「事情は分かった、今助けてやるからな。」
「ほんと!? ありがと〜。」
抜け穴に腹がつかえて、情けない声を出している梨穂子の後ろに立つ。
そして足首を試しに引っ張ってはみたものの、少しも抜けて来ない。
どうしたモノかと考える純一。
少しの間考え込んだ後、意を決して今度は彼女の腰をしっかりと掴み、
根本から思い切り引っ張ろうと力を込める。
「──あんまり乱暴にしないで〜」
「無茶言うなよ、力入れるなって言われたって困るぞ?」
面倒な事になったとうなだれ、眉をひそめる純一。
どうやって助けようか考えながらおもむろに梨穂子の方を見ると、
尻を突き出した格好のまま足をモジモジさせていた。
「──梨穂子、どうかしたのか?」
「おしっこ…。」
聞き取り辛い小声ではあったが、洒落にならない状態である事は理解出来た。
梨穂子らしいと言えばらしいのだが、さすがに純一は呆れ顔になる。
どうせ遅刻だ、からかってやろう──そう考えた彼は、風上の少し離れた
場所に立ち、ズボンのチャックを下ろし自らのイチモツを取り出した。
「何だか、僕も小便したくなってきたな。」
梨穂子に聞こえる様にわざとらしく言いながら、股間に神経を集中させる。
そして渾身の力を込め、カウントダウン後、射出する。
「3・2・1・ファイヤー! いやぁ〜立ちションなんて久しぶりだなぁ!
凄いぞ…飛距離が伸びる、まだ伸びる、更に伸びる──それが、my黄金水!!
(──あ、ちょっと手にかかっちゃったorz)」
草むらに向かって放たれた放物線の様子を解説する純一。
しばらくして全て出し切ると、スッキリした顔をしながらイチモツをしまう。
その後、小便と土と草が複雑に入り混じった臭いが風下に居る梨穂子を襲う。
「ひどいよ〜! 先にしちゃうなんてあんまりだよ〜!
…しかも、あんな気持ち良さそうにしちゃってさ〜!」
梨穂子の恨めしそうな声が、壁の向こうから聞こえてくる。
ちょっと悪ノリしすぎたかな? …そう思った、その時──
「もう…、ダメ〜。早く…なんとか…してぇ〜」
冷たい空気に晒され続けていた所為か、梨穂子の尿意も限界に近づいていた。
取り返しのつかない事態になるかも、と焦る純一が目にしたのは梨穂子の荷物。
自分が先に抜け穴を抜けてから、後で持って行こうとでも思ったのだろう。
何にせよ、こちら側に荷物があったのは幸いだったのかも知れない。
使えそうな物はないか、さっそく中身を確認する。
ざっと調べた所、水着を入れた袋の中から何枚かのポリ袋が出てきた。
「(──よし…。これがあれば…!)」
梨穂子の水着袋から見つけたポリ袋を手に取り、梨穂子の後ろに座る。
「今すぐどうこう出来ないから、先に出しちゃえ!!」
「──えっ!? 先にって…、わ、ひゃあぁっ!!」
梨穂子の意志を無視し、コートと一緒にスカートも一気に捲り上げ固定する。
今度は下着に手をかけ、刺激を与えない様にゆっくりと下ろしていく。
そして、ふっくらとして柔らかそうな尻が徐々に晒されていく。
「ちょっと、何してるの〜!? エッチ〜、変態〜!!」
「そんな事言ってる場合か!? グズグズしてたら手遅れになるぞ?
それから『紳士』が抜けてるぞ、『紳士』が! 全く失礼なヤツだな…。」
『変態』のトコロは否定しないのか?
ともかく、観念した梨穂子は大人しくなり純一の言いなりになる。
「梨穂子。…膝、ちょっと浮かせてくれ。」
「──えっと…、こう?」
「そうそう。…よし、取れた。──これで少し足を広げられるだろ?」
「あ…、うん。──ちょっと、楽になったかも。」
純一が両足を少しずつ広げさせると、陰毛に包まれた梨穂子の割れ目が晒されていく。
そして手を伸ばし、割れ目の下に来るように先程のポリ袋を広げる。
「今下にポリ袋広げたから、中にしちゃって大丈夫だぞ?」
「──そう!? …はぁ〜助かったぁ〜。」
その言葉に梨穂子はすっかり安心し、全身の力が一気に抜ける。その拍子に、
限界まで我慢していたおしっこが、激しい音を立てて噴き出し始めた。
そして広げたポリ袋の中に凄い勢いで薄黄色の液体が注がれていく。
その一部始終を、純一は顔を近づけて凝視する。
「ちょっと、あんまりじろじろ見ないで〜!」
「見えてない筈なのに、何で『じろじろ見てる』って言い切れるんだよ?」
「──えっ!? だ、だって…、息が…。」
「あ…。」
何でこんな時だけ鋭いんだ、と思いながら純一は慌てて顔を逸らす。
本当なら全て出し切る所までずっと凝視していたい所なのに、
さすがに見るに見れず周囲に視線を泳がせ続ける。そうこうしている内に、
激しい音を立てていたおしっこは勢いが弱め、ようやく噴出を終えた。
「はぁ〜生き返ったぁ〜。」
全てを解放し、その余韻に浸る梨穂子。
そんな彼女をよそに、純一は薄黄色の液体が大量に注がれたポリ袋の口を固く結ぶ。
それが終わると、今度は綺麗にしてやろうと割れ目や内太腿を丁寧に拭いていく。
そして一通り拭き終わると、顔を近づけ割れ目を覗き込む。
「(こうして見ると、何かエイリアンでも出てきそうだな…。)」
そう思いながら人指し指2本で割れ目をこじ開け、更に奥を覗こうとした瞬間──
「──ひゃあぁあっ!?」
梨穂子は突然の異物感に過剰反応し、とっさにその場から逃げ出す。
そしてスカートの裾を引っ張り自らの秘所を必死に隠し、純一を睨み付ける。
気が付くと、無事に抜け穴をすり抜けていた。
「良かったじゃないか、無事に抜けられて。 よいしょ…っと。」
「良かった…じゃない〜! もう、びっくりしたんだから〜!!」
純一も後に続き、梨穂子に文句を言われながら抜け穴をすり抜ける。
そして梨穂子に荷物を渡した時、チャイムが鳴り響いた。
「うそ、予鈴だ〜! ほんとに遅刻になっちゃうよ〜!!」
「──って…おい、梨穂子!! 大事な物、忘れてるって!!」
そう叫ぶ純一が持つ『大事な物』とは、先程脱がせた梨穂子の下着だった。
「──仕方ないな、後で梨穂子に返しに行こう…ってやばい、本当に遅刻しそうだ!」
純一はとりあえずそれを制服のポケットに忍ばせておき、教室へと急いだ。
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□ヒント *行動が実行されました ○ OK
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[!] しまった! このままじゃ遅刻してしまう! こうなったら…… (朝)
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□ヒント *新しい行動が発生しました ○ OK
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[!] 忘れ物を届けてあげなくちゃな。梨穂子の所へ行こう! (休1)
[!] 梅原が手招きしているぞ。僕にお客さんかな? (休1・休2)
[!] しまった、財布を忘れてしまったぞ! 昼飯抜きはキツいな……。 (昼)
[!] 梅原がオニギリを分けてくれたぞ。お宝本でも眺めながら頂こう! (昼)
[爆] プールの方が騒がしいぞ! 何があったんだろう、行ってみるか! (放)
[!] 忘れ物を届けてあげなくちゃな。梨穂子の所へ行こう! (休1)
梨穂子の今朝の忘れ物を届けに、彼女の教室へ足を運ぶ。
そして、入り口近くでだべっている梅原と香苗に声を掛ける。
「橘か? …ちょうど香苗さんがお前に話があるってさ。」
「…僕に?」
「──って言うか、用事があるのは桜井の方ね。」
「梨穂子──もとい桜井が?」
「そう。…でも、人目につくとアレだから体育倉庫で待たせてるわ。」
「そうか、ありがとう。ちょっと行ってくる!」
「がんばってね〜。」
香苗に軽く頭を下げた後、急いで体育倉庫に向かい、分厚い戸を引く。
中に入ると、梨穂子が跳び箱の上で足をぶらつかせながら座っていた。
「ここに居たのか、香苗さんから聞いたよ。…それで、話って何?」
「──って、え、え〜っと…。」
どうにも落ち着かない様子で、口をパクパクさせる梨穂子。
「まあいいや、ちょうど僕も梨穂子に用事があったから。
はい、これ。…今朝、忘れてったみたいだからさ。」
ポケットから先程の下着を取り出し、梨穂子に手渡す。
「やっぱり純一が持ってたんだ。──良かった。
朝からずっとスースーしてて、変な感じだったから…。」
「スースーしててって…、朝から今までずっと『穿いてない』
状態だったのか…。全く、とんだ伝説の勇者だな?」
純一は少し呆れ顔になりながら、梨穂子の前に跪きスカートを捲り上げる。
晒された割れ目からは、窓からの光に照らされててらてらと光る、
とろりとした液体が染み出していた。それを指ですくって見せる。
「梨穂子。お前のここ、凄い事になってるぞ?」
「う…。今朝の事とかいろいろ考えてたら…頭がぐるぐるしてきて…
し、仕方ないじゃん!! だって、あんな事になるなんて思わなかったし…」
今朝の事を思い出し、少し俯き気味になる梨穂子。
そういう仕草の一つ一つが、純一にとってとても愛おしく思えてくる。
そしてそれに突き動かされるかの如く、濡れた梨穂子の秘所に口づけをし、
それから、その割れ目に沿ってゆっくりと舌を這わせていく。
「ひゃあぁッ! もう、いきなり何するの〜!! そんなにしちゃやだ〜!!」
梨穂子の制止を無視し、絶え間なく溢れる愛液を今度は吸いつく様にすする。
そして次第にそこは愛液と唾液が入り交じった液体でべとべとになっていく。
しばらく無心に吸い付いた後、今度は舌を上部の方へとズラしていき、
ぽこっと膨らんでいる、ある部分──陰核に移動させる。
「あッ、あん!! そこは…ほんとに、ダメ、なんだから〜!!」
周りをなぞってみたり、唇で摘んでみたり、舌で先端を突いてみたり…。
変幻自在の純一の口撃に、梨穂子は声なき声を上げながら絶頂に向かっていく。
そして大きく体を震わせた後、秘所から大量の液体が噴き出した。
「ぶッ!!?」
「はぁ、はぁ……。だから、ダメだって…、言ったのに〜。」
「ごめん、つい夢中になっちゃって…。」
色々な液体が混じってべとべとの顔になりながら、申し訳なさそうに謝る。
そして、梨穂子の手から落ちた下着を改めて手渡す。
「梨穂子。…これ。今度は、忘れるなよ?」
「そうだね。」
持っていたティッシュでべとべとを一通り拭き終え、身なりを整える。
そうこうしている内に、次の時間のチャイムが鳴り響いた。
「──えっ!? もうこんな時間なの!?」
「やばい、また遅刻するぞ!!」
幸い、なんとか授業が始まる前に教室に着いた。
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□ヒント *行動が実行されました ○ OK
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[!] 忘れ物を届けてあげなくちゃな。梨穂子の所へ行こう! (休1)
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□ヒント *行動が不可能になりました ○ OK
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[!×] 梅原が手招きしているぞ。僕にお客さんかな?
[!×] 梅原がオニギリを分けてくれたぞ。お宝本でも眺めながら頂こう!
[爆×] プールの方が騒がしいぞ! 何があったんだろう、行ってみるか!
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□ヒント *新しい行動が発生しました ○ OK
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[◇] 水着姿の梨穂子と話をしよう (放)
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□ヒント *行動を決定しますか? ○ 決定 ×戻る
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[!] 体育倉庫から変な匂いがする? ──まさか、ね…。 (休2)
* * *
「せんせー、体育倉庫から変な匂いがしまーす( ゚∀゚)」
生徒からの報告を受けた担任の麻耶は、クラス委員である詞に
体育倉庫から漂う変な匂いの後始末を当たり前の様に頼む。
「ま〜た絢辻頼みか…。あいつ、本当に仕事してんのかよ?」
「──さぁ?」
少し前までは我関せずだったクラスメイトが、少しずつではあるが
彼女を気に掛け始めてきている──そんな感じが見て取れる。
自分のクラスの担任に対して方々で勝手に不満を言っているだけの様に
見えなくもないが、クラスの中で『絢辻さん』に対する接し方が
少しずつ変わっていっているのは確かだろう。
そんなクラスメイト達の会話を後にし、純一は体育倉庫に向かう。
──ゲシ、ゲシ、ゲシ…
体育倉庫の方から、硬い物を蹴飛ばす音が断続的に聞こえてくる。
「全く…、どれだけ他人に仕事を押しつければ気が済むのよ!?
自分が報告受けたんだから、自分の責任でしょ!?
自分の仕事でしょ!? それで給料を貰ってんじゃないの!?
──はぁ、…ホント、こっちが給料貰いたい位だわ!!」
一足先に来ていた詞が、愚痴をこぼしながら跳び箱に八つ当たりをする。
やがて後から入ってきた純一に気付き、蹴るのを止める。
「あれ、橘君? …どうしたの?」
「実は僕も高橋先生から体育倉庫の変な匂いの事を頼まれててね。
それでちょっと用務員のおじさんに頼んで、臭い消しになりそうな
物をいくつか見繕って貰って、それを今持ってきたんだ。」
「ふ〜ん…。ところで、この匂いの事なんだけど──」
純一の顔をちらちらと伺いながら、詞は悪戯っぽく呟く。
「…女の匂い」
「(ギクッ)」
純一は先程の梨穂子との行為を思い出し、激しく動揺する。
その様子を見た詞は、くすくすと笑みを浮かべている。
「…何か、分かり易過ぎるわね。」
「いやいや…、そそそんな事言いわれても…僕はみみ身に覚えがな無いし。」
「──あやしい」
額から脂汗を垂らしながら視線を泳がす純一に、説得力は感じられない。
さらに追求するかのように、詞は小悪魔(自称)っぽく呟く。
もっとも詞の場合は、小悪魔と言うより大悪魔って感じだろう…。
「隠し事だー?」
「いやいや…」
「隠し事するんだー?」
「いやいやいや…」
しばらくこのやりとりが続き、珍しく詞の方が諦めたと思いきや──
「まぁ、いいわ。いざとなったら自分で調べるから──単純そうだし。
その代わり…、あたしの言う事一つだけ聞いて貰うわ。…とりあえず
何をやらせるかは、これから考えるからその時はよろしく。」
そう言うと、詞は軽い足取りで体育倉庫を後にした。
何をさせられるんだろう──そう思う度に純一は鬱になっていった。
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□ヒント *行動が実行されました ○ OK
───────────────────────────────────
[!] 体育倉庫から変な匂いがする? ──まさか、ね…。 (休2)
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□ヒント *新しい行動が発生しました ○ OK
───────────────────────────────────
[・] 今日も1日頑張ろう! ──それと便座カバー (朝[強制])