謁見の間に、9人の守護聖がずらりと並んでいる。
「それでは皆様。」
ロザリアの掛け声に、9人の守護聖は揃って股間から一物を露出させた。
一つ一つが個性的な、守護聖の一物。
そして、その自慢の息子たちは、皆、女王陛下に忠誠を誓っている。
女王アンジェリーク・リモージュは、一つ一つの陰茎をジュリアスから順番に見て回る。この陰茎たちは皆、私の物である。
そして女王は、オスカーの前で立ち止まった。
「オスカー、金色の毛が付着していますね。オスカー、ジュリアスとしちゃったのですか?」
「陛下、いくら俺がジュリアス様を尊敬してるとはいえ、そんな仲ではありません!それに、普通は金髪だと、レイチェルが思い浮かぶのでは?」
「つまりあなたは、レイチェルに手を出したと。」
「ギクッ」
「女王陛下に忠誠を誓ったはずのあなたが、女王候補を傷物に・・・」
女王は怖い目でオスカーを睨んだ。当のオスカーが震えてしまうほどの、鋭い眼光。
「去勢してしまいましょうか。」
「そ、そんな・・・!」
「冗談です。ですが、今度やったら・・・そのときは、覚悟しておきなさい。」
「は、はい・・・」
そして女王は、また守護聖の陰茎を見て回る。ルヴァまで見て回ると、もう一度最初のジュリアスに戻った。そしてまた、最初から見て回る。
「ランディ。」
「はい。」
「あなたの陰茎に、茶色い毛が付着していますね。」
「陛下、俺の毛も茶色いのですが。」
「ランディ、コレットと・・・しましたね?」
「へ、陛下、ですから、俺の毛も茶色・・・・・・」
「し ま し た ね ?」
「・・・・・・すみません。」
すると、すぐにゼフェルが突っ込みを入れた。
「どうしてわかるんだよ!」
「あれ?陛下、ゼフェルのにも、金の毛が付着していますけど・・・」
マルセルがそう言うと、女王は笑って答えた。
「当然です。だってそれは・・・私の毛ですから。そういうマルセルにこそ、青い毛が・・・ロザリアね?」
「ギクッ」
そして女王は、玉座に戻った。
「以降、女王候補と致すときは、私に許可を申請するように!それでは、解散いたします!」
女王アンジェリークに、赤ちゃんが産まれた。
マル「うわあ、かわいい!」
ジュ「陛下、在任中に出産とは・・・何たること・・・」
リュ「陛下、誰との子なのでしょうか?」
リモ「えっと、頭がジュリアスで、顔がクラヴィス、右手がランディ、左手がリュミエール、胸がオスカー、腰がマルセル、右足がゼフェル、左足がオリヴィエ、そして足首から先がルヴァです。」
ゼフ「んなわけねえだろ!」