「ああああっ……くぅ、んっ……」
ベッドの上で倉崎楓子が見もだえている。より正確に言えば、有田晴雪の体と性器の上、
になる。ワイルドバナナの二倍程度の長さと太さを誇る、ハルユキのクロムディザスター
を楓子の秘裂へ突きこんでから、すでに一時間が経過し、赤ん坊の頭のように亀頭を太ら
せたハルユキはすでに何度か訪れた射精の快感に疲れ果てていた。光のない瞳でお腹の上
で暴れ回る楓子をみる。すでになんども達しているにもかかわらず、騎乗位でハルユキを
攻め続ける楓子のグラインドは止まることがない。それがハルユキにとっては恐怖だった。
仰向けで横たわるハルユキの上で、豊満この上ない乳房が楓子の手のひらの中で形を変え
る。自分の乳房に自ら刺激をあたえる楓子の姿は童貞を失ったばかりのハルユキを震撼さ
せた。たまに赤々とそそり立つ乳首を自分の指先でなでたり、積んだり、引っ張ったりし、
自分を高ぶらせようとする楓子の姿は、連続射精で疲れ果てたハルユキの目には呆然と映
るばかりだった。
「あああっ! んっ! んっ! んっ! んっ! 気持ちいい……です」
楓子は腰……というよりも義足をがくがくと動かしている。義足が人間の生体ではあり
得ないほどのパワーで楓子の体を揺らしているのだ。そして楓子の膣道は快楽を得ようと、
ぎゅうぎゅうとハルユキの性器を締めつける。なでられ、絞られ、そのせいで何度かの射
精で、力をうしなっているはずのハルユキの性器に再び血がめぐり、彼女のなかで復活を
果たしていく。ヤワヤワとからみついて、本来なら気持ちいいはずの肉ヒダからの刺激が、
ハルユキに地獄の責め苦を与えていた。
「んっ……あああっ! 鴉さんっ! また大きくなってる……!」
恥ずかしげもなく叫ぶ楓子は上下をやめて、ぐりぐりと膣壁をこするような動きをはじ
める。
「んはっ……んっ、んっ、こすれて……んっ、気持ちいい……! 気持ちいいよぉー!」
愉悦に泣き叫ぶ楓子の体の上を栗色のロングヘアが跳ねまわり、汗ばんだ胸元に幾本か
貼りついた。そしてくねる腰つきが、もう無理です! 全損します! のハルユキを強制
的にデュエルに引きずりまわす。もう限界だった。上下左右あまなくコすられたせいで射
精感が膨れ上がり、性器はそのまま楓子の膣奥目がけて射精を行うべく、ぐっと大きくう
ごめいた。
「はあっ……もう、でちゃうんですか……?」
悩ましげな吐息とともに、再び楓子が上下に動き出す。体をハルユキの脚側に傾けなが
ら。後手で体を支えて腰を動かし続ける。胸から手を離したせいで、二つの乳房がぷるん。
ぷるんと大きくバウンドする。羞恥心すらとけてしまったのか、結合部がハルユキの眼前
にあらわになり、彼女の髪とおなじ色の恥毛の下で、ハルユキの性器が楓子の膣道に吸い
込まれ、吐き出される。されるがままハルユキは楓子の入り口あたりで亀頭をこすられ、
我慢できず――高ぶった射精の飛沫を、楓子の出口間際で吐き出してしまった。
「ああっ、んっ、出てるっ!」
そもそも弱いところに擦り付けていた楓子はびくびくと体を震わせながら、勢いよく噴
射する精液からも快感を得ようと腰の位置をずらした。
「んっ……ふっ……んんっ……おっきい……」
心の底から気持ちよさそうに呟く楓子との結合部から、ハルユキの吐き出した精液がと
ろとろと流れて垂れていく。しかし、ハルユキの射精後も、楓子の絶頂後も、腰の動きは
とまらなかった。
「ふあああっ……ああっ、もっとっ……」
「いっ!?」
楓子の内側がすでに萎え始めた性器を再びくすぐりはじめる。
くちゃくちゃと鳴りはじめた結合部に恐怖を感じつつ、同時に性器がなぞりあげるよう
に新たな快感に、ハルユキのクロム・ディザスターにゆっくりと血が集まりはじめた――。