「そっち行っていい?」
「やだよ、お前にはちゃんと布団あるだろ」
「やだ!私もベッドで寝る!」
「ちょっ!おい!」
「ふふふ、ハルのベッドに潜入成功!」
「バッ、おま、自分がなにやってるかわかって、お前にはタクが・・・」
「タッくんは大事な人だよ、でも恋人じゃない、それは前に言ったでしょ、昔に戻ったの」
「で、でも・・・」
「そーれーにー、ハルと一緒に寝ることなんて昔からじゃん、変なの」
「昔ってお前、小学生の時だし、タクもいたし」
「とーにーかーくー、私はここで寝ます、いやならハルが布団で寝たら?」
「ぐ・・・、わ、わかったよ」
「・・・え?」
「だから、俺が布団で寝りゃいいんだろ?まったく、チユのわがまま姫」
「あ、まって・・・!」
「お、おい!なにをっ!?」
「・・・」
「・・・チユ?」
「・・・・・・・ハルはもう黒雪姫先輩とキスした?」
「なッ!?」
「私は、まだだよ?」
「俺は・・・」
「あ、"しました"って顔した」
「ちがっ、あれはアバター同士の・・・あっ!?」
「・・・そっか、ハルの心はきっと、黒雪姫先輩のものになっちゃったんだね」
「どうしたんだよ、お前、変だぞ・・・?」
「ううん、戻っただけだよ、私の心は、ハルは先に進んじゃった、だからこうして・・・」
「チユ・・・」
「・・・・ごめん、忘れて、えへへ、ダメだよねせっかくハルとタッくんが私達の関係を戻してくれたのに、私だけ、こんな」
「チユ」
「あっ」
「わかった、一緒に寝よう、それが多分チユに俺がしてやれることだからな、そうだろ?」
「・・・うん、ありがとう、ハル」
「うわぁああっ!?あのチ、チユリ・・・さん?」
「あむ、大丈夫、本で読んだの、こうすれば男の人は楽になるって」
「い、いやこれはただの朝の生理げんしょぉぉぉ!?」
「出さないとこの腫れは引かないんだもんね、ハルが辛いのは私が全部治してあげるからね」
「まさか、こういうのタクにも・・・」
「・・・・・・ハルの馬鹿(カプ」
「っ!!!?」
その後、「アバターはノーカン」とハルが言ったため、チユリに
キスの練習相手をさせられる事になったとかならないとか。