自室に戻ったヒュウガが寛いでいると、ノックの音とともにニクスの声がした。  
「ヒュウガ、少しよろしいですか?」  
「何だ?」  
先ほどのニクスの言葉 ―何かいい事でもあったのですか?― と意味あり気な  
視線が気になっていたので、ヒュウガは少し警戒しながらドアを開けた。  
そこにはピンクのリボンが掛かった包みを抱えた、笑顔のニクスが立っていた。  
「あなたにささやかなプレゼントをお持ちしました。どうぞ受け取ってください。  
あなたに、というよりあなたとアンジェリークのお二人に、と言った方が  
いいかも知れませんが。」  
「どういうことだ?」  
「余計なお世話かとも思いましたが、彼女は私にとっても大切な人ですから…ね。  
これだけあればしばらくは持つと思いますが、もしも足らなくなったら  
 いつでも言ってください。 ではヒュウガ、アンジェリークの事を頼みましたよ。」  
ヒュウガの問いには答えず、自分の言いたい事だけ言ってしまうと  
ニクスは優雅な足取りで立ち去った。が、ふと立ち止まってこう付け加えた。  
「そうそう、うちには思春期の少年と、とても耳の良い青年がいますからね。  
配慮をお忘れなく。」  
 
「相変らず捕らえどころのない男だ。」  
ドアを閉めながらため息をひとつ吐いて、ヒュウガは包みを開けた。  
「こっ、これは…!!」  
中身を見たヒュウガは絶句し、そのまま暫く固まってしまったのだった。  
 
ヒュウガは月明かりの差す自室のベッドで、アンジェリークの一番敏感な  
花芽を愛撫していた。舌先を尖らせ突くようにしたかと思うと、  
下から上に丁寧に舐め上げ、今度は唇で優しく啄ばむように刺激した。  
同時に泉に沈めた指を2本に増やし、器用にくねらせながら抜差しすると  
その度にグチュッという卑猥な音が響いた。  
「もうこんなに濡れているのだな。」  
「いや…っ、言わないで、はぁ…ン」  
強すぎる快感にアンジェリークの腰が勝手に動いてしまう。  
部屋はアンジェリークの喘ぎ声と粘り気のある水音で満たされていた。  
 
あの月の美しい夜以来、幾度も身体を重ねたことで  
今やアンジェリークの身体はすっかりヒュウガに馴染んでいた。  
ヒュウガもどこを攻めればアンジェリークを悦ばせる事ができるかを  
把握していたので、アンジェリークはいとも簡単に絶頂を迎えるが、  
ヒュウガの方は簡単にはアンジェリークを開放してくれなかった。  
「まだ…離さない。」  
 
ヒュウガはアンジェリークの身体を抱え上げるとうつ伏せにし、  
腰だけ突き出させると、後ろから一気に貫いた。  
「あああぁっ!!」  
同時に先程までヒュウガの舌で十分すぎるほどの刺激を受けていた  
花芽に指を伸ばして円を描くように撫で上げた。  
「う…っ…ああ、ヒュウ…ガさんっ、はぁ…っ」  
アンジェリークは長い水色の髪を振り乱しながら身悶えていた。  
自分が与える快感で乱れるアンジェリークを見て、ヒュウガも  
追い詰められていくのを感じていた。  
 
ヒュウガがアンジェリークの背中に折り重なるように体勢を変えたので  
アンジェリークの中のヒュウガ自身も角度を変え、先程までとは違う  
部分を突いてくる。ヒュウガの熱い吐息が首筋にかかり、銀髪が背中を  
くすぐるのも刺激になって、アンジェリークはもう限界だった。  
「あっ…あん、ヒュウガさ…もうダ…メ、許して…あああっ!」  
一体何度目の波に飲まれたのか、アンジェリークが嬌声をあげた。  
「アンジェリークっ」  
次の瞬間ヒュウガが一際深くアンジェリークを突き、己の熱を放った。  
アンジェリークは意識が霞んでいくのを感じた。  
 
「すまない、アンジェリーク。また貴女に無理をさせてしまったようだ。」  
事後の気だるい余韻の中で、ヒュウガは腕の中で意識を取り戻した  
アンジェリークに謝った。  
「貴女の身体は何度味わっても飽きることがない。自分でも驚くほどに、  
いくらでも欲しくなってしまう。…だからあの時言ったのだ。  
一度でも貴女に触れてしまえば抑えが効かなくなる、と。」  
そこで一旦言葉を切ると、わざと耳元をくすぐるように低く囁いた。  
「この責任は貴女にもあると思うのだが?」  
「そっ、それは、そうかも知れませんけど…」  
確かに最初のきっかけを作ったのは自分のほうだった。  
あの頃の辛い気持ちを思い出せば「愛され過ぎて困る」なんて贅沢すぎる  
悩みだと思うが、槍の鍛錬を日課とし、実践でもタナトス相手に槍を振るう  
体力ありすぎのヒュウガについていくのは結構大変なのだった。  
「ヒュウガさんって思ったよりも…」  
「何だ?」  
「ずっとエッチなんですね。」  
その言葉にヒュウガの顔が強張った。  
「誤解してもらっては困る。俺がこうなるのは相手が貴女だからだ。」  
「ヒュウガさん…」  
 
ちょっぴり拗ねたようなその顔がとても可愛らしく思えて  
「でも私、エッチなヒュウガさんも大好きです。」  
と言うとアンジェリークは自分からヒュウガに口づけをした。  
「あ、アンジェリーク、そんな事をしたら、また…」  
力を失っていたはずのヒュウガのものがビクッと反応したのが分かった。  
「ヒュウガさんたら…敏感すぎます。」  
「だから、俺がこうなるのは貴女のせいなのだが。  
 それに、ニクスからの贈り物もまだたっぷり残っているし…な。」  
 
あの包みの中には何と1グロスものコンドームが入っていたのだった。  
ヒュウガは悪戯っぽく笑いながら言った。  
「あれにも消費期限があるそうだ。  
無駄にするのはニクスの厚意に反するだろう?」  
「…!」  
 
あれだけの量を消費するにはどの位かかるのだろう?   
アンジェリークは眩暈がしそうだった。  
 

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