「純一〜!それっ♪」  
カプッ♪  
「うゎゎゎ〜!」  
放課後、学校の教室。純一は薫に後ろから羽交い締めされ、耳を  
噛まれる。  
「んふふふふ♪油断し過ぎよ、純一♪」  
薫は目を輝かせながら、純一を見つめる。  
「なぁ薫、そうやって驚かせるの、もう止めてくれよ!」  
「良いじゃない♪それともアンタ、照れてるの?可愛い、純一♪」  
純一と薫は中学の頃からの悪友。こんな事は、日常茶飯事である。  
「大将、満更でも無いって顔してるぜ!あ〜ぁ、妬けるね〜♪」  
「茶化すなよ、梅原・・・」  
純一と薫と梅原は、放課後よく3人で吊るんでは、とりとめのない  
お喋りをしていた。  
教室の中に、3人の楽しい笑い声が響いていた。  
 
・・・  
 
「橘君、ちょっと良いかな?」  
そんな空気を切り裂く様に、クラス委員長の詞が割り込んで来た。  
「何、絢辻さん?」  
「ちょっと手伝って欲しい事があるんだけど・・・」  
「良いけど・・・」  
詞は純一を見ずに、薫と梅原に微笑んだ。  
「ゴメンね、橘君に用事があったから・・・」  
「良いのよ、絢辻さん。純一をこき使っても♪」  
「大将、俺達はもう帰るから、しっかりな♪」  
「うん・・・」  
純一と詞は、そのまま教室を出て行った。  
 
教室に残された、薫と梅原・・・  
「さて、帰るとするか・・・じゃあな、棚町!」  
「バイバイ・・・」  
一人取り残された薫・・・  
「純一・・・」  
 
・・・  
 
屋上から少し離れた入口から入った、例の隠し部屋。詞はこの隠し  
部屋に純一を連れ込んだ。詞が純一と付き合いだしてからしばらく  
して、詞は純一のお宝本の隠し部屋であるここを発見して以来、何か  
ある度に純一を連れ込んでいたのだ。  
「橘君、正座!」  
「はい・・・」  
「純一!何であんなにデレデレしてたの?」  
「そんな事無いよ!」  
「ウソおっしゃい!神様は騙せても、私は騙せないわよ!」  
「いつもいつも・・・いくら仲が良いからって、少しは・・・」  
延々と続く、詞の説教。そんなある時、純一は思い切って詞に言葉を  
掛けた。  
「もしかして、また焼きもち?」  
「もう!」  
詞は純一の身体を押し倒し、純一に覆い被さり、純一の唇を貪っていた。  
「つ・詞・・・激しい・・・」  
「んっ・・・純一が・・・悪いのよ!また棚町さんと・・・」  
詞はこの隠し部屋に純一を連れ込んで、純一を正座させ説教をした後、  
純一を押し倒したのだ。  
「純一!何であんなにデレデレしてたの?」  
「そんな事無いよ!」  
「ウソおっしゃい!神様は騙せても、私は騙せないわよ!」  
「もしかして、また焼きもち?」  
「もう!」  
詞の舌の動きは、益々激しくなり、純一は呼吸が出来ない程苦しく  
なっていった。  
 
「純一・・・私・・・まだ不安なの・・・あなたが他の女の子と  
仲良くしているのを見ると、どうして良いか判らなくなるの・・・」  
詞はうつ向きながら、寂しそうに呟いた。  
「心配しなくても、僕が好きなのは詞だよ!」  
純一は震える詞の身体を抱き寄せて、そっと唇を重ね合わせた。  
「純一・・・」  
詞は制服の上着を脱ぎ、シャツのボタンを外すと、小振りな乳房を現わ  
にする。そのまま純一の口元に乳首を含ませ、そっと純一を抱き  
締める。  
「純一・・・私の全てをあげるから・・・私だけを見て・・・」  
「詞・・・」  
隠し部屋には、詞の乳房をチュパチュパと吸う純一の唇の音だけが、  
部屋の中に響いている。  
「あっ、あん♪純一・・・好きにして良いから・・・」  
「詞・・・好き!」  
純一は顔を赤らめながら小さく喘ぐ詞を見て、興奮していく。  
「詞・・・あんまりすると・・・止まらなくなる・・・」  
「純一、もう忘れたの?この前、私の家からタオルケット持って来たじゃ  
ない・・・」  
詞は、一旦純一から離れると、ダンボールの中に隠してあったタオルケットを  
床に敷くと、スカートとぱんてぃを脱いで、純一の目の前にさらけ出した。  
「純一・・・来て!」  
 
「詞・・・」  
純一は詞の白いお尻を見た途端、興奮が抑えられず、素早くズボンと  
トランクスを脱ぎ、詞の身体をタオルケットの上に伏せ寝させ、お尻の割れ目  
から詞の中に入っていった。  
「詞、気持ち良い!」  
「純一、ここ学校だから、大きな声出さないで!」  
「そうだった・・・詞も気を付けて!」  
純一はャツを捲り、詞の乳首を弄びながらお尻の上に乗り、ゆっくりと  
した動きの寝バックで、詞に愛を伝えていく。隠し部屋とはいえ、  
まさか学校でえっちをする事になるとは予想しておらず、純一は  
罪悪感と背徳感と快感が混ざり合った、何とも表現しづらい感覚の  
中で、詞の身体を抱き続ける。  
詞もまた、誰がにバレないかとヒヤヒヤしながらも、何時も以上に興奮  
し、  
秘密の花園からは愛液を滴らせていた。  
「詞・・・気持ち良い!・・・もう・・・限界!」  
「純一!良いよ♪ちゃんと中に出して!」  
純一の腰の動きは早くなり、詞の中に愛を注ぎ込む体制を取った。  
詞もまたお尻を小刻みに震わせ、純一の愛を受け入れようとしていた。  
「うっ!」  
純一が渾身の一突きを詞のお尻に挿したとき、詞の花園は純一の  
分身を締め付け、純一は詞の花園の奥に、濃いクリーム色の愛を全部  
注ぎ込んだ・・・  
 
純一達の教室・・・  
「あら、まだ貴方達居たの?」  
教師の高橋が、純一と詞に声を掛けた。  
「高橋先生、ちょっと用事があったので、橘君に手伝って貰って  
いたんです。もう帰りますから♪」  
「すみません、高橋先生。」  
「そう、気を付けて帰るのよ。」  
 
・・・  
 
「詞。よく平然としてられたね。」  
「ふふっ、私を誰だと思ってるの?」  
並んで歩く、純一と詞。  
「ねぇ、学校でえっちな事するのって、何だかゾクゾクしない?」  
詞は悪戯っぽく純一に微笑む。  
「流石に心臓に悪いよ・・・」  
「何よ〜!あんなに出したクセに!」  
「やっぱり落ち着かないし・・・」  
「じゃあ、純一が他の女の子とイチャイチャしてたら、あの部屋でシテもらおう  
かしら?」  
「勘弁してよ・・・」  
詞は純一の手を掴むと、妖しく目を輝かせた。  
「私・・・まだ物足りないから・・・これから家に来ない?誰も  
居ないし♪」  
「詞・・・」  
詞は純一の手を引いて、自宅に向かって行った・・・  
 
 

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