「ハルユキ君」  
「はい」  
「こっちに来なさい」  
「えっ、でも十分近いような・・・」  
「ベッドの上と下ほどの距離があるじゃないか」  
「・・・」  
「・・・」  
「・・・」  
「・・・」  
「・・・・・・・わかりました」  
「うむ、アバターの君も素敵だが本物も良い抱き心地だ」  
「あの、その、あまり近いと・・・その」  
「君は自分の体型を気にしているようだが、私は今でも十分魅力的だと思うぞ」  
「も、もういいですか?」  
「それに、下手に減量などして君の魅力が私以外に知れ渡るのは・・・、コホン」  
「せ、せ、先輩!」  
「む、いや、違うんだ君に痩せるなと言ってるわけじゃなくてだな」  
「そんなにぎゅーってされたら、ぼ、僕だって男なんですから、が、我慢できなくなっちゃいますよ!?」  
「・・・・・・ほぅ」  
「な、なんでもっと強く抱き締めるんですかー!?」  
「我慢、出来なくなったか?」  
「うぅ・・・」  
「襲ってしまいそう、か?」  
「そんな・・・、僕は先輩を悲しませるようなことは出来ませんよ」  
「ハルユキ君・・・」  
「な、なにを!?」  
「君は素晴らしい男だ、私の目に狂いはなかった、だが罰として今夜は"抱き枕の刑"だ」  
「ななななっ!?」  
 
 朝方、パンツを洗うハルユキの姿があったとかなかったとか。  
 

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