「むぅ…なんで私まで…」
「オレだって好きで行く訳じゃねぇよ!!」
休日の昼、前田ハチベエと天幕桜子が並んで歩いている。
2人が向かう先は渋沢龍之介が入院中の病院である。
「だからってあんな変態のお見舞いなんか…」
「仕方ねぇだろ!トドメ刺したのお前なんだから!」
この前、天幕が渋沢を殴り病院送りにしたのだ。
「そりゃあ、あんだけ殴れば先生にもバレるって…」
「はいはい!私が悪いんでしょ!」
「んなこと…誰も言ってねぇだろ」
2人が文句を言いながら歩いていると渋沢の入院している病院につく。
「渋沢の病室はここか…。入るぞー」
扉を開き病室内へ入る。
「はっ!前田君!まだやる気か!?」
「いや、今日はお前の見舞いに来たんだ。天幕も一緒だ」
「何ぃ!?」
渋沢が懐からカメラを取り出すとハチベエが胸ぐらを掴み、囁く。
「オレは今からジュース買いに言ってくる。
その間に天幕に何かあってみろ、てめぇに命はないと思え」
そう言って、ハチベエは病室を出ていく。
「フフフ…。甘いね前田君!
この病室は内側から鍵がかけられるのさ!」
渋沢は身体の包帯を解き、ドアのロックをかける。
「あんた…怪我は…?」
「あ。怪我かい?完治したけど僕好みの看護婦がいてね」
渋沢は天幕に近づく。
「ひ、来るなこの変態がぁ!!」
天幕が拳を振るうと、渋沢はそれを交わし後ろから身体を縛り付けた。
「君が見かけに寄らず凶暴なのは知ったからね。
今回はそうはいかないよ!」
「ひ…そんな…」
「君の目を撮らせてもらう」
パシャ。パシャ。
渋沢はカメラで天幕の瞳を写す。
「いやぁ。いいね。やっぱりその目は素敵だよ」
「……」
「いろんな表情を見てみたいな。
前田君もしばらく帰ってこないし…フフフ」
渋沢は不適な笑みを浮かべて天幕に近づく。
「や、何する気よ!?」
「ん?そんなの決まってるじゃないか!
エッチなことさ」
「いや、いやぁ!!」
身動きの取れない天幕はジタバタと必死にもがいている。
++++++++++++++
そのころのハチベエは。
「ふぅ、あんだけ脅しといたし、渋沢のヤローも天幕に手を出してないだろ」
缶ジュースを飲みながら休憩所でくつろいでいる。
「まぁ、心配だからそろそろ行くか」
ハチベエは立ち上がり、休憩所を離れた。
+++++++++++++
そのころの病室。
「いや、やだ!やめて!」
「制服もいいけど私服もいいね。さぁて、始めるよ」
渋沢は天幕の胸元に手を伸ばす。
渋沢の手が天幕の形の良い乳房に触れる。
「んっ!」
「その表情いいなぁ、色っぽいね」
渋沢は少しずつ手を動かしていく。
強弱をつけて乳房を揉むと、天幕はビクッと反応する。
「フフフ…気持ちいいな。まぁ、胸は他に僕好みの娘がいるんだけどね」
渋沢は聞いてもいないことを語り出す。
「あっ、やぁん、ん…」
「もしかして、感じてる?」
「んっ、そんなこと…ぁっん…なぃ、ん…あっん!」
天幕は快感を堪えなているが、声が漏れてしまう。
「んっ、ダメェ、ん…やぁあ!」
渋沢はスカートの中から下着ごしに秘部に触れる。
「ひゃあああ!」
「ほら、濡れてる。感じてるんだ」
渋沢は天幕のスカートと下着を脱がしていく。
天幕の秘部が露になる。
「キレイだなー!舐めたくなるよ」
「舐めって、な…何する気よっ!?」
渋沢は天幕の秘部に顔を近づけ、舌を使い舐め上げる。
「ひゃあっ!」
天幕は感じたことのない感覚に高い声をあげる。
その声を聞いて、渋沢はさらに舌のペースを早める。
「ひ…ひぁあん」
そろそろ、と言って渋沢は天幕のTシャツを脱がしていく。
「フフフ…」
渋沢がブラをずらすと白く形の良い乳房が露になる。
すでに尖っている桃色の突起を指でクリクリと転がす。
「あん、やぁ、ゃっん!」
渋沢は手を止めず、むしろ激しさを増して胸を責める。
天幕の乳房を優しく愛撫し、片方の突起を口に含み舌で撫で回す。
「あっ、ダメェん…あっん!んぅ…やぁあん」
「おっぱいは随分感じやすいみたいだね。敏感に反応してる…」
渋沢は秘部にも手を回し、中に指を侵入させる。
天幕は自分の中に入り込んでくる異物に違和感を感じながらも、快感を隠せなかった。
「ああぁぁっ!イイ!イイよぉ!」
「やっと素直になったね…今度は僕が気持ちよくさせてもらうよ…フフフ…」
渋沢は自分のズボンを下ろし、モノを取り出す。
「それ…って、まさか…」
「そのまさか!」
ビンビンにいきり立ったモノを天幕の顔に押し付ける。
「これを君にくわえてもらうよ!」
頬に感じる奇妙な感触に嫌気が指した天幕だが、顔を押さえつけられ無理矢理くわえさせられる。
「んぅ…ん…」
「そのまま舐めるんだ。アイスみたいにね!」
天幕は口の中でチロチロと舌を使いその先っぽを舐める。
「そうだな…おっぱいで挟んでもらおうかな!」
天幕は仕方なく自分の乳で渋沢のそれを挟む。
渋沢は自分のモノに感じる柔らかい感触に興奮し、さらに大きくなる。
「そのまま、上下に動かしてもらう」
天幕は手で胸を押さえつけながら、上下に動かす。
すると渋沢のモノの先から白い液体が漏れる。
それは一気に放出され、天幕の顔を汚す。
「うっ…」
そんなとき、扉の向こうからガンガンと音がする。
「渋沢ーッ!!てめぇ!天幕に何をしたんだ!?」
ハチベエが戻ってきたのだ。
「ハチベエ…あいつ、助けに…」
「前田君かい?遅かったね!
今から僕のアレをアソコに挿入れるところさ!」
そう言うと、扉の向こうの音がなくなった。
「そんな…」
天幕が俯いているとドタドタという音のあと、扉が破られた。
ハチベエが助走をつけて扉を蹴り破ったのだ。
「渋沢ぁぁあ!!殺ォス!!!」
ハチベエの跳び膝蹴りが渋沢の腹部にクリティカルヒットした。
しかし、ハチベエはようしゃなく渋沢を捕らえ、ハチベエスペシャルという謎の技を技名を叫びながら放つ。
「ぐがぁぁぁあぁぁ!!!」
ハチベエスペシャルを喰らった渋沢は床に倒れ込む。
ハチベエは渋沢を縛り付け、ベッドに投げ捨てる。
「えっと…大丈夫か、天幕?」
ハチベエはほぼ全裸状態の天幕をチラチラと見つめながら言う。
(ダメだ。コイツの前でも紳士でいなければ!)
「えっと…その、ありがと」
「いや、いいよ。気にすんなよ!」
それよりハチベエは天幕の身体が気になって仕方ない。
「な、何よ…」
「いや、綺麗な身体だなーってさ」
「…バカ。」
天幕は顔を赤くしてつぶやいた。
「天幕…オレ…」
ハチベエがそうつぶやき、天幕に抱きついた。
ジェントルマンハチベエは壊れた。
「えっ!ち、ちょっと…!!」
「ガマンできない…いいか、天幕?」
ハチベエが尋ねる。それに答える間もなくハチベエは天幕の胸を揉む。
「ちょっと!あっ!私…返事してな…ぁん!」
ハチベエは突起を指で転がす。
「触られる前から乳首が起ってる…」
「やん…そんなこと…ん!言わ、ないでよぉ…!」
喘ぎながら途切れ途切れになる言葉。
「いいよ…天幕のおっぱい」
さらにハチベエは乳房に顔を埋めて突起を吸い上げる。
「ひぁぁぁあん!イ、イイ!」
ハチベエは天幕の顔に自分の顔を近づけ、優しく口づけをする。
天幕の唇から感じる柔らかい感触。
ハチベエは目を開くと天幕の理想の瞳≠ニ目があってしまい、まるで吸い込まれるかのような感覚になった。
「ん…んぅ!」
ハチベエは舌を動かして、天幕の唇をこじ開け、中へと侵入させる。
「むぅ…ん…ぅ」
2人はお互いに舌を絡めあわせ、息の続くまで深いキスをした。
「その、天幕…そろそろ…いいか?」
「えっ……」
天幕は少し考えた後、小さく頷いた。
ハチベエはそれを確認すると、自分のモノを覆う物を全て降ろし、それを取り出した。
(コイツの…さっきの変態のより、大きいじゃない…)
天幕はそれを見るのは2度目だったので驚きはしなかったが、ハチベエのモノは渋沢のよりも大きく、勇ましく天を向いている。
「行くぞ」
すでに濡れていたそこにはすんなりと挿入できた。
「あっ!あっ!イ!イィ!!」
ハチベエが腰を動かすと、それに応えるかのように天幕は喘ぎ声をあげる。
「天幕のなか…締まってて、いい!」
「あっん!イィょぉ!!」
「もう…出る!」
ハチベエは快楽とともに自分の種子を天幕の中へと放出した。
2人は疲れが残ったなか、病院をあとにする。
帰り道、天幕が何かカバンの中を探っている。
「あっ、忘れ物しちゃった!先行ってて!!」
天幕は走って病院へと戻っていく。
「よくあんな体力残ってるなぁ…」
ハチベエは天幕の後ろ姿を見たあと、1人で歩き出す。
ハチベエは知らない。この後、さらに天幕が襲われ犯されることを。
しかし、それはまた別のお話。
天幕が帰宅する。
時刻はもう遅かった。
「あっ、先輩!」
弓雁が出迎える。帰りの襲い天幕を心配して待っていたらしい。
「あっ、ただいまーッ。アイツは?」
「前田さんなら、さっきこっちに来て、その後見てませんけど」
それを聞いて、天幕は自分の部屋に戻る。
着替えて布団に入ろうとめくると、ハチベエがいた。
「やろうぜ!!」
「誰がやるか、バカーッ!!!」
ハチベエは天幕に殴られ、夜空の星となった。
〜END〜