(う〜ん…なんだか塚原先輩の事が気になるぞ…)
「森島先輩と知り合いになれたのは嬉しいけど…
なんだか塚原先輩の事も気になるなあ…。」
「三年の教室に行けば会えるかもしれない。よし、塚原先輩に会いに行こう!」
:
:
:
「あ、塚原先輩!」
「あら、キミは確か…ジョンだったかしら?」
「は…い、いえ、橘です。」
「ふふ、冗談よ。でも残念ね橘君。はるかなら次の授業の準備でいないわよ。」
「あ、いえ。今日は塚原先輩に用事がありまして…。」
「私に?…ふーん?はるかの好みでも知りたいのね?
多いのよねぇ…でも駄目よ。そういうのは答えないようにはるかに言われてるの」
「いえ、そういう事ではなく…」
「違うの?…じゃあはるかの弱点とか?」
「い、いえ。森島先輩のお話しではなくてですね…」
「はるかの話じゃない…?それじゃあ用事って何かしら?」
「用事と言いますか…なんとなく塚原先輩の事が気になったので……
少しお話でもできたらなぁと………」
「ふぅん…私のことが気に……………って………!?」
(…って今僕は何かとんでもない事を言った気がするぞ!?)
「い、いやあのそんなに深い意味ではないので!!」
「そ、そうよね………」
「は、はい…」
「………」
(な、なんだか塚原先輩の顔が心なしか赤い気がするぞ)
「…あ、あの…ご迷惑でしたら」
「そ、そういうわけじゃないんだけど……。
はるかに何か…言われたわけじゃ……ないわよね?」
「え?」
「い、いえ何でもないわ。さすがにあの子でも…それはね…」
「?」
「すぅ…はぁ………よし」
「は、はい」
「ゴホン…えぇ、いいわよ。それじゃ何か話しましょうか」
「は、はい!」
「…そ、そんなに喜ばなくてもいいような気がするんだけど」
「え?あ、すいません…」
「まぁ、いいんだけど…はぁ、なんだかはるかの気持ちが少し理解できた気がするわ…」
こうして僕は塚原先輩と雑談することに成功した。
「そういえば塚原先輩って勝負パンツ持ってます?」
「………は?」
〜BAD END〜