女王試験――
それは、宇宙を統べる女王様を決める試験。
性獣に選ばれた乙女が、守護性様のお力を宇宙へと伝える大事な仕事を
きちんと出来るかどうか、それを審査されます。
伝えるには、守護性様の性液を候補が体内に取り込む必要が有って、
僅かな力なら口で、大きな力なら子宮で受け止める事となります。
私は女王候補として性地に降り立ち、そこで様々な守護性様や教官の方々、
そして一緒にこの試験を受けるレイチェルと出会いました。
私が初めて抱かれたのはジュリアス様。途中で私が初めてだと知ったジュリアス様は、
丁寧に私の体を解きほぐしてくださいました。
そして宇宙の礎が出来て、教官の方々の厳しい性戯の指導の元、私は元々
有ったのでしょうマゾに目覚めていき、守護性の方々から愛情ある辱めを受けました。
特に陰湿的に私を扱って下さったのはリュミエール様でした。マルセル様は動物に
私を犯させたり、ゼフェル様は様々な動きをするおもちゃで私を翻弄して下さいました。
クラヴィス様は目隠しプレイを好まれて、ランディ様は青姦、オスカー様は激しい愛撫で
私を気絶させ、オリヴィエ様は羽を使い私が泣いて懇願するまで執拗に。ルヴァ様は
私が今どのような状況であるかどうか自分の口で説明させるのを好まれていました。
そうして私は守護性様の力を性獣に送り、宇宙を星で満たして――――
「…ジュリアス」
気だるげにペットの名を呼ぶ私は、四つんばいになっているリュミエールの上に腰掛けて
足を組んで腰掛けています。
「なんでしょう、陛下」
跪くジュリアスに私は目を細め、手に持っていたワインを足先に零す。
「ワインが零れてしまったわ、舐めなさい」
「は…っ」
恭しく私の足を手にとり、舌を這わせてワインを舐め取る様を眺める。
「退屈ね…クラヴィス、森に置いてきたマルセルの様子は?」
「……」
クラヴィスは黙って水晶球に望む物を映し出す。見えてきたのは体に塗りたくられた
鳥の餌をついばまれ、体中に嘴に挟まれてついた引っかき傷が浮き出て、それでも勃起
している痛々しいマルセルの姿。
「ふふ…可愛そうにね……」
私はクスクスと笑い、そしてレイチェルの方を見た。オスカーとランディに奉仕させたまま、
オリヴィエにマニキュアを塗らせている。彼女が座っている椅子はルヴァ。
ゼフェルはバイブの調整に忙しそうです。
私はこの宇宙での女王では無かったのですが、前女王は今の守護性達には飽きたからと、
新しい宇宙と今の宇宙をまとめあげ、私たちに守護性を押し付けて女王の座を降りて
しまいました。
今は好みの男を前女王権限で呼び出し、遊び三昧をしているそうです。
なんだかうらやましいなと思いながら、私はジュリアスの手がくすぐったからと、
お仕置きの鞭打ちを始めました。
終わる