ぼくのなまえはアポロ二アス。 
ぼくにはトーマといういいなずけのおんなのこがいる。 
いつもいっしょのぼくたちだけどトーマにはぼくには 
いえないひみつがあることをぼくはしっていた。 
あるひのよる、ぼくがめをさますととなりにねている 
はずのトーマがいないことにきがついた。 
ぼくがトーマをさがしてそとにでると、くらいろうかの 
いちばんおくのおおきなとびらからくるしそうなこえが 
きこえてきた。おもいおおきなとびらにちかよったぼくは 
そっとなかをのぞいてみると、そこにはヨハネスさまと―― 
はだかのトーマがいた。 
トーマはベッドのうえではだかのままねかされあしを 
おおきくひろげたままずっとないている。 
「っく…ひっく…あ〜いたい、いたいよぅ…」 
「これぐらいでないてはいかん、しょうらいアポロ二アス 
とのときのためにそなえておかねばならん」 
ヨハネスさまはそういうとトーマのまたのあいだになにか 
ぴんくいろのぼうをおしつけた。それはブーンとおとを 
たててういんういんとふるえていて、トーマはそれを 
おしつけられるたびくるしそうなこえをだしている。 
「ああん!いやぁ…っ…っく、やだやだっ…わあ〜ん!」 
ぼくはなにがなんだかよくわからなかった。あたまをふり 
ながらないてるトーマをたすけようかとおもったけど、 
ヨハネスさまによるであるいてはいけないといわれてたので 
それもできない。どうすればいいかわからないぼくは…ぼくには 
ただのぞくことしかできなかった…。 
しばらくしてヨハネスさまがきょうはもうおわりだというと 
トーマはベッドからおりてふくをきだしたのでぼくはあわてて 
へやにもどりベッドにはいるとねたふりをした。 
それからすこししてトーマもへやにもどってくるとぼくの 
となりにもぐりこみそのままねいきをたててねむってしまった。 
トーマがねむったあとぼくはなんどもさっきへやでみたことを 
おもいだしてはなかなかねつけずにいた。ヨハネスさまとはだか 
のトーマ…おなかのあたりからもやもやしたものがこみあげて 
きたぼくのおちんちんはきづけばかたくなっていた。 
 
このひからまいばんトーマはベッドをぬけだしてあのへやへ 
いってるようだった。でもひるまのトーマはいつもどおりの 
トーマだったのでぼくはなにもきかなかったけれど、トーマが 
へやからでていったあとぼくもおなじようあとをつけるのが 
にっかになってしまった。 
はじめはないてるトーマをかわいそうとおもったけれど、 
はだかのトーマのむねをヨハネスさまがさわったり、トーマの 
またのあいだにぼうがだしいれされるのをみてるとへんなきぶん 
になってくる。そしてそれをみながらおちんちんをさわるのが 
とてもきもちよくて、ぼくはとびらのあいだからのぞくのを 
やめられなかった。 
そんなあるひ、ぼくはときどきトーマがなにかいいたそうにこっちを 
ちらちらみてることにきづいた。もしかしてぼくがのぞいてることが 
ばれたのだろうか?もしそうならヨハネスさまにしかられる…。 
「あの、アポロ二アス…」 
「いまいそがしいんだ」 
きゅうにこわくなったぼくははなしかけてきたトーマをふりはらうと 
そのままおおぞらへととびたつとくらくなるまでかえらなかった。 
そしてかえってからもへやでぼくをまっていたトーマをむしして 
すぐにベッドにはいるとトーマがあきらめるまでねたふりをした。 
 
こうしてしばらくのあいだぼくはあのへやへいくことをやめることに 
した。だってもしトーマやヨハネスさまにばれてたらとおもうと 
こわかったからだ。でもいざいけなくなると、いつもあのへやでみた 
ことばかりをおもいだしてしまう。 
きょうもトーマはへやにはいなかった…ベッドにねころんだぼくは 
はだかのトーマがあしをひらいたりえっちなかおをしたりしてるのを 
かんがえながらおちんちんをさわりつづけた。このころになると 
なれてきたのかさいごにはしろいえきたいがおちんちんからでることも 
ぼくはしっていた。 
「トーマ…トーマ…」 
はあはあとぼくがいきをしながらおちんちんをこすりつづけていたとき 
へやのとびらがあくとそこにはかえってきたほんもののトーマがたっていた。 
「…ア、ポロ…ニアス…?」 
「うわあっトーマ!?」 
…みられた! 
トーマはぼくをみたままこおりついたようにたちつくしていた。ぼくはと 
いうと、あわててふとんをあたまからかぶったままうごけなかった。 
どうしよう、トーマにみられた。すごくはずかしくていますぐきえて 
しまいたいぼくだったが、ぎしっとベッドにトーマがすわったとおもうと 
ふとんごしのぼくにトーマのてがふれたのがわかった。 
「みせて」 
「え?」 
それだけいうとトーマはいきおいよくふとんをはぎとりおどろくぼくの 
おちんちんをやさしくなではじめた。 
「トーマ…あの、ぼく…」 
「とちゅうでやめたらくるしいでしょ?」 
トーマはちいさなてでなれたようにぼくのおちんちんをぐにぐにとにぎると 
そのまましごきつづけた。 
じぶんでするよりとってもじょうずできもちがいいそのてつきにぼくは 
あっというまにどくどくとトーマのてのなかにだしてしまった。 
「はあっはあ…トーマぁ…」 
とてもすっきりしたきもちとはずかしいきもちでいっぱいのぼくとはちがい、 
トーマはてのなかにだされたぼくのえきたいをぬのでふくとじっとぼくをみた。 
「せーえきはこどもをつくるものだからむやみだしちゃもったいないよ」 
「え?こども…?せーえき?」 
ぼくがききかえすとトーマはこくんとうなずき、すこしはずかしそうに 
しながらきていたふくをぬぎだした。 
「わっ、なにしてるんだよ!」 
「だ…だから、だしたいならわたしのなかにださなきゃだめ…」 
かおをまっかにしてぼくのうえにまたがるとそのままだきついてきたトーマに 
ぼくはどうしていいかわからずうごけないままでいた。 
ただしんぞうだけがいままできいたこともないほどどきどきしていて、それは 
ぼくにむねをおしつけてるトーマにもきこえてるんじゃないかというほどに。 
「わたしたち、このときのためのいいなずけなんだよ?」 
なかなかうごかないぼくのてをとるとトーマはじぶんのむねにおしあてた。 
ぼくよりすこしだけふくらんだむねからはぼくとおなじぐらいおおきなしんぞう 
のおとがした。 
ぼくはびっくりしたけどいままでみてきたトーマのはだかがすぐめのまえにある 
こととそれにふれたことにすこしふしぎなきがした。 
「トーマのおっぱいやわらかい…」 
「あ…」 
ふにふにとぼくのてがトーマのむねをさわるたびトーマははずかしそうにした。 
…なんだかへんなきぶんだ。 
「トーマのここ、ぼくとちがってなにもない」 
つぎにぼくはトーマのまたをゆびさした。ぼくにはあるおちんちんがトーマには 
なくそのかわりわれめのようなものがある。そういえばヨハネスさまにふるえる 
ぼうをいれられてたばしょだ。ぼくがふしぎそうにそこをじっとみてると 
トーマはますますあかくなっていく。そんなトーマをみてるうちになんだかまた 
ぼくのおちんちんはかたくなりはじめ、それにきづいたトーマはもういちど 
ぎゅっとにぎってきた。 
またさっきみたいにきもちよくしてくれるのかなとおもっていると、ぼくのうえに 
またがったトーマは自分のまたのあいだにあるわれめをゆびでひらくとぼくの 
おちんちんをくちゅくちゅとおとがするそこにおしつけそのままこしをおとした。 
 
「えっ、わっ…?」 
「んっ…はあぁ…うごいちゃだめぇ…じっとしてて…」 
くるしそうにめをほそめたトーマはすこしずつすこしずつぼくのおちんちんを 
のみこんでいった。ずぶずぶとぼくのおちんちんがはいっていくそこは 
にくがめくれてすこしいたそうにみえたのでぼくはしんぱいになった。 
「トーマだいじょうぶ?」 
「う、うん…へーき…あ…き、きもち…いい」 
「きもちいいの?」 
ふるふるとはねをふるわせながらトーマはすこしわらったのでぼくはあんしんした。 
そしてあんしんしたとたん、いままでわすれてたようなきもちよさがいっきに 
おしよせた。トーマのなかはとてもあつくてぬるぬるしてて、トーマがぼくの 
おちんちんをきゅうっとしめつけるたびぜんしんにかみなりがおちたようなきがした。 
「ああっ…なにこれ…っきもちいい…!」 
「ん…はあっ…すこしうごくね、アポロ二アス…」 
「え…うごく…?」 
トーマは目をきゅっとつぶるとぼくにだきつき、こしをふりだした。 
トーマがこしをじょうげにうごかし、ぼくのおちんちんをだしいれするたび 
ぼくはきもちよさのあまりあーあーとこえをだすしかできなかった。 
ひたすらトーマのからだにだきつくと、いつしかぼくもトーマのなかに 
おちんちんをこすりはじめた。 
「ひっ…!」 
「ご、ごめん、いたかった?」 
ぼくがうごいたことでトーマはからだをそらせてちいさくこえをあげた。 
おどろいたぼくがうごきをとめるとトーマはすこしだけなみだをにじませて 
もっとしてとぼくにすりよっておねがいしてきた。すごくくすぐったいような 
よくわからないきもちよさがこみあげてきたぼくはなんどもなんどもトーマの 
はんのうをみながらこしをうごかしつづけた。でもそれもながくつづかず… 
「トーマ、トーマ、ぼくきもちよくて…もう…」 
「ひゃうっ…!はぁんっ…わたしも、わたしもきもちいい…っ!」 
「あ、でる、ぼくでちゃうよぉ!」 
さっきよりはげしくトーマがこしをうごかしはじめたことでぼくはもう 
げんかいだった。あたまがまっしろになってなにもかんがえられない。 
「あっあっ、だしてっ…このまま…んっ…わたしのなかに…せーえきだしていいから…!」 
「はっ…はあっ…な、なかに?」 
「うん…」 
はずかしそうにしながらトーマはうなずいた。そしてぼくにだきついていたトーマの 
うでにぎゅっとちからがこめられたのとどうじにトーマのなかもぼくのおちんちんを 
しめつけ、あたまがまっしろになったぼくはばくはつするようにそのまま"せーえき"を 
だしてしまった…もうぼくはなにもかんがえられなかった――。 
 
しばらくぼくはぼーっとしたままてんじょうをみつめていた。トーマはそんなぼくに 
しがみついたままからだをびくびくふるわせるとやがてぼくからはなれた。 
「よかった…こんどはちゃんとわたしのなかにだしてくれて…」 
「え…?」 
ふしぎそうなぼくをみてトーマはわらった。ぼくもおもわずわらった。 
トーマがたちあがるとぼくのおちんちんはトーマのまたのあいだからちゅるんと 
ひきぬかれた。なんかいろんなえきたいがついててトーマのまたもドロドロだ。 
でもトーマはだいじょうぶというとそのままたおれてしまった。しんぱいして 
のぞきこむぼくにこうつぶやいて。 
「もうこれからはのぞかなくてもしたくなったらいつでもいって…」 
「うっ!」 
やっぱりトーマはぼくがのぞいてたことをしってたみたいだ。ということはやっぱり 
ヨハネスさまにも?あたまをかかえるぼくのよこではトーマはもうねてしまった 
ようだ。 
 
 
「よーしアポロ二アス、そのちょうしだ」 
「う…っく、トーマ、へいきか?」 
「あっん…っひぅ…だいじょ…うぶ…あっああっ!ひゃあんっ!!」 
「よしよし、ちゃんとだしきるまでぬくのではないぞ」 
つぎのひからぼくもトーマとおなじようにヨハネスさまによびだされるように 
なった。ヨハネスさまがいうにはこれはこどもをつくるためのだいじなぎしき 
だからぼくもトーマといっしょにべんきょうしないとだめらしい。きょうは 
うしろからトーマのなかにいれるやりかたをならった。 
トーマはぼくよりたくさんいろんなことをしっていて、いろんなほうほうで 
ぼくをきもちよくしてくれる。すごいなあ。 
「トーマ、さっきのでこどもはできたかい?」 
「そんな…すぐにはわからないよ」 
へやへのかえりみちトーマにきくとトーマはおなかをなでながらわらっていた。 
「あしたもがんばってしような!」 
「え…う、うん。でもあんまりおおごえでそういうこといわないで」 
「?なんで?」 
「…なんでって…だって…も、もういい」 
トーマはかおをあかくするとさきにとんでいってしまった、へんなやつ。 
ぼくにはむずかしいことはよくわからないけど、このきもちのいいあそびは 
きにいっていたし、こどもができたらいつかトーマとぼくとさんにんであそび 
たいとおもっている。 
だからこれからはトーマのいうとおりしたくなったらトーマとすることに 
して、ちゃんとせーえきはトーマのなかでだすようにしようとおもった。 
 
 
 
えんど 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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