……未だに処女の名残を残す膣肉の生硬さにギチッギチッと軋みながらも、葵の肉壷が鋼鉄のような剛直を呑み込んでゆく。  
 老人の腰の動きは緩慢、としか見えなかった。最初の一突きの倍以上の時間をかけて、ゆっくりと、ゆっくりと、桃色媚肉の海に沈んでゆくドス黒い陽根。  
 花菱翁は決してその財力に物を言わせて良家の婦女をかどわかしたり、怪しげな媚薬を造らせるだけの老人ではなかった。  
豊富な経験に裏付けされた恐るべき女殺しのテクニックさえもその淫棒の芯にまで浸み込ませていたのだ。  
 己の欲に任せて乱暴に突きまくるだけでは、女は決して心の底から屈服する事はない。何百人もの陵辱の黙示録から老人が導き出した答えだ。  
己の肉棒に膣をじっくりと馴染ませ、時間を掛けて肉の悦びに目覚めさせる。ペニスの美味さをその骨の髄にまで叩き込んでやるのだ。  
鞭が痛ければ痛いほど、その後で与えられる飴の甘さが忘れられなくなる。  
そうした老獪さを身につけてから何十人もの処女や淑女を肉体的にも精神的にも完全に己の支配下に置いた、  
その実績がいま葵の躯の上で如何なく発揮されようとしているのだ。  
 じれったくなるような花菱翁の腰の送りに葵の心は千々の掻き乱された。  
(も、もっと! 激しいのをッ! 強いのをッ、下さいっ! )  
地に堕ちたとはいえ、本来の慎み深き気性がそれを言う事を躊躇わせた。  
だが、そうして淫らな心を抑え付ければ抑え付ける程、鬱屈した情欲が彼女の身体を在りうるべくも無い動きへと駆り立ててゆく。  
老人が腰を突き入れるのに呼吸を合わせるかのように、葵の尻がグイと押し付けられる。  
くぐもった淫音を響かせながら老人が逸物を引き抜くのに呼応して、葵も腰を引いた。  
そのまま老人が一物を引き抜こうとすると、幾重にも折り畳まれた微細な肉襞がわさわさと蠢いて太茎に絡んで引きとめようとし、小さな桃尻が慌ててすがりつく。  
腰だ。腰を使っているのだ。  
いかに媚薬に侵されたとはいえ、つい昨日までは未通女だった可憐な少女がみずから腰を遣っているのだ。  
勿論、葵が意図的に遣っている訳があろう筈も無い。  
やはり、こんな純真無垢を絵に描いたような少女さえも、その遺伝子に刻まれた牝の本能には抗えぬということなのか。  
葵の引き締まった臀部が弾むようにクリックリッと動く様を眼下に見下ろして、花菱翁の口元が弛む。  
 
 持ち前の嗜虐心に火がついたのか、花菱翁はとうとう腰の動きを停止させた。  
 だが。  
 ズチュッ、ヌチッ、ジュブッ、グシュッ……  
 浅ましい濡音は止みはしなかった。  
 葵が、葵だけが尻を動かしているのだ。  
 恐らくは己でも意識していないのであろう、葵自身は只々老人のなすがままにされているだけだと思っているのだ。  
 見よ、葵の陶然とした恍惚の表情を。靄がかかったようなトロンとした瞳の奥にはチロチロと官能の熾火が輝き、  
花弁が咲き綻んだかのように半開きのままの唇の端から畳の上にだらしなく涎が糸を引ている。  
 葵の本能が、最も感じる速度で、最も感じる角度で、最も感じる部分を、老人の剛直に擦り付けているのだ。  
 「ゆ、許して下さいましっ……これ以上、されてはっ……おかしくなり……ますぅッ……お祖父様ッ……」  
 甘い鼻声で許しを請う葵。だが一体誰に許しを請うているのか。花菱翁は腰を微動だにさせていないのだ。悦に入った面持ちで、そんな眼下の淫景を見下ろす源一郎。  
 確かに本物の男性器が挿入されているとはいえ、それはまさしく自慰でしかなかった。生まれてから初めてのオナニー。本来ならば、葵の人生の中でも本人の心の奥で最も秘めやかにされるべき筈の記憶は、  
無残にもケダモノのような老人の目の前で開陳される公開自慰へと成り果ててしまったのだ。  
 注意深く葵の腰使いの仔細を観察する花菱翁。彼は葵が小尻を突き出す往路と腰を引く復路では無意識のうちに速度と動きに変化を付けている事に気がついた。  
チロリとはみ出した肉薄の膣襞を捲き込みながら往く時には、飢えた獣が獲物の肉を貪るかのような浅ましさでグイグイと剛棒を呑み込んでゆく。  
だが一気に根元まで咥え込まず往路の途中で小刻みに桃尻をカクカクと震わせているのは、おそらく自分のGスポットに亀頭の裏側、所謂縫い目の部分の起伏を擦り付けているのだろうと源一郎は邪推した。  
どうやら葵はスポットへの横方向の刺激が最も感じるようだ。小刻みなピストン運動の最中に腰を捻って、尻の谷間の間にびっしょりと汗を浮かせてまで必死に快感を得ようとしているのだ。  
 「ひっ……ひィーッ!!」  
 尻たぼがピクンッ、と小さく震える。裏門の小菊がキューッと絞り込まれ、キスをせがむ唇のようにツンと突き出される。軽くオルガズムを迎えてしまったのだろう。法悦の小休止の後、往路の続きを辿る花菱翁のペニス。  
 長かった道程を越えてようやく老人の剛直が根元までズッポリと沈み込んだ。昨夜は半分程咥え込んだだけでヒィヒィと泣き喚いていた葵の膣のこなれ振りに源一郎は頬を緩めた。  
 
 「……血は争えんのう」  
 そんな老人の言葉が、尻に平仮名の「の」の字を書かせながら花菱翁の腰にグリグリと押し付けて快楽を貪るのに夢中な葵の耳に届いているとは思えなかった。  
 膣筒全体で巨大な一物をしっとりと締め付けて再び小さな絶頂を迎え、ペニスは子宮口を折り返し地点とした復路へ。  
その滞在時間は意外と短かったのは、まだ膣奥では感じ方が足りない故であろう。  
クリトリスとGスポットは老人の手馴れた責めと媚薬の効果で急速にその性感を発達させたが、流石に第三の性感帯といわれるボルチオ、所謂子宮口付近の性感帯はまだ開発されてはいないようだ。  
 復路には途中で小休止のあった往路の倍以上の時間をかけてゆっくりと引き抜く。  
ネットリとした本気汁にまみれてギトギトに輝く陽根が可憐な筈の少女の股間からゆっくりと姿を現す一部始終はその光景を実際に目の当たりにした者だけにしか信じられぬ取り合わせであったに違いない。  
 カリ高のエラがラブジュースをグァバァッと掻き出し、ボタボタと畳の上に落ちて、愛液の水溜りを造る。最早畳の吸水能力を超えた大量の露汁が撒き散らされているのだ。  
葵の周囲何畳分かは早急に換えさせなくてはいかんな、と埒もない事を源一郎は思った。  
 カリのエラが膣のとば口から抜けるか抜けないかの微妙な所まで来ると、再び来た道を戻ってゆく葵の牝尻。  
 じっくりと数回の往復を検分した花菱翁の脳裏には葵の膣内の性癖や性感帯の分布が手に取るように解る。  
 そうなれば、いつ終わるとも知れぬ媚薬オナニーを葵にさせておく程の酔狂は花菱翁は持ち合わせていなかった。  
尻肉に食い込ませた指を剥がし、ぬうっと腕を伸ばしてその巨大な掌と比すれば小さく見えてしまう葵の頭の鉢をガッシリと掴んでこちら側に捻り向ける。  
 「……どうした? 一人で腰を動かして? そんなにもお前を女にしてくれたワシの逸物が恋しいのか? ほれほれ、自分から擦り付けてきよるわい!」  
 そこまで言われて、ようやく葵の尻の動きが止まった。  
 「こっ……これはッ……」  
 「ふふふふふ、ワシは毛一筋ほども動かしてはおらなんだぞ。くうわっはっはっはっはっはっ!! 愛い奴じゃ! 素直になればたっぷりと可愛がってやるぞ! うわぁっはっはっはっはっ!!」  
 
 「違いますッ……違うんですッ……」  
 しどけなく開いていた唇をギュッと噛み締める葵。自分には何も恥じる部分が無いのだといわんばかりにキッと花菱翁の顔を見上げた。束の間、だった。  
あの凛とした桜庭葵が、一昨日までの穢れを知らぬ葵が戻ってきたのかと、彼女を陵辱し尽くした当の本人である源一郎さえもがハッとさせられる表情に息を呑んだ。  
 …………だが、それも長く続きはしなかった。自らの破廉恥な振る舞いを恥じるかのように瞼がグッと閉じられ、そのまなじりからは枯れ果てた筈の涙が一筋二筋と零れ落ちてゆく。  
 「……違います……違い……ますッ……違うん……ですぅッ……」  
 「うおっほっほっほっほっ! なんという締め付けじゃ! 流石は弥生の娘だけの事は……いや、母親をも凌駕する、極上の名器じゃわいっ!!」  
 流石の花菱翁も吼えた。それほどまでに素晴らしい締め付けだった。蜜壷全体がまるで万力と化したかのように、凄まじい膣圧で己の分身をミチミチと絞り上げる。  
純潔が散らされる破瓜への拒絶から男根を締め出そうとするだけの処女本能独特の狭隘さとは一味も二味も違う、快楽を貪る事を識ってしまった女の膣肉だけが成し得る桃源郷への誘いだ。  
洪水の如き愛液のヌメりがなければ逸物はびくともしなかったに違いない。  
 ヴァギナの締め方など知っていよう筈もない名家の箱入り娘が、ギチギチと剛直を締め付けているのだ。老人の脳が痺れた。花菱翁は葵の膣の素晴らしさに、我を忘れる程に酔いしれた。  
 ガクンと首が折れた。幾度と無く老人の魔手の前に屈服し、その度に強靭な精神力で立ち直ってきた葵。  
 その葵の腰が、ゆるゆると、動いた。  
 自分でもすっかり覚えてしまった、躯に刻み込まれた前後運動を、あの腰使いで。  
 「……ふふふふふふ……うわぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ、うわぁっはっはっはっはっはっはっはっ……」  
 勝ち誇る源一郎の哄笑。老人の指が再び左右の尻丘にガッシリと食い込んだ。  
 「それぇっ!それそれそれそれェッ!!」  
 じっくりと観察した葵の初めての自慰から推察されるペニスの出し入れの速度と角度、性感帯と彼女特有の性癖の知識に加えて、  
花菱翁の膨大な経験に裏付けされた巧みな性戯とが込められた一突きが葵の煩悶さえも消し飛ばしてしまう。  
 老人離れした暴力的なピストン運動のパワーと、葵が最も感じてしまう激甘の老練なテクニックが交互に、巧みに織り交ぜられて葵を襲った。  
 「いやぁッ! かっ、堪忍してッ! ひっ、あひっ、ひィ〜ッ!!」  
 立て続けに絶頂が襲ってきた。壊れた玩具のように、ガクンガクンと躯を痙攣させて達し続けた。桜色のアヌスがクパクパと収縮を繰り返す。  
 ジュポッ、ジュポッ、ジュポッ、ジュポッ……  
 本人が耳を塞いでしまいたくなるような恥ずかしくも浅ましい響きがリズミカルに繰り返される度に、ヌラヌラと妖しく濡れ光る陽根が姿を表しては再び葵の胎内へと潜り込んでゆく。  
一突き毎に確実に自分の膣が花菱翁の男根に馴染んでゆくのを最早止める事が出来ない。身体だけではない。いつしか心までもがこの悲惨な状況を受け入れてしまい始めている。ドス黒い何かが、確実に葵の心を蝕んでゆく。  
 老人の腕が葵の太腿を抱え込み、深い肉槌を蜜壷の最奥に打ち付ける。漆黒の叢と白髪交じりのジャングルとが激しくぶつかり合い、陰毛が絡み合う。  
 
 「こっ、壊れてッ、壊れてしまいますゥッ!!」  
 名家の令嬢にあるまじき無様なガニマタの格好で啼き叫ぶ葵。  
 激しいストロークを、力のこもらぬ二本の細腕で支えるのはあまりにも困難だった。葵は股間の一点で繋がれたままで人形のように振り回された。  
 「ちっ……世話の焼ける……」  
 強烈なピストンを繰り出しながら老人は器用に葵の躯を捻った。抽送を続けながら葵を仰向けにしようとしているのだ。一突き毎に葵が裏返ってゆく。葵の膣の中で弓形に反り返った剛直が柔襞を掻き抉った。  
 「ひッ……かはぁっ……回るぅッ……回って……ますッ……」  
 強烈な連続絶頂は気を失う事さえも許さずに葵に地獄の苦痛と天国の快楽を交互に与え続ける。最早葵には本当に自分の身体が回転しているのかどうかさえも判断がつかなくなっていた。  
 そして遂に葵は完全に仰向けにされてしまった。  
 「はぁッ……かはァっ……」  
 全身が汗にまみれて淫らにギラついた。額や頬に幾すじもの黒髪をべったりとはりつけたその表情には鬼気迫る程の淫蕩さが滲み出していた。  
あの凛々しさは跡形もなく消し飛び、情欲に潤んだ瞳はもはや何も見えておらず、唇の端からはとめどなく涎が垂れ落ちる。かつての彼女を知る者であれば誰もがこれがあの桜庭葵かと我が目を疑ったに違いない。  
 放心しているかに見えた葵だったが、躯だけは牝獣の本能に忠実に従っていた。緩慢なうごきではあったが、葵のすんなりと伸びた両脚が老人の腰に巻きついたのだ。  
 くびきから放たれた下肢は逞しい老人の腰を抱え込み、その太腿と脹脛でがっちりと挟みつけている。  
その様子はあたかも昨晩の陵辱劇の最中、老人の激しいピストン運動による摩擦から敏感な媚粘膜を護る為にやむを得ず両の脚を絡みつかせたあの姿を彷彿とさせたが、その思惑は全く正反対の方向を向いていた。  
 今や肉欲の虜となった葵は、半ば本能的に己の奥深くまで咥え込んだ屹立をもう二度と手放すまいとして老人の腰をしっかりと抱え込んでいるのだ。  
 しかもそれだけではない。誰に教えられた訳でもない、葵の内側に眠っていた野生の牝の遺伝子に突き動かされて淫らに下半身がうねっている。  
腰を振る度に小振りな柔尻がプリプリと弾み、深い桃割れからは汗と牝汁の混じりあった葵自家製の濃厚なカクテルが滴り落ちた。  
 「まっ、またッ……いくッ!! いきますッ!! このままではっ、し、死んでっ、死んでしまいますッ!! 死んじゃいますぅッ!!」  
 
 花菱翁の腰に回した葵の脚が僅かに緩んだのは、挿入からどれぐらい経った頃だったか。  
常人離れした老人の膂力をもってしても腰を数センチ動かすのがせいぜいだった葵の太腿の挟み込みが、ペニスをフルストロークさせる事が出来るまでに弛められている。  
 恐るべき獣の本能の成せる業か。ただひたすらにグイグイと腰を押し付けて膣奥に男根を咥え込むよりも、寧ろ主導権を老人に譲り渡して受身になった方がより大きく深い快楽が得られる事に葵は気付いてしまったのだ。  
 いや、ただ一方的に受けに回っただけではない。自分からも積極的に腰を使い、男根の抽送速度を速めて摩擦を大きくし、強弱を付けてリズミカルに子宮を刺激した方が気持ちが良いのだ。  
 老人が腰を引く時には脚の力を緩め、突き出す時には自らもペニスを迎え挿れるように老人の腰を抱え込む。  
「ひっ……ひィーッ!!」  
 二人はまるで息の合った恋人同士のような腰使いで快楽を貪りあった。すっかり馴染んだ剛直と蜜壷はますますストロークのスピードを上げてゆく。  
 クリトリスの裏側。粒肉がびっちりと凝集する葵のGスポットが容赦なく老人のカリ高のエラが抉り毟られる。これまでのアクメの大波を遥かに超える、絶頂の大津波が徐々に近づいてきているのを葵は感じていた。  
 「はうぅッ!! イッ、イきますうッ!! おかしくッ、なりますっ!!」  
 その大津波に呼応するかのように花菱翁が声を漏らした。  
 「ぬっ……ぐうっ……堪らんわいっ……出すぞ、桜庭の娘ッ!! 蜜壷の奥まで注ぎ込んでくれるわッ!! 子宮にぶちまけてくれるっ!! ワシのザーメン、しっかりと受けとれいッ!! そして……ワシの子を孕むのだッ!!!」  
 「ああっ!! お、お祖父様ッ!! 葵はっ、葵は……いっ……いきますぅッ!!……ああッ! いくッ! いくぅッ! いくぅ〜〜〜ッ!!」  
 我慢の限界に達した撃鉄が白濁の銃弾を叩いた。小便かと錯覚するほどの膨大な精汁が老人のペニスの鈴割れから迸った。たちまちの内に狭い蜜壷を満たした精液は二人の結合部から火山が噴き上げるマグマの如く噴き出してきた。  
 「あっ……ああ〜〜〜〜〜〜ッ!!!」  
 葵の胎内でドス黒い欲望が爆ぜた。我慢の限界に達した撃鉄が白濁の銃弾を叩いたのだ。小便かと錯覚するほどの膨大な精汁が老人のペニスの鈴割れから迸った。  
たちまちの内に狭い蜜壷を満たした精液は二人の結合部からマグマを噴き上げる火山の如く噴き出してきた。パックリと割れた鈴口からは大量の白濁樹液が渦を巻きながら放出される。灼熱の毒液があっという間に狭隘な蜜壷をなみなみと満たす。  
 「ひィッ……あ、熱ひッ……」  
 二人の結合部からは大量のザーメンが溢れ出して畳にボタボタと零れ落ちた。それでも老人の勃起は衰える事を知らないかの様に精液を迸らせ続けた。  
 頤を突き上げ、四肢を震わせて、全身を弓形に反らせて、膣を絞って、己の全身で絶頂を表現する葵。断末魔の如き痙攣が長々と続き、そして体中の全ての力を使い果たしたかのようにガックリと弛緩した。  
何もかもを諦めたその瞳には最早、光はない。  
 「むっ……うむっ……んっ、ふぅッ……ふふっ、久し振りに満足したわい……どれ、ようやく観念したようだな。なに、ワシの言いなりになっておれば悪い様にはせん。  
女の悦びの真髄をとくと教えてくれるわ。ふわっはっはっはっはっ! うわあっはっはっはっはっはっはっはっ……」  
 暗闇に響く老人の哄笑を、葵は虚ろな気持ちで聞いた。  
 
 
 
 ……明日は大事な日だ。葵は自分にそう言い聞かせながら丁寧に、隅々まで躯を磨くようにして洗う。  
 湯を弾く白い肌。一ヶ月前は透き通るような輝きに満ち溢れていた美少女の肌は、今やその内側から何やら妖しい艶かしさを放つ、  
成熟した女を感じさせる肌に変化していた。目の肥えた者であれば葵のその容姿とは裏腹な彼女の性体験の豊富さを看破してみせたであろう。  
 もうあの頃とは違うのだ。  
 そう。男を識った女の肌だ。  
 二の腕を洗う葵の脇の下からヌッと手が伸びてきて、たわわに実った泡まみれの胸乳を鷲掴みにした。  
握り潰されて揉みくちゃにされながらも皺枯れた指先を押し返す弾力は、以前の只々柔らかいばかりの葵の乳には無い張りだった。  
 大きな掌に弄ばれて乳房をなされるがままにされながら、葵は頬を染めて項垂れた。整った眉が歪み、眉間には皺が刻まれる。  
 もう一本、背後から手が伸びてきて両の膨らみが揉みしだかれる。無骨な指が乳首を摘み上げた。この一ヶ月で葵の躯を通り過ぎた陵辱の嵐と淫猥で苛烈な責めを思えば、  
泡の中から縊り出された乳首の色だけは未だに初々しいコーラルピンクを保っているのは奇跡と言ってもよかった。  
 もうこのような行為に馴らされてしまったのか、はたまた諦めの境地に達しているのか。  
葵はそれ程抗いもせず、僅かに顔を曇らせただけでそのまま躯を洗い続けた。檜の桶に湯を汲み取り、肩口からそれを浴びる。  
 泡の下からはすっかり女らしさを増した裸身が露わになった。清楚さすら感じさせていたあの青い果実のような膨らみは、今がまさに食べ頃といわんばかりの成熟度だ。  
うっすらと脂肪を纏ったムッチリとした肉厚の躯は、まさに凄艶とさえ言えるだろう。  
 露わになったのは葵の躯ばかりではなかった。葵が腰掛けていたものの姿も堂々と現れたのだ。  
 
 花菱翁であった。老人の胡座の中にすっぽりと収まる格好で、老人とは思えぬその体躯を椅子代わりに葵は湯浴みをしていたのだ。  
 しかも。葵の股座では野太い剛根が深々と突き刺さり、桃色媚粘膜を捲り返している様が洗い流せなかった泡越しに透けて見えた。  
葵は花菱翁に股間を串刺しにされたままで躯を洗っていたのだ。  
泡の切れ間から覗けるラヴィアの外縁部にはアーモンドピンクのメラニン色素が沈着している。  
葵のヴァギナがこの30数日余りの間に咥え込んだ陳べ数百本の生男根と太さも長さも様々なバイブレーターがバージンピンクの襞肉をくすませてしまったのだ。  
 もう一度、葵は桶に汲んだ湯を浴びて残ったシャボンを洗い流す。すると少女と老人の結合部は浴室の明かりの元に全てを曝け出した。そこには更に目を疑うような光景が広がっていた。  
 葵のクレヴァスを貫く太茎は半透明で、幹の内側ではまるで蛙の卵のような小さなボールがグリグリと蠢いている。  
しかも竿の途中からは親指程の細幹が枝分かれしており、その先端は目に見えぬ程の速度で振動している。  
葵の股間に突き刺さっていたのはバイブレーターだったのだ。花菱翁の最大勃起時に勝るとも劣らない野太いモノが根元まで埋没していた。  
分岐した小枝の先は激しい振動を葵のクリットに送り込む。  
真性包茎だったクリトリスもすっかり剥け癖が付いて、包皮をその根元まで脱ぎ捨てている。米粒大だった小さな処女肉芽は今では小指の先程までに肥大成長して瑪瑙色に濡れ煌めいていた。  
 「どれ……」  
 老人の指がバイブの基底部に伸びてそこにあるダイヤルに触れた。  
 「あはンッ!」  
 バイブの振動を強くしたのだ。葵の腰が跳ね上がった。大人の玩具に隠れていた部分がチラリと覗いた。  
 
 やはり葵は老人に貫かれていた。前ではなく、後ろで。葵の裏菊を太い血管を浮かび上がらせた剛直が深々とめり込んでいたのだ。  
可憐だった肛門が伸び切った輪ゴムのように張りつめている。放射線状の深い皺もここまで太いモノを呑み込まされては影も形も無かった。  
 だが、これほどの剛棒に串刺しにされていながら、葵の表情には一欠けらの苦悶もない。  
一ヶ月前までは清純な美処女だった葵が、今ではすっかり菊肛交合に馴らされてしまった証だった。  
 「お爺様……せめて、せめてお風呂では……辛過ぎます……」  
 「ふふっ、お前の躯は悦んでいるようだがな」  
 「……」  
 花菱翁の言う通りだった。ウネウネと蠢くバイブをグイグイと膣奥に引きずり込みながら、玩具の端からは溢れ出したラブジュースを滴らせている。  
バイブレーターの小枝はいまやクリットの根元に完全に密着し、充血して更に腫れ上がった肉真珠は弾けそうなまでの限界勃起を見せつけていた。  
 桜庭の家には花菱翁が自ら連絡を入れた。電話口に出た弥生はその瞬間に全てを悟ったのだろう。  
何か言いたそうなかつての雌奴隷に老人は上手く処理をしておけとだけ言い捨てた。彼女にも彼の恐ろしさが判っているのだろう。  
彼に目をつけられた獲物は決して逃れる事が出来ないのだ。どうやら桜庭の家では葵は一ヶ月ほど旅行に行っている事にしたらしい。  
 「葵、動いてみろ」  
 「……は、はい、お爺様……」  
 葵はそっと瞼を伏せると、緩々と腰を上下させ始めた。肛門の薄い肉環が裏返り、フレッシュピンクの排泄出口が垣間見えた。  
 「ふふっ、相変わらず素晴らしい締め付けだ。毎晩励んでいるようだな」  
 「……そんなっ……くぅッ……は、励んでいる、だなんて……」  
 「ふははははっ、よいよい」  
 葵の躯には男を悦ばせるありとあらゆる手練手管が仕込まれていた。寝ている間にも膣と肛門の前後の穴に器具を装着して、二孔の感度を高めながら括約筋を鍛えぬいた。  
過酷な特訓の成果で、今では前後のどちらの孔でもバナナはおろか人参や大根までをも切断してしまえる程の強烈な締め付けを身に付けたのだ。  
 その強烈な肛門括約筋の力を最大限に発揮して老人の剛直を締め上げて擦り扱く。並みの男であれば30秒と保たない筈だった。だが花菱翁は涼しい顔で言い放った。  
 「……この躯ならば青二才のあの若造を篭絡するなぞ赤子の手を捻るよりも容易かろうて」  
 「……」  
 一心に腰を振り乱して悦楽を貪る葵の恍惚の表情が、一瞬曇った。だが、幸いにも彼女の背後の老人の側からはその表情の変化は伺うことは出来ない。  
 
 
 「明日の手筈は飲み込んだか?」  
 「……はい、お爺様」  
 老人が葵をかどわかし、酸鼻を極める凄惨な陵辱に及んだのは何も彼女を牝奴隷に堕とす為だけではなかったのだ。  
願わくば花菱翁の子を葵が身ごもるのが最善の道だったのだが、数リットルにもなろうかとする源一郎の精を子宮に注ぎ込まれても彼女が妊娠する事はなかった。  
 その可能性が殆ど皆無に等しい事は花菱翁にも判ってはいた事だ。薫の父親、息子の優二を得た事ですら奇跡に等しいとまで主治医に言われたくらいだったのだ。  
 彼は無精子症だった。精液中の精子の数が異常に少ないのだ。  
若い頃はそれを幸いとばかりに陵辱した婦女子には悉く膣内で思う存分に精を放った。優二の母親は単に奇跡的に源一郎の子を宿したというだけでめとったに過ぎなかった。  
 しかし源一郎が齢八十をこえようとする今、後継者の選定が急務となった花菱財閥の為に今や花菱翁の血を引く唯一の人物、  
数年前に出奔した花菱薫その人か、あるいはその子供だけでもなんとしても取り込む必要に駆られているのだ。  
桜庭葵はその為の最終手段として肉体調教を施され、花菱家の刺客として、或いは甘美な餌として薫のもとへ差し向けられるのだ。  
 「……あ奴の動向は屋敷を出た時から逐一監視しておるのだ。1日24時間の盗聴によって、起床時間、就寝時間、食事はいつ何処でどんな物をたべたのか、  
電話をはじめとするありとあらゆる通信の傍受、経済状態、友人の身元調査、マスターベーションの回数、性行為の有無……今までのセックスは合計14回。  
そのうち風俗に行ったのは8回……大した経験も積んでおらぬひよっこではお前の躯の前には一溜まりもなかろうて」  
 「……」  
 「ふふっ……未だにあ奴の事を想うておるのか?」  
 「……もう私の心も躯もお爺様の物です……お爺様専用の……め……雌奴隷で……ございますッ」  
 僅かに言いよどんだのは、いまだ心の片隅に許婚への思慕が残っているからなのか。  
 「ふふっ、言いよるわい……しかし暫くの間、お前を抱けぬのが口惜しいわ……どれ、最後の晩だ。お前の好きな獣の体位で嵌めてやろう。尻をこちらに突き出せ」  
 「はい、お爺様……」  
 葵は老人の胡座の上で良家の子女にあるまじきガニ股で踏ん張り、裏菊に打ち込まれた肉の楔を自分で引き抜いた。そして犬のように四つん這いにになり、小振りなヒップを高く掲げ上げた。  
ヴァギナに深々と突き刺さったバイブレーターも引き抜こうとして、白魚のような細い指先がその基底部に掛かろうとした瞬間、老人が待ったをかけた。  
 
 「特訓の成果を見せてみろ。自分で玩具を押し出すのだ」  
 「……はい」  
 葵が一際高く尻を上げた。  
 「んっ……」  
 瞼を閉じて息むその表情は、何日も溜めた宿便をひり出そうとでもしているかのようだ。だが今は排泄するべき固形物は後ろではなく前の孔を塞いでいるのだ。  
 この一月で括約筋の動かし方のコツを会得した葵が、その技を披露するかのようにバイブレーターを押し出そうとする。  
 膣を締め込むのと同時に、裏の菊門がキュッと絞り込まれる。  
 ミチッ……ミチッ、ミリミリッ……  
 じりじりと、ほんの僅かづつではあるが、確実にバイブレーターは来た道を戻りつつある。  
握りの部分まで葵の中に嵌り込んでいたバイブレーターがその姿を露わにしてゆく。だが大人の玩具も負けてはいなかった。  
このバイブレーターに仕込まれた極小無数のシリコンボールによる二重螺旋ヘリカル揺動は女膣に自らを捻じ込む最高級品なのだ。確かに葵の肛門括約筋は鍛えられてはいたが、  
断続的に締め付けるその力は目を見張るものなのだがその力を長時間持続させるのはなかなかに困難な事であった。  
その間隙を突いて、言葉通りにバイブレーターは葵のヴァギナを突き進んで行くのだ。  
 まさに一進一退の攻防。  
大人の玩具は頭を振りながらおんなの奥に潜り込もうとするのだが、葵の膣圧がそれを凌駕しつつあった。やがてバイブ潜り込む速度よりも葵の膣がそれを  
ヒリ出すスピードが上回りだした。  
 もう太幹の半分以上が露出した時点で勝敗は決していた。遂にバイブレーターは泡立って白濁した愛液をべっとりとこびり付かせながら、ゴトリと浴室の床に転げ落ちたのだ。  
 さしもの葵も荒い息遣いで喘いでいたが、それでも尻をより一層高く掲げ上げて老人の目の前に羞恥の器官を開帳するのだった。  
 「どうぞ……」  
 獣のような体位で犯される屈辱に身を揉んで泣き喚いたのが遠い昔のようだ。  
今では背後から貫かれる期待感にクレヴァスから誘い水を滴らせるまでに調教されてしまった事に感慨深いものすら覚える葵。  
 桃尻肌に老人の指が食い込んだ。  
 ズンッ。  
 物も言わずに花菱翁は一息で串刺しにした。  
 「あはァッ!!」   
 仰け反る葵の口からは甘い吐息が漏れた。  
 ジュポッ、ジュポッという淫らがましい水音が浴室独特の反響を伴って響き渡った。濡れた肌と肌がベチンベチンと音を立てて打ちつけられあう。  
 老人とは思えぬ力強いストロークに、自らも腰を使って応える葵。祖父と孫程も歳の離れた男女の交合がひたすらに続いた。  
 
 「あ……あのっ……お、お爺様……」  
 言い難そうに、後ろを振り返りながらもじもじと身を揉む葵。  
 「何じゃ」  
 「そ、その…………ッコが……」  
 「ん? 聞こえんな」  
 「オ……オシッコが……も、漏れそうなんです……ど、どうか……行かせてくださいまし……」  
 頬を赤らめて訴えかける葵。どれだけ穢されたとしてもそこは名門・桜庭家の跡取り娘。さすがに浴室で、しかも人前での排泄放尿など出来る訳があろう筈も無かった。  
 「構わん。繋がったままで垂れ流して見せい」  
 花菱翁にそう命ぜらて、葵はがっくりと首を折った。よはりやるしかないのか。どこまで生き恥を晒せばいいのだろうか。小水だけではない。毎朝の排便や生理の血までをも見られた今となっても、葵の心は恥辱に啼いた。  
 「……そ、それでは……粗相、させて……頂きます……じっくりと、ご覧に……なって、下さい……」  
 涙交じりの声が、凄惨な台詞を搾り出した。よほど我慢していたのであろう、言うが早いか、葵の股間から黄金の水条が勢い良く噴き出した。  
 「ふふっ、溜め込んでおったな。凄い勢いじゃわい」  
 朱に染まる葵の貌はまさに恥らう乙女そのものなのだが、恥ずかしげも無く小便を迸らせる下半身の有様は一月前、強制的に排尿させられたあの葵とはとても同一人物とは思えぬ程の淫蕩さを漲らせていた。  
 膀胱に溜め込んだ黄金水を一滴残らず出し切ってしまってから葵は身震いした。放尿を見られて興奮したのか、その瞳は被虐色に濡れ、頬を上気させながら唇の端からは唾液が糸を引いて零れた。  
 桜庭家の跡取娘は完全に花菱翁の手中たる性の淫獄に堕ちたのだった。  
 
 「よいか。明日はお前の全身全霊、あらゆる手練手管を使ってあの男をお前の虜にするの  
 
 「ふぁひ……あむっ……ほひいはま……」  
 葵は自らが汚してしまった花菱翁のペニスを舌と唇で丁寧に舐め清める。  
 「あんな青二才にお前を抱かせてやるのは腹立たしいが、目的の為とあらばそれも仕方あるまい」  
 「……必ず、ご期待に添ってご覧にいれてみせます」  
 一旦、口から吐き出した男根を再び咥え直して、まるで愛しい恋人にでも奉仕するかのように愛撫し続ける葵。  
口中でゆっくりと硬さを取り戻してくるペニスの逞しさを実感しながらも、葵の心は明日の事でいっぱいになってしまうのを止められなかった。  
 
 
 翌日。東京近郊のとあるターミナル駅に降り立つ葵の姿があった。花菱薫が大学からの帰途、この駅で乗り換えるという習慣は既に花菱翁の手の者によって調べ上げられている。  
 葵は人ごみの中に紛れている連絡係の男に目をやった。営業で外回りをしているサラリーマンとしか見えない男が軽く目配せをした。  
薫の尾行係の者から連絡があったのだろう、今のところ薫の動きは予定通りのようだ。葵の周囲には十人以上もの花菱の手の者がいる。  
葵が引き合わされたのはさっきの連絡係の男と、もう一人のバックアップの人間の二人だけだ。  
不慮の事態に備えて他の人間はこの雑踏の中に紛れ込んでいるらしいのだが、葵には誰がそうなのかは全く判らなかった。  
 今日になって薫の現在の姿を写真で見せられた。薫と葵が最後に会ったのはもう十年以上前にもなる。写真の中の青年は優しそうではあるが、どこか昏い眼差しをしていた。  
 (これが……薫様……)  
 写真を見れば自分の胸中にもっと確たる変化があるかと不安交じりの期待もあったのだが、我ながら驚くほど心は平静だった。  
 この一ヶ月余りの連続陵辱調教が、葵から一切の希望や夢を奪い去ってしまっていたのだ。  
 (……こんな穢れた躯で……薫様と添い遂げられる筈も……)  
 諦念が葵の胸中を満たしている。  
 
 (それ以前に……薫様が私の事を憶えていらっしゃるかどうか……)  
 物思いに耽る葵は、花菱の人間が合図を送っているのを危うく見逃すところだった。  
もう葵の背後、十数メートルの距離に長年想い焦がれてきた薫がいるのだ。写真を見せられた時の醒めた反応が嘘のようだった。  
 すぐ側に薫がいるのだ。心臓が早鐘を打った。  
 振り返りたい。振り返って、駆け出して、薫の胸に飛び込みたい。  
 出来ない。出来なかった。薫との再会に身も心も打ち震える一方で、忌まわしい記憶が葵の躯を雁字搦めに縛り付けていた。  
 (やはり……お爺様のおっしゃる通りにするしか……ない……)  
 あくまでも偶然を装って、花菱薫に接近する。そして、己の色香と手練手管を生かして薫を骨抜きにし、精を搾り取って彼の子を宿すのが葵に課せられた使命なのだ。  
 「あっ!!」  
 改札口でまごついてみせる葵を後ろから駆け足で改札を通り抜ける男が突き飛ばした。葵はそのまま体勢を崩して床に倒れる。  
いやがおうにも薫の目を引くに違いない。葵を転倒させたのも花菱家のにんげんだ。ここまでは台本通りだ。  
 万が一にも他の人間が介入してこないように、既に二人の周囲は花菱の手の者で囲まれているのだ。  
 
 「大丈夫ですか?」  
 スッと差し出された手。男性にしては骨張っておらず、指先もしなやかだった。  
 葵の面が上を向く。  
 ドクン……  
 (……薫……様っ!)  
 彼の顔を見た瞬間、葵は一瞬己の役割を忘れた。  
 ドクン……  
 胸の奥がキリリと痛んだ。動悸が速まる。彼女の心が一ヶ月にも及んだ陵辱を越え、十数年の時さえも越えて、幼いあの頃に立ち返る。  
 ドクン……  
 濡れた。股座の奥がカァッと燃え上がり、熱い蜜が蜜壷にジュンと満ち溢れた。  
 ドクン……  
 「あっ、すみません……」  
 指先と指先が触れ合った瞬間。葵は軽いアクメに達した。  
 (薫様っ! 薫様っ! 薫様っ! 薫様っ!!)  
 「ありがとうございます……」  
 薫の手を借りて、葵が起き上がった。  
 熱く火照った頬は、薔薇色だった。  
 

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