よく晴れた日の曜日。挨拶だけでも…と思ってレオナードの  
執務室を訪れたエンジュだったが挨拶だけでは帰れなくなってしまった。  
 
「あァ、お前か。今起きたばっかなんでな。  
ちょうどいいわ、シャワー浴びてくるからコーヒーでも  
淹れといてくれ」  
「あ、はい…えっ、あのっ」  
開けられたドアの向こうには守護星付補佐官ではなく上半身裸の寝起きです、  
といわんばかりの顔をしたレオナードがいた。  
混乱したエンジュを残してレオナードはさっさとバスルームに向かってしまった。  
 
守護星は執務室のほかに居住用の邸宅も与えられていたがレオナードは  
しばしばメンドクサイ、という理由だけで執務室奥の私室に寝泊りしていた。  
執務室がメインとはいえ私室の他にキッチン、バスルーム、仮眠のための  
ベッドルーム等などが備え付けられおり、マンション暮らし、  
と考えればそこでも充分生活でき、仕事の合間の休憩のための部屋というには  
立派すぎ、広すぎ、豪華すぎであった。  
レオナードにしてみればわざわざ邸宅と執務室とを毎日往復するのは時間と  
体力の無駄でしかなった。  
 
とっさにとはいえ返事をしてしまったエンジュはキッチンに向かった。  
キッチンは私室や執務室から見えないよう短い廊下を挟んだ奥まった向かいにあった。  
こじんまりとした縦長の部屋。ステンレスで統一された棚やキッチンツール。  
壁も収納棚のガラスシンクも鏡のようにエンジュの顔を映した。  
コーヒーポットに水を入れ火にかけた。  
 
「湯、沸いてるぞ」  
コンロ脇のカウンターに手を突いてぼーっとしていたエンジュの背後から  
いつのまにかシャワーを済ませバスローブに身を包んだレオナードが声をかけた。  
「あっ、はいっ、ごめんなさい」  
あわてて火を消してからエンジュは湯を沸かしただけで  
カップも何も準備していないのに気づいた。  
「何ボォーっとしてンだか」  
「レっ、レオナード様があんな格好で出てくるとは思わなかったからっ…」  
「じゃあ俺のハダカ思い出してボォーっっとしてたのかァ?」  
「ちっ、ちがいます!!」  
真っ赤になりながらエンジュはがちゃがちゃとコンロ脇のワークトップに  
コーヒーカップを並べた。  
「お前さァ…」  
さっきとは違う低く抑えた口調にエンジュは手を止めた。  
「このほうがイイよな」  
言うと同時にレオナードは背後から腕を回して緩く編んだエンジュの三つ編みを  
二つ同時にするりとほどいた。  
 
確かに今のほどいている姿といつもの三つ編み姿とを比べるとは意外なほど  
エンジュは女っぽさが増した。  
「ほらな」  
エンジュが前を向くとワークトップの向こう側のステンレスの壁が  
鏡のようにエンジュとレオナードの姿を映していた。  
 
「え、あ、とコーヒーは」  
髪を解いた自分と背後に立つレオナードの姿になぜか見とれてしまった  
エンジュは照れ隠しのようにあわててコーヒーを探そうとした。  
 
突然後ろから肩を強く抱きしめられた。  
「ちょ、レオナード様…危ないですよ」  
エンジュはいつもの悪戯かと思い肩にまわされたレオナードの腕をほどこうとした。  
「もうダメだ。我慢できねェ」  
「我慢って…」  
レオナードの腕に手をかけながら振り向こうとした瞬間、  
エンジュとレオナードの唇が重なった。  
 
あまりにも無防備だったエンジュの唇にレオナードはやすやすと舌を  
滑り込ませた。エンジュは否とも応とも反応せずレオナードの舌が  
侵入し、蹂躙するのを許した。  
同時に緩められたレオナードの左手が制服越しに乳房を包んだ。  
そしてやさしく乳房を揉み、的確にその頂を指で刺激した。  
「ん…っ…いやっ…」  
エンジュの体がびくりと反応した。  
 
ようやくレオナードの蹂躙から開放された唇が発した。  
エンジュはレオナードに背を向け、壁に映った自分の顔が自分にも  
レオナードにも見えないようにうつむいてワークトップに手を突いた。  
 
「本当にイヤか…?」  
エンジュの体に覆いかぶさるようにして同じように手を突いたレオナードが  
エンジュの耳元で言った。  
「お前がイヤでも…俺は…」  
そういいながらレオナードは腰をぐっとエンジュに押し付けた。  
レオナードとワークトップに挟まれ身動きできないまま押し付けられた  
モノの存在を制服とバスローブ越しにはっきりと感じた。  
 
「言っただろ…我慢できねェって。今、お前がイヤでも  
イイって言わせてやる。お前は俺のモノになるって決まってンだよ」  
耳元でそう言った唇がそのままエンジュの耳たぶを舐め上げた。  
舌から耳を避ける為にレオナードの方を向いたエンジュにレオナードは  
にやりと不敵に笑って言い放った。  
「最高の休日にさせてやるからな」  
 
背後から両手で持ち上げるように乳房を揉む。  
エンジュは再び下を向きうつむいたままでレオナードからはその  
表情はわからなかったが愛撫する手を退けようとしたりはしなかった。  
レオナードとしては激しく抵抗したとしても無理矢理犯すつもりだったし  
それはそれでレオナードにとってはより興奮するシュチュエーションだったが。  
 
抵抗がないのを見ると、ケープのリボンを解いて取り去り、前ボタンをひとつづつ  
はずし右手を制服の中に差し入れた。普段はケープに隠れてわからないが  
今はレオナードの手の中にその存在をしっかりと示していた。  
ブラのカップをずらしてその先端に触れると再びエンジュの体が  
ビクンとしなった。感じているのは明らかだった。  
レオナードはエンジュの制服の前合わせを大きく開けブラを押しやり、  
乳房を露わにすると両の乳首を指で抓んだ。  
 
「だめっ…イヤ…ぁ」  
エンジュは上体を起こしてレオナードの手を掴んだ。乳房からその手を  
剥ぎ取ろうとしたがエンジュの力では何の抵抗にもならなかった。  
その間にもレオナードは指先で抓んだり弾いたりして刺激を与え続けた。  
そのたびにエンジュの手から力が抜けていくのがわかった。  
 
「だめぇ…あ…やめて…だめなの…ぉ」  
もはや抵抗するのはエンジュの口から漏れる言葉だけだった。  
右手を乳房から腰へとなでおろし、スカートをたくしあげ太腿の間に  
手を入れる。と、入れまいと閉じた脚が却ってしっかりと挟み込んでしまった。  
エンジュの太腿の温かさを感じながら指を脚の合せ目へとのばした。触れると  
もうすでにじっとりとして湿り気が指にまとわりついた。  
ショーツの脇から指を入れると愛液が絡みつき内から溢れ出ようとするしながらも  
その指を芯奥へと導いた。中指をかき混ぜる様にゆっくり動かした。  
 
「あはぁ…っんっ」  
エンジュは腰を引いてレオナードの指から逃れようとしたが抗おうとすればするほど  
ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立て指はエンジュの内壁を刺激し、さらに愛液を  
溢れさせ、腰を引けば引くほどレオナードの体躯に阻まれ、レオナードの下腹に  
お尻を押し付け硬くなったモノを刺激した。  
「やだぁ…だめ…だめ…指…抜いてぇ…もぉやめて…」  
「たまんねェな…これで挿れずにヤメられるかよ…」  
嫌々とされればされるほど興奮した。  
 
指を抜き愛撫をやめショーツに手を掛けると一気に引きおろした。  
バスローブの袷を解いていきり立ったモノをエンジュに向けると膣口にあてがった。  
「っ…痛っ…いた…い」  
レオナードの体躯に相応しく隆々としたそれはいくら滴るほど濡れている  
とはいえどすんなりと入る程度ではなかった。しかしレオナードは少しも  
気にすることなく奥へ押し込んだ。  
「ンッ……イタ…イ…やめ…て…んはああっっ」  
先端が入ってしまえばあとは吸い込まれるように入っていった。  
一度入ってしまえば痛みは甘美な刺激へと変わった。  
「あ…はぁん…ァん…ァんっ」  
華奢なエンジュの腰をつかみ、激しく打ち込んだ。壁に映るエンジュの  
淫靡な表情がより一層レオナードの股間を熱くさせた。普段のキッチンには  
ない卑猥な水音が響いた。後ろから何度も突き上げられ白磁のようだった  
エンジュの首筋がうっすらと紅くなっていた。  
「あはぁ…ん…もぉだめぇ…っ」  
「っ…くぁ」  
レオナードが激しく奥まで突き上げるとエンジュはそのまま床に崩れ落ちた。  
 
肩で数回息をし、呼吸を整えるとエンジュを抱き上げワークトップに座らせた。  
「も…だめ…やめて…」  
乱れた制服姿で言われるとますます滅茶苦茶にしたくなった。はだけたバスローブを  
脱ぎ捨て、キスすると舌を滑り込ませ、絡ませた。唇が触れるか触れないかの距離で  
エンジュを見据えて言った。  
「まだだ…イイって言ってないだろ…それに…こんなンなったままでやめられるかよ…」  
エンジュの手を取り、さっきまでエンジュの中に入っていたそれを握らせた。  
愛液で濡れたそれは鋼のように硬くなったままだった。脚を持ち上げ、膝を割って  
再びエンジュの中へとゆっくり押し込んだ。  
 
「あ…ンっ」  
「なにがやめて…だ。お前…まだこんなに濡れまくって奥まで咥え込んでるくせに…」  
「はぁんっ…」  
「気持ちイイならイイって言えよ…ほォら…」  
言う度に一度ずつ突き入れた。  
「して欲しいンだろ…言えよ…してくださいってよォ…」  
レオナードは腰の動きを止めた。エンジュは俯いて首を横に振った。  
「じゃ…やめてもイイのか」  
キュッと打ち込まれた楔が締め付けられた。少しの間をおいてエンジュが小さく  
首を横に振った。  
「じゃあ言えよ…してください、って」  
また小さく首を横に振った。ゆっくりとレオナードが腰を引き抜くとエンジュが  
消え入るような声で言った。  
「…シ……テ」  
エンジュの顎を掴んで見据え、  
「聞こえねェ」  
視線を下に落としながらさっきよりもほんの少しだけ大きな声で言った。  
「して…ください…」  
レオナードに視線を戻すとにやりと口の端で笑って待ってましたとばかりに  
奥まで突き込んだ。  
 
「あ…はっ…あんっ…ん」  
レオナードの腰の動きは早さを増し、肌はしっとりと汗で濡れていた。  
突き入れるたびエンジュの体はしなり、今にも崩れ落ちそうだった。  
「もうだめ…だめ…」  
「違うだろ…言うことが…」  
レオナード自身ももう限界だった。しかしエンジュより先にイクわけには  
いかなかった。これ以上擦ったらすぐにでもイキそうなのを堪えてグイグイと  
奥に押し付けた。  
 
「だめっ…もぉ…」  
「イキそうなんだろ…床までぐちょぐちょにして…なんでこんなに濡れてんだ…あぁ?」  
エンジュはぐりぐりと押し付けられ奥に当たる先端の刺激にもう限界だった。  
「言ってみろよ…言えよ…」  
「イイ…」  
「…イイのッ…気持ちイイのっ…だから…」  
一度口にすると羞恥心などもうどうでもよかった。  
「…して…っ…もっと…っ」  
その言葉でレオナードのモノは更に硬く太くなった。最後とばかりに  
早く激しく打ち込んだ。  
「もうだめ…あっあっ…んっ…んっ…ん──」  
急激にエンジュの力が抜けて頭がレオナードの肩に倒れ掛かった。  
「…俺も…もう…っくイク…っ」  
エンジュの中で激しく脈打ち、吐き出した。エンジュはレオナードの肩に頭をもたれさせ  
ながらぼんやりと自分の中で脈打つものを感じながら気を失っていった。  
エンジュの体から硬さを失ったモノを引き抜き、抱き上げるとベッドルームへ運んだ。  
 
気がつくと目の前にレオナードの顔があった。レオナードの隣に全裸でシーツにくるまっていた。  
(キッチンで…したのは覚えてる…でも服は着てたはず…それから…は…?)  
「せっかくなんで寝顔じっくり拝ませてもらったぜ。ついでに脱がしてそっちも見といたからよォ」  
「何がついでなんですかっ」  
「カワイかったなァ…してるときのお前、あ、寝顔も、な」  
 
エンジュは真っ赤になって枕に顔をうずめた。カラカラと笑っていたレオナードが  
急に黙り込んだ。ちらりとレオナードの方を見ると天井を見上げていた。  
「お前もうすぐ一年経つんだろ。お役目終了、か」  
天井を見上げながらレオナードがつぶやいた。なんとなくさびしそうだった。  
「俺も守護星なんざ、ヤメるかな」  
「何言ってるんですか。ダメ、ダメですよ。約束したじゃないですか」  
突然の爆弾発言に上半身を起こしてレオナードを見下ろしながらあわてて言った。  
いつになく真剣な面持でエンジュの頬に手を当てて親指で唇をなぞりながら言った。  
「じゃあ、お前がこの先もずっと俺と一緒にいるなら。それなら守護星だろうが  
なんだろうがやってやる。俺はお前がそばにいてくれればどこでもいい」  
「レオナード様……」  
 
エンジュはレオナードの胸に顔をうずめ、しばらくレオナードの鼓動を聴いていた。  
とても心地よかった。再び上半身を起こすと悪戯っぽく笑って聞いた。  
「じゃあ…最高の毎日にしてくれますか」  
「っ…たり前だろぉ俺を誰だと思って言ってンだよ!!!」  
 
おしまい  
 

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