6年合同で臨海学校へ行く事になった拓也達。
夕食の後、用事で一人遅れる竹中。部屋に戻るとみんなお風呂に入った後だった。
仕方なく一人で大浴場へ向かう竹中、その姿を熊出が見つける。
熊出は、竹中に先回りし“女湯”と“男湯”ののれんを差し替えるという悪戯を仕掛ける。
気がつかず女湯の脱衣所へ入る竹中、パンツ一枚になった所で隣の籠の中身に気付き
思わず手にとってしまう。「これって・・女性モノの下着!?」
“ガラッ”その瞬間、風呂場から上がってきた一人の女生徒に見つかってしまう。
女生徒は少しも慌てる事なく口を開く。「あなた、何してるの?」
泣き出しそうになっている竹中、たどたどしくのれんの事を話す。
なるほど・・確かに替わってるわ。のれんから顔を出すと様子を伺う
村田弟の姿を見つける。「やっぱりね、相変わらずバカな事してるわ」
「ぼ・・ぼく戻っていい?。」
「まった!」後ろから腕をとられる竹中
「まだ容疑は晴れていないわ、下着ドロかのぞきの可能性もあるわね。
先生を呼んだ方がいいかしら。」「!!そんな・・ぼくは・・」
下着を手にとった所を見られた以上、言い訳ができない。
「ど・・どうすればいいの」
「ん〜。そうねえ・・じゃあ、みんなの背中を流してもらおうかしら」
「そ、そんなの・・だ・駄目だよ・・。」「大丈夫、目隠ししてもらうから。」
竹中は従うしかなかった。
目隠しのまま浴場へ連行される竹中、目隠しの他は手ぬぐい一枚しか与えられず、
見えてないかと不安で気が気でない。(実際はいろいろとはみだしてるが。)
槍溝「6年3組女子諸君!特別サービスでっす!」
盛り上がる女子達。「竹中く〜ん、背中ながして〜。」「洗ってあげる〜」
すっかりおもちゃにされる。
下半身も何度かしごかれたが、絶妙な寸止めで出す事は許されない。
風呂からあがると槍溝が口を開く「がんばったからご褒美ね。」 竹中「えっ?」
とたんに目隠しが外されると、そこには全裸の数人の少女がたっていた。
竹中は生まれてはじめて女の子の裸を目にしてしまう。
ようやく解放されたのはいいが、強烈な刺激を受け、出したくて仕方がない。
どうすればいいのかはわかるのだが、運悪くどこにも一人になれる場所が無い。
「逆セクハラ〜」うろうろしている内に後ろを取られる竹中
槍溝「大変な事になってるわね。出したくて仕方がないでしょう?
すっごいオカズを用意してあるんだけど〜 くるでしょ?」
誘惑に駆られ槍溝の部屋へ行く竹中。
中では女子が何かを取り囲んでおり異様な興奮につつまれていた。
中央では、男女が絡み合っており、知識の乏しい竹中でも直感的に
”なにかえっちな事をしている”のがわかる。
中央の二人は、周りなど見えていないようにお互いの体をまさぐっている
見守る女子の中には下半身裸で自慰行為に耽る子もいる。
槍溝「あなたも下を脱がないと着替えたばかりの下着をよごしてしまうわよ」
もはや、何も考えられない竹中は言われた通りに下着を脱ぐ
再び槍溝は竹中の股間に手を伸ばしささやく「今度は出してあげるからね。」
中央で絡み合う二人の正体が気にはなるのだが、今は自分が今されている事
にしか集中できない。
やがて中央の二人が絶頂を迎え、男の子の方が声を上げた。
「ふ・・深谷さん!! 出るっ!!」
それは聞き慣れた声だった。 竹中は思わず声に出してしまう「榎木くん!?」
我にかえった拓也が声のした方向を見ると下半身を丸出しにして果てている竹中の姿があった。
拓也は、自分の友人には誰にも秘密にしていたが行為を見られたショックで固まっている。
竹中も見たショックと見られたショックで動く事もできない。膠着状態がしばらく続く
「ありゃー まずいなー」予想以上の展開にわくわくしていた
槍溝だったが、場の空気を壊すべく大声で切り出した。
「見回りが開始されたとの情報が入ったわ。直ちに撤収して!」
我に返った竹中と拓也は急いで部屋にもどり、槍溝はしな子を自分の布団に隠す。
嵐のように撤退が終わり落ち着いてきたが一向に先生が来る気配は無かった。
<槍溝としな子>
しな子「あれ、榎木君達に気を使ってくれたんでしょ?
先生なんかこなかったもん。」
槍溝「・・・・・バレたか。」照れる槍溝。
<竹中と拓也>
拓也は深谷との関係を、竹中は今日起きた出来事を拓也に語った。
お互いの秘密や悩みを打ち明ける事ができ、ようやく表情も明るくなる。
拓也「でも・・他の人にはやっぱり・・秘密だよ。」
竹中「うん!」
おわり