ある冬の一時。
ヒロユキの家に住むヒロユキ、アーテリー、ミルキィの三人はこたつに入ってNHKニュースをみていた。
ちなみにヒロユキの妹はニュースに見飽きて、二階の布団でおねんね中である。
「おい、始まるぞ。寝てないで起きろ。」
ヒロユキは自分の体にもたれかかって、寝ているミルキィを肩を揺らして起こした。
「はっ!?今何時だ!?オウノー!
8時ぴったりじゃないか。ちゃんと5分前に起こせと何度も・・・」
「いいのか?始まるぞ?」
ミルキィは勢いよくこたつからでて、TVの下、ビデオの録画ボタンへと手を伸ばす。
TVはまだNHK特有の自社番組のCMが流れている最中だった。
ミルキィはまだかーまだかーと目を血走らせながら、犬がふせをするような格好でその時が来るのを待っていた。
ちなみにその位置で待つミルキィの後ろにはヒロユキがいた。
そして、さらにいうとミルキィはミニスカートの制服にちゃんちゃんこを羽織った服装。
ミルキィが勢いよく動いたせいでスカートは風に乗せられてはためいていた。
この体勢だと、ヒロユキの目の前で半分くらいスカートに隠れた水色に白が混ざったパンティーが、今にも顔に当たりそうな位置に来る。
「ぶっ!?」
そして、CMが終わり、
さきほどヒロユキが見た水色に白が混ざった誠と文字の書かれた旗が揺らめくシーンが始まると、光速を超える速度でミルキーは録画ボタンを押した。
「ふぅ・・・ありがとうなヒロユキ。もう少しで録画できないところだった。礼を言うぞ。ん?なんでハリセン出しているんだ?わたしはギャクを言った覚えは無いが・・?」
ヒロユキは突っ込みたい一心でハリセンに手をかけたが、
もし、ここでこのことを言ったらやばいことになる。
と冷静に判断をして、
横の方でぐーすか寝ていたアーテリーに一撃をお見舞いした。
「あう・・・痛い。」
「アーテリー起きろ!はじまるぞ!なんて・・」
「うう。アーテリーは時代劇あんまり好きじゃない。」
アーテリーがヒロユキに安眠を妨害され、いつものように罵倒をヒロユキに浴びせようとした時、
ミルキィの声高な一声がアーテリーの発言を覆い隠した。
「なんと!?アーテリー!この大河ドラマの良さがわからないのか?
時代に流れる大きな奔流。それに反発する土方、近藤らの若い情熱を描いた素晴らしい作品。
初回視聴率は26.3%と平成最高視聴率だったんだぞ。アーテリー、もしこれを見なかったら、
時代の波に乗れなかった土方歳蔵のように、五稜郭まで追いつめられて流れ弾に当たって死ぬような人生を送ってしまうぞ!」
アーテリーは涙目になりながら、ミルキィに抱きついていった。
「ごめんなさぁい。ミルキィ様ぁ。幕府の征夷大将軍でありながら、坂本龍馬の船中八策をもって、
薩長連合軍からの攻撃をたくみに逃れた徳川慶喜のような狡猾な人間になりたいですぅ。
だから、頑張ってこのドラマを見て好きになってみたいと思います。」
「よし、その意気だ。アーテリー。」
ミルキィはアーテリーの頭をなでなでした。
アーテリーは耳をぴこぴこ動かしながら、満面の笑みを顔から発していく。
(洗脳されたな・・・アーテリー。)
ヒロユキは南無南無と手を合わせた。
その後数分間、危ない奴らとの面会の時ははらはら、主人公が敵と相まみえる時はどきどきと
文字通りはらはらどきどき、ミルキーは心中を踊らせて画面に食らいついていた。
ヒロユキはその一方、TVと言えばバラエティしかみない今時のお子様。
この登場人物達の長ったらしい喋りにいい加減飽きがでてきた。
先ほどのパンティー事件も相まって、TVにちゃちをいれて、ミルキィの興を削いでやろうと、ヒロユキは画策をしていた。
「むふ。やはり、大河は最高だな・・・」
「お前何いってるんだ?新撰組はOLにこび売って、軽くみせてる時代劇だって批判してたじゃないか。」
「ひろゆき。うるさい。今は2月だ。蠅はゴールデンウィーク当たりにわきでてこい。」
「大体、三谷脚本じゃ、大河がバラエティになっちまうって怒ってたじゃないか。」
「だから、五月蠅い。」
「島津って戦国時代の武将の作品のほうがいいんだろ?新撰組を二回もやるなとか。」
「う・る・さ・い」
「ビデオに録るもんでもないだろ?」
ミルキィはヒロユキの散々な揶揄にいい加減、堪忍袋の緒がキレた。
TVそっちのけで、ヒロユキに面と向かって怒り出した。
「だから、人が楽しくみているのに、邪魔をするのは止めろ!」
「別にいいだろ。お前だって、時々俺の見てるバラエティ馬鹿にしてるだろ。」
「それはそうだが・・・番組中にねちねちと私は言わないぞ。」
「でも、やったことあるのは事実だろうが。」
「くっ。」
ぽかっ
「ん?」
ヒロユキは自分の足に何か違和感を感じた。
ぽかっぽかっ
足下を見ると、アーテリーが自分の足を手で殴っていた。
「うー。ミルキィ様をいじめないでよぅ。ミルキィ様をいじめる奴は私が許さないんだから。」
頬を赤く染めながら必死で抵抗するアーテリー。
だが所詮、アーテリーの行為は予想内の行動だった。頭に血が上っているヒロユキはアーテリーの支持を仰ごうなどとは思わず。アーテリーを無視してミルキィに追い打ちをかける。
「大体時代劇なんて爺婆のみるものじゃないか。お前は婆さんかよ。」
核心を貫く痛恨の一撃。
ミルキィはぐっと奥歯を噛み、ヒロユキから視線を反らして、下を向いた。
ミルキィがてっきり言い返すかと思っていたヒロユキは、拍子抜けしてしまう。
その後、言い返してきたのはぽかぽか足を叩いていたアーテリーだった。
「うー。ミルキィ様はお婆さんじゃないもん!ヒロユキだって、爺さんみたいに家にひきこもってるじゃない。だから・・その・・えぐ・・うぅ」
目から大粒の涙がヒロユキのつま先に落ちていく。
ヒロユキの靴下は濡れていった。
(やばい・・・やっちまった)
すごく気まずい雰囲気に居間は包まれていた。
「あの・・えっとだな。悪かった。ミルキィ」
長い沈黙の中、アーテリーのすすり泣きだけが居間に響いている。
ミルキィはアーテリーに無言で近づいて、体を抱きしめながら、頭を撫でて、しゃっくりをするアーテリーを慰める。
アーテリーのしゃっくりが幾分収まったところで、ミルキィは口を開いた。
「なんでそんなにイライラしてるんだ?ヒロユキ。理由を教えて。そうすれば許してやるから。」
理由?
まさか、お前のパンツを見たからイライラした・・・
なんて言えないよなぁ。
また、沈黙の世界へ、さらに気まずい雰囲気が流れる。
「言えないほど、深いことなのか?」
ヒロユキを見上げるミルキィ。
ヒロユキはあのパンティが頭に浮かんで離れなくなっていた。
そのため、ヒロユキは不純な妄想を頭の中に浮かべ、ぼぅっとする。
「う、ヒロユキの馬鹿!」
アーテリーはぼけっとするヒロユキに業を煮やし、アーテリーお得意の膝カックンをヒロユキにお見舞い。
そのまま、ヒロユキはミルキィの方へと倒れ込んでしまった。
「な!?」
ヒロユキはミルキィに覆い被さる。
柔らかい胸の感触がヒロユキの胸部に当たり、先ほどまでミルキィの淫靡な姿を想像していた普段垂れ下がっているはずの部分は固くなり、ちょうどミルキィの下腹部へと当たっていた。
手で自分の体を支えなければ、すぐにでもミルキィの唇に自分の唇が触れ合ってしまう。
さっきより、さらにさらに気まずい雰囲気が流れる。
ヒロユキは心の中で何かが弾けた気がした。
ヒロユキは畳の上から手を除け、すっとミルキィの唇を奪った。
ほんわかしたシャンプーの匂い。
女の子だからだろうか。まだミルキィは風呂にも入っていないのにそんな匂いがする。
唇を目で確認。
確かにミルキィの乾いた唇と自分の唇は繋がっていた。
そして、目線をまっすぐ元に戻すと、ミルキィと目が合う。
ミルキィは今の状況に驚いているのか。
目を何回もパチパチし、頬を真っ赤な酢桃のようにしている。
その際、俺は時折目を反らすが、その度に触れ合っている唇が微妙にずれ、柔らかな唇の感触を感じる。
口の中は緊張のためか、唾液でいっぱいになっていた。
そこで俺は堪りきれず、少し口を開け、ベトベトになっている舌をミルキィに押し入れた。
「!」
ミルキィは一瞬驚いた表情をした。
ミルキィのほんの少し温かい唾液の中に自分の舌を入れていく。
咥内の肉が舌にへばりつき、ミルキィの舌のざらざらした触感。
ミルキィはぽけっとこちらをみるだけ、よく見れば目は虚ろだった。
だが、俺のねっとりした舌とミルキィの舌が絡み合うに従って、目がとろんとしていき、
すぐにいい気分になっていくことがわかった。
俺はそのまま首に手を回して、鼻と鼻がつきあうくらいの位置に顔をもっていく。
ミルキィの顔は限界を超え、りんごくらい赤く染め上がっていた。
俺はこういうことが苦手だったはずだが、長い間何人もの女に囲まれ耐性ができてしまったんだろうか。
野犬のように舌をはえずりまわす俺は、見ていて非常に不思議だった。
まるで、自分の体が自分でないように、
もっと、もっと、とミルキィの体を求めようとしていた。
俺はミルキィの口から糸を引く舌を取り出すと、そのままスカートの下に手をいれた。
するとミルキィはぽぅっとした顔から、それまで溜まっていたものにぼっと火がついたように、
慌てふためいて喋りだした。
「ヒ、ヒロユキ。何をする。あ!アーテリーがいるんだぞ!」
「かまうもんか」
俺はこんな状況になってもアーテリーに気をかけるミルキィに腹が立ち、
強引な手つきで膝の部分までスカートを脱がせた。
「!#$#””$$%%%%%%!????」
アーテリーが後ろの方で声にならない声をだしていた。
状況がずっと理解できなかったのか。ミルキィが喋るのに反応し、ここにきていきなり、声を発して騒ぎ立ててきた。
ティッシュ箱だの、みかんだの、漫画雑誌だのを俺に投げつけてきた。
俺はわざと何もごとも無かったように振る舞い、ミルキィの性交渉を続けていった。
「や、やめろ!?ヒロユキ。アーテリーが・・・」
「そんなに気になるんだったら。お前が一端でてかせるように言えよ!」
「え・・?」
「主様の言うことは使い魔にとっては絶対なんだろうが・・」
「そんな。あ・・!」
むかむかする感情の捌け口を俺はミルキィの中に求めた。
水色に白が混ざったあのパンティに手を入れる。
そのなかの割れた部分に人差し指を入れる。
「く・・」
ミルキィはかすかにあえぎ声をだした。
それを聞くとアーテリーも何か思ったのだろう。いろんなモノが飛んでこなくなった。
俺は第一関節までで軽く指を曲げ、中の具合を確かめる。
べっとりとした粘膜が指にこびり付き、指に何とも言えない潤滑感を味あわせていた。
俺はそこから人差し指がギリギリ入るところまで入れる。
ズブズブと中をぬけていく感触がすると、同じようにミルキィは感触を感じ、
また声を発していた。
「あ・・あぅ・・」
そして、興奮した吐息を吐きながら、アーテリーへ命令する。
「はぁ・・あ、アーテリー・・私は大丈夫だから、・・早く、でて・・」
俺はわざとここで奥を激しくかき回した。
「ひゃう!?」
ミルキィはアーテリーも気にせず大声を発する。
「あ、ミルキィ様!?」
「本当に大丈夫だから・・あ、早く出て行って、でないと、私が大変になっちゃう」
ミルキィはいつもとは違う女らしい口調になっていた。
アーテリーは出て行ってしまったのだろう。
それから、アーテリーの声は一切聞こえなくなった。
アーテリーがいなくなると、なんとなく虚しい気分がした。
ただそんなこと気分はミルキィを食べている間に徐々に無くなってしまったが、
所詮些細な事だったのだろう。
俺はわずらわしいパンティをスカートと同じ位置にずりさげ、
今度は動かしていなかった左手で制服の中に手を入れ、胸のところへと侵入する。
ブラジャーのホックを手で探る。
確か、ミルキィのブラジャーは前にホックがつくやつだった気がするから。
この前(一巻)、デパートに買いに行った時、そんなものをレジに出していたと思う。
ホックを探している間、ブラジャーの上からでも胸の先端の部分が固くなっているのがわかった。
俺は遊び半分にその先端の部分に指を置き、ミルキィの顔を見る。
ミルキィは下を向いていた俺が、いきなりこっちを向いたのにびっくりしていたが、
何故こっちを向いたかは下腹部の興奮の方が強いのだろう。
分かってはいなかった。
「たってるな。」
俺が素朴な感想を言うと、ミルキィは目をふせて、ただこくっと首を縦に振っていた。
胸の谷間にあるホックをはずし、胸を直接揉みしだく。
時には表面だけ、
手をふわふわの胸の上で滑らせ、摩擦でミルキィの胸を感じる。
その時のミルキィのは絹の着物のように滑らかで、
ぎゅっと強く押しつぶすと、
夏祭りの綿あめのようだった。
「う・・・うぁ・・」
ミルキィの声がだんだんとろれつが回らなくなっている。
「も・・・もっとだ。ひろうき・・」
俺はこの制服も煩わしくなってきた。
だから、俺は弄っている手を止めて、ミルキィに言った。
「ミルキィ、全部脱いでくれないか?」
ミルキィは聞いていなかったのか。小さく「えっ?」と言う。
そして、何か欲しがりそうに体をくねらせていた。
「制服も何も全部脱いで、素肌のお前とやりたい。」
「で、でも・・・アーテリーの目の前で全裸になるのは・・」
「あれ?アーテリーいたのか?」
「本人は気づいてないと思ってるんだ。ふすまの隙間から覗いてる。」
アーテリーの存在を再認識すると、
また、心の中で怪しい感情が蠢いてきた。
「なら、ちょうどいい。立って脱げ」
「そ、そんな。今日のヒロユキなんだかおかしい。」
「ここまできておかしいも何も無い。」
「それはそうだが・・・」
「なら、ここでフェラチオでもやるか?」
「!?」
ミルキィはヒロユキの予想外の発言に驚いて、目を丸くしていた。
「わかった・・・」
ミルキィはそれだけ言うと顔をぐしぐし擦って、服を脱ぎ始めた。
二人に視姦される気分ってのはどんなものなのだろう。
ミルキィは立って、羽織ったちゃんちゃんこを脱ぐと、
その下にある制服の裾を掴んで、恐る恐るあげていった。
横目で居間の入り口を見てみると、
アーテリーがじぃーっとミルキィの方を、
新しいものを見るような好奇心の強い目で、指をくわえながら見ていた。
ミルキィもアーテリーのことが気になるのか、目線を下にして、アーテリーを見ていた。
ホックがとれ、肩の両側に垂れ下がったブラジャーが現れる。
そこから白い雪のような肌に立つ赤い突起が二つ見えた。
そして、首まで服をあげようとした時。
ミルキィの手は止まってしまう。
どうやら、首が突っ掛かってしまったらしい。
「うーうー」と言いながら、じたばたしている。
仕方なく、俺はミルキィの傍まで服を脱ぐのを手伝いに行った。
「ばんざいしろばんざーい」
「ぬ。」
ミルキィは後ろを向いてしまった。
「こんなの自分でできる!」
そういうとまたうーうーとじたばた体を動かしていた。
「たく、素直になれよ」
「誰のせいだと思ってる。」
そして何分か経った後。
ようやく諦めたミルキィは手を挙げて、手伝って貰っていた。
服から顔を抜くとぜーはーぜーはー息を吐いたミルキィ。
細く伸びた手から下着と制服、ブラジャーも一緒に脱ぐと
金色の髪に白い肌が完全に露出した純粋なミルキィが出てきた。
「なんだか。天使みたいだ。」
「それは、批判と受け取っていいのかな?」
「いや・・・違う」
俺はミルキィの体を抱きしめる。
そして、体を倒した。
「あ。」
そこから、胸にむしゃぶりつくと、赤い突起を舌で動かしてみる。
こたつで寝ていたせいなのか、少ししょっぱい味がした。
「なぁ・・・。もういれていいか。」
「え?何を?」
「何をじゃないだろ。」
「でも、アーテリー・・」
「・・・」
「わかった。もう勝手にしろ!」
ズボンのチャックをはずして、自分の長いものを取り出した。
たぶんアーテリーをミルキィから取り去った勝利感からだろう。
硬直したそれは自分でも大きいなと思えるほど膨張していた。
それを見たミルキィの表情は如何ほどか。
怖がり、手で目を覆い隠してはいたが、
気になるらしい。
指と指の隙間から俺のそれを見ていた。
「じゃあいれるぞ」
ミルキィの秘部に少しづついれていく。
「う・・ぐ」
内部を自分の圧力で徐々に開かせていくと
ぬめぬめとした熱い肉壁を抜ける感覚が体に迸る。
つまり、ミルキィの熱い温度が体に伝わってきた。
最初に舌で感じた生暖かいミルキィの温度とは全く違う。
肉壁との摩擦によって、引き裂くような熱さが一物へと伝わってくる。
そうして、何か一番熱い部分に到着した。
その侵入を阻む堅固さは入り口の類ではない。
その煩わしいものを切り裂くように、自身の圧力で押し潰すと、
声が聞こえてきた。
「い、痛。」
一瞬、火照った顔を歪す人の声がした。
俺はその声がした後、ほんの刹那、ここから先へいくことを躊躇した。
しかし、アーテリーが瞬きをするかしないかのうちにもっと奥へと一物をのめり込ましていった。
その後、アーテリーが必死で言っていたが、それは時を重ねるごとに大きくなっていったらしい。
その時は熱中して、あまり気づかなかった。
その後、一物が入るところぎりぎりまで入っていったとき、
ミルキィの子宮が締め付けてきた。
比較的柔らかい部分の咽頭が真っ先に潰れる。
一物の中間当たりで流れ出る液体があるのがわかると、
俺の興奮は上がっていった。
そして腰を下げ、ぷっくりとした割れ目から、ずるずると、赤くぬるぬるとなった一物を咽頭がでないようにだす。
微妙に震える体にもう一度、一物をいれていく。
入るのを拒むように、ミルキィの奥は前より固くなっている。
「い、痛、く、アーテリー・・ん・・・」
そこを力でむりやりねじ込んでいった。
じゅぷじゅぷと音を立てながら、出し入れを早くしていく。
白い肌に俺の体が当たるとぺちっという音がした。
狂ったように、汗がにじむ胸を舐める。
そうして、何度も何度も腰を押しつけていく。
ミルキィの中は動きやすくなっていた。
ミルキィのと俺の繋がっている部分からは液が流れ出ていた。
俺が突けば、どろっとした液とさらっとした液が流れ出ていた。
柔軟な肢体をひねり、ミルキィは痛みを和らげようとする。
そうして、ミルキィは目を瞑りながら、俺の体を抱きしめていた。
だんだん限界が近づいてくるのがわかった。
中に貯めていた液が封鎖している関を壊す寸前。
脳への快感の周期は一気に上がる。
「ミルキィ。もう限界だ!」
「え?中はだめ・・・」
ミルキィの制止の声を振り切って、精液を中へと流し込んでいった。
1時間後・・・
ヒロユキが訳を説明すると、ミルキィは案外大人しく話を聞いていた。
ちょこんと服を着直して畳の上に正座をして、
コタツの上のみかんをむしゃむしゃ食べているほど、落ち着いている。
「いやぁ、まさかミルキィが新撰組のそれほどのファンだと思っていなくてさ・・」
ヒロユキは調子に乗って冗談半分で話を展開していた。
「ははは、ヒロユキ。これはそういう柄なのだ。別に新撰組を意識をしたもんじゃないぞ。」
「あ!そうなのか!まさにトリビアだな。50へーくらい?」
ヒロユキはこたつを何回か叩いてへーボタンの真似をした。
「うん。そうだな。」
ミルキィも真似をして、みかんを軽く叩く。
初めのうち数回はミルキィもヒロユキと同じようにみかんに触れるぐらい軽く叩く仕草をしていたが、
10、20、30と叩く回数が増えていくと、だんだん叩く力を加えているためだろう。
みかんは何かの臓物のようにぐちゃぐちゃになっていった。
その明らかに怒りを示した行動にヒロユキは絶句して、みるみるうちに顔色が青ざめていった。
「お、80回も叩いてしまった。これは何か褒美をやらんとな?アーテリー会長。」
「はーい。ミルキィ様。色々得物は揃ってますよ。」
「ああ、それがいい。決まり。ヒロユキには80へーということで8000万ボルトの電圧魔法と
囓っても切れない、ふっとい縄を進呈します。」
「ちなみに私は、魔界で拷問官だったこともあるんだよ♪」
うわぁ・・今日は楽しい夜になりそうだ。
終わり。