあああぁぁぁっ!てか、せめて子供に与える安心感を一番最初に挙げなさいよ!」  
空中で地団駄を踏む幽霊に辟易しながら、投げられた時は判断出来なかったスケープドールの形状を確認する。  
もしスケープドールが存在しなかった場合、速攻でR塔貴也の幸せを壊しに行かなければならない。ホームレス便所×2とか。  
記憶にほとんど残っていない部屋を見回すと、ベットの上に明らかに周囲と浮いている形状のものが落ちていた。  
一見すると金属製の30cm程度の棒状なものの、その3分の2以上が野球ボール並の大きさの玉が繋がって出来ていた。  
 
どうみても、超上級者向け極太金属アナルバイブです。  
「って、うわー、なにこれ?」  
「超上級者向け極太金属アナルバイブ……に見える魔術具らしい」  
本当にありがとう御座いました。  
「作った人も、変態なの!?」  
「アニアか……。うーん、孕ませた間は確かにアナルを拡張しまくったからなぁ……。奏と並べて、壮観だったなぁ……」  
未来に思いを馳せていると、また幽霊が騒ぎ出す。  
「変態!変態!この超変態!いいからトモを返せ!トモの身体から出て行け!」  
失礼な事に、この幽霊は幼馴染を悪霊認定したらしい。そして不本意な事に、付き合いの長さから意固地になる事を知っている。  
「ハァ……」  
溜息をついて、空中に文字を書く。初歩の、感覚共有の魔術だ。この程度は魔術に対して理解していれば、訓練は必要ない。  
「ちょ、ちょっと!なんでパンツ下げてるの!に、偽者!」  
操の言葉通り、逸物を取り出してまた溜息をついた。  
「ハァ……、なんて情けないピンク……」  
仮性だが皮を被っており、しかも日本人平均を少し上回る程度のサイズしかなく、奏の愛液で灼けた色もない。身体も一般的中学生程度で  
、魔力まで下がりに下がっている。  
 
「ふっ、ああぁ、な、なにこれぇ……」  
奴隷妻の痴態を思い浮かべ、手で肉棒を上下に扱く。単なるなんの変哲もない自慰行為だが、操には未知の快感である。  
「あ、ああ、に、にせものぉ、やめろぉ……」  
肉体・魔術鍛錬で奏の腕ほどに鍛えに鍛えた肉棒も、頑強強固にした肉体も、高めに高めた魔力もない。  
「ハァ、はああぁぁぁ、やめてぇぇぇ」  
長身の奏の身体を抱え、腹の形を変えながら喘がせて、立ちながら貫くまでの道のりを思うと気が遠くなる。  
だがっ!淫蕩に笑いながら、愛の言葉を囁く極上の女を二人にして手に入れる為には!その程度の苦難、苦難の内に入らない!  
「ふあぁ、なにこれ、しらない、こんなのお、しらないいぃぃぃっ!」  
自分にとっては息をするのに等しい慣れた感覚でも、その器官を持たない操にとっては完全に未知の快楽。  
まるで物足りないのだが、弱体化した肉棒は限界が近付いているのがわかる。ティッシュを探し、見つけて5枚ほど引き抜いて先端に当てる。  
「さて、そろそろ行くぞ操?おめでとう、女だから本来は一生無縁の筈な射精の快楽を味わえるぞ」  
「おかしくなる、おかしくなるううぅぅぅ!」  
生意気な幼馴染も、こうなると可愛らしいものである。更なる駄目押しの為に快楽を堪えて逆の手で、宙に指を走らせ魔術を発動する。  
「それじゃあ、男と女の同時の快感を味わってくれ」  
 
精神体の操の身体は、契約者の自分には簡単な魔術である程度干渉出来る。だから生まれたままの姿を強制し、その小さな肉芽を掴んで射精した。  
「ヒギャアアアァァァッ!くうーーーーー!狂う、くくるるるるるうぅーーーーー!」  
苦痛を100%の快楽になるようにした上で、男と女の快楽を同時に味あわせる。  
まして幽霊状態の操では、身体が成長しても本来体験する性徴を体験することが出来ない。  
つまり体の成長に合わせての快楽に対する精神耐性が不十分、更に精神を護る為の肉体が備わっていない。  
多感な思春期に、全く無防備な状態で常人を超越した快楽を強制する。  
これは最早、快楽による悪質極まりない洗脳である。  
嗅ぎ慣れた匂いを放つティッシュをゴミ箱に捨て、トドメの言葉を続ける。  
「黙って、俺の言うことを聞け。俺達は一心同体、俺の未来の奴隷妻を再び手にする為に協力して貰うぞ」  
「だ、誰が、アンタなんかの言う事なんか……」  
操は反論こそしているが、その瞳は色欲に揺れて涙ぐんでいる。身体が薄いのが難点だが、裸の美少女が這い蹲っている姿は充実感を与えてくれる。  
「俺の言うことを聞けば、女を抱く時も意識共有してやる。○ンコは良いぞぉ、手なんかとは比べ物にならないくらい気持ちが良い」  
「う、うう……」  
 
奴隷調教の経験値が、堕ちるまで後一歩である事を伝えてくる。  
「……そうだな、適当な女に性技を仕込もう。身体を鍛える必要があるし、奏を抱くまでの繋ぎになる」  
「く……」  
さて、何が足りない?いや、考えるまでも無かった。  
「そうだな、後は、生やしてやろう」  
「えっ!」  
案の定、当たりだ。  
「チ○コを生やしてやろう。ついでに、俺の技を盗んだらどうだ?そうすれば、何時でも、望む時に、チン○を気持ちよくする穴が手に入る」  
「……………本当に、生やしてくれるの?本当に……、本当に、もっともっと、もっと気持ち良く……」  
操は今、快楽の求道者としての第一歩を踏み出した。  
「ああ、約束しよう。操にも、俺と同じく言葉も人格も生き甲斐さえも変わる快楽を上げよう」  
「…………………………うん、頂戴、トモ……。もっと、もっと、もっと、もっと、もっとっ!気持ちよくなりたい!」  
新しい未来を掴む為、新しい契約が交わされた。手応えに微笑み、契約の言葉を続ける。  
「なら、早速女を抱きに行こう。なぁに、初級程度の魔術でも上手く使えば精液便所の一つや二つは手に入る」  
 
「うんっ!」  
それからの俺達はひたすらに女を抱き、柔軟を中心に成長を妨げない範囲で身体を鍛え、ほぼ初期化された魔術の腕を磨き、鍛錬に没頭した。  
そして最低限度の力を身に付けてからR塔貴也を探し、同盟を結んだ。  
ただしその時に美人な幼馴染を二人も侍らせており、思わず攻撃を仕掛けた自分を責める事は誰にも出来ないだろう。  
自分達が舞い戻った時期は、中学一年の半ば。鍛錬の時間として十分なのはともかく、奏と出会うのに約二年半は長すぎる。  
とはいえ、下手を打って歴史を変えることも出来ない。  
最も、R塔貴也を味方にした時点で大分状況は有利になっている。  
既に今後の為、適当な人材に親切を装ってK鐵を譲った。利用しきった後、姉妹の安全の為後腐れなく始末したらしい。  
非道だが相手も自分と操、それとK鐵を白銀で強化すれば神殺しが可能と理解している。  
K鐵も既に操が精神体の為、現在は自分達が確保しているのは間違いない。  
まあ、K鐵は使い過ぎれば操を蝕む。頼り過ぎる訳にも行かないが、それでもジョーカーが手元にあることはありがたい。  
一巡目の夏目智春、つまり現在の夏目直貴は嵩月奏ではなく水無神操緒を優先したとも取れる部分がある。  
きっと向こうも似たような感情を抱いている事はなんとなく想像は付くが、自分の愛する存在を預けるのは気分が悪い。  
かといって、どうしようもないので共犯者に相談をしてみたらあっさりと解決の目処が立った。  
 
どうやら自分がその結論に達する事は予想していたらしく、解決策を用意していたから計画の実行があんなに遅くなったらしい。  
「君を安全装置である嵩月さん無しで野放しにするなんて、核兵器のボタンをバラ撒くに等しい行為じゃないか」  
実に失礼な話である。  
提示してきた解決策は、一巡目の嵩月奏と一巡目の水無神操緒の入れ替えである。  
一巡目の嵩月奏は人間であり、一巡目の水無神操緒は悪魔の状態になっている。  
その問題の具体的解決手段を尋ねたら、碌でもない返答をされた。  
「一巡目だろうが二巡目だろうが、同じ水無神操緒じゃないか。つまり、水無神さんを使って強制的に儀式をしてしまえば良い」  
要約すると幽霊状態の水無神操緒を使って、水無神環緒の属性変更を強制的に魔術儀式で行う。  
これにより悪魔化している肉体情報を人間変化させ、そして人間状態の一巡目の嵩月奏を悪魔にしてしまう。  
悪魔は、ベリアルドールにはなれない。  
よって一巡目の嵩月奏は鋼から排除され、夏目直貴の戦闘能力が一時的に此方を下回る。  
その隙に一巡目の嵩月奏を奪い、可能であれば夏目直貴に水無神環緒をベリアルドールにさせる。  
こうして予備戦力として組み込む事で、より確実に神を滅ぼす。  
その具体的な相談と双方機巧魔神なしの状態で、夏目直貴を凌駕する計画を立てた。  
そしてその日から早速、その儀式を行う為の前準備に入ったのだった。  
 
まず儀式の前提条件として、精神の機能拡張と儀式同調化をどちらかの操に施す必要がある。  
ここでネックになるのが、超上級者向け極太金属アナルバイブの形状である。ここまで来ると、フィストを捻じ込むのと大差ない。  
サイズがサイズの為、まず肉体がそこまで拡張するかどうかが多分に先天性で左右されてしまう。  
これはもう、ぶっつけ本番では絶対に入らない。時間を掛けて丹念に拡張調教を行っても、素質が無い場合は間違いなく裂ける。  
アナルが広がる肉体を持っていない場合、そもそも使うことが出来ないのだ。  
そして未来の情報では、水無神操緒のアナル的素質は奏やアニアに比べて低かった。  
完全に受け入れないと使えない以上、快楽探求の同士となった二巡目の水無神操緒の肛門拡張調教は必須になる。  
施術するのが意識であるので、イメージさえ出来れば肉体的限界を超越出来るのだ。  
そして、ここからが長い。  
意識体なので雑菌対策の浣腸は不要とはいえ、アナルはぶっつけ本番では腕は勿論ペニスすら捻じ込めない。  
ここから長い時間をかけ、徐々に広げる作業をしなければいけないのだ。  
最初は舌で解す。この際に忘れずに唾液を魔術操作し、潤滑油として機能するようにしなければならない。  
「あっ、はぁあ、き、きたない……」  
「意識を魔術で操作して触感を再現しているだけだ、操には汚物が存在しない。苦味も何も無い、そっけない味だな」  
「あ、味って……」  
 
「ケツの穴だって、慣れれば気持ち良いぞ。汚いとか意識せず、ただ気持ちよくなるんだ。」  
ある日は指を二本捻じ込み、ゆっくりとスクリューする。  
「はあぁぁぁ……ふうぅぅぅ……」  
「そう、深く呼吸して。呼吸に合わせて、力を抜くんだ」  
「なんかぁ、だんだん、あつくなってきたぁぁぁ」  
「それがそのうち、気持ち良くなってくる。この間相手をした、人妻を思い出せ。気持ち良さそうだっただろう?」  
またある日は、初心者用のアナルバイブを魔術コーティングして入れる。  
「ほおおおおお」  
「うん、順調に開発出来てるな。けどまだまだ気持ち良くなるから、頑張ろうな」  
「はぁ、もっとぉ、気持ちよくしてぇ……」  
「分っているさ、任せておけ」  
そのまたある日は、ピンポン玉ほどの大きさのアナルビーズを魔術コーティングして入れる。  
「ううう、なんか、お腹苦しい……」  
「腹痛なんか、精神体が感じるわけ無いだろ。単なる思い込みなんだから、無視しろ」  
「むっ、口で言うなら簡単だけ……ひぐあああぁぁぁっ!……けひゅぅぅぅ……」  
 
「ほら、こうして一気に抜いてやれば気持ちよくて気にならなくなるだろ。……快楽で意識が飛んだか?まあそれでも、もう一回」  
またまたある日は、通常バイブを魔術コーティングして入れる。  
「ふあああぁぁぁっ!トモ、駄目止めてええぇぇぇっ!イッてる、イッてるのおぉぉぉっ!」  
「まだまだ、電池が切れるまで続けるぞ。そら、クリトリスも剥いて捻ってやろう」  
「ひがああぁぁぁっ!」  
「うーん、ここで失禁しないのが精神体ならではだよなぁ。なんだか、物足りないな」  
このような地道な努力が実を結び、半年を掛けて遂に操は先天肉体限界以上に肛門を拡張する事が出来た。  
そして慎重に超上級者向け極太金属アナルバイブ兼スケープドールを捻じ込んだ時、驚くべき変化がおきた。  
肉体情報そのままに毛も全く生えてない縦筋の上、不相応に大きくなっているクリトリスが機能進化を果たした。  
「ふへえええ、と、トモにも負けない、大きさのちんぽがああぁぁぁ」  
自分に負けないという部分にムッとしつつ、掴み、扱き、捻って感触を確かめる。  
「ひあああぁぁぁっ!」  
「ふうん、流石アニアだ。良い仕事をしている。クリトリスの感度そのままに、肥大と硬化をしている」  
状況を確認すると同時、操がはてる。小便も潮も噴かない絶頂は物足りないが、既に妥協している。  
「いっくうううぅぅぅっ!また、いくううぅぅぅっ!」  
 
「ふんふん、鈴口に射精機能がないのか。膀胱も繋がずに、代わりに……うわ、多重で心魂接続の魔法陣が展開されてる。なるほど……」  
性能確認が完了した。  
どうやら機能進化したクリトリスで、ベリアルドールとスケープゴート対象を接続する機能らしい。  
そして肉体・精神・魂を接続した状態から、両者の構成情報を入れ替えるのが本来の機能というわけだ。  
今回の場合は本来操が悪魔に、環緒さんがベリアルドールになる。  
ここに儀式魔術を用いて、回線を増やす。  
一巡目の奏を悪魔にして、操がベリアルドールのまま、環緒さんが一巡目の奏の身代わりにベリアルドールになるというわけだ。  
これで前準備は大詰めに入った。というのは、環緒さんのアナル調教が残っているのである。  
どうなるかは未知数だが、操は二巡目の存在。射精機能がないとは言え、処女を奪うとドウターが発生する可能性がある。  
ドウターは自分の存在が危うくなるような行為は妨害確実だし、そのような危険な賭けを行う気はサラサラ無い。  
それに処女を奪ってしまっては、直貴が味方にならない。  
同一人物ならではの確信だが、環緒さんの処女を奪ったら絶対に敵対する。  
神との勝率を絶対にする為、万全の状態でK鐵強化型と鋼で対処したいのは自分達の共通認識だ。  
とはいえ、今の自分とR塔貴也は情報に絶対的なアドバンテージを有するチート状態。  
心が折れて、直貴と袂を分っている状態の環緒さんを監禁するなど造作も無い。  
 
あとは調教が完了するまで直貴の目を逸らし、儀式魔術を行えば野望の山場は達成出来る。  
高揚する心を押さえつけ、冷静に監禁を遂行した。  
 
 

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