俺の名前は…俺の名前は何だ?  
「やあアポロ二アス…気分はどう?」  
その時俺に向かって呼びかける声が頭に響いた。  
そうだ、俺の名前はアポロ二アス…だけどその名を  
呼ばれたのは久しぶりだった。  
いつから俺はここにいるのだろう?いつからか、何故なのか  
もう思い出せない程ずっと前から俺はこの部屋にいる。  
暗くて質素なこの場所では俺の名を呼ぶものなんて  
誰もいない…目の前の少女を除いては。  
 
重い扉が開き真っ暗な室内に光が溢れた。光の中から現れたのは  
許婚であるトーマだった。彼女だけが時々こうして俺に会いに来てくれる。  
「久しぶりだねアポロ二アス」  
「トーマ…!トーマやっと来てくれたのか!」  
思わずトーマに駆け寄りたかったが、俺の両の手足には頑丈な枷がはめられ  
寝台に固定されたまま身動き一つ出来ない。  
「ああトーマ…早く、早くしてくれ」  
「まったく行儀が悪いね…あれだけ躾けてあげたのに」  
 
トーマは優美に微笑むと俺の側に近寄り、普段感じさせない  
体重をかけて俺の股間を力の限り踏みつけた。  
「うぐぁっ!!」  
痛みで思わず悶える俺を見てさらにトーマは細い足でぐりぐりと  
股間を踏み続ける。強烈な痛みに俺は息を詰まらせながら悶絶した。  
「ううぁあう…」  
「ふん、君は相変わらずおかしな奴だ。こんなにされて悦ぶなんて…」  
急所ともいえる場所を思いきり踏み潰されたにもかかわらず  
俺の男性器は萎えるどころか次第に固くなり始めていた。  
ジンジンと疼く痛みが次第に快感に変わるのを感じ  
ぴくぴくと震える性器の先からは透明な体液さえ滲み出している。  
「トーマ……」  
俺のせがむような表情にトーマは軽蔑したような眼差しをむけたが  
やがて笑みを浮かべると着ていた衣を脱ぎ、一糸纏わぬ姿のまま  
俺の顔の上に跨り言い放った。  
「ほら…続きをして欲しいならどうすればいいかわかってるよね?」  
「あ、ああ…わかってる」  
トーマの言葉に頷いた俺は目の前にある閉じた花弁のような  
彼女の性器を舐め始めた。  
 
自由になる場所が顔だけとはいえ聖なる口をこんなことに使うなど  
罪深いことではあったが、俺の麻痺しきった思考では既にそんなことは  
どうでもよかった。  
トーマの命令に従えばもっと快楽を与えてもらえる…俺は一心不乱に  
舌を使い、トーマの性器周辺を肉ヒダに沿って舐めた。  
「ん…っそう…もっと丁寧に奥まで舐めるんだよ…」  
割れ目から膣内に舌を差し込むとトーマの息遣いも荒くなる。  
俺の顔の上で少しずつ腰を振り、俺の舌をもっと内部に挿れようとしてるのだ。  
トーマの膣からは愛液が滴り俺の顔の上に落ちてくる。それに加え  
俺の唾液もまざり顔面はべたべただ。  
腰を浮かしてるとはいえ、ほぼ顔面に密着するトーマの性器に  
俺は窒息しそうな息苦しさを感じたがそれでも舌を動かすことをやめなかった。  
 
こりこりとした小さな肉の塊に舌が触れたとき、トーマは反応したように  
媚声をあげはじめた。これに触ってやるとトーマは快感を得るらしい。  
「はぁ…ふぅ…っんん、いいよ…中々上手くなった…」  
はあはあと指を噛みながらトーマはうっとりとした様子で囁く。  
 
表情が見えなくても思念を通して感じてるのが俺にも伝わってくる。  
「じゃあ、君にもご褒美をあげるね」  
俺の愛撫に満足したのかふわりと俺の顔面からトーマが降りたことで  
やっと酸素を思う存分吸い込むことができた。  
俺の下半身へと回り込んだトーマは既に痛いほどにそそりたつ性器の先を  
指で強く弾いた。  
「うあっ!」  
「こんなにしちゃって…可愛がってあげるよ太陽の翼……」  
ビシッビシッと何度も何度も指先で俺の性器は弾かれた。小刻みに与えられる痛いような  
むず痒い刺激に俺はあっという間に溜まっていた精を吐き出しそうになる。  
「駄目だよ。出すなら私の中に…大事な種なんだから」  
にっこり笑ったトーマは男性器の根元をぐっと握ると、その上に跨り一気に腰を落とした。  
「ああっ!トーマ…!!」  
「ほら、私の中に入ったんだ。もっと喜びなよ」  
そのままトーマはぐぐっと腰を動かすといい位置を選び完全に俺自身を飲み込んだ。  
そうして激しく上下に動きながら膣内でぐりぐりと締め付けてくるのだ。  
「う…っもう、もう出る…っ」  
「今入れたばかりじゃないか。まだ私は気持ちよくなってない、我慢するんだよ」  
一体どれほどぶりに挿れたであろうトーマの中の気持ちよさに俺はいますぐにでも  
達したくて仕方がなかった。しかしトーマはそれを許してはくれず  
我慢しろとばかりに性器の根元を握った手に力を込める。  
 
「く、苦しいトーマ…っ頼むから一度出させてくれ…!」  
必死で懇願する俺の姿を楽しむように益々動きを早めるトーマ。  
もうこうなったら早くトーマを満足させるしかない、俺は手足を固定されながらも  
必死に腰を動かし突き上げた。  
「ふふっ…ぁんっ、そう、そうだよ…もっと私を満足させて…!!」  
笑顔で腰を振るトーマの姿はとても妖しくて俺の頭も下半身も限界だった。  
腰に力を込めて突き上げる度、引きずられるように手足の枷がガタガタと音を立てる。  
いよいよ外れそうな勢いで寝台がきしんだ時、それに気をとられたトーマの隙を見て  
とうとう俺は射精してしまった。  
「…!!」  
「あ…っうう…!」  
トーマが気付いた時には既に激しく脈打つ俺の性器からはたっぷりと溜め込んでおいた  
濃密な種が噴き上げられた。じわりと収まりきらなかった精液がトーマの股から  
俺の腹の上へと滲み出る。  
「っ…はぁっはあ…す、すまないトーマ…」  
「…私の許可なく出すなんて…種は無事回収したからいいものの、お仕置きが必要だね」  
トーマは自分の腹を撫でながら俺の方を見て不気味な程に美しい笑顔を見せた。  
俺の額に冷や汗が流れる…これからどういった仕置きがされるのだろう。  
想像すると怖くもあったが、同時に期待すら抱いてしまう自分が確かに存在した。  
 
 
 
それからまた長い時間俺は暗闇の中で繋がれていた。  
どれぐらい時間がたった?いや何日といったほうがいいかもしれない。  
トーマはまだ来てくれない。まだ…まだ…まだ……。  
俺の必死の思いが届いたのか、再び重い扉が開く音がして室内が光に包まれた。  
「やあアポロ二アス」  
「…トーマっ!!やっと来てくれたのか!!」  
まだ光に目が慣れない俺に静かに近寄るトーマはいつもと違っていた。  
以前より重い枷をつけられた俺は身動き一つできなかったが、股間に  
トーマの指が触れるとそれだけで体が震えた。  
「実は今日ここに来たのはね、君に報告しようと思って…出来たんだよ赤ちゃんが」  
「えっ!?」  
驚く俺を見ながら股間を揉むトーマの手がさらに早まった。  
「だからね、もう子供が生まれるまで君に会う必要はなくなったんだ」  
「そ、そんな!ちょっと待っ…ううっ」  
ぎゅうっと握り潰すほど強く力が込められるトーマの指。  
鈴口に爪を捻じ込まれたことで溢れる体液に白いものが混ざる。  
「仕方のない男だ…たとえこんなところにいようとも君は私の許婚であり  
 大事な種だ。私の見てない所での無駄遣いはよくない」  
そう言ってトーマは銀色に光るリングを取り出した。指輪よりは大きく  
腕輪よりは小さいそれを無理矢理俺の性器にはめ込むと根元まで  
ぐいぐいと押し込んだ。  
 
「うあああ!!く、苦しいトーマ!!」  
「次に私が来るまでこうしておくんだよ」  
「待って…待ってくれトーマ!!」  
ぎちぎちと性器に食い込むリングの痛みで俺は涙が出てきた。  
血が止まり千切れそうな程の痛みなのに、何故か益々下半身は膨張していく。  
体の自由がきかない俺はどうすることもできずひたすらもがき  
トーマに訴えた。  
「頼む、頼むトーマ…!これ外してくれ!このままじゃ…このままじゃ俺は…っ」  
もう一人でいる間トーマになじられる様を想像しつつ自慰に耽ることもできない。  
それどころかこのままだと俺の性器は使い物にならなくなってしまうのでは  
ないだろうか?  
いろんな思いと痛みと快感で頭が一杯になり、混乱する俺を楽しそうに見つめる  
トーマが次第に遠ざかっていく。  
「またね…今度来る時は…子供も一緒かもね」  
「行かないでくれ!トーマ!トー…」  
 
ガシャーンと扉が閉められ再び闇であたりが包まれる。  
俺の叫びはただ虚しく木霊するだけだった。  
 
 
END  
 
 

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