ファスナーをおろされながら少女は心臓が口から飛び出すほどドキドキしている。 
(ああ、私) 
味の助に抱かれるのだ、と思った。好きな少年に処女を捧げることに迷いはなかったが、これから踏み込んでいく世界に対する怯えも大きかった。息苦しいほど恐ろしい。 
(味の助君) 
少年がファスナーをおろし終わり、ジャージの前を開く。冷たい空気が入ってきて自分が脱がされているということを強烈に実感した。少年の動きが止まる。目を瞑っていてもいまやTシャツ一枚に覆われているだけの体を熱く見つめられていることがわかる。片腕ずつ袖を抜かれて本当にTシャツだけになってしまった。これを脱がされると、下着はない。 
少し間を置いた後、少年がTシャツに手を書ける。少女が身を固くする。羞恥と、彼に身を任せるのだという決意の狭間で揺れるように、腕が胸を掻き抱いては解き、解いては掻き抱きを繰り返す。 
ゆっくりとTシャツが捲くられる。 
 
 
 
 
 
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Tシャツの下にはびっくりするほど白い肌が隠れていた。正確に言えばそれほど白いわけではないのだろうが、普段見慣れている健康的に焼けた少女の肌と強烈なコントラストをなしていて、女性経験のない少年ですら息を飲む。 
少女が戸惑うように腕で胸を隠そうとする。そのまままTシャツを捲り上げて頭を抜き、次に腕を抜いた。 
「あ、」 
声を上げて胸を隠す少女。少年も心臓が破裂するのではないかと思うほど激しい興奮に包まれていた。そのまま、ジャージのズボンに手をかける。 
「ああ」 
上ずった声があがった。下着ははいていないはずである。引きおろすと片手が降りてきて前を隠した。 
 
 
 
 
 
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少女は燃えるような羞恥と苦しいほどの興奮に包まれていた。生まれてはじめて全裸で男の前に体を横たえているのだ。しかも夕刻とはいえ明るい時間だ。カーテンを閉めた部屋の中も十分すぎるほど明るかった。このまま恥ずかしさで死んでしまうのではないかと思うほどだ。 
「かおりちゃん、腕をどけてくれる?」 
「あ、味の助君。私恥ずかしい…」 
搾り出すように応える。この恥ずかしさを汲み取ってほしかった。 
「かおりちゃんを、見たいんだ」 
心の中で絶望の声をあげた。 
(恋が魔法って本当だったんだ) 
こんなに恥ずかしいのに、恋しい少年に一言かけられただけで、体を隠す手をどけなければという気持ちになった。懸命の努力で胸と前を隠していた手をずらした。少年がじっと待っている。 
(ああ、気絶しそう) 
彼女の年頃には残酷なほどの決意で両手を体の横に動かした。見られているという強い羞恥心と、彼にだけ初めて見せるという喜びが頭の中でない交ぜになってこころがばらばらに壊れてしまいそうだった。その気が狂うほどの努力は少年のたった一言で報われた。 
「きれいだよ」 
 
 
 
 
 
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目の前で少女が震えながら腕をどけ、体を見せるのを見ているとこちらにまで彼女の恥ずかしさが伝わってくるようだった。今、彼の前には生まれてはじめて見る異性の全裸が横たわっている。 
美しい体だった。 
まだ幾分幼さを残すものの、水泳選手に特有の広い肩幅と引き締まった体ははじけるような命を感じさせる。そうしてまぶしいほど白い水着の跡がそれだけでいやがおうにも少年の興奮をかきたてる。彼自身はまだフェチなどという言葉がわかるほどすれていなかったが、普段見える健康的なかおりの水着の下に隠されていた白い肌は、直接的に彼の脳髄に働きかけてきた。 
そして白いふたつのふくらみ。まだ小ぶりで成長しきっていないものの、神秘的なふくらみだった。その上には桜色の小さな乳首が精一杯の自己主張をしている。 
「きれいだよ」 
自然に言葉が漏れた。美しいと思った。 
「ああ」 
少女が声を漏らす。目に見えて体の力が抜ける。よほど嬉しかったらしい。 
「嘘じゃない?」 
顔を赤らめて微笑みながら聞き返す少女。 
「本当だよ。すごくきれいだ」 
「ああ、私、変な体でしょ?」 
水泳で鍛えたため肩幅が広いのを気にしているのだろう。 
「どうしてそんなこと言うの?かっこいいのに」 
「水着の跡が変だし」 
少年がくすくすと笑う。 
「何?」 
不安そうに聞く少女。 
「だって、おかしいよ。かおりちゃん、こんなにきれいなのに」 
「もう」 
恥ずかしげに笑って軽く体をゆする少女。まだ膨らみきってない乳房が心持揺れて少年をどきりとさせる。少女を安心させようとしていたのが、急に少年のほうが切羽詰った気持ちになる。覆い被さって、もう一度キスした。 
 
 
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少年に唇を奪われながら、少女は体を強張らせた。胸に少年の手が伸びてきたからだ。覚悟していたとはいえ、大切に守ってきて物をとうとう捧げると言うことに怯えを感じる。 
(味の助君だから、いいの) 
そう言って逃げ腰になる自分自身に言い聞かせる。 
少年は彼女の胸の手触りを確かめるように手を動かし、それが一層羞恥心を煽り立てる。だが、それにもまして少年の手の動きから今まで知らなかった感覚が送り込まれてくることに戸惑いを隠せない。 
(これが感じるってこと) 
くすぐったいのとは違う、しびれるのとも違う、なんとも言いがたい感覚が胸から広がる。彼が乳首に触れるたびに電気が走るように体がひくつくのをとめられない。そして何より戸惑ったのは自分の一番大切なところが熱く火照って潤んできたことだ。こんな感覚は初めてだった。セックスのときに膣が濡れることは頭で知っていても、いま好きな少年の体の下で自分におきていることに戸惑ってしまう。 
胸がドキドキして翻弄されるような眩暈感に覆われる。 
少年が体をずらした。目をやると、乳首に唇を寄せるところだった。 
「あっ」 
流れ込んできた感覚に思わずのけぞった。 
 
 
 
 
 
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キスしながら触れた胸は思っていたよりずっとやわらかかった。成長途中の胸は彼くらいの少年が思い描く「ボイン」とは程遠く、乳房というにはもう少し足りない。だが、内側から肌を押し上げてくるような弾力に満ちていて、そのくせに夢のように柔らかい。なんど手のひらで感触を確かめても飽きなかった。 
(かおりちゃん、感じてるんだ) 
少年の手のひらが肌を走るたびに彼女は体を震わせ、唇を奪われたまま鼻で小さく声を上げる。その声は柔らかい乳首に指が触れる時に少しだけ大きくなる。 
(もっと感じさせてあげたい) 
少女の初々しい反応は少年を喜ばせ、次の行動に映らせた。体をずらして幼さの残る白い胸をみる。そして乳首に吸い付いた。 
「あっ」 
少女が体を跳ね上げるように小さくのけぞった。だが、上からかぶさっている少年はかまわず幼い乳首を愛撫する。やさしく吸っては舌でくすぐり、一方の胸を手のひらで揉みたてる。技巧などなくともやさしい愛撫に少女は何度も体を震わせ、声をあげる。その声も少しずつ熱を帯びてきた。 
(もう、いいかな) 
そう考えると彼は次の行動に出た。すでに自分のものはずっと痛いほどの硬さになっている。体を起こして下半身に目をやる。叢はようやく産毛を脱して伸び始めたばかりで生え揃っていない。その先に幼い割れ目が透けて見える。震える彼女の足元に陣取り、健康的に日焼けした脚に手をあててゆっくりと膝を割った。 
(これが女の子の) 
よく見ようと手を持ち替え、膝の裏に差し込む。赤ん坊のオシメを換えるような姿勢にした。 
「ああ」 
少女が悲鳴とも羞恥ともとれない声を小さくあげる。目の前にぱっくりと割れ目が現れた。 
 
 
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好きな少年から与えられる胸への愛撫は少女の体を何度もはねさせた。舌が乳首の上を遊ぶたびに体が若鮎のようにはねるのを止められない。生まれて初めて与えられる感覚に何も考えられず、ただかすかに羞恥を覚えながら体を震えさせた。 
やがて少年が身を起こすと脚に手をやって膝を割り始めた。それまで胸に与えられる性愛を受け止めるのに精一杯だった少女は、そうされる心の準備ができていなかった。薄ぼんやりとした頭で何をされているのか気づいたのは、恥ずかしい部分に冷たい空気が触れるのを感じたときだった。 
「ああ!」 
思わず声を上げてその部分に目をやる。膝は大きく割り開かれ、生え揃っていない叢の向こうがまともに彼の視線にさらされている。脚は高く上げられて赤ん坊のように恥ずかしい格好だった。そしてまさにその部分に迫ろうとする彼の男のものが直立していた。 
「いやっ!」 
恐怖に駆られて思わずそうさけんだ。 
(あんなの無理) 
恥ずかしい姿勢や初めて目にする男のものが少女を軽いショック状態にした。 
「怖い!あたし駄目だよ」 
怯えた彼女は少年から逃れようとずり上がって逃げた。 
 
 
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「かおりちゃん」 
驚いた少年が声をかける。 
「怖いよ、あたしできないよぉ」 
少女が同じ事を何度も繰り返す。目には怯えの光があった。 
(あ、僕…) 
突然、少年は自分が独り善がりだったと気づいた。彼女から告白されたことをいいことに、性急に事を急ぎすぎたのだ。 
(かおりちゃんがはじめてだって事を考えないで、自分ばかり先走って) 
激しい後悔が胸を締め上げる。頭が真っ白になる。 
「う、うわあああああ!」 
少年はいきなり声を上げて泣き出し、突っ伏すと、いきなりかおりの膝を割って少女の一番大事なところに顔を突っ込んだ。 
「きゃぁ!味の助君やめてぇ!」 
いきなり豹変して荒々しく迫ってきた少年に、彼女はなすすべも無く膝を割られ、一番恥ずかしいところを許してしまう。 
声を上げて体をゆすり逃れようとするが、ががっしりと太ももを肩にかつがれてはどうしようもない。荒々しくその部分を蹂躙する舌に鳥肌が立つような悪寒を感じながら、一方で胸のときとは違う腰を揺さぶるような性感に流されそうになる。。 
「おねがい!あ!あ!おねがい、味の助君止めて!許してぇ、あうっ」 
嘆願の声は少年の舌が小さな肉の芽を捕らえたために中断した。これまでとはまったく違う鋭い感覚が体を突き抜けて少女の体をはねさせる。 
少女の哀願もむなしく、頭が白くなったままの少年はその部分をむさぼった。あふれる愛液をしゃにむに舐めとり、肉の芽をくすぐり、肉の奥に舌を差し込んでまだ膣内にとどまっている愛液を掬い取る。だが、突然彼は凍りついたように動きを止めた。 
(う、舌が痺れる。なんだろう、この感覚…、こ、これは…あのときと同じ…) 
舌から広がる愛液のかすかな味が脳髄を直撃し、電気のように脊髄を走り抜ける。全身に鳥肌が立ち、味覚が刃物のように鋭くなった。愛液の舌ざわり、味わい、こく、まろやかさ、温度、手にとるようにわかる。天才が発動した瞬間だった。 
(まんこの声が聞こえる) 
 
 
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突然、あらあらしい少年の動きがとまった。ショックで震え、声のでなくなった少女はやったのことで何が起きたのかと覗き込む。恥ずかしく割られた太ももの間で、思いを寄せる少年が大人のような顔をしている。額に手をあて何かを考えるような表情。眼は少女のまだ淡い叢を凝視している。 
(いやぁ!) 
練習漬けではかなうまいと思いつつも、大事に育てていたロマンチックな夢ががらがらと崩れ去る。もうわけがわからず考えることも言葉を出すこともできなくなった少女の股間で少年がすっくと立ち上がった。 
「わかったよ、かおりちゃん。わかったんだ。すぐ戻ってくるから、待っててね!」 
そういうと、股間を腹につかんばかりに勃起させたまま全裸で部屋から飛び出していく。少年はどたどたという足音を残して階下に消えた。 
 
少女は一人残された。言葉も、涙も出なかった。何もまとわない姿のまま少女はベッドの上に横たわったままだった。膝を抱え丸くなって眼を瞑った。外の世界を拒絶するように。嗚咽だけがとまらなかった。やがて、涙が流れてきた。 
 
 
 
 
 
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どたどたと階段を駆け上がってくる音が遠くに感じられる。ドアが勢いよくあいて少年が入ってくる音が背中で聞こえる。 
「かおりちゃん、できたよ!」 
丸まっていた体を伸ばし、振り返って後ろを見た。少年が手に皿を持っている。 
(また料理…) 
悲しい笑いが頬に浮かんだ。どうして今、ここで料理なんだろう。わけがわからない。体を起こして体育座りをする。胸が気になって、腕で隠す。自分の足先を見つめた。少年はベッド横に立っている。 
「かおりちゃん、ごめん。僕、舞い上がっちゃってかおりちゃんのこと見失ってた」 
「…」 
「もっと大事に扱わなきゃいけないのに、ひどいことしちゃった。ごめん」 
「いいの。わがまま言ったの私だし。ごめんね。途中でこわくなっちゃって」 
「ちがうよ。それは違うよ」 
しばらく間があった。 
「で、味の助君、その料理は?」 
まだショックの後遺症か、少女は少年の詫びをそのまま受け入れることができないでいる。足先を見つめながら問い掛けた。 
「考えたんだけど、僕、どうやって気持ちを表したらいいか思いつかなかったんだよ。だから、自分ができることを考えたんだ。そうしたら、料理しかないって思って」 
再び間。 
ぷっと、少女が噴き出した。顔が困ったように笑っている。ようやく少年のほうを向く。 
「味の助君は、いつも料理のことばかり考えてるんだね」 
「え、いや、そういうわけじゃないけど」 
「まいったなぁ。もう」 
「ごめん」 
「そうじゃなくて」 
顔を赤らめながら笑いをこらえている。 
「前隠してくれなきゃやだ」 
「あっ」 
少年は全裸のままだった。さすがに股間のものは力を失って萎えているが、およそまじめな顔で詫びを入れるにふさわしくない格好だ。あわてて右手で股間を抑える。 
「ね、横に来て」 
「う、うん」 
右手で股間を隠し、左手で皿を持ちながらベッドに上がる少年。二人で、裸のまま体育座りで並ぶ。 
「これはトマト?」 
「うん。すぐに作れる暖かいものがいいと思って。クラッカーの上にトマトとチーズを載せてオーブンで焼いたんだ」 
当然それだけではないが、全裸で細かい話をしても仕方ない。 
「食べていい?」 
「もちろんさ、かおりちゃんのために作ったんだ」 
少女がちらりと少年を見て頬を赤らめる。一枚手にとってかじってみた。噛み切られたトマトが口の中でぴゅっと汁を吹く。とろりとした暖かいチーズが口の中で広がった。 
「おいしい」 
目を瞑って微笑む。じっと横で見ている少年。 
「味の助君はきっと、料理が一番すきなんだね」 
「そ、そんなことないよ」 
言外の意味を察して否定する少年。 
「いいの。そうでなきゃ嫌。私は一所懸命料理を作っている味の助君が好きだから」 
「…」 
「でもね、覚えていて。私が一番好きなのは、味の助君だよ」 
「あ、だめだよ!」 
急に大きな声を出す少年に少女が体を硬くした。 
「僕だって、水泳を一所懸命しているかおりちゃんが好きだよ」 
びっくりして大きく見開いた少女の目から、やがてじわりと涙があふれてきた。 
「あ、かおりちゃん…」 
心配そうに覗き込む少年。 
「味の助君、初めて『好き』っていってくれた…」 
「…」 
「嬉しいよぉ、味の助君……ああ、私今日泣いてばっかり」 
 
 
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涙で頬をぬらしながら少女が少年の方を向く。恐ろしくて、これまで口にできなかった問いがある。今日、彼に想いを告白した。くちづけを交わした。最後まで行ってはいないものの肌まで重ねた。だが、ひとつだけ聞いてないことがあった。 
それを聞けば何もかも壊れてしまうかもしれない。でも、今聞こうと思った。 
「味の助君、私を彼女にしてくれる?」 
「え? う、うん。ぼくなんかでよかったら」 
少年は真顔で答えた。 
「ああ、うれしい」 
腕を少年の腕に絡めてよりそった。 
「夢みたい」 
「夢じゃないよ」 
「夢じゃないのね」 
「夢じゃない」 
ああ、ともう一度ため息を漏らして少女が少年の肩に頭をあずけた。ふと、少年の手にある皿にまだトマトチーズクラッカーが残っているのが眼に入る。左手を延ばしてつまむと少年のほうに微笑む。小さな声で言う。 
「はい、あーん」 
不意をつかれて驚いた少年の顔が見る見る赤くなる。小さな声で応える。 
「あ、あーん」 
クラッカーをやさしく食べさせてやった。クラッカーを食べる少年の顔を見ながら微笑みあふれてくるのをとめられなかった。 
(やっぱり恋って楽しい) 
 
 
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クラッカーを食べ終わったあと、二人とも無口になった。自然と見つめ合い、キスをする。次第に情熱的なキスになり、やがてベッドに倒れこんだ。 
「ん…味の助君」 
「かおりちゃん、やさしくするからね」 
「うん」 
ささやかれて頬を赤める少女。言葉どおり、少年は彼女のほほにやさしくキスしたあと、うなじへと唇を這わす。 
「ん」 
くすぐったそうに少女が首をすくめるのを見て、うなじから首筋、鎖骨のあたりえとキスを移していく。やがて再び柔らかい胸に到達すると、裾野からいただきに向けて軽いキスを何度も与える。右手は反対側の胸をやさしくもみしだく。 
「あ、あん、ん」 
少女はもれてくる声を抑えようとするが、どうにもならず少年の唇が肌に触れるたびに体を震わせ、声を漏らしてしまう。じらすように頂のあたりを遊んでいた舌が、とうとう乳首をちろりとなめ上げた。 
「あふっ」 
体をのけぞらす少女。それまでシーツをつかんでいた手が少年の首に回される。いつもは水着の下に隠されている真っ白なふくらみの上に、まだ色づきの薄い乳首がふたつかわいらしく乗っている。その部分に少年はしゃぶりついては舌を絡め、吸っては唇でつつきを繰り返した。そのたびに少女が声を上げ、体を跳ねさせた。 
 
 
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やがて胸を離れると、少しずつ少年が体をずらしてキスの雨を降らせていく。へそからわき腹、脚の付け根へと唇をはわせて、とうとう恥ずかしい茂みを目の前にした。 
「かおりちゃん、恥ずかしかったらいいんだよ」 
「う、ううん。味の助君だったら、いいよ」 
少女の言葉をうけて、ゆっくりと膝を割る。羞恥と緊張で横を向いた少女が体を震わせる。目の前に彼女の一番大事なところが開いた。 
健康的に焼けた太ももは鍛えられて内側からはじけそうだ。その小麦色の肌は腰骨のあたりまで続いている。水着のあとは腰骨のあたりから逆三角に狭まって、彼女のその部分まで導くようだった。茂みが薄いため割れ目の部分があらわになっている。 
(こんな風なんだ) 
さっきはパニック状態だったためあまり見ることができなかった。こうしてはじめてみてみると、淫靡というよりは不思議な形をしている。見やすいように脚を広げさせ顔を近づける。見つめられているのがわかるのか、目を閉じて顔をそむけている彼女が声を漏らす。 
(ぬれてる) 
ちょうど女として花開き始めたその部分はつぼみがほころぶように割れ目からすこし中のひだが顔を覗かせている。その部分がぬれていた。その部分に引き寄せられるように吸い付いた。 
「ああ!」 
少女が声を上げる。彼の頭に当てた手に力が入る。彼の動きは先ほどのような荒々しさは無い。その代わりにちろちろと繊細に動く舌があちこちを這い回る。やがて肉の合わせ目の中に舌がもぐりこんできた。 
彼の舌はほんの入り口を這いまわっているだけだが、少女はまるで体の奥まで舌で探られているような気持ちになる。 
「あうん」 
舌が動くたびにばねのように体を跳ね上げさせる。恥ずかしい部分から送り込まれる性感になんども何度も体をゆすられる。やがて彼が肉の芽に舌を遣ると、いっそう鋭い性感が体を突き抜けた。 
 

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