ある夜、地中のアクエリオンの中で。
トーマ「う〜ん………ああっ! だめだよアポロニアス、こんなところで…音翅が見ている……」
アポロ「むにゃむにゃ………シルヴィア、お前の身体…すっごく綺麗でイイ匂いがするぞ……」
シリウス「……何の夢を見てるんだ貴様等………」
―――翌日。
トーマ「……昨夜は久しぶりに芳しき夢を見たな………」←顔を赤らめながら。
アポロ「あのよぉシリウス、何かパンツの中が冷たいんだけど」←すっきりした爽やか顔で。
シリウス「知るか! 私に振るな!! ていうか臭っ、イカ臭ぁ!」←青ざめている。
アポロ「アクエリオンの力で何とかなんねぇかな」
シリウス「なるか馬鹿者! そんな事に太陽の翼の力を使うんじゃない!!」
トーマ「どうやらお互い愛しい者の夢を見たようだな」
アポロ「ああ、そうみてぇだな」
シリウス「お前もだトーマっ。栗の花臭いぞ!」
トーマ「プラーナの匂いだ。すべての生命の根源の聖なる芳香だぞ」
アポロ「そーだそーだ。健康な男子なら臭って当たり前だっつーの」
シリウス「そういう問題では無いだろうがぁ―――――!!!」
その後もアクエリオンのコクピット内は、しばしばイカ臭…もといプラーナ臭くなったという………