週末の夜中、絢辻邸・・・
今夜もまた、両親は留守。縁も大学のサークルの合宿。絢辻邸は静寂に
包まれ・・・
・・・
「つ・詞・・・お願い、もう許して!」
「何言ってるの!あなたが悪いのよ、純一!」
詞の部屋・・・静寂に包まれた絢辻邸の中で、詞の部屋のベッドの
上では、純一がベッドの上に全裸で寝かされ、詞もまた純一の上に
跨がって、純一を弄ぶ様に腰をゆっくり腰を動かして、純一の身体を
弄ぶ。
「ハァハァ・・・詞・・・もう機嫌治してよ・・・限界だよ!」
「純一、まだよ!反省するまで、許さない!」
詞は栄養ドリンクと南国原産の謎の惚れ薬を混ぜた、すぺしゃる
ドリンクを、疲労困憊の純一きゅんに口移しで飲ませようとしていた。
「詞・・・何を?」
「こうするの!」
詞はペットボトルに入ったすぺしゃるドリンクを手に取り口に含むと、
純一に口移しで飲ませた。
「んんっ!」
ゴクゴクと詞の唇から流れてきた液体を、純一はただ飲み込むしか
なかった。
・・・
「純一〜♪アンタって全く!」
「そういう薫だって、ホントのところどうなんだよ?」
「私の事はいいじゃない♪」
昼休み、学食。純一は薫と二人だけで、昼食を食べていた。
中学からの悪友ということもあり、二人には遠慮や照れなど無かった。
端から見ると、二人は良い感じなのだが、この時既に純一は詞に
想いを告げ、恋人同士になっていたのだが、学校の中では詞は必要
以上に純一に絡む事は無かった。
純一にはそれが不満だったのだが、詞には敵わないので普通に接して
いたのだ。だからこの日も、純一は薫に誘われるままに、昼休みを
薫と二人きりで過ごしていた。
食事が済むと、純一と薫は屋上に行き、他愛もないお喋りに興じて
いた。
「・・・それで純一は、・・・して、・・・なの?」
「いや、そんな事はないよ。薫じゃあるまいし!」
ガチャ!
「あら、お邪魔だったかしら?」
「あっ、絢辻さん!どうしたの?」
「昼休みまで委員会の仕事があって・・・」
「ねぇ、絢辻さんも一緒に喋らない?」
薫と詞の会話。何気ない女の子同士の会話。純一は薫の隣で、二人の
会話を聞いていた。二人とも笑顔。
その時純一は、笑顔の詞の瞳が笑っていなかった事に、全く気が
付いていなかった。
・・・
「ハァハァ・・・詞・・・もう・・・」
「ダメよ!純一ったら、私がいるのに、棚町さんと仲良くして!」
「だから薫とは何でもないって!只の中学からの友達だって!」
「でも・・・でも・・・純一は私の・・・」
「僕だって・・・詞の事が・・・好きなんだ!」
詞は純一の言葉を聞き、純一の顔に手を伸ばした。
「ちゃんと目を見て!」
純一は、詞に真っ直ぐな眼差しを向けて、詞の身体を抱き寄せた。
「詞・・・僕が好きなのは、詞だよ!」
詞は純一の唇に自身の唇を押し当て、腰の動きを早めた。
「純一・・・純一は私のなんだから!純一は私だけを見て!私は
純一の為だったら・・・何だって・・・」
純一はやっと詞の意図に気が付いた。
ジェラシー。詞は不安で一杯になっていたのだ。純一は優しい。そして、
そこそこイケテいる。ただ変態が付く『紳士』なのだが。そんな純一の
傍には、仲の良い女の子達が居る。その事が、詞を不安な気持ちに
させていたのだ。
・・・
「詞・・・僕の想いを、詞に・・・」
「えっ?」
純一は起き上がると、身体を入れ替え、詞の身体をベッドに伏せ寝させ、
そっとお尻の上に乗り、形が変わる程おっぱいを揉みしだきながら、
詞の身体を貪る様に求め始める。
「じゅ・純一!あっ!」
純一はゆっくりと腰を動かして、詞のお尻の感触を味わい始める。
さっき詞が飲ませた液体。強力な媚薬のおかげで、純一の性欲は
衰えていなかった。ゆっくり、じっくり腰を動かす寝バックで、純一は
身体の中から、強烈な快感が沸き上がってくるのを感じていた。
「あっ、純一♪そう、そこ良い♪もっと・・・」
詞もまたお尻を震わせながら、純一の身体を味わっていた。
『・・・純一・・・純一は私のなんだから!純一は・・・純一、
好き!好き!』
詞は髪を振り乱し、ギュッとシーツを掴んで、純一の愛を求め続ける。
もう・・・純一しか見えない・・・もう・・・純一しかいらない・・・
詞は身体を火照らせながら、快感の海に漂う。
「詞・・・もう・・・」
純一の身体は小刻みに震え、絶頂に達しようとしている。
「純一、私の全てはあなたのものなんだから!だから、純一は
私の事をもっと愛して!お願い!」
「詞、好き!」
「私も純一が好き!」
純一が渾身の一突きを刺すと、詞の身体は純一の分身を締め付け、
愛を注げと促して来る。
「あっ!」
その瞬間、純一は詞の秘密の花園へ、クリーム色の愛をまた大量に注ぎ
込み、詞の背中に持たれ掛かった。
「ハァハァ・・・」
「ハァハァ・・・」
「純一・・・好き♪私の事を離さないで!私・・・」
「詞・・・僕も・・・詞が好き!」
詞は身体を火照らせ、純一の愛を身体中に感じながら、幸せの海に
浸っていた・・・