「んっ…あ…」  
今、私は派手な照明が照らす中で、半裸にされたまま一人の男に抱かれていた…  
そう凄く恥ずかしい声を出しながらに…。  
こんな…こんなとこで、こんな淫らな事をされ気持ち良くなってはならない…  
そう思ってるはずなのに、肌に這うこやつの手の感触を敏感に感じてしまう。  
いつしか自分のその女として開発された身体を、私は恨めしく思っていた。  
しかしまったく不覚だった、まさかこのような場所で、辱めを受けようとは…  
 
「よ、一緒に帰らないか鳳」  
それは数十分前の頃、たまたま学校からの帰路をこやつ…前田ハチベエと共にしたのだが、  
カラオケ屋の前を通り掛かった際にこやつは、また私の歌が聴きたいと、  
ひたすらに情けなく頭を下げてまで頼み込みだしたのだった。  
最初は断った私だったが、それでもしつこく願われて…  
つい恥ずかしながらも一緒に店に入る事にしたのだった。  
「しかし…、あいからわずキサマは歌わないのだな」  
「ははは、こっちは鳳の歌声を聞けるだけで満足なんだよ」  
最近慣れたこやつの性癖とはいえ、私はやれやれと思いつつ呆れていた、  
ただ少し…ほんとに少しだが嬉しさも感じていたのだけどな。  
そしてそんなこんなで、私が数曲を歌った頃…それは起こった。  
 
「う…ううっ!」  
「おいどうした!?」  
突然にうめきだしたのだ!私は咄嗟に心配になり駆け寄るのだったが…  
「駄目だ、も…もう…我慢できん〜〜!」  
「へっ?きゃあぁ!?何を…んっ!」  
近付いた私の小柄の身体を掴むなり、押し倒してくる…  
そしてあろう事に唇を重ねてきたのであった!  
「ん〜〜〜〜っ!?」  
さらに重ねた唇を押し開き強引に舌も入ってきて、口の中を好き勝手に舐めまわされる…  
私の舌にも絡ませてきて互いの唾液が混ざりあってゆく…  
少し前の私なら屈辱とあまりの痴態ぶりに卒倒していたかもしれない、  
もしくは長年に磨けあげた忍びの技で跳ね除けていた事だろう…でも今は…  
「ん〜〜…んっ……」  
そのままハチベエの成すがままにされ続けていた、それどころかむしろ  
この行為を受けていく内に、私は自ら進んでこやつの舌へと、  
自分の舌を絡ませるようになっていたのだった。  
自分でも信じられない、その自らの行いに私は恥ずかしくなり、  
顔が上気して熱くなっていく…胸の鼓動も激しさを増してゆき、  
全身が火照っていくようだった。  
 
そんな自然に淫らな行為に更ける己の身体が…  
まるで自分の物でないようにさえ思えてしまう程に。  
「んあ…ハチベエ…もう私…」  
そして…身体が疼きだしてゆく、もう口だけでは物足りないとでもいうかのように。  
「あん…なんだか切なくて堪らなくて…頼む慰めてくれないか?」  
私は無意識の内に凄くエッチな…卑猥な事を口走ってた…  
「ふむ、そこまで鳳に、おねだりされたら断れないな〜  
よし、いつもみたいに可愛がってあげるぜ!」  
「あ…ああ…すまん…んっ…」  
してきたのはキサマの方だというのに、だが私は全てを任せてしまう…  
そして…一枚一枚衣服を脱がされてゆき、私は生まれたままの姿を晒してしまう、  
先程より更に淫らな性行為を我が身に受けようとしていたのだった。  
「おや?もう濡れてるじゃん鳳のココ」  
「あんっ…!?」  
ハチベエの手が股の間を這う…女にとっての禁断の秘所に男の手が触れられている…、  
熱い…そして敏感になっていて感じてる…そこの奥からは確かに、  
恥ずかしい蜜が溢れていた。  
それは触れたハチベエの手にも、指が濡れ輝く程に付着してたのだ。  
「んっ…んん〜〜っ!」  
「我慢せずに、もっと声を出して反応してもいいんだぜ鳳」  
誰がキサマの思い通りになるものか、どうせ私の声が目当てなのだろ、  
そう私自身じゃなくて…私はせめての抵抗として必死に漏れようとする喘ぎを  
我慢してた、だが…日々繰り返されていた淫らな行いの内に、  
すっかり女として開発されてしまった私の身体は、徐々に理性を薄れさせてゆく。  
 
「や…あぁ…駄目…あぁ〜〜〜!!」  
そして声が出てしまう…快楽に理性が蹂躙され、  
私の身体は本能のまま快感を貧りだしていく…  
「やっぱり歌声もいいんだけど、鳳にはそのエロチックな声が一番だよな」  
「馬鹿…何を…はうっ」  
「だってよ…その声だけは俺にしか聞けない特注もんだろ」  
「え…あうう…あん」  
確かにそう…かも、他の者になど聴かせられない、この卑猥なエッチな声色は…  
コイツにだけに聴かせられる声だ…ハチベエにだけの特別な声…。  
「なぁ、そろそろいいか…」  
ハチベエはズボンを下ろし、その下から既に大きく肥大し起たせてる男の性器…  
その固くなった肉棒を取り出したのだ。  
「あ…」  
いつ見ても…これは凄い、あんなのが私の中に収まるなんて…  
そしてソレは私の恥部に押し当てられた、先が触れて閉じたワレメが押し開いていく…  
卑猥に形を変え今にも中へ入ろうとしていのだ。  
「んっ…ああ、きてくれ…私の中にソレを…ハチベエのちんちん入れて!」  
「おう!しかし…可愛いな、今の鳳は」  
「ば、馬鹿…はう!」  
ズブ…ッ  
きた…入ってきた!私のお腹の中に…膣深くにハチベエのが入ってくる!  
「あんっ…あ…あぁぁ〜〜〜!!」  
中で膣壁に擦らせながら、一番奥にたどり着く…先が子宮口に当たっている…  
「あいからわずきついな…鳳の膣内の締まりは…動くぞ」  
「んあっ…あはっ…いい、気持ちいい…」  
 
中でうごめく肉棒の刺激が次々に快感を生み出していく、  
頭に快楽の波が押し寄せていく…  
「いい…もっと、もっと突いて!ハチベエのを…もっと!」  
私はギュッとハチベエの身体に抱きつき、いつしか自分から腰を動かし迎え入れていた。  
無意識の内に勝手に身体が快感を得ようと動いていく、いや…意識してかも、  
何故ならもう私の頭は快楽を感じる事しか考えられなくなってたから…  
「はぁはぁ…しかし鳳は、普段は言葉数少ないのに、エッチしてると増えるな」  
「あ…あぁ〜〜!だって…好きなのだろ私のこの声…エッチな私の声が…」  
「もちろん!それに…桐乃自身も好きだぜ…」  
ドキンッ!  
突然に名前で呼ぶな…びっくりして胸の鼓動が一気に高まったじゃないか…  
「うぉ!急に締まりが!?もう…いいか、このまま出しても」  
「えっ…あっ…今日は…」  
今日は…かなり危ない日だった…でも…  
「出しても…いい、このまま私の中にハチベエのを注ぎ込んで…」  
今は…欲しかった、例えその結果がどうなっても…  
「うっ!!」  
ドクゥゥ!  
「あ、あぁぁ〜〜〜〜!」  
熱い…奥に熱いドロッとしたのが、流れ込んできてる…  
ハチベエの精液…私の子宮に入ってくる…  
ドクドク…  
まだまだ奥に向かって射精されてるのがわかる、こんなに出して…危ない日なのに  
でも気持ちいい、私もイク…イっちゃう!  
「あはぁ〜〜〜〜〜〜〜!!」  
 
 
そして…頭の中が弾けたのだった…眼の前が真っ白になって…絶頂を迎えてしまった…  
 
 
「ふぅ…まだ頭がぼーっとするな…やり過ぎたか?」  
「抜かずに5回もするからだ、まったく…」  
まぁ私も、10回もイったから人の事は言えないのだけど…  
恥ずかしながら、あの後…続けて性行為に更けてしまってたわけで、  
互いに時間を忘れ夢中になってたのだった。  
ちなみに全て中で受け止めたわけで…お腹の奥は熱く感じていました…  
「む、そういえば今何時だ?」  
「ん〜…げっ!?」  
なんと時計を眺めると既に時刻は深夜になろうとしてたのでした!  
 
「いや〜お楽しみでしたね、こちらで勝手に延長処理させていただきましたよ」  
「ワリカンでいい…?」  
「不覚…」  
予定以上の出費にクラクラになる私達、だが真に不覚だった事があるわけだが、  
それは数ヵ月後にそれは明らかとなるのだったりするわけで…  
だから今は語るのを止めとこう。  
それより今は…  
「さて…皆にどう遅くなった説明をするかだな…」  
しかし結局いいごまかし理由が思いつかないまま、私らは寮に帰ってきていた、  
まずい…あいつは離れに一人住んでるし男だから、きっとうるさく言われまい、  
だが私はそうもいかないだろ、遅くなった理由を聞かれたらどう言えばよいのやら…  
 
色々と思案を頭によぎり巡らせながら寮の門をくぐろうとした時だった。  
「なんや、あんたらも今帰りなんかい」  
「せ…先生、それに弓雁も!」  
突然に後ろから声をかけてきたのは、管理人である雨柳つばめ先生だった、  
それに後ろには月野弓雁もいるが…、  
「あ…あの…その…」  
「えらい遅い帰宅やな、しかも仲良く一緒やなんて」  
弓雁は顔をまっ赤にさせモジモジしながらに、先生はニヤニヤしながらに  
私とハチベエの顔を交互にチラチラと見ていた。  
「あのこれは…ハ、ハチベエとはその…そう少し買い物に付き合いをだな…」  
「そかそか、大変やったな〜鳳…」  
うなずきながらも先生は、ぽんっと私の肩に手を置くそして…  
「いや〜うちら実はカラオケしてたんやけど、ええもん見てきたで、なんやと思う?  
なんと隣の奴らがいきなりエロエロな事をしてたんやで〜くくく」  
……頭が真っ白になった、何?何だと〜〜〜〜!!?  
「いや〜可愛いかったな〜しかし普段は可愛いげ無い無愛想やのに、  
あんなにエロく可愛く悶えてたやなんてな〜」  
一気に顔が熱くなっていく!火が出そうな程に……あの現場を見られていただと〜〜!  
「でもゴムくらいしや〜、なぁゆかり!」  
「は…はい!」  
「ひゃあぁ〜〜〜〜〜!!」  
その耳打ちの内容に私は固まっていた、もうあまりの恥ずかしさに頭が真っ白にとんでた。  
 
「なんだ?何を言われたんだ鳳?」  
「うるさい!うるさい!キサマのせいだ前田ハチベエ〜〜!」  
「え゙ええぇ〜〜〜!!何もしてないぞ〜!」  
「いや〜かなりシタと思うで〜」  
私は懐からクナイを取り出し、その無神経に声をかけた男へと投げ付け追い回してていた。  
あまりの恥ずかしさによって、我を失った私の暴走は深夜過ぎまで続き、  
朝…天幕が玄関先で血まみれで気を失ったハチベエを発見したらしい…  
 
「しかしあれだけシタのに元気ええな〜、今度貸してもらおか、なぁ?」  
「し、しりません!」  
 
【END】  
 

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