「アア・・・ダメ・・・」  
「ダメ…ダメデス・・・」  
「タ、タチバナせんぱい・・・ダメーーーーーーーー!!」  
「ハァハァ…」  
と、紗江ちゃんが授業中にそんな寝言を言ってびっくりしたと美也は言っていた。  
 その後、紗江ちゃんのところに行って夢の内容を聞いてみたら、僕とキスをされた夢を見たらしい。その夢には続きがあるらしいが、紗江ちゃん本人がはずかしがって答えてはくれなかった。  
 続きか…うーむ、どんな夢の内容なんだろう…?  
 僕はベッドの上で横になって想像してみた。紗江ちゃんの反応から察するに、少なくとも僕のこと嫌いではないことはわかる…。  
 となると…や、やっぱり……紗江ちゃんと僕が…ベッドの上で…裸で抱き合ってる夢を見てたんだろうか…!?  
 最初はキスを…と紗江ちゃん本人が言ってたから、やっぱりベッドの上で裸で、悶えている紗江ちゃんと重なってからキスをした…んだよな。  
「ン…フウン…」  
 そして、紗江ちゃんの口の中に舌を入れて絡み合う…。僕の手はゆっくりと紗江ちゃんの胸を揉んだ…  
「アア…ダメ…」  
 うん、このほうがしっくりくるぞ…! それから、僕はキスをやめた後、紗江ちゃんの下半身同士をこすり合わせながら、胸に顔をうずくませた…  
「ダメ…」  
 僕は駄目と言われても紗江ちゃんの乳輪と乳首を吸い付いたり嘗め回したりした…。  
「ダメ…ダメデス…」  
 紗江ちゃんが何回もダメと言われるが、彼女の胸の感触を堪能した後、僕の顔は彼女の下半身へと向かう。  
 そ、そして…蜜がしたたりあふれる彼女の膣口をまさぐりながら顔を突っ込めた。  
「ひゃあっ…せ、せんぱい…」  
 僕の口に、紗江ちゃんの膣口にある果実を甘く銜えながらやさしく刺激を与えた…。  
「アアッ…タ、タチバナセンパイ……ダメーーーーーーーーーー!!」  
 紗江ちゃんの叫び声と共に突起物から大量の蜜があふれ出てくる…。僕はじゅるじゅるという音を立てながらその蜜を飲み込んだ…。  
「ハァハァ…」  
 
そして、すべて飲み干すと、膣口から顔を離して体で紗江ちゃんの体をかぶせた。  
「ハァハァ…」  
 被せるようにしてみてみると、顔を赤めて息絶え絶えのように呼吸する美也があった。  
って、え…!? み、美也!!?  
「ハァハァ…にぃ…にのエッチ……バカ…にぃに…」  
 と、裸の美也は呼吸を荒くなりながらも涙目で僕をにらみつけていた。で、でもおかしいぞ…? 僕は紗江ちゃんとエッチしてたはずなのになんで美也に変わって…?  
 ぼ…僕は…僕は…大事な妹に…淫行してしまったのか…!?  
 
う…、うわアッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!  
 
「にぃに!!」  
「はっ!?」  
 気がつくと僕の視線に美也の顔が入っていた。なんだ、夢を見てたのか…  
「ごはんできたよ はやく降りてきて」  
「あ、ああ。わかった…」  
 そういって美也は僕の部屋を出て階段を下りていった。  
 まったくまたノックもしないで入りこんだな。あれほど注意してるのに…。  
 とはいえ、さっきの夢は散々だった。紗江ちゃんと楽しい時間をすごすはずが、美也に淫乱なことをしていたなんて…。忘れよう! このことは忘れて、もっと紗江ちゃんのこと知ろう。  
 そう自分にいい聞かせて気持ちを切り替え、部屋を出て階段を下りていった。  
 
ー了ー  
 

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