まったくあやつめ…私にあんな恥ずかしい言葉を言わせようとは…
私は憤慨しながら寝巻きに着替えていた、少しは最近見直してきたというのに…馬鹿者が。
だが…そういえば、他にも私に色々と言わせていたが…あれは何だったのだろうか?
ふと私は布団を被り、その中で今日の事を思い出す…
そうだ…こう言ったはずだ、でもこれで一体…あぁ!
ようやく私は気付く…なんて事を言わせたのだあいつは!
恥ずかしさのあまりに殺意が湧き上がる…もしも眼前にあいつが居たら私は!
でも…何故だろうか、体が熱い…こんな卑猥な事を考えたからか?
「……んっ」
私は自然に手を足と足の間…股間に潜り込ませていた。
ついさっき考えついた想像の光景を思い浮かべながらに、それは…
ハチベエが迫ってくる…そして布団の上に横になった私の上に乗ってきた…
私達はすでに裸になっている、恥ずかしいとこを見せ合って…
そして体を重ねたのだ…
ハチベエ…あいつは股間から何か太いのを取り出す、
それを見て真っ赤になる私の股間に…アソコへとそれを迫らせていく…
「鳳、ゴム…付けようか?」
「な、生がいいに決まってる…」
私の言葉にコクリと頷くと、奴はそれを股の入り口へ当てた…
「あっ、ダメ!そっちじゃない!ああっ!!くっ・・・はっ!!」
そして挿入されていく…私のお腹の中に…
「ちゃんと奥までとどいてるゥ!!」
そしてあいつは私の中を堪能すると…中に精を流し込むのだ!
「あぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
ドクドクと子種が胎内に入ってきてやつの赤子を産むかもしれないというのに…
私は歓喜しながらその快楽に身を任せ…達したのだった。
「あぁ…、って何を考えているのだ私は!?」
布団を深く被り直して、さっきまでの…自慰という行為をしていた私に恥じる、
あんな…淫らな妄想をしながら快楽に身を投じていた自分を…
だが私はさっきまで股の恥部を慰めていた、手を眺めた…
ねっとりしたので濡れている手を…絡み付いたそれは、まるで妄想の中で出された
あの白い粘液のように見えた…
すると疼いてくる…私の身体が…そして火照って熱くなって、だから私は…
コンコン…
「うぅ〜〜直らねぇぇ〜〜!!って、誰だ?」
ガチャッ…あいつは、扉を開け私を見る…
「鳳!?ど、どうしたんだ…顔が赤いけど…おい?」
「キサマのせいだからな…キサマの…」
「えっ…んっ!?」
私は、その…奴の唇に自分の唇を重ねた…そして、そのまま…
「どうしたのよ、目が真っ赤だけど…?」
「いや…ちょっとな、あはは…」
朝、あきらかに寝不足なあいつを見て首を傾げる天幕、その横を通り私は先に学校に出向く事にした。
「ん?なんや鳳、お前も具合悪いんか?少し顔が赤いで…熱か?」
「大した事ない…大丈夫だ!じゃぁ、先に行ってくる」
確かに熱い…でも額が熱いわけじゃない、お腹の中の…昨夜に想像の中でなく現実の中で、
たっぷり出されたのがまだ熱いのだ…その熱さを感じて私は微笑む。
誰も気付かなかったが、その私の足下は白い粘液の雫が垂れていた…
【おわり】