わたしの名前はトーマ。  
このアトランディア館という大きなお屋敷にヨハネスおじ様と一緒に住んでいるの。  
ヨハネスおじ様はわたしを赤ちゃんの時から養女として  
本当の娘のように育ててくれているお父様のような大事な存在。  
でも普段はお仕事が忙しくて館にあまり帰ってこないのが淋しいところ。  
いつもは家庭教師のオトハと一緒に暮らしているの。  
オトハはわたしがものごころついたときからずっと  
勉強の他にも身の回りの世話までしてくれて  
お母様のような時にはお姉様のような存在かしら?  
ヨハネスおじ様はわたしを立派な淑女(レディ)に育て上げたいみたいで  
わたしもそのおじ様の期待を裏切らないように毎日勉強やお稽古事に  
励んでおじ様の自慢の「娘」になるようにがんばっているの。  
 
久しぶりにおじ様がアトランディア館に帰ってきたの。  
そして、そしてその日から…わたしは…わたしは…  
 
「おじ様、おやすみなさい」  
わたしはヨハネスおじ様におやすみのキスをしてベッドにもぐったの。  
その晩はなぜだかすぐに寝付けずしばらく窓の外の月を眺めたり  
星の瞬きを数えてみたりと気分がちょっぴりソワソワしていたの。  
気まぐれでお屋敷の中をコッソリ散歩してみようと  
そっと自分の部屋から出てみたわ。  
真っ暗な廊下を歩いているうちにオトハの部屋を通りかかって  
ふとオトハの部屋のドアがかすかに開いていたの。  
思わずその隙間をちらと覗いて見たら…それは…!!!  
ああ、わたしは何と罪深い女の子なんでしょう!  
 
それは、オトハが…ベッドの上で…  
生まれたままの姿でヨハネスおじ様に泣かされていたの!  
でも、でも…私の知っている穏やかで知的なオトハとは全然違って  
泣いているんだけど、時には喜んでいるような複雑な声をあげていたの。  
わたしはそんな二人の姿をはじめて見てあまりにもショックでその場で体が固まってしまって…  
そして心臓が体から飛び出てくるのでは?と思うぐらい激しい鼓動が止まらなかったわ。  
思わずレースのネグリジェの裾をぎゅっと固く握り締めて  
裸になっているヨハネスおじ様とオトハのベッドの上の様子を息を殺したまま見守ったの。  
しばらくしておじさまがオトハの体の上にのしかかって、オトハの声が  
きれいな高音(ソプラノ)に変わったとき、オトハは体を二つ折りにされたまま揺れていたわ。  
ヨハネスおじ様も何度もオトハの体の上にかぶさって激しく揺さぶり続けていたの。  
最初は声も出ないほどショッキングな光景だったけど…  
わたしもその様子を見ているうちに体が火照り始めて下半身が…あの、…その…  
むず痒くなってきてそのうちにジンジンと変な感覚に襲われて  
ドロワーズの股の部分がお小水を漏らしたかのように濡れてしまって…  
いや…赤ちゃんじゃないのに何てはしたない!  
その冷たさに思わず我に返って絶対に見てはいけないものを見てしまったような  
罪悪感に襲われて必死にその場から逃げ出して部屋に帰ったわ。  
ベッドの中に丸くなってもう一度寝ようとしても  
あの二人の裸になって体を激しく揺らしている姿が  
オトハの泣いているような喜んでいるような  
不思議な声が頭から離れる事がなかったの。  
その様子を思い出していたら再び股の間が熱く変になって来て  
お漏らししそうな感覚になってしまって!!  
思わずわたし…その…ズキズキと疼いた部分に指を伸ばしてみたら…  
その部分がまたも変な事にヌルヌルに濡れていて驚いたわ。  
こんな所濡らしてわたしっていやらしい!!!  
淑女(レディ)に相応しくない、ふしだらでいけない事と思いながら  
そのままヌルヌルしている場所を触っていたら  
なんとも体がふわふわっとするようなとろーんと気持ちよくなって  
次第にピクピクと意識が遠のいて気が付いたら朝になっていたの。  
 
ベッドから起きるとすぐに着替えて食堂へ行ったの。  
「ごきげんよう、ヨハネスおじ様。ごきげんよう、オトハ。」  
いつもどおりに朝の挨拶をしたのだけど、おじ様もオトハも  
普段と変わらない様子だったのには安心したわ。  
昨日の夜の出来事は夢だったのかしらって。  
おじ様とオトハのあの事は絶対自分だけの秘密にしようと心に強く誓ったわ。  
 
とりあえずここでEND  
 

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