「・・・ハァハァ・・・じゅ・純一・・・もう少しゆっくり動かして!
・・・身体が・・・持たないから・・・」
「ご・ゴメン、詞・・・ハァハァ・・・あんまり気持ち良いから、つい・・・」
真夜中。詞の部屋のベッドの上で、純一は詞のお尻の上に乗って、
詞の細身の身体の上に覆い被さっていた。純一は詞の乳房を優しく
揉みしだきながら、所謂寝バックと言う体位で、詞のマシュマロの様な
お尻の感触を堪能していた。
「詞、どう?この位で良い?」
「あっ、純一のが気持ち良い所に当たっている♪そう!ゆっくり
動かして!」
純一は詞の願い通り、ゆっくりと『の』の字を描くように、詞の
お尻の上で腰をスイングさせた。
二人がお互いの気持ちを確かめ合い、恋人になった去年のクリスマスから、
既に3ヶ月が経っていた。暫くは、純一と詞の関係に大きな変化は
現れなかった。お互いの気持ちを知ってもなお、その関係が先へ
進む事は無かった。
その関係が進展したのは、バレンタインの夜だった。
「橘くん、いいえ、純一!何か忘れていない?」
「どうしたの、絢辻さん?」
「一体何時になったら!」
「あ・絢辻さん?」
純一は周知の通り、変態的な所も有るのだが、紳士でもある。そして
肝心な所で紳士的な一面が発揮されて、詞の心を乱していたのだ。
「橘くん!一体何時になったら、あなたは私のものになってくれるの?
何時まで待てば良いの?」
顔を赤らめながら抗議する詞の姿を見て、純一はやっと詞の真意に
気が付いた。そしてバレンタインデーの夜、純一は詞を初めて抱いた。
・・・
「純一・・・私・・・溶けちゃう・・・」
詞は譫言の様に呟きながら、純一の腰の動きに合わせて、ゆっくりと
腰を振りながら、身体の内部から純一を刺激し、自らもその刺激を
味わう。
「詞・・・気持ち良い!またガマン出来なくなって来た!」
今までゆっくりと動いていた純一の腰は、自身の分身が詞の花園の
奥の柔らかな内壁に当たり、刺激を求めて腰を素早く動かし始める。
この寝バックという体位は、純一を激しく興奮させるらしく、快感を
求めて詞の乳房を揉みしだき、詞のお尻の感触を更に堪能しようと、
激しく腰を上下にグラインドさせる。
「じゅ・純一・・・もう・・・だめ・・・イッちゃう!」
「詞・・・僕も・・・」
純一の腰のグラインドが頂点に達した時、二人同時に身体中に稲妻が
走り、純一は詞の中に愛を全て吐き出した。
「・・・もう・・・少し・・・優しくして・・・あんなに・・・
激しいと・・・身体が持たない・・・でも・・・気持ち良かった♪」
「詞・・・少し休んだら・・・」
「わかってるって♪まだ物足りないの?私・・・まだ大丈夫だから♪」
既に純一と詞は、お互いの身体に溺れ、最早離れることなど出来なく
なってしまっていた。