「あれ?ゼフェル、それは何?」  
ゼフェルの部屋に、マルセルが遊びに来ていた。  
「何って・・・、見りゃわかんだろ、メガネだよ、メガネ。」  
「でも、ゼフェルが使うとは思えないなあ。誰の?」  
「ああ、それはエルンストに頼まれてフレームの修理してたんだよ。」  
「ふーん・・・」  
マルセルはメガネを手に取った。  
「おい、あんまりいじんなよ!直したばっかなんだからよっ!」  
マルセルは急に立ち上がった。  
「そうだっ!今からこれ、エルンストさんに返しにいこうよっ!」  
「おいおい、別に立ち上がって言うほどのことでもねえだろ。・・・ったく、しょうがねえな。」  
マルセルはゼフェルにメガネを手渡した。  
「ほら、行くぜ!」  
 
「ゼフェル様、すごくいいです!」  
エルンストはメガネをかけて辺りを見回した。  
周囲のすべてがはっきりと映っている。  
「ありがとうございます!何だか、自分が新しく生まれ変わったようですよ。」  
「そうか。それはよかったな。」  
普段めったに笑わないゼフェルも、満面の笑みを浮かべた。  
「じゃあ、俺はそろそろ帰るぜ。」  
「お待ち下さい!謝礼を・・・」  
「気にすんなって!俺が好きでやったんだからよ。それじゃ。」  
ゼフェルはそそくさと出ていった・・・。  
エルンストは、一人考え込んだ。  
「どうしたんだろう?いつものゼフェル様らしくない。」  
 
気を取りなおして、エルンストは自分の机に落ち着いた。  
間もなく、女王候補の一人が元気にやってきた。  
「こんにちは、エルンスト!アタシの星たちを見に来たよ♪」  
レイチェルだ。  
「ああ、レイチェルでしたか。今日も元気そうで何より・・・」  
エルンストがレイチェルのほうを振り向いた瞬間、エルンストの鼻から鼻血が出た。  
「のわわっ!!!」  
「ど、どうしたの!?エルンスト、大丈夫っ?」  
レイチェルがそばに駆け寄ると、エルンストの鼻血は勢いを増してくる・・・  
「わ、私は大丈夫です!それよりレイチェル!何て格好をしているのですっ!早く服を着なさい!」  
レイチェルにはエルンストの言葉の意味がわからない。  
「はあ?アタシなら、ちゃんと普通に服を着てるよ?」  
「へっ?・・・わかりました。レイチェルは透明な服を着ている、ということでよろしいですね?」  
「ちょっと!一体どうしたの?エルンストったら、さっきからわけのわからないことばっかり・・・」  
 
ちょうどそのとき、もう一人の女王候補が入ってきた。  
「こんにちわあ〜♪」  
「ア、アンジェリーク・・・ぷぷぷっ!!!」  
エルンストの鼻から再び勢いよく鼻血が吹き出る・・・  
「アンジェリーク!大変なの!エルンストが、壊れちゃった!」  
「ええっ!?」  
「私は壊れてなどいません!それより、アンジェリークまで何ですか!ちゃんと服を着てきなさい!」  
「ほら・・・。やっぱり壊れてる・・・」  
「レイチェル・・・、私達、ちゃんといつもの服着てるわよねえ?」  
「うん・・・。」  
「いいえっ!私の目には、あなたがたは・・・!」  
「目っ!?もしや・・・」  
レイチェルはエルンストのメガネを外して、自分でかけてみた。  
「わわわっ!何これ!?」  
「レイチェル、どうしたの?」  
「アンジェリークの服が透けちゃってるよ!」  
「えええっ!?じゃあ、ひょっとして、エルンストさんは・・・私の裸を・・・」  
「アナタだけじゃないよ、アタシもだよ・・・」  
アンジェリークは強い眼差しで顔を上げた。  
「こうなったら、エルンストさんに責任を取ってもらいましょう!」  
「アンジェリークだけずるいよっ!アタシもなんだからねっ!」  
エルンストは突然の二人の宣言に、驚愕の表情を見せた。  
 
「えっと、ここはこうして・・・っと」  
アンジェリークはしゃがみこみ、エルンストに向きあった。  
「アンジェリーク?何をしているのです?」  
エルンストの質問には答えず、アンジェリークは独り言をつぶやいた。  
「重心を低くして、脇をしっかりしめる。よおし、いっくぞ〜♪」  
そして、アンジェリークは一気にエルンストに突進した。  
「くらえっ!これがヴィクトール様直伝のタックルよっ!」  
すてーん!  
エルンストは尻餅をついて後ろに倒れた。  
「わわわっ!や、やめてください!」  
「さあ、レイチェル!剥くわよっ!」  
「OK.せーの・・・それっ!」  
アンジェリークがベルトをがちゃがちゃ外すと、レイチェルがズボンを一気に引きずり下ろす。  
もちろんトランクスも一緒に。  
「きゃーvす、すごいわ♪」  
エルンストの巨大な男は、天に向かってそびえ立っている・・・  
「エルンスト、でっかーい!」  
「は、恥ずかしい・・・」  
やがて、レイチェルの細い指が、エルンストの男をぎゅっと握った。  
 
レイチェルが根っこを握ると、その上をアンジェリークが握る。  
「うそっ!二人で握っても、まだ余ってるよ!」  
エルンストは顔を真っ赤にしながら、必死に抵抗しようとしたが、男から伝わる気持ちよさに力が  
入らない。  
やがて、二人の握っている手がゆっくりと上下に動き出した・・・  
「ねえレイチェル、あたしたちのやってるのって、ひょっとして男の人のおなにいってやつかなあ?」  
「そうだね。ねえ、エルンスト、アナタも毎日、こうしてるの?」  
「い、いえ、わたしは・・・あ・・・」  
「あっ、先っぽから何か出てきた・・・」  
アンジェリークは先端から出てきた透明な液体を指でさすってみた。ヌルヌルしている。  
その指を離すと、その液体は糸を引いた・・・  
レイチェルがエルンストの顔を覗きこんだ。  
「ねえエルンスト、この液体って、何?」  
「えっと、それは・・・その・・・」  
「なあに?聞こえない!もっとはっきり言って!」  
「あの、その・・・・・・ガマン汁です・・・・・・」  
「へえ、これが・・・おいしいかな?」  
そう言うと、アンジェリークの舌がエルンストの先っぽをゆっくり這う。  
「あーっ!アンジェリークだけずるいよう!アタシも!」  
まもなく、レイチェルの舌もそれに加わった・・・  
ちゅちゅ・・・ずる・・・ちゅぱ・・・れろれろ・・・  
「んん・・・んあ・・・」  
思わずエルンストの口から喘ぎ声が漏れた・・・  
 
エルンストに襲いかかる極上の快楽に、エルンストは思わず見悶える。  
「くああ・・・ふああ・・・はあ・・・」  
急に、エルンストの男が緊張を帯びて、ぶるぶる震えだした・・・  
「アンジェリーク、来るよっ!」  
「わかってる!」  
直後、エルンストの先っぽから、真っ白いエキスが火山のように噴出する!  
「くあっ!」  
天高く舞い上がったエキスは、正確に二人のきれいな顔に降り注いだ・・・  
「あん・・・vエルンストさんったら・・・v」  
アンジェリークのおでこのあたりにかかったエキスが、ゆっくりと彼女の口元に流れ込んでくる・・・  
彼女は舌ですくうと、口の中でゆっくりと味わっている・・・  
「濃厚・・・v」  
同様にレイチェルも、エルンストの味を存分に堪能している・・・  
「はあはあ・・・・・・、も、もうよろしいでしょうか・・・?」  
エルンストが尋ねても、二人はそれを無視してじゃんけんをしている。  
「やった、あたしの勝ち〜♪」  
「ちぇ〜!」  
どうやらアンジェリークが勝ったみたいだ。  
そして、アンジェリークは自分のスカートの中に手を入れ、パンツを下に下ろす。  
そして、エルンストの上にまたがると、その巨大な男を握ってゆっくりとその股間に引き寄せる。  
くちゅっ。  
エルンストの男とアンジェリークの女が音を立ててくっついた。  
やがて、アンジェリークは腰を落としていく。  
 
ずぶぶぶぶぶ・・・  
エルンストの男がアンジェリークの膣壁にこすれて音を立てた・・・  
「うおおをををっ!?」  
エルンストに、これまで経験したことのないような感触が伝わる・・・  
「き、気持ちいい・・・v」  
「ああんっ!エルンストさん、すごい・・・v」  
「ちょっと!アンジェリーク、早くしてよ!アタシも待ってるんだから!」  
くちゅ、くちゅ、くちゅ・・・  
アンジェリークの腰が上下に動くたびに、エルンストの男が快感に締め付けられる・・・  
「くああ・・・くああ・・・」  
「あん・・・ああん・・・」  
アンジェリークは恍惚の表情を浮かべて、ひたすらに腰を振っている・・・  
すでにエルンストの男は、アンジェリークの愛液で、びしょぬれになっている。  
さらにその上から、おびただしい愛液が振りかかる・・・  
ぐちょ・・・ぐちょ・・・  
部屋じゅうに、生々しい音が響く・・・  
そして、エルンストの男が、再び緊張した!  
「ア、アンジェリーク!出ちゃいます!」  
しかし、アンジェリークは腰をひたすらに動かし続けている・・・  
そして・・・  
「ああっ!あああっ!」  
エルンストはアンジェリークの中にエキスをぶちまけた・・・  
 
「はあはあ・・・気持ちよかった・・・v」  
アンジェリークは腰を離すと、エルンストの横に寝転がった・・・  
「さあ、次はアタシだよっ!」  
 
「レ、レイチェル・・・!?」  
レイチェルはすぐに、エルンストにまたがると、やはり同じように腰を沈めていく・・・  
「くああっ!」  
エルンストの男が、三度快楽に包み込まれた・・・  
レイチェルの膣が、エルンストの全てを搾り取るように、生々しく動く。  
「あぅ!あっ!あっ!」  
レイチェルもまた、エルンストの上で、おたけびを上げ続けた・・・  
「ま、また・・・でそうです・・・って、あなたもですか・・・」  
レイチェルも、腰を離さず、そのまま動かし続けている・・・  
「あああっ!!!」  
今度はレイチェルの中に、エルンストのエキスがぶちまけられる・・・  
 
所変わって、こちらはゼフェルの屋敷・・・  
 
モニターの前に、5人の男女が、くぎづけになっていた・・・  
「す、すごい・・・」  
金髪の少女が、モニターに映っている3人を見て、ごくりと唾を飲み込んだ。  
いつのまにか、自分の股間をいじくっている・・・  
「ゼフェル、見せたいものって、これだったの・・・?」  
すぐ横で、青い瞳の少女が、赤い瞳の少年に聞いた。  
しかし、青い瞳の少女もまた、自分の股間をまさぐっている・・・  
「ゼフェル!お前ってやつは・・・!」  
突然、茶色いくせっ毛の少年が赤い瞳の少年につかみかかった。  
「チンポおっ立てて何いってんだてめーはよお!」  
「もう、二人ともやめなよー!せっかくいいところなんだから・・・」  
淡い金色の長い髪の少年が、二人の間に割って入る・・・  
「はあはあ・・・そうだ、これが終わったら、みんなで・・・やりましょうかv」  
金髪の少女の提案に、他の四人は口をそろえて賛成した。  
 
今宵は、楽しくなりそうだ・・・v  
 
 
そして、月日は流れ・・・  
 
結局、女王試験は、アンジェリークの勝利に終わった。  
そして、レイチェルは補佐官として、二人は新しい宇宙へ・・・  
 
「ねえ見て、アンジェリーク。あたし達の宇宙で初めて産まれた生命だよ・・・v」  
アンジェリークは覗きこむと、ふくれっ面をした。  
「くやしいなあ・・・たった一日違いなのに・・・」  
「こればっかりは仕方ないよ。出産予定には、多少の誤差があるんだし。でも、かわいいよねv」  
そう言って微笑む二人の腕の中には、それぞれの赤ん坊が・・・  
 
おしまい  
 

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