「鴉さん」
「はい」
「こちらへどうぞ」
「ぼ、僕はこっちの布団で大丈夫です」
「どうぞ」
「・・・」
「・・・」
「・・・(あれ、なんかこの感じどこかで・・・)」
「・・・(ニッコリ」
「わ、わかりましたっ!」
「えいっ!」
「ぶふぉっ!?」
「うふふ」
「し、師匠!?え、あの」
「サッちゃんから聞いてますよ、鴉さんの抱き心地が良いと」
「あ、の、む、む、胸がっ、が、」
「触ってみますか?」
「!!!!?」
「ふふ、冗談です」
「師匠・・・」
「ところで鴉さん」
「はいっ」
「抱かれ心地はサッちゃんと私、どちらが良いですか?」
「えっ!?」
「ぎゅ〜」
「むぁっ!?(お、おっぱいが顔に!)」
「どうですか〜?」
「ふぁ、ふぁい・・・ひ、ひひょうのほっはいが、きもちいいれす」
「そう、じゃあ私の勝ちですね、そうサッちゃんに言っておきますね」
「ふぇっ!!!?」
「冗談です(ニッコリ」
「し、ししょー・・・」
「楓子」
「へ?」
「楓子って呼んでください、私もハルユキさんって呼びますから」
「ふ、楓子さん」
「さんはいらないです」
「で、でも、師匠の方が年上だし・・・」
「楓子」
「ふ、ふーこ・・・・・・(さん)」
「・・・(ニッコリ)」
「す、す、す、すいません!」
「呼んでくれるまで今夜はこのままです」
「えええ!!?(あれ、この感じどこかで・・・)」
その夜、ハルユキは夢を見た、自分が赤ん坊で母に抱かれ、母乳を求め乳房に吸い付いた夢。
朝、寝る前にあんなことがあったとはいえ、と自分が恥ずかしくなったが、なぜか
自分よりも楓子が顔を真っ赤にしていたのが不思議なハルユキであった。