放課後の体育倉庫で誠一郎と良子は掃除をしていた。 
というのも帰り際に誠一郎が荒れ果てた倉庫を見て突然「掃除をしたい」と言い出したからだった。  
 良子はもちろん手伝うといった。  
 
「なかなか、綺麗にならないね」  
「うん。長年の埃がたまってるみたいだね。  
 良子ちゃんは先に帰っても構わなかったんだよ」  
「ううん。私、掃除好きだし。それに、北野君と一緒にいられて・・・」  
 必死に好意を告げようとする良子だったが  
「あっ!そっちのマットの上も埃だらけだねぇ」  
 誠一郎はまったく聞いていなかった。  
「えっ!あぁ、こっちのマットね」  
 そう言いながら良子は手を伸ばしマットを降ろそうとつかんだ 
   
 しかし、適当に積んであったマットはバランスを崩し良子の頭上にドサドサと降ってきたのだ。  
とっさに目をつぶり身を低くしたが一向にマットは落ちてこない。  
不思議に思い、目を開けると誠一郎が覆い被さる形で良子をかばっていた。  
 
「だ、大丈夫!良子ちゃん!けがない?」  
 マットを除けながら誠一郎は心配そうにまくしたてた。  
「う、うん。北野君こそ大丈夫?」  
 と目の前の誠一郎の顔をなでた。  
「僕はぜんぜん平気だよ」  
 笑顔で答える誠一郎を見つめた瞬間、二人は自分たちの体勢に気付き、 
なんだか気まずく見つめ合ってしまった。  
 
 静まり返る体育倉庫で二人の顔はみるみる紅潮していく。  
「北野君、私・・・」  
 良子が目を伏せ、誠一郎に口付けようと近づいた刹那ガラガラっとドアの開く音がした。  
 
「きゃーーー!!」「きえぇぇーーー」  
 二人は思わず叫び声をあげた。  
「なんだ、誠一郎と良子か。びっくりしたじゃないか」  
 ドアの前に立っていたのは友人、白瀧幾乃だった。  
 
「い、幾乃。なんでここに?」  
「これを片付けておけと父に言われてな」  
 と手にしていたラインマーカーを見せながら、良子達を見つめ。  
「ほう、そういうことか・・・」  
 と何か言いたげにつぶやいた。  
「えっ?そういうって、何にも無いわよ!ねっ、北野君」  
 つぶやきに気付き良子が声を荒げる  
「うん、掃除中にマットが落ちてきちゃったんだよ」  
 誠一郎は顔を真っ赤にしたまま答える。  
「掃除か・・・。」  
 何か考えたような顔でこちらを見た後。  
「では、私も混ざってよいのだな」  
 幾乃は口の端をゆがめたような微笑で良子達に近づいてきた。  
誠一郎の横で腰を下ろし、そのまま顔を取り誠一郎にキスをした。  
 
「ひ、ひふのひゃん?!」  
誠一郎はまともにしゃべることも適わず、とっさに突き放すこともできなかった。  
「な、なにしてるのよーー!!!」  
 良子は大声を出すが幾乃は気にした風も無く誠一郎の口腔をまさぐる。  
 ぴちゃぴちゃと舌の触れ合う音が倉庫に響く。  
誠一郎も暖かな舌の触れ合う心地よさに身を任せてしまった。  
 
 程なく幾乃は唇を離し  
「何って、見て分からんか?  
 せっかくの機会に良子は何もできないのだろう?  
 もったいないから、私が代わりに頂こうと思ってな」  
 淡々としたいつもの口調で顔色一つ変えず幾乃は言い放ち、  
そのまま、横のマットに誠一郎を押し付け馬乗りになる。  
良子も先ほどの言葉がショックだったのか動けなくなってしまった。  
 
「い、幾乃ちゃんどうしちゃったの??」  
 慌てる誠一郎に幾乃は  
「大丈夫だ。気持ちよく掃除をしてやるだけだ」  
 と相変わらずの表情と口調で答える。  
誠一郎の上半身をつみあがったマットにもたれさせ投げ出した足の間に座り込み、 
ベルトに手をかけ外そうとした。  
 
 器用にベルトを外しジッパーを降ろしていく。  
下着に手をかけたところで  
「だ、駄目だよ。幾乃ちゃん」  
もとより白い肌を羞恥で真っ赤にした誠一郎が制止の言葉をかけた。  
それを聞いた良子もはっと我に帰り  
「そうよ。幾乃いいかげんにしなさいよ!!」  
と強い口調で言い放った。  
 
 幾乃はそれらの言葉を無視して誠一郎の下着をすべらせた。  
緊張のせいか、やや萎縮気味のモノを引きずり出し  
「私は、誠一郎が好きだ」  
そう言うとそれに唇を近付け、舌で舐めだした。  
愛しいと言わんばかりの視線を絡め執拗に下から上へ舐めあげる。  
「だ・めだよ・・いく・の・ちゃ・・・」  
誠一郎はなんとか言葉を口にするが快感の中で体が動かせない。  
 
 ズズッと先を吸われたかと思うと、ゆっくり喉の奥まで吸い込まれる。  
味わったことの無い刺激を繰り返され徐々に思考を奪われる。  
幾乃の鬼気迫る雰囲気にのまれ良子もその場を動けないでいた。  
 
 動けないまま良子は幾乃の小さな唇から出し入れされる誠一郎のモノに釘付けになっていた。  
 ぬるぬると唾液をまとわりつかせ脈打つモノを幾乃は何度も何度も舐めあげ時にチュッチュとついばむ。 
良子は誠一郎の気持ちよさげな表情をただ黙って見ていた。  
 
 誠一郎は慣れない行為に限界が近付き搾り出すような声で幾乃の名を呼んだ。  
先端を強く吸い上げ唇を離した瞬間、白い飛沫がほとばしった。  
ドクンッドクンと幾乃の頬や髪に飛沫がかかり艶めかしい空気が漂う。  
「ごめんね!幾乃ちゃん」  
慌てる誠一郎を気にした風でもなく  
頬や髪についたものを指で拭いその指を舐めあげた幾乃は  
「美味いもんだな・・・」  
と、すまなさげな表情の誠一郎に微笑みかけた。  
その姿は女の良子ですら素直に綺麗だと思えるものであった。  
 
 幾乃は誠一郎のものを手にとり先端を吸い上げ中の精液をすべて吸出しなおも刺激を与え始めた。  
先ほどよりも強いストロークでしゃぶりつづける。 
出したばかりのものだったが再び硬さを取り戻した。  
 
 すると幾乃はスカートをたくし上げ下着を膝までずらした。  
そして膝立ちだった腰を誠一郎の上に落としだした。  
幾乃の気がすめばいいか、と思い始めていた誠一郎もさすがに慌て  
「幾乃ちゃん!こんなの駄目だよ。こ、子供だって出来ちゃうかも!!」  
とまくし立てた。が幾乃は  
「誠一郎の子なら産みたいものだ」  
と更に腰を落とそうとした、その時  
「駄目ーー!!北野君の子供は私が産むの!!」  
良子があらんばかりの声で叫んだのだ。  
   
 言った瞬間恥ずかしくなり口をぱくぱくさせる良子。  
クククッとさも可笑しげに笑った幾乃は  
「正妻にそう言われては愛人の私は分が悪いな。  
ここは妻にゆずって退くとしようか、せいぜい頑張るのだな良子」  
 まるで結果を分かっていたかのようにさっと立ち上がり下着を直す。  
さっきまでの表情が嘘のように柔らかくなり。  
「二人目は私が産みたいものだ」  
と言い残すと膝をパンパンと払い倉庫を後にした。  
「そ、それも駄目よーー!!」  
後には良子の絶叫だけがこだましていた。  
 

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