その日も満月の夜だった。  
 
 俺は、日課の狩りも終わって腹いっぱい。いつものベランダで、ベランダの手すり  
に座っていた。そういえばこの間はここで…   
 
「アポロ?」  
「のわっ!?っと、リーナか。びっくりさせるなよ…」  
 
 そう。この間はここでリーナに俺のモノをしゃぶられたんだった。  
あれは気持ちよかったぁ…  
「…アポロ?どうかした?涎でてるわよ。」  
「…お!?いやなんでもない!それより、どうしたんだリーナ?こんな時間に。」  
回想にふけっていたのをごまかしながらリーナに問い掛けると、  
 
リーナはまた、あの、いやらしい女の笑みを浮かべた。  
 
「ふふふ…また。飲ませてもらおうかと思って。アポロのミルク。」  
「お、おう。俺は構わないぜ!?」  
我ながら声が裏返っているのがわかる。  
 
「ふふ。ありがと。じゃ、もらうわね。」  
言うが早いか、リーナは俺のズボンの上からモノを握り締め…  
「イテテテテテテテテテ!強い!強いってリーナ!!」  
「フ、フフフフフフフフ」  
…まさか…これは…  
 
「 笑 止  ! ! ! ! 」  
「どわあああああぁぁぁ!!?」  
 
 
「て、てめぇ何しやがるってかなにしてやがるってか、かんっぜんにリーナの匂い  
 だったぞ!」  
「ふふふ。本人の服を拝借してきた。」  
「…そ、そこまで…」  
 
「一度の逢瀬でいい気になり、リーナに劣情を抱くとは…甘い!甘すぎる!!」  
「て、てめぇなんでそれを…つか、手を離せ!手を!!」  
 
「男子、家を出れば七人の敵がいるという。ゆめゆめ油断することなかれ!!」  
…聞いちゃいねぇ…  
むぎゅう。  
「痛ててててっ!手、手を離せっつってんだろ!大体ここは家の中だろうが!!!!!」  
「ではさらばだ!」  
「待て!!!!こらぁ!!!!」  
 
………………………  
その頃、リーナの部屋。  
「Zzzzzz…うふふ…お腹いっぱい…」  
 

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