意識は混濁し、ただただ闇の底へと沈み込む感覚。  
永遠の苦悩、終わらぬ連鎖。  
 
どんなに世界の時間が経過してもあの時からニクスの時計は進まない。  
エレボスに囚われたあの時から。  
きっと女王になったアンジェリークが闇とともに己を消し去ってくれるだろう、  
そうしたらきっと楽になれるとニクスは信じていた。  
 
−本当にそう思っているのか  
 
頭に響くエレボスの声。  
がんがんと殴られるような酷い頭痛がする。  
 
−無駄ですよ。彼女はもう女王になどなれない。  
 
自分の声色で囁かれるエレボスの言葉。  
何をおかしな事を言っているのだろうか。  
汚れなど一点もない、清らかな光を放つ彼女が女王になれないなんてそんな事あるはずがない、  
とニクスは必死にエレボスの言葉を振り切ろうとする。  
 
−確かめるといいでしょう。その目で。  
 
目の前に現れた自分の姿をした自分ではない者…エレボスは逆さまの状態で愉快そうに笑う。  
深い水底に沈んでいたニクスの意識は、突如として現実にへと引き戻された。  
 
「ニクスさんおはようございます。」  
 
ニクスがゆっくりと重たい瞼を開くと、微笑みを浮かべたアンジェリークが映る。  
その姿に、エレボスの言葉は自分を惑わす為の虚言だったのだ、とニクスは胸を撫で下ろした。  
 
「ア…ン…ジェ…ク…はよ…うご…ざい…ます…」  
 
ずっと意識を失っていたせいだろうか、ニクスはまだ舌が上手く動かせなかった。  
どこかひんやりとした感触を背に感じ、自分は床の上に寝ている状態だと理解する。  
そのまま彼は、まず指先を動かそうと試みたが、ピクリとも動かない。  
身体の自由はまだ完全には取り戻せていないようだ、とため息をついた。  
きっとその内身体も回復するだろうと、途切れ途切れになりながら必死に声を出し、  
心配をかけてしまったであろうアンジェリークに声をかけた。  
 
「見苦し…い姿を…お見せ…してしま…いましたね…」  
 
「そんなことないですよ、ニクスさん。」  
 
ニクスのミッドナイトブルーの髪を優しく撫でながら笑うアンジェリーク。  
はたから見たらほほえましい光景なのに、何故か言いようのない不安がニクスを包みこんだ。  
 
『…あなたはそんな風に笑っただろうか。』  
 
身体も動かせない、視界も余り回復しておらずぼやけているが、あたりを包むまがまがしい雰囲気。  
そして目の前のアンジェリークに対してどうしようもなく違和感を覚える。  
 
「アン…ジェ…リーク…?」  
 
「私ね、ずーっとニクスさんが起きてくれるの待ってたんですよ…。」  
 
いつもと違うどこか妖艶な笑みを浮かべた彼女の背後から、何体ものタナトスが現れる。  
こんな動けない自分とアンジェリークでは応戦出来ない事を即座に判断したニクスは彼女に逃げるように促した。  
 
「タ…ナト…スッ!!!アンジェリーク…いけ…ない、この場か…ら離れ…な…さい!」  
 
だが、アンジェリークは逃げない…いや、逃げようとしない。  
 
「大丈夫ですよニクスさん。タナトスは酷いことなんてしません。」  
 
その言葉と共にタナトスの触手がアンジェリークの身体に巻き付いた。  
まるでアンジェリークにじゃれるように。  
彼女はそれを拒むこともせず、それどころか、むしろ慈しむように触手を撫でている。  
まるで、エルヴィンと遊ぶようにタナトスと触れ合っているのだ。  
それは今まで必死に戦ってきた負の存在、敵なのに。  
 
「アン…ジェ…リーク…?」  
 
アンジェリークの行動の意味が解らないニクスはただ尋ねるしか出来なかった。  
彼女の次の言葉で状況を理解し、彼の顔はすぐに青ざめることになるが。  
 
「ふふふ…エレボス様がね、私のことをタナトス達と一緒にとぉっても可愛がってくれるんですよ。  
タナトスは私の事をいっぱい気持ち良くしてくれるいい子達なんです。」  
 
『エレボス様…?』  
 
その言葉の意味を理解したニクスは無理矢理身体を起こし、アンジェリークの手を掴む。  
 
「…ッ、アンジェリーク目を覚ましなさい!あなたはここにいてはいけない!早く、早く逃げなければ!!」  
 
「何故ですか?」  
 
先程からの違和感は。  
それは、まさか。  
考えたくもない最悪の事態が起こっているのだとしたら。  
ニクスの全身から血の気が引いていく。  
 
−だから言ったでしょう?  
 
エレボスが頭の中で笑うと同時にニクスの腕がアンジェリークに掴まれる。  
 
「逃げちゃダメですよ。」  
 
エレボスの笑みとアンジェリークの微笑みがリンクした。  
 
次の瞬間、ニクスはアンジェリークに顔を押さえられ、口を塞がれた。  
息つく暇もなく、ねっとりと舌を絡めとられ、慎ましい彼女から想像も出来なかった舌使いにニクスは息苦しさを感じた。  
 
「……ッ…」  
 
いくばくの時が経ち、ゆっくりとアンジェリークが名残惜しそうに舌を離すと舌先から銀色の糸が引いている。  
崩れ落ちた髪をかき上げて、アンジェリークはニクスに囁いた。  
 
「…エレボス様は、こんな風にニクスさんの身体を使って、たくさん気持ち良いことしてくれたんですよ。」  
 
ふふ、と意味深な笑みを浮かべてニクスのシャツのボタンを外していく。  
 
「ニクスさんなら、気持ち良いことがどんな事か知っているでしょう?」  
 
「やめなさい…っ…アンジェリーク!」  
 
彼女の力など普段ならたやすく振りほどくことが出来るが、振りほどこうにも身体に力が入らないのでは意味がない。  
ただなす術もなく、彼女の思うままの行動を受け入れるしかないのだった。  
 
「ねぇ…ニクスさんも一緒に気持ち良くなりましょう?」  
 
艶やかな声で誘いながら、その豊かな胸をニクスの胸板に押し付けるアンジェリーク。  
それは欲情した猫のようなしなやかな動きで、彼が知るアンジェリークからは想像も出来ない行為だった。  
 
「…やめて下さい、アンジェリーク。そんな貴女は見たくない…」  
 
アンジェリークの行為を拒むニクスに、エレボスは意地悪く囁く。  
 
−よかったですね。ずっとこんな風に彼女を抱きたかったんでしょう?  
 
「そんな訳あるはずありません……」  
 
−ワタシは貴方の中にいたのですよ?全てのことを知っているのです。  
彼女に対する愛情、恋慕、羨望、尊敬、畏敬、渇望、  
…そして欲望が溢れんばかりだったことを。  
 
「……ッ…」  
 
隠して押し殺してきた想いを言い当てられ、ニクスはどきりとした。  
 
−柔い肌に触れたいと何度も焦がれていたのでしょう?  
その身体を組み伏し、汚したいと思っていたのでしょう?  
純真無垢な少女を無理矢理にも抱きたかったのでしょう?  
仕方ありません、女王の卵は実に淫靡でいやらしい身体を持っていましたから。  
さあ、その想いが叶えられるのですよ…早く抱いてしまいなさい。  
 
愛しい彼女に口づけたいと、触れたいと思わなかったと言えば、正直嘘になる。  
だが、それはエレボスに侮蔑されるような想いなどではなかった。  
こんな形で結ばれることなど望んでいなかった。  
 
「…全ては浅ましい私がいけなかったのです。いくらでも罵倒するといいでしょう。  
ですが、何の罪も無い彼女を侮辱するのだけは辞めて頂きましょうか!  
私はこんな形で彼女を抱こうなどと思っていません!」  
 
頭の中で囁く悪魔のような存在を拒絶するニクス。  
エレボスはその拒絶すら楽しそうに、喜劇の一つのやり取りとして受け止める。  
 
―まるで夢見る少女のようですね。女王の卵に夢見て…彼女とて、ただの人間なのに。  
彼女の乱れた姿を貴方が見たら卒倒してしまいそうだ。  
 
彼を嘲笑うようにエレボスが頭の中で囁く。  
 
−ああ、そういえば貴方はその姿を見ていないのでしたね。  
せっかくですから、見せてあげましょうか。  
 
エレボスの言葉と共に頭に流れ込む映像。  
それはニクスにとって直視したくないものだった。  
 
『ニクスさんっ…ニクスさん助けて!!!!!!』  
 
ずたずたに引き裂かれた服を身に纏う彼女を、タナトスとエレボスに乗っ取られた『自分』が傷つけていた。  
必死に自分の名を呼び、助けを求めるアンジェリークに何故応えてやれなかったのだろう、とニクスはぎりっと歯を食いしばる。  
 
『ニクスさ…ん…』  
 
手酷い凌辱を受けてボロボロになりながら己の名を呼ぶアンジェリークの姿にニクスは涙が止まらなかった。  
 
−美しいでしょう?  
ずたずたに引き裂かれた服を身に纏いタナトスの粘液と精液、愛液にまみれて  
快楽を必死に拒みながらも、受け入れていく憐れな女王…  
どんな物語より、素晴らしい出来だと思うのですが。  
 
頭の中で、彼女がエレボスとタナトスに犯されていく。  
彼女の白い透き通る肌は白濁で上塗りされ、愛らしい笑顔が一番似合う彼女の顔は涙と汗でぐちゃぐちゃだった。  
必死に快楽を拒んでいた彼女だが、ある時を境に快楽に喘ぐ彼女が現れる。  
 
…エレボスを『ニクスさん』と愛しそうに呼びながら。  
目の前の悪魔を自分と偽ることでしか、この悪夢から逃れられなかったのだろう。  
 
彼女を愛おしいと想い、ずっと傍にいたいと願った結果がコレなのか。  
私のせいで、私のせいで。  
そう繰り返すニクスは後悔と自責の念でいっぱいだった。  
目の前のアンジェリークを強く抱き締めずにはいられなかった。  
 
「…すみませんッ、アンジェリーク…私はっ…私はッ…あなたを幸せにしたかったのに…」  
 
「何を言ってるんですか?私は、とっても幸せですよ。  
エレボス様に気に入ってもらえて気持ち良いことたくさんしてもらえて…」  
 
そう笑う彼女。でもそれは愛おしいと思っていた少女とは違う事を痛感させる。  
もう彼女は昔のように笑ってくれないのだという事実を突きつけられた。  
 
「アンジェリーク…」  
 
−くくくくく、はははははははははははくくっはははくはははははははは!!!!!!  
 
闇の中で笑い声が響き渡る。二人のやり取りが滑稽だとばかりに、笑い声は止まない。  
 
−ねぇ、わかったでしょう?彼女はもう慈愛に満ちた女王になんてなれないんですよ。  
女王を失った世界はワタシが手を下すまでもなく、崩壊していくでしょう。  
 
「エレボス…あなたは…」  
 
怒りに満ちた眼差しを、どこまでも深淵の闇に包まれた宙に向けるニクスにエレボスは至極楽しそうな声で返答する。  
 
−そんな怖い顔しても無駄ですよ。さあ、アンジェリーク、貴女の望んだ通りニクスと結ばれるといい。  
ずっと待っていたのでしょう…?  
 
「ありがとうございます、エレボス様…!」  
 
エレボスの言葉にアンジェリークは顔をほころばせて嬉しそうに笑う。  
彼女がニクスを押し倒すと同時に、絡みついたタナトスの触手によって彼は身体の自由を奪われた。  
 
「ずっと待っていたんですよ。こうしてニクスさんと一緒に気持ち良いことを出来るのを。」  
 
「…ッ…アンジェリークッ!やめて下さい!!こんな…エレボスの言葉に従ってはいけない!!」  
 
「どうしてですか?せっかく、エレボス様が許してくれたのに。」  
 
−アンジェリーク、貴方の大好きなニクスは素直になれないようです。気持ち良くしてあげればもっと素直になりますよ…。  
 
エレボスの声は彼女にも聞こえているのだろう、エレボスが促すままに彼の腰元に手を延ばす。  
 
「アンジェリークッ!」  
 
「ふふ、ニクスさんの凄く熱くなってます…。」  
 
ズボンを脱がせ取り出した、熱くなったニクスのそれに魅入られたようにアンジェリークは視線を離さない。  
ちゅ、と軽くアンジェリークの柔らかな唇がニクスのそれに触れただけで、ぞくりとニクスの身体が小さく震えた。  
 
「今、気持ち良くしますから待ってて下さいね。」  
 
「アンジェリーク、やめて下さいッ!!!」  
 
制止の言葉を聞き流し、彼女はその艶やかな唇で熱く硬くなりはじめたそれを包み込んだ。  
 
「んっ…おっきぃ…」  
 
柔らかな唇の感触とねっとりと絡み付く舌が与える甘美な快楽に己を忘れぬよう、ニクスは唇を噛み締めた。  
ぴちゃっ…  
そんな彼を嘲笑うように淫靡な音が耳に響く。  
 
「…ん、ニクスさんのおいしいですっ…はぁ…」  
 
先を丹念になぶる舌の動きは、明らかに初な少女がするものではない。  
熟練した娼婦のような巧みな舌使いにニクスは意識が飛びそうだった。  
 
「やめて…下さ…い…あなたは…こんなことをしてはいけない…」  
 
「ニクスさんったらさっきから『やめて下さい』ばっかり。  
でも、私も最初にエレボス様が現れた時は、戸惑って抵抗してしまったんですよね。  
…けれどそれは間違いだった…抵抗なんてしないで素直に受け入れれば楽だったのに。」  
 
一瞬、陰りのある表情を見せたが、それも消え、クスクスと笑いながら熱心に愛撫を続けていくアンジェリーク。  
舌が裏筋をなぞりあげ、その行為に応えるようにニクスのそれはビクンと大きく震えた。  
 
「…っあ…」  
 
絶え間なく与えられる強すぎる快楽に耐えようと、ニクスは辛そうに眉間に皺を刻む。  
 
「だから、ニクスさんも全て忘れて、快楽を受け入れましょう?」  
 
魅惑的な悪魔のような誘いに、必死に首を横に振るニクス。  
そんな彼の様子に妖艶な笑みを浮かべて、アンジェリークはタナトスに目で合図を送る。  
それにこたえるように伸びてきた一本の触手が彼女の口元へと入り込み、咥内に粘液を放出した。  
以前彼女が飲ませられた媚薬成分の粘液。  
その粘液をそのまま、ニクスへと口移しで飲ませていく。  
 
「っ…ぐっ…」  
 
甘ったるい匂いがする粘ついた液は、彼女の舌によってニクスの喉の奥へと押し込まれていく。  
飲むまいとした彼の抵抗空しく、それはしばらくした後、ごくんと音を立てて飲み込まれていった。  
 
「美味しいでしょう?これで、ニクスさんも素直になれますね。」  
 
粘液を飲み干したニクスを見て嬉しそうに笑いながら彼女は身にまとった服を恥じらうこともなく脱ぎ捨て、その美しい裸体をあらわにした。  
 
「もっと、もーっと気持ちよくしてあげますね。」  
 
笑顔でもう一度タナトスに合図をすると、触手は彼女の豊満な胸元へと粘液を排出した。  
粘りつく白濁の液を滴らせたまま、柔らかなそのかたまりでニクスの熱くなったものを挟み込んだ。  
 
「こうするととっても気持ち良いですよね。ふふ…今ニクスさんの、びくんって震えました。」  
 
たぷん、と揺らしながら、ゆっくりと胸を上下させニクスのそれをしごく。  
粘液が潤滑油の働きをし、その動きはとてもスムーズだ。  
 
「…っあ…はっ…」  
 
あまりの気持ちよさにニクスは息を吐く。  
柔らかな感触が与える快感に、今にも欲望を吐き出してしまいそうだった。  
 
「…はぁ…っ…私もなんだ…か気持ち…良いです…っ…」  
 
はじめはゆっくりであった上下する胸の動きは、アンジェリークの息が荒くなるのと連動するように徐々に激しくなっていく。  
硬くなった胸の突起が擦れることで新たな快楽を生み、アンジェリークはその行為に夢中になる。  
 
「…ああッ…アンジェリークッ!これ以上はッ…!!!」  
 
与えられる快感に我慢できないとばかりに限界まで膨れ上がったニクスのそれを、アンジェリークは先端を舌でさらに刺激する。  
 
「そのまま出して下さいっ…」  
 
そう言って彼女がそれを頬張った瞬間、白濁の液が彼女の口いっぱいに広がった。  
ごくん、ごくん。まるでそれが美味の飲み物のように飲み込んでいくアンジェリークを、ニクスはただ呆然と眺めていた。  
 
―さぁ、アンジェリーク。貴方の大好きなニクスをもっともっと気持ち良くさせてあげてください。  
そうしたら貴方も気持ち良くなれて嬉しいでしょう?  
 
「はい、エレボス様。」  
 
唇についた白濁を舌で舐めとって、彼女は嬉しそうに微笑んだ。  
 
「……ア…ン…ジ…ェ…」  
 
媚薬効果のある粘液のせいだろうか、ろれつのまわらなくなってきた舌で彼女を呼ぶニクスの言葉は、アンジェリークにはもう届かなかった。  
 
…あれから何日が経っただろうか。  
いや、何十日?何か月?何年?何十年?何百年?  
闇に包まれた空間は何も変わらず、ただ存在した。  
そしてまた、闇に嬌声が響き渡る。  
横たわったニクスの上に跨るアンジェリークは快楽を貪ろうとただただ、腰を上下に振っている。  
 
「あっ…あぁッ…気持ちいいっ!」  
 
嬌声をあげるアンジェリークを眺めながら、霞む思考の中でニクスは全てに絶望していた。  
 
救いたかった世界は崩壊を定められた。  
大切な仲間達も友人も、どうなったかすらわからない。  
待ち続けた女王も、もう二度と誕生しない。  
 
でも、何よりも辛かったのは、アンジェリークを救えなかったことだった。  
自分が彼女を愛しいと、傍にいたいと望まねば悲劇はきっと起きなかったのに。  
彼女に苦痛を与えることもなかったのに。  
彼女が優しい微笑みを失うこともなかったのに。  
 
「…すみません…アンジェ…リーク……」  
 
何度言ったかわからない言葉を、涙をこぼしながらニクスは力なく呟いた。  
 
「なんで謝るんですか、ニクスさん。私とぉっても幸せなのに。」  
 
ふふ、と壊れた笑みを浮かべたアンジェリークは、ただ快楽を求めて淫らに腰を振り続ける。  
 
「ねぇ、このままずっと一緒に何処までも堕ちていきましょうね。」  
 
そう言ってニクスの涙を舌先で拭い、そっと優しく口付けた。  
 
時の概念を失った空間で、狂った宴は永遠に終わらない。  
 
end  
 

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