「純一、やっと・・・一緒になれるのね・・・」  
「詞・・・綺麗だ・・・」  
「恥ずかしい・・・」  
輝日東の郊外にある教会。冬の晴れたある日。控え室でウエディング  
ドレスに包まれた詞を見て、純一はその美しさに心奪われてしまった。  
優等生の詞。仮面を外した詞。繊細な心を持った詞。そして純一に  
心を開いた詞。その全てを知っている純一。いつしか二人は心を  
通い合わせて、強く結ばれていった。  
大学在学中から、二人は一つ屋根の下で暮らし始め、社会人になって  
暫くして、純一は正式に詞に結婚を申し込んだ。  
「純一・・・嬉しい・・・私・・・」  
詞の頬に、温かい涙が伝う・・・  
そして、当日。永遠の愛を誓い合った二人。詞はもう不安など微塵も  
感じない。愛する純一がいる限り・・・  
「純一、これからも宜しくね♪」  
「それは僕もだよ、詞!」  
二人は口づけを交わし、抱き合う。  
二人の未来には何が待っているのだろうか?  
何が起きても、二人で手を携えて歩んで行けば、何も恐れる事など  
無い。純一と詞の未来に幸有らん事を・・・  
 
 

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