「私はモノバイルを束ねていた者!!この程度の相手、一瞬で勝ってみせますっ!」  
と…ほんの少し前に言った私でしたけども、現在は…シリコンのモノバイルである、このケモノの体内に居ます。  
はい…食われました、バックって一瞬で…  
ユウキくんにあんな見栄をはったのに、格好つかないですね私…情けなくてため息が出てしまいます。  
これでも皇女アルバトロスですのに、しくしく。  
っと落ち込んでいられません、なんとかしてここから出ないと…これ以上に奥へ放り込まれたら、  
それこそ溶かされてしまいそうですし、でも…動いてるこの子から出て行くのは至難の業みたいですね、  
それに羽も壊れてしまったし…これ修復するとまた石の無駄使いになってしまうし困りました、  
どうにか機会を待つしか…ってあれ?  
シュルジュルゥゥ…  
なんでしょう、何か這ってきます…ゆっくりと何かが迫ってきてる。  
私以外に誰も居ないはずなのに…って、えっ!?  
それは唐突に襲ってきました、いつの間にこんなに接近を許してしまったのでしょうか?  
私…何だか柔らかく太いプヨプヨしたのに巻かれてます、触手ですかこれ?  
このケモノの…内側から伸びてきた物に体のあっちこっちを絡み付けられ巻き縛られてゆきます。  
「ちょっ…そんなとこまで!?」  
やがて私の膨らんだ胸にまでその触手は絡んできます、まるでそのおっぱいを服の上から強調させるようにしてます、  
人は居ませんけど…こんなの恥ずかしいです…ってあ!  
「そこは…いけません…あぁ!動かないで下さい!!」  
股にも伸びてくる…股間に擦れてくるようにその太い触手は動いてきます。  
「や…あぁ…だからいけませんてば、そこ…あぁ…」  
この滑らかでヌルヌルなでこぼこの表面が、敏感な箇所を刺激してきて…  
私…こんな危機的な状態ですのに感じてしまってるみたい…  
というよりもむしろそれがこの子達の目的ではという動きでした、  
他に絡み付いてる触手もいやらしい動きをしているようですし…  
「あんっ…ひゃぁ…」  
現にこうして私の甘い吐息に反応して、その触手達は一斉に動きを変えてき…  
その反応してしまった箇所を重点的に責めてきてるのです!  
それはまるで先が舌先のような感じでしたので、こんな風にされると  
無数の人達に舐められているような感覚に陥ります、  
首筋にも這わせてきて、その触手の先が胸元に入ってきます…そこいけません、だって…  
「あ…あはぁ…だめ…あぁ」  
感じ過ぎてしまいますので…そしてその侵入してきた先は胸元で蠢いていて、さらに!  
「ひあぁっ!!いけ…いけません!そこ…あぁぁ〜!!!」  
先で舐めるように刺激してくる…私の胸の乳首を…  
まるで転がすように弄ってきてます…そしてその先から突出してきた細い触手で絡めています!  
その現象は他の箇所でも起きてます…肌を舐めるようにしていたその先からもか細い触手が伸びてきて、  
ますます私の隅々まで責めてゆきます!  
「ひゃぁ…そんな…服の下まで入ってくるなんて…あぁ…そこいけませんって!」  
 
脇にお腹…太ももにそして…耳の中にまで…  
耳掻きをしているように、その細いのが耳の中に入ってゆく…耳垢を舐めとるように蠢いてます…  
鼓膜は傷つけないで下さいよ…そして中に侵入しないで下さいよ…  
その心の訴えが聞こえたのか、それともそこまでするつもりは最初からないのか、  
体を傷つけるまではいきませんようです、でもそこ…かなり感じるので、蠢いてほしくないです。  
「はぁ…あぁ…ひぅぅ!!」  
そしてその細いのを出した触手先は、独自に耳たぶを徘徊してます、そこも感じますってば!  
「うわぁ!きゃぁぁぁ!!!」  
そして衝撃は走ります…だって今度はお尻に入り込んだのが、  
その奥…私の後ろの恥ずかしい穴にまで到達してきたのです!  
まるでそれが目的だったように、そこを徹底して先を押し当てて蠢き、刺激していくの…  
「そこ…やぁ…あぁ…はうぅぅ!!」  
そしてその触手も細かな触手の群れを放ち伸ばしてゆきます…その入り口の中に!  
そう、入っているのです…そのお尻の中に触手達が…  
「やだ…そこ駄目です!あふぅ…あぁ…中で擦らないで下さい!!」  
そんな私の悲鳴に近い叫びを楽しむように、中に入ってきた触手は暴れる様に掻き回してゆくのです!  
互いに絡みつき太い触手になって腸内を動き腸壁に擦りつけてもきてます。  
大きくうねらせながらに犯していく、私のお尻を…その中を!  
「あん…はぁ…あぁぁ…こんな駄目…あぁぁっ!!」  
一気に身体に激しい電流のようなのが流れ走っていく…こんな時に、こんなのに感じて…激しい快感を…  
そしてイってしまうなんて…そうイっちゃいました、目の前が白く霞んでしまう程に。  
「はぅぅ…あぁ───っ!!」  
全身がビクビクと痙攣させ、絶頂の余韻が頭の中を酔わせます…でもまだ触手の責めは続きます。  
「ゆ…許して下さい…はぅ!」  
前のアソコにも入ってきた触手が這わせてきて…その皮から突起し飛び出したお豆さんに絡みます、  
そして蠢いて刺激を与えてくる、敏感過ぎるそこを嬲られてまた強力な電流が駆け抜けてゆきます。  
「はぅっ!あぁ…だから駄目ですってば!またイっちゃいます…変になっちゃぅ…」  
息を荒げさせてその目は虚ろになって…また絶頂へと誘わされてゆきます…  
「あっ…また、またイっちゃ─────ッ!!」  
 
ドカァァァ────────!!!  
 
「えっ…えぇ!!?」  
唐突の衝撃に身を投げらされてしまう、何が起きたのでしょう??  
絡み付いていた触手もビックリしたのか、離れていく…そして目を回しながら私は壁に当たります。  
柔らかい肉壁だから助かりましたが…まるで外で強い衝撃を受けたような、もしかしてユウキくん?  
彼がまた何かしたのですか?もしそうなら…助かります。  
まわりの肉壁もピクピクと震えて致命的な攻撃を受けたようですね、生命活動も乏しくなってるみたい。  
「早くここから出ましょう、これが石に戻る前に…」  
そう思い絶頂した影響かフラフラになってる足をなんとか立たせた時でした、突然にまた触手に襲われたのは!  
「えっ…ええっ!どうしてですか!??」  
 
もう死にかけのはず、なのにまだ動くなんて…はて?そういえばいつか聞いた事のあるような…  
「そういえば…この手のケモノは死ぬ寸前に自らの分身を残す為…つまり子を残す為に…」  
手足が触手に絡み巻かれて動きを捕らえられてしまう…  
「周囲…もしくは捕食したエモノのメスの女性器に無数の破片を込めさすと…あれ?」  
そして倒れ横にさせられた私の元に…今まで居たのより飛び抜けて大きな触手が出現します!  
まるでこのケモノを縮小されたような形の触手が…  
「ということはですね…あのいけませんよ、私…あなたの子なんて産みたくないです!!」  
でも…そんな私の意見など聞く事はありませんでした、その触手は一気にこちらに伸び…  
ビリリィィ!!  
「ひあぁ!!やめてください!!」  
邪魔な物を破り捨て、その隠されてた恥部…秘裂を押し割って太い触手が胎内へと入り込んでゆくのです!!  
「んあぁぁぁ───────!!」  
膣内を大きく広げさせて、擦らせながら…埋め込まれていく…  
特にもう私に快楽を与えようとは考えていないみたい、ただ本能の目的の為に動いてます…  
その目的…このメスの胎内に子を宿す為に…  
「それは…あぁ…いけません…あぁ…」  
でもその本能の行動は私の声を聞かず、やがて…  
 
ドブゥゥゥ!  
「ひぃ!」  
ドプゥゥゥ…ドクドクッ…  
「いや…あぁ…出てます…私の中に…」  
 
私の胎内にこのケモノの子を生み出す破片が入ってくる…奥の奥にまで…  
ドロドロの粘液に含まれたそれを注がれて…お腹の中が満たされてゆく。  
やはり私…産んじゃうのでしょうか、この子の子を…  
厳密には私との子では無く、勝手に私の胎内を育成場に使われるのですが、  
それに生まれて育っても母体を傷つけずに出てくるそうですし、だけどやはり気分はよくありません。  
「早く流し取らないと…」  
でも間に合うのでしょうか…子宮の奥深くにまで入ってますし。  
 
 
「えと…あの…りゅっくを…えと…」  
あの後、外に出てユウキくんと合流した私ですが、変身が解けて裸になってしまい、  
この死んだケモノの中で待機してます…あっ溢れてきてます、  
ちなみに服が入ったリュックはユウキくんが取りにいってくれました。  
はぁ…散々ですね、もう…また裸を見られてしまいましたし、しかも…これですし。  
ん?あれ…そういえば、また以前に聞いた事を思い出してきます。  
そういえば聞いたような…こんな場合の対策として…  
「お〜い、リュック取ってきたぞ朝倉!」  
素早く別の種族の子種を注げばいいと…それって人間でもかまわないのでしょうか?  
「どうした、朝倉?」  
「あの…えと…えと…ユウキくん…お願いが…」  
 
ちなみにそれが迷信だと思い出したのは、それからしばらく後の事でした。  
 
【おわり】  
 

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